井岡一翔が4階級制覇を目指して現役復帰宣言!! 米を拠点に活動再開。フリーの選手が当たり前に活躍できる土壌ができたらいいね

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ジムイメージ
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2018年7月20日、元3階級制覇王者井岡一翔が都内で会見を開き、現役復帰を表明した。
 
井岡一翔は昨年4月にWBA世界S・フライ級王座の5度目の防衛に成功した後、その年の大みそかに引退を発表。
一部では所属ジムの会長である父一法氏との確執も聞かれ、引退は本人の意向とは違ったのでは? という噂も流れていた。
 
「井岡vsアローヨ予想。すごい試合になりそう。てか、がんがれ井岡一翔。とにかく勝つしかないぞ。めっちゃ期待してる」
 
それから約半年の沈黙を破り、電撃的な復帰宣言。
「やるからには階級をアップしての4階級制覇。誰もやったことのないことを新たな地でがんばろうと思った」とコメントし、S・フライ級で再起することを明かした。
 
なお、再起の舞台は2018年9月に米・ロサンゼルスで行われる「Superfly3」となることも発表されている。


 
「プログレイスvsベラスコ感想。プログレイスすごいね。猛獣的な強さを感じる。そしてWBSSのS・ライト級がクッソ楽しみ」
 

井岡一翔の現役復帰!! 今後は米国を拠点に「井岡一翔(フリー)」でいくんだってさ

井岡一翔が現役復帰を表明した。
しかも再起戦は9月のSuperfly3で、今後は米を拠点に4階級制覇を目指すとのこと。


さらに、所属はこれまでの井岡ジムではなく、パチンコの「SANKYO」
 
確かにこれまでの日本人選手としては前例のない挑戦と言えそうである。
 
 
うん。
これは嬉しい。
 
「俺たちの井岡一翔(SANKYO)が帰ってきたぞ。強豪アローヨに何もさせずに圧勝! 待たせんじゃねえよボケがw もう最高かよ」
 
井岡一翔についてはこれまで「あんな引退の仕方はないんじゃない?」「それこそ協栄ジムがサルベージして再起の道を作ってやれよ」などと好き勝手に言ってきたが、僕ごときがくだらん心配をするまでもなく、本人はしっかり道筋を作っていたということか。
 
「亀田興毅現役最後の復帰戦を観に後楽園ホールに行ってきた。あ、目的は亀田和毅の試合です」
 
で、所属が「SANKYO」?
これはいったいどういうことだ?
 
スポーツ選手がテレビやイベント出演などのマネジメントを芸能事務所に任せるパターンはよくあるが、アレと同じと考えればいいのか?
 
ボクシングでいえば、井上尚弥がホリプロの所属だったりとか。
 
「井上尚弥、拓真兄弟がホリプロとマネジメント契約」
 
もしくはフィギュアスケートの羽生結弦のように「全日本空輸(ANA)所属」という肩書きでスポンサーになってもらうということか。
 
まあ、恐らく正解は後者で、いわゆる環境面のサポートを受けながら所属企業の広告塔として活動するフリーのプロ選手なのだろうと思う。
 
つまり、テロップなどの紹介では「井岡一翔(○○ジム)」ではなく「井岡一翔(フリー)」となるわけか。
 
そういう意味でも、日本人選手としては前例のない挑戦になりそうではある。
 
「拳四朗vsサウル・フアレス予想。普通に勝つんじゃねえか? 今の拳四朗って絶好調だからな。でも、意外と手こずるかも」
 

これまでとは違ったマッチメークをお願いしたい。身体能力の高い相手をどう攻略するかが観たいよね

そして、個人的な希望としては井岡一翔にはこれまでとは違った路線を進んで欲しいなと。
 
オーレードンに唯一の黒星をつけ、八重樫東やファン・エルナンデスに文句なしの判定勝利を収め、ファン・カルロス・レベコに2度勝利し、キービン・ララやスタンプ・キャットニワットなどの若手に格の違いを見せつけ、申し分のないキャリアを歩んできた井岡一翔。
 
よく言われる「臆病者」「消極的」などの的外れな批判にもめげず、本当に素晴らしい防衛ロードだった。
 
「井岡一翔の倒し方? ノクノイ戦の感想を含め井岡に勝てそうな選手を考える。まあ、アイツしかいないけど」
 
ただ、やはり相手を選んでいた感は多少ある。
 
特に戴冠して以降の相手は、
・出入りの激しくない
・中間距離での差し合いが得意
・あまり上背がない
という部分で共通していた気がする。
 
いわゆる井岡一翔のコンビネーションとフットワーク、攻防の組み立てが一番機能しやすい相手。
 
そのせいか、それなりに足が使えてリーチ、上背があり、なおかつ器用なアムナット・ルエンロエンにはワンサイドで完封されてしまった。
 
もちろん陣営の意向もあったとは思うが、今後フリーで活動していくなら身体が強くて動けるタイプをどう攻略するのかはぜひ観てみたい。例えばアルテム・ダラキアンのような。
 
