中嶋一輝vs辰吉寿以輝、セムジュ・デビッドvs小畑武。人間が全身を硬直させて倒れる衝撃映像。セムジュ・デビッドの“ちょうどいい”強さ【結果・感想】
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2024年12月12日に東京・後楽園ホールで開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル126」。
この日はメインイベント(OPBF東洋太平洋S・バンタム級タイトルマッチ)に辰吉寿以輝が出場するということで僕も楽しみにしていた。
なお現地観戦しようか最後まで迷ったのだが、結局配信で視聴することに。
なぜなら後楽園ホールが嫌いすぎるから。
どれだけいい試合だろうが好きな選手だろうが、最終的に「後楽園ホールのボクシング興行が嫌い」が上回る。
あの不快な空間に足を踏み入れたくない、高い金を払ってイライラするくらいなら家にいた方が100億倍マシ。
そんな感じで今回も現地観戦を断念している。
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ちなみにこの日は帰宅したのが19:00過ぎ。
「どうせまだ序盤だろ」と思ってあれこれ用事を済ませてLeminoを開くとすでにセミファイナルがスタートしている(19:30頃?)。
おいおい、どうしたどうしたw
毎回クソみたいに間延びするのがボクシング興行だろ。
これじゃ20:00台で終わっちゃうじゃねえか。
ド平日でもお構いなしにダラダラ引き延ばしてひんしゅくを買ってこそボクシングなのに。
何やってんだよ、ちゃんとやれ笑
○セムジュ・デビッドvs小畑武×(判定3-0 ※98-92、97-93、98-92)
まずはセミファイナルの日本ウェルター級タイトルマッチ。
一部で絶賛されていた王者セムジュ・デビッドを楽しみにしてたのだが……。
感想としては「あ、うん」という感じ。
SNSや掲示板等のコメントからとんでもない化け物を想像していたのだが、いや、そこまででもないぞ? と。
案外勝てる可能性もあるんじゃないの? と。
現在の戦績は6勝1敗4KOで、今年6月にウズベキスタンの選手(サウスポー)に判定負けしている。
試合を観てもぶっ飛んで強いわけでもなくvsサウスポーがあまり得意ではなさそう。
絶賛コメントに影響されて勝手にハードルを上げていたせいもあり、やや拍子抜けだったことをお伝えする。
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小畑もよかったけど、セムジュ・デビッドが各局面で一つずつ上回る
また今回は小畑のうまさ? もあったと思う。
力感のない連打でヌルヌル攻めてくるデビッドだが、打ち終わりに真正面に立って無防備になる瞬間がある。
次のアクションまでにタイムラグができるわけだが、小畑はそこを狙って左をカウンターでねじ込んでいた(と思う)。
相打ち、もしくは少し早いタイミングで顔面を狙えればさらにチャンスが増えるのではないか。
ただ、それでも各局面で一つずつデビッドが上を行く。
中間距離の連打勝負で押し勝ち、小畑がカウンターのスペースを作るために下がるとかさにかかって攻めてくる。
1発もらってグラっときてもすぐにパンチが当たらない位置に頭を持っていく。しかもダッキングしてからヌルっと顔を出すのがめちゃくちゃ邪魔くさい。
頭が当たって何度も注意を受けていたが、実際あのヌルっと顔を寄せる動きで小畑がペースを握れなかった印象である。
さらにデビッドは近い位置でも普通に打ち合いができる。
要所で打ち込むショートのアッパーは画面では判別がつかず、いきなり小畑の顔面がガクッと跳ね上がって「お、何だ?」となった。
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“ちょうどいい”強さのセムジュ・デビッド。こういう選手に引っ張られて全体の競技レベルが上がる?
なるほど。
これは“ちょうどいい”ですね。
申し上げたようにセムジュ・デビッドは確かに強いが、うまくやれば勝てる可能性もありそう。
レベチすぎてどうにもならないほどではない。
がんばれば手が届くかも? という絶妙な立ち位置の選手である。
そして、こういう選手が上位にいると競技全体にもいい影響を及ぼす(かもしれない)。
ラグビーとアメフトでは“ちょっと上のレベル”の輸入選手に引っ張られてリーグ全体のレベルがアップしたが、個人競技のボクシングでも同じことが起きるかには興味がある。
まあ、その前にセムジュ・デビッドがコケるパティーンもありそうですが。
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○中嶋一輝vs辰吉寿以輝×(2R2分13秒TKO)
そしてメインイベントのOPBFタイトルマッチ。
僕のお目当てでもある辰吉寿以輝が初めて王座に挑んだ試合である。
結果は2Rに中嶋一輝の左がさく裂しての豪快なKO劇。
応援していた寿以輝が負けたのは残念だが、人間が全身を硬直させて倒れる姿はなかなかの衝撃映像。思わず画面の前で叫んでしまった。
また見逃し配信で再視聴したところ、寿以輝はサウスポーが苦手なのかもしれない。
1Rから中嶋の左をまともにもらっていた上にカウンターの左フックも届いていない。
試合後に中嶋が「下を見せて上を狙った」とコメントしていたが、確かにそんな感じ。どうやって中に入るか迷っているうちに致命打をもらった印象である。
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中嶋一輝がよかった。1Rを終わった時点で有利か? と思ったけど、結末は想像を超えてた笑
勝利した中嶋一輝だが、こちらはめちゃくちゃ強かった。
大きく前に掲げた右をゆらゆら揺らし、寿以輝の得意な左フックを封じる。
で、スルスルっと位置を変えて顔面に左。
この左もまっすぐ打ったり、やや外旋回で打ったり。
同じタイミングの左をボディにも伸ばして寿以輝を近寄らせない。
寿以輝が強引に入ってくればバックステップでさっと距離を取る。
中でもあの大きく前に出した右が邪魔で仕方ないw
中嶋一輝は2024年2月の中川麦茶戦がよかった覚えがあるが、そこでちょっとコツを掴んだのかもしれない。
この頃に比べて柔軟性が増したような……。
そして2Rに豪快な左で1発KO。
直前にボディやまっすぐの左を見せておいて、最後に外旋回の軌道でズドン。
1Rを終わった時点で「これは中嶋一輝が有利か?」と思ったが、あの結末は想像を超えていた笑
あ〜、中嶋一輝有利かなぁこれは。
応援するのは断然辰吉寿以輝だけど。なんか中川麦茶戦で腕の長いオーソドックスをさばくコツを掴んだ感じあるんだよな。
寿以輝がんばれ。
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) December 12, 2024
なお敗れた寿以輝はさっそく現役続行を宣言したとのこと。
「辰吉寿以輝「諦めの悪い親子なんで」と競技続行を宣言 失神TKO負けから一夜明け」
おお、それはよかった。
あの負けで終わるのは残念すぎるし、いつか現地観戦もしたい。
どこかのタイミングでまたAmazon中継に呼ばれないかな? と密かに期待している。
ちなみに僕は親父の現役時代はよく知らないです。
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