千葉開が栗原慶太にTKO勝利。千葉は完全にゾーンに入ったな。ゴングとともにコーナーから飛び出して前のめりで栗原を待ち構える姿が印象的だった【結果・感想】

千葉開が栗原慶太にTKO勝利。千葉は完全にゾーンに入ったな。ゴングとともにコーナーから飛び出して前のめりで栗原を待ち構える姿が印象的だった【結果・感想】

「ボクシング記事一覧リンク集」へ戻る
 
先週からなぜか異様に忙しく趣味のスポーツ観戦もほとんどできていない。
土曜日に大相撲観戦に行った以外は意味不明なほど手いっぱいな状態が続いていた。
 
なので、9月25日の超RIZIN、RIZIN38もまったく視聴できず。
フロイド・メイウェザーvs朝倉未来戦に関しては何日も前から賛否両論が飛び交う&一部の「俺は興味ない」アピールが目に付いたが、めちゃくちゃ興味がある僕はリアルタイムで観ることすら許されなかった笑
 
メイウェザーvs朝倉未来戦が思いのほか楽しみなんだがw “気軽に会いに行けるスター”と化したメイウェザーさんの親しみやすさ。未来がこの試合で爪痕を残すには?
 
・チケット代が高い
・PPV代が高い
・その割に対戦カードは普通
などなど。
 
あれこれと文句が飛び交っていたのも知っていたが、購入するかしないかの選択にすらたどり着けなかった僕はどうすればいいの?(知らん)
 
とまあ、不毛な愚痴はともかく。
今回は後追い視聴したボクシングの注目試合、栗原慶太vs千葉開戦とシャクール・スティーブンソンvsロブソン・コンセイサン戦の感想を言っていくことにする。
 
 
毎回思いますけど、忙しいのってホントによくないですよね。
心が荒むというか、貧乏と多忙に関してはマジで精神が削られていく……。
 

○千葉開vs栗原慶太×(12R50秒TKO)

まずはこの試合。
2022年9月22日に東京・後楽園ホールで行われたOPBFバンタム級タイトルマッチ。同級王者栗原慶太が挑戦者千葉開と対戦し、千葉開が12R50秒TKOで勝利した一戦である。
 
 
2021年10月の中嶋一輝戦でOPBF王者に返り咲いた栗原慶太の初防衛戦。
挑戦者の千葉開は前回の栗原vs小國以載戦のアンダーカードにも出場しており、個人的には「この試合の勝者が次に栗原に挑戦するんだろうな」と漠然と思っていたところ。なので、対戦が発表された際もあまり驚きはなかった。
 
同時に“次”(井上尚弥の階級アップ後の挑戦者決定戦等)を模索している栗原陣営にとって今回は恐らく“つなぎ”の位置づけ。僕の中でもあまり燃えるものがなく、現地観戦しようとまでは思わなかったのが本音である。
 
 
ただ、過去の栗原vs井上拓真戦や栗原vs小國以載戦を鑑みるとこの選手はアングルの調整とうまさを兼ね備えるタイプが苦手っぽい。一定以上の試合巧者に空回りさせられる傾向が強く、今回も案外わからないんじゃないの? と思っていた次第である。
 
栗原慶太vs小國以載、木村天汰郎vs高橋竜平現地観戦。MVPは文句なしに木村天汰郎。急遽のスパーリングも結構ヨカタ笑
 
勝敗予想をするなら栗原慶太。
でも、千葉開が勝っても全然おかしくない。
 
表立っての発言は控えつつも、(自分の中で)予防線を張りまくっていたことを報告しておく笑
 

栗原慶太にとってはショックのデカい負けかな。中間距離で勝負させてもらえず得意の右も不発に終わる

実際の試合についてだが、栗原慶太にとっては最悪の負け方だったというか、想定していた中でもっとも「やってもうた」感が強かったのではないか。
 
序盤は遠間で足を使う千葉を追い回す栗原だが、どこか決め手に欠ける。
そして中盤以降、意を決して打ち合いを挑んできた千葉に圧倒される。
 
 
栗原慶太は基本的に中間距離の選手で、得意の右を当てるには自分の腕が伸びる位置で勝負する必要がある。
2021年10月の中嶋一輝戦のようにいかに相手と正対するか、出入りを許さないかが重要になる。
 
逆にそれができなかったのが2021年1月の井上拓真戦。いくら追いかけても寸前で外されまくり、翻弄されたままラウンドを重ねる流れを強いられてしまった。
 
栗原慶太vs井上拓真感想。井上拓真がめちゃくちゃ上手かったな。はじめの一歩方式で言えば栗原がKOで勝つ流れだったけど
 
今回も序盤は足を使う千葉開に何とか追いついたものの、中盤以降は近場でのハンドスピード、精度でことごとく上回られた。
何だかんだで12Rを通して必殺の右が機能するシーンは皆無だった(気がする)。
 
 
申し上げたようにこの試合は栗原陣営にとっては“つなぎ”的な位置づけで、負けることなど微塵も考えていなかったはず。
本人がSNSで「負けを受け入れるのが難しい」旨のコメントをしていたのを見かけたが、マジでそんな感じ。陥落のショックは相当大きいと想像する。
 
 
あとはまあ、栗原慶太は手詰まりになると奇策に走るところがありますよね。
 
この試合も7R中盤あたりに突然ガードを下げて上体だけでさばこうとしたり、上述の井上拓真戦でもいきなりガードを上げてプレスをかけ始めたり。
恐らくアレは作戦というより奇策の部類で、個人的にああいう思い付きの奇策がハマったケースは記憶にない。
だが現実問題として、ネタ切れの状況を打破するにはどちらがいいのかはよくわからん。
 