「おおう、やっばい。井岡一翔にダラキアンとの指名試合交渉出ました。今回の相手はちょっとマズイんじゃないか?」
 
あとはまあ、現状のS・フライ級で一番噛み合いそうなのはドニー・ニエテスだよね。
 

フリーで活動するのが当たり前の状況になればいいね。何のしがらみもなく、自分と合うコーチと好きに個人契約できる環境

また、これは井岡一翔がそうだからというわけではないが、今後は日本でも「フリー」の肩書きの選手が増えるといいなと思っている。
 
「エストラーダ辛勝。オルクタのパワーに苦労して判定勝利。危なかったなオイ。vs井岡もおもしろそう?」
 
もちろん完全にフリーである必要はない。
どこかに所属しながらでもいいので、ごく普通に自分の好きなコーチと契約できる環境というか。
 
当たり前だが、どんな有能なコーチでも選手によって合う合わないはある。
所属ジムのコーチと波長が合わず、いまいち成長できない選手というのは案外多いのではないか。
 
「アーノルド・ケガイって選手がいいなと思いました。WBSSバンタム級に出る選手の戦績をながめてたら出てきました」
 
僕の知り合いにも、学生時代に柔道部の顧問と合わずに部活がちっとも楽しくなかったという人間がいる。
 
その顧問は「柔道は一本こそ至上」を美徳としていて、いわゆる「有効」や「技あり」の「合わせ一本」を狙うスタイルを嫌悪するタイプ。
 
当然、僕の知り合いにもそれを強いるわけだが、実は彼が柔道部に入った理由はサブミッションがやりたかったからww
 
本人は飛びつき逆十字や三角締めをやりたいのに、顧問にはブル・ファイターになれと言われる。
青木真也になりたいのに、野村忠宏や井上康生を目指せと言われる。
 
こういうミスマッチが起きた際、環境を変えたいと思うのは普通ですよね。
 
「パッキャオがマティセを寄せ付けずに9年ぶりKO勝利。僕たちの英雄は世界一強い大統領(予定)。最高にカッチョいいだろ?」
 
だが、プロボクサーはジムの移籍だけでもゴタゴタするというのは、僕のようなパンピーの耳にも届く。
哀しいことに、謎の「移籍金○○万円」が捻出できずに引退していく選手も多いと聞く。
 
そんなしょーもない理由で現役を諦める必要がなくなるように、練習環境や所属先の自由度がもっと上がればいいなと。
 

選手とコーチのマッチングサイト「コーチミー.jp」。「3×3.EXE」のチームのオーナー兼選手の方が作ったサイトなんだってさ

と思っていたら、こんな記事があった。


なるほど。
選手とコーチのマッチングサイトね。
 
「COACHME.jp」
「COACHME.jp facebook」
 
トップ画面で競技と場所を入力して検索すると、現在登録されているコーチの一覧が表示される。
そこから金額面や日時、場所等の条件で絞り込むことも可能。
 
またコーチの登録、アスリートの登録は、上部の登録画面からプロフィールや実績等を事細かに記入することで可能になる。
 
 
ここ数年、さまざまなマッチングサイトが台頭しているが、確かにこれはいいですね。
 
アスリートとスポンサー企業のマッチングサイトがあるのは知っていたが、アスリートとコーチのマッチングというのは「なるほど」と思う。


「Find-FC」
 
「コーチミー.jp」の代表である染葉祥明氏は、先日ちょろっと申し上げた3人制バスケットボール「3×3.EXE PREMIER」のチーム「CRAYON.EXE」でオーナー兼選手として活動されている方。
 
「行くなら今のうち? 3人制バスケ(3X3.EXE)が超オススメな件。Bリーグと同じノリを無料で味わえるお」


僕が勢い余って購入した「9人の「3×3」ライフ ―プロスポーツの新しいカタチ―」内でも、その活動が紹介されていた。
 

 

移籍するだけでゴタゴタするボクシング界こそ、こういうサイトの利用価値が高そう。引退した選手がコーチとしてスタートできる可能性も?

染葉氏が言うには、アメリカでは本業の傍ら週12〜16時間程度バスケのコーチをする環境が整っている。しかも、それが年に300万円ほどの収入になるとのこと。
 
ところが、日本ではプロアスリートとして成功できるのは一握りのみ。ほとんどの選手は生活面の理由から途中で諦め、違う道を選んでいく。
 
いわゆる「かなりのレベルで競技をやっていたけど、生活する術がなく諦めてしまった」中間層が稼げる仕組みが日本にはない。この層が競技を諦めることなく「それなりの」収入を得られる環境がほしい。
 
そう思ってスタートしたのが「COACHME.jp」だったとのこと。
 
もう、聞けば聞くほど「なるほど」の言葉しか出てこないww
 
「山中竜也、サルダールに判定負け。足がちっとも動いてねえなオイ。アレしかなかったんだろうな」
 
なおサイトを見ると、本人がバスケ出身だけあってコーチの登録はバスケが中心となっている。
 
今のところボクシングのコーチ登録は見当たらない。
