河野公平vsコンセプシオン予想!! キツいか河野。強敵来襲で激戦必至。ルイス・コンセプシオンの強打に必殺の右カウンターは通じるのか

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パナマ海イメージ
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2016年8月31日に東京・大田区総合体育館で行われるWBA世界S・フライ級タイトルマッチ。同級王者河野公平がランキング1位のルイス・コンセプシオンを相手に4度目の防衛戦に挑む。

「河野惜敗!! 激闘の末、コンセプシオンに敗れる。引退なんかするなよ?」

2015年に亀田興毅との大激戦を制し、引退に追い込んだ河野公平。4月の防衛戦ではインタノン・シッチャムアンを相手に何度もダウンを奪いながら12R判定勝ちとやや手を焼いたが、果たして今回はどうなるか。

「亀田興毅、河野に判定負け!! ダウンも奪われ完敗、試合後に引退を表明する」

挑戦者のコンセプシオンはランキング1位でありながら暫定王者の肩書きも持つ強敵である。丸太のような腕を振り回す強打が持ち味の好戦的な選手で、問答無用に強い。河野公平にとってキャリア最大の相手といえるのではないだろうか。

打ち合い上等のスタイルを信条とする両者。足を止めての打ち合い、意地と意地のぶつかり合いに注目である。

「復ッ活ッ 内山高志復活ッッ 内山高志復活ッッ「試合してェ~~~~」」

絶対に勝て河野公平。キャリアの集大成で雑草魂見せろや

河野公平史上最大の敵、コンセプシオン登場!!

まず最初に申し上げておくと、僕は今回の河野の相手がコンセプシオンだと聞き、心底ビックリしてしまった。

河野は常々「ジムに長いこと世話になった」「対戦相手は会長にお任せしている」と口にしており、ビッグマッチを切望するようなそぶりは特に見せてこなかった選手である。

そして、僕はそれでいいと思っていた。
この選手は内山高志のように日本が狭く感じる器の持ち主ではない。無理に海外の強豪とのビッグマッチを模索するより、少しでも長く王座に君臨していた方が幸せになれる。せっかく獲得した世界タイトルなのだから、地道に国内路線の防衛戦を続けていくのが正解ではないかと思っていたのである。

「内山国内防衛ワロタ _( ̄▽ ̄)ノ彡 だから言っただろww 大田区総合体育館を想定しておけとあれほどwww」

そこにまさかのルイス・コンセプシオン。
リボリオ・ソリスやデンカオセーン、テーパリット、そして亀田興毅など。決して弱い相手と戦ってきたわけではないが、それでもルイス・コンセプシオンは一段上の存在である。実績、実力共に、これまでの河野の相手とは一線を画す挑戦者といえるのではないだろうか。

「山中は海外挑戦を思いとどまるべき? ソリスに2度のダウンを奪われ、よもやの大苦戦」

ある程度相手を吟味することが許される立場でありながら、この難敵を選んだことに僕は本当に驚いてしまった。
「マジか!! コンセプシオンとやるんか河野」

指名試合ということを差し引いても、まさかのマッチメークだった。

河野出陣!! でも今回の試合で河野が勝ったら泣くかな……

王座を獲得すること3回。
陥落すること2回。

数えきれないチャンスを与えられ、不屈の闘志でそのチャンスを活かしてきた雑草チャンピオン河野公平。

正直、僕はこの選手から何か特別なものを感じているわけではない。当て勘やセンスなど、右のカウンター以外に特筆すべき点は見当たらない選手だと思っている。

それでも、なぜか目が離せない
試合をすれば必ず観るし、たとえつまらない試合でも許してしまう。

「おお、今回はいまいちだったけど次がんばれよ」
わけのわからない存在感と妙なカリスマ性を持った選手である。

その河野がキャリアの集大成としてルイス・コンセプシオンの挑戦を受ける。
なので、僕はこの試合で河野が勝ったら泣く
確実に泣く。

うん。
これは泣くな。
勝ったら絶対泣く。

だからアレだ。
勝て河野。
絶対に勝て。
たとえ負けても勝てww

我ながら何を言っているのかわからないが、とりあえず勝て。

勝敗予想は河野の11RTKO勝ち。正直、不利だとは思うけど

今回の勝敗予想だが、河野の11RTKO勝ちでいきたいと思う。

申し上げた通り、僕は今回に関しては完全に河野びいきである。
確かにコンセプシオンは強敵だが、それでも河野には何とか勝ってもらいたい。不利の下馬評を覆した亀田戦の再現を見せてもらいたいと願っている。

ただ正直なところ、河野がコンセプシオンに勝つのは相当難しいとも思っている。

コンセプシオンはご存知のように、強靭な身体と強打が持ち味のインファイターである。丸太のような腕を振り回して相手をなぎ倒すスタイルの強打者だ。

さらに、ここ数年でかなり落ち着いた試合運びを覚えた印象が強い。
必要以上に動かずに相手を追いつめ、うまくポジションを変えながら確実に当たるパンチを打ち込む。元々定評のある強打とフィジカルの強さはもちろん、相手が反撃できない位置に頭を移動する冷静さ。じわじわと相手をコーナーに追い込むテクニックが加わり、スタイルが洗練され効率的になっているのである。

ただ、前進するパワーが強い半面カウンターをもらうシーンも多く、射程距離もあまり長くない。追い足があるタイプでもないため、クアドラスのようなスピードのある選手には翻弄されてしまうという弱点もある。