僕の中での千葉開の印象は“無”。試合から2日経つとほぼ記憶が消えてる

勝利した千葉開についてはお見事でしたとしか言いようがない。
 
 
僕はこの選手の試合を何度か現地観戦したことがあるのだが、率直な感想としては「いっさい印象に残らない」
 
アングル調整と距離感に長けている&前後左右に動き続けるフットワーク、それを1試合継続するスタミナも兼ね備える。
実力の高さとセンスは相当なもので、一目見たときから「ああ、うまいな」と。
 
そして、ただそれだけ
 
めちゃくちゃうまいし国内屈指の実力者には違いないが、なぜか印象に残らない。
試合から2日ほど経つとどんな内容だったかを思い出せなくなり、“うまい”と思った以外はすっぽり記憶が抜け落ちているという。
 
国内屈指の実力者で見た目もいい。
ところが困ったことに試合を観てもまったく印象に残らない。
 
こう言っちゃなんだが、千葉開を表す上で一番適切な言葉が“無”だったりする。
 
 
欠点が少なく各パラメータがまんべんなく高いが、その反面尖った部分が見当たらない。
さらに中嶋一輝と高山涼深に連敗したことを考えるとサウスポーが苦手なのは明らか。
 
よくも悪くも国内基準の選手で、そこから一歩抜け出すにはスケール感が足りないと(謎の上から目線で)思っていた次第である(いや、ホントすみません)。
 
 
てか、高山涼深は何しとんの?
2021年10月の千葉開戦からもうすぐ1年経つけど。
結構期待してるんだけど、そろそろ続報が出ればいいっすね。
 
比嘉大吾vsソンセン・ポーヤム。比嘉は自分の間合いで勝負できればバンタム級でもやれる。陣営の相手選びがめちゃ重要。比嘉大吾vs栗原慶太とか観たいけどね
 

これまでとはひと味違い、力強さを発揮した千葉開。7Rのラッシュで完全にゾーンに入ったよね

だが、この日の千葉開はこれまでとはひと味違った(気がする)。
 
前回現地観戦した鶴海高士戦はインファイトで勝負するシーンが多く、「あれ? 力強さが増したか?」と思った記憶があるのだが、今回はそこがさらに上向いていた印象(よく覚えてないけど笑)。
 
 
序盤は足を使った出入りでヒットを狙うも栗原の圧力に押され気味に。
4R終了時の公開採点ではリードを許していたとのことで、本人もこのままだとマズいと感じたのではないか。
 
それを受けて中盤以降は自ら危険地帯に踏み込み、無理やり流れを引き寄せる。
栗原の得意な中間距離からさらに一歩近づき至近距離での連打で勝負。足を使って左右に動きつつコンパクトなパンチで内側を通しまくる。
 
栗原も全力で応戦するが、ヒットするのは千葉のパンチばかり。近場での精度、回転力、出入りのスピードに雲泥の差があった。
 
特に7R中盤、ノーガードの栗原を追い回してヒットを重ねたところで千葉は完全にゾーンに入ったと思う。
 
8、9、10Rと常に先手を取りまくり、被弾してもお構いなしで腕を振り続ける。
ラウンド開始のゴングとともにコーナーから飛び出しリング中央で待ち構える姿はまさにそれ。突き抜けた充実によって疲れを感じる暇もなかったのだろうと。
 

この試合は千葉のベストバウト。全盛期にピンポイントで訪れる心身が最高潮に至る瞬間

日々の積み重ねによる身体の充実+作戦がどハマりしたことによる精神の充実により得られる「何をやってもうまくいきそうな万能感」。
 
短い現役生活における全盛期の数年間のうち、さらにピンポイントのタイミングで訪れる心身が最高潮に至る瞬間。僕はこれがいわゆるゾーンだと思っているのだが、7R以降の千葉開はマジでこの状態だったのではないか。
 
 
千葉開に対しては「印象に残らない」「国内基準」と失礼極まりないことを散々ほざいてきたが、全力で謝罪させていただく笑
少なくともこの試合に関しては十分国内レベルを超えていた。
 
 
まあ、この万能感を一度でも味わってしまうとそこから自分を見失う危険もありそうですけどね。
年齢が上がってスタイルチェンジを強いられる段階になってもゾーンに入った感覚が忘れられずに調子を崩すとか。
 
 
どちらにしても今回は千葉開にとっての文句なしのベストバウトになった(と思う)。
 
平岡アンディがラガンベイを圧倒して2RTKO勝利。タコ踊り反省ワロタw ふざけてたとは思わないけどガッカリしたよね。次も観たい要素が皆無だったし
 

○シャクール・スティーブンソンvsロブソン・コンセイサン×(判定3-0 ※118-108、117-109、117-109)

続いてはこの試合。
シャクール・スティーブンソンとロブソン・コンセイサンによるWBC/WBO世界S・フェザー級タイトルマッチ。
 
と思ったのだが、だいぶ長くなってきたのでやめておく。
僕の情熱(笑)が 継続していればまた次回に。
 
シャクール・スティーブンソンvs幸薄コンセイサン。体重超過がなくても大差なかったんちゃう?(同意してくれとは言わん)。3Rにはだいたい見切られてたな
 
「ボクシング記事一覧リンク集」へ戻る
 

Advertisement

 


 

 
【個人出版支援のFrentopia オンライン書店】送料無料で絶賛営業中!!