中谷潤人vsアルヒ・コルテス。中谷有利だと思うけどコルテスの健闘に期待する。あるかもしれない井岡vs中谷戦()に向けて。でも、中谷の後半KOかなぁ【展望・予想】

中谷潤人vsアルヒ・コルテス。中谷有利だと思うけどコルテスの健闘に期待する。あるかもしれない井岡vs中谷戦()に向けて。でも、中谷の後半KOかなぁ【展望・予想】

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2023年9月18日に東京・有明アリーナで行われるWBO世界S・フライ級タイトルマッチ。同級王者中谷潤人とランキング6位アルヒ・コルテスが対戦する。
 
 
那須川天心のデビュー2戦目、寺地拳四朗の2度目の防衛戦と同日に行われるこの試合。
挑戦者アルヒ・コルテスは2022年9月にファン・フランシスコ・エストラーダのタイトルに挑戦、0-3の判定で敗れたもののエストラーダを大いに苦しめた強豪である。
 
また過去にサウスポーとの対戦が3度あり、そのうち2KOと左構えを苦にしないとのこと。
本人は「KOでも判定でも勝てる」と豪語するなど王座戴冠に自信を示している。
 
ゲッソリで低調な中谷潤人、打たれ過ぎのオラスクアガ、メインの拳四朗は…。実は微妙な試合が多かった。マグラモ、コルテスはがんばった
 

初防衛戦の中谷潤人。前回は中谷にあまり興味がない僕でも驚くKO勝利だった

前回、凄まじいKOで戴冠を果たした中谷潤人の初防衛戦が近づいている。
個人的に中谷潤人にはあまり興味がないのだが、その僕でさえ前回のモロニー戦は「うおお!!」「マジか」となるほどの衝撃だった笑
 
中谷潤人vsモロニー弟をようやく視聴。両選手に興味がないせいで食指が動かなかった。中谷潤人ホントにつええな。最後の左カウンターは井上尚弥を参考にした?
 
身長172cmとS・フライ級では長身、将来的には4階級、5階級制覇できると言われる中谷にとって今回は通過点の試合。
ニュースやSNS等を見ても「普通に中谷が勝つだろう」という空気が流れている。
 
僕もその意見に賛成で、挑戦者コルテスがどれだけがんばるかに注目している。
 
勝敗予想は大雑把に中谷の後半KO。コルテスが粘ればもしかしたら判定までいくかな? という感じである。
 

アルヒ・コルテスはいい選手だと思う。中間距離でエストラーダに肉薄したのはすごい。でもパワーが…

アルヒ・コルテスの試合をいくつか漁ったのだが、かなりいい選手だと思う。
 
基本は中間距離での差し合い、近場での打ち合いを得意とする。
 
微妙に角度を変えながら相手のジャブにカウンターを返す→1歩踏み込んで右を伸ばす。
 
エストラーダと中間距離で打ち合ってあそこまで肉薄したのは文句なしにすごい。
もう少しパワフルな連打が出れば逆転できた可能性もあったのではないか。
 
 
ただ、コンビネーションのスムーズさ、ジャブやボディの的確さではエストラーダに一歩及ばない。
それをパワーで相殺できれば、という話なのだが、残念ながらそこまでの馬力はなさそう。
 
それこそ2022年11月に中谷と対戦したフランシスコ・ロドリゲス並みの荒々しさがあれば。
あの選手ならエストラーダを糞詰まりにさせたまま暴れることができると思うが、コルテスはロドリゲスほど尖ったタイプではなかった。
 
カネロvsチャーロ弟。カネロが案外モタつく気がする。何の根拠もないけど。チャーロが勝つならカスターニョ戦の再現かな。フルスイングで自分の間合いを確保して
 

コルテスが長身サウスポーの中谷相手に自分の間合いに入れるか。ちょっと難しいかなぁ

なので、今回はコルテスが自分の距離に入れるかが見どころになるのではないか。
 
長身サウスポーの中谷と遠間で勝負するのは悪手中の悪手。手も足も出ずにやられる可能性が高い。
コルテスが勝機を見出すにはとにかく腕を思い切り振れる位置まで近づく必要がある。
 
上述のフランシスコ・ロドリゲスは躊躇のない突進と近場での強引さが持ち味。
パンチの精度、飛び込み際のカウンターで差をつけられたものの、何だかんだで中谷相手に一番健闘した選手である。
 
マジな話、中谷を攻略するにはあそこまで振り切る必要があるのだと思う。
 
フットワークと出入りで勝負したアンドリュー・モロニーが踏み込みの瞬間を狙われまくったことを考えると、ああいう差し合いを放棄して頭から突っ込むくらいの開き直り、強引さが重要なのだろうと。
 
エマヌエル・ロドリゲスがメルビン・ロペスを圧倒、約4年ぶりのIBF王者に。やっぱり差があったよな。できればKOして欲しかったけど
 

9or9Rくらいで中谷がKOする? コルテスは中盤くらいから息切れしそう

そして、タイプ的にアルヒ・コルテスがそれをやるのは難しい(気がする)。
 
仮にフランシスコ・ロドリゲスのやり方を踏襲しても、恐らく中盤あたりで息切れを起こす。
 
・普段やっていないことを
・世界戦の舞台で
・中谷潤人相手に
やれば当然消耗は激しくなる。
 
序盤こそ「お?」「いけるかも?」と思わせるかもしれないが、徐々に失速していずれ捕まるのではないか。
ダメージと疲労が蓄積→踏み込みスピードが落ちたところでとどめのアッパーをズドンとか、そんな感じ。
 
8、9Rくらいに中谷がKO勝利すると予想しておく。
 

コルテスのがんばりに期待する。いずれあるかもしれない井岡vs中谷戦に向けて

申し上げたように今回は中谷潤人が圧勝すると思っているのだが、コルテスががんばる姿も観てみたい。
 
中間距離~接近戦を得意とするコルテスが万能型長身サウスポーとどう勝負するのか、いかに得意な間合いを作るのかには興味がある。
 
いずれあるかもしれないない(ないかもしれない)中谷潤人vs井岡一翔戦、中谷潤人vsエストラーダ戦の参考としても。
 
井岡vsエストラーダ戦が2023年大晦日に向けて交渉中とのことなので、その勝者が中谷と対戦する流れで。
 
井岡一翔vsエストラーダが交渉難航? エマヌエル・ロドリゲスが音速で引退撤回、統一戦を呼びかける。武居由樹vsマリオ・ディアス戦が楽しみ
 
中谷にとっても3団体統一戦が実現すれば最高だし、それがS・フライ級での集大成でもいい。
仮に井岡の(エストラーダ戦後の)現役ラストマッチになっても十分納得できる(どの立場だよ笑)。
 
そのためにもコルテスにはがんばってもらわなければならないのである(だからどの立場だよ笑)。
勝利するのは難しくても中谷攻略の糸口が見えれば!! みたいな。
 
 
まあ、逆張りムーブでアルヒ・コルテスの勝利に賭けてるんですけどね笑


 
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