「ロマゴンvsクアドラス? クアドラスに勝ち目あるか? 判定までいけば上出来でしょ」

全体的な印象としては「攻撃力は特筆すべきものがあるが、防御面にもろさを抱えた選手」という感じである。

対する河野だが、前にも言ったようにこの選手の得意な距離は中間距離。ガンガン前に出て打ち合うスタイルながら、接近戦になるとなぜか命中率が下がる。打ち合い上等なわりに至近距離が苦手という不思議な特徴を持った選手である。

また防御面でも、ガードを高く上げた構えの割になぜかフック系の被弾が多い。恐らく身体全体の強さが足りないのだと思うが、外側からの強打にぐらつくシーンがよく見られる。
さらにボディにも弱点があるのだろう、左右のパンチからいきなりのボディをもらって悶絶するというパターンも目にする。

フィジカルの強さと強打、そしてポジショニングのうまさを兼ね備えたコンセプシオン。
中間距離の打ち合いが得意だが、身体の強さが足りずガードも甘い河野。
やはり今回の試合、河野にとっては相当厳しい戦いになるだろう。

それでも河野の11RTKO勝ちを予想するけどね!!

必殺のカウンターで迎撃。スペースができた瞬間を狙い打て

不利が予想される河野の防衛戦。
今回の試合で河野がコンセプシオンに勝つには、とにかく右のカウンターを当てまくるしかないのではないだろうか。

デンカオセーンからタイトルを奪い、リボリオ・ソリスをたじろがせ、亀田興毅に引導を渡した必殺のカウンター。あのパンチをひたすら打ち込むのである。

先ほども言った通り、河野の得意な距離は中間距離。
というより、河野ができることは中間距離での打ち合いのみ。それ以上近づくとパンチの命中率が途端に低下し、カウンターをもらう可能性が一気に高くなる。

そして、実はコンセプシオンの得意な距離も中間距離である。若干コンセプシオンの方が近いイメージだが、両者ともに主戦場とする距離は同じだ。

ただ、上背は河野の方が10cm以上高くリーチも長い。そのアドバンテージを大いに利用したい。

試合展開としては、河野も言っていたように激しい打ち合いになるはずである。それも両者が得意な中間距離での打ち合い。
そして、パンチ力とフィジカルで上回るコンセプシオンがそのつど押し勝ち、河野をロープ際に下がらせるのではないだろうか。河野のアッパーやフックもコンセプシオンを捉えるだろうが、それでも打ち勝つのはコンセプシオンではないかと思う。

河野の狙いはまさしくここ。
ロープ際に押し込まれ、スペースができた瞬間である。
コンセプシオンは高い確率で、大きく踏み込んでの右を打ち込んでくる。ここに必殺のカウンターを合わせるのである。タイミングさえ合えば身長差、リーチの差によって河野のカウンターの方が先に当たる。ロープ際からの一発によって流れを引き戻すのである。

「田口がデラローサを9Rでストップ!! 採点でリードを許すも中盤以降に流れを変えて勝利」

コンセプシオンは確かに身体が強くパワーもある。
だが上半身の柔軟性にはやや難があり、相手のパンチを芯で食うことが多い。
ここに河野のカウンターが入れば、間違いなくコンセプシオンは大きなダメージを受ける。動きが止まり、一気に出足が鈍るはずである。

ただ、河野はここで距離を詰めて畳み掛けようなどと考えてはいけない。
なぜなら至近距離での打ち合いが苦手だから。

冷静に距離をとり、得意な中間距離でポイント奪取に集中するのである。

コンセプシオンの顔を腫らせ。何度もカウンターを打ち込んでドクターストップに追い込め

コンセプシオンはダウンを喫することもあるが、回復も早い。たとえカウンターを当てても、次のラウンドにはダメージを回復させて挽回してくるだろう。
そして再び中間距離での打ち合いからロープ際に押し込み、至近距離でねじ伏せにかかってくる。

もちろん河野の狙い目はここ。コンセプシオンの踏み込みにもう一度カウンターを合わせ、再度自分に流れを引き込みたい。たとえカウンターを当てても絶対に追い打ちをかけることはせず、確実にポイントを取りにいくのだ。

このパターンを繰り返していけば、そのうちコンセプシオンの顔面はパンパンに腫れ上がる。結果的に11R前後にドクターストップがかかり、河野がTKO勝ちを収めるという算段である。

同じ土俵には立たず、自分の持ち味である右のカウンターと身長差を最大限に活かした作戦。コンセプシオンの圧力に耐えられさえすれば、間違いなく勝機は巡ってくるはずである。

いや〜、厳しいかなぁ……。
1発入れたところで警戒されたら終わりだしなぁ。
コンセプシオンのプレッシャーに耐えるのもキツいかなぁ。
何とか勝ってもらいたいけどなぁ。

ただアレですね。
田口vs宮崎戦と河野vsコンセプシオン戦、両方ともおもしろい試合になるのは間違いなさそうですね。

「田口良一vs宮崎亮予想!! 物足りない世界戦? 全然そんなことはない。絶対おもしろい試合になるから」

内山高志が陥落して興行的に厳しいのかなと思いましたが、バッチリ帳尻を合わせてくるあたり、さすがのワタナベジムだなと。

「内山進退は五分五分←これ、現役続行するパターンだ」

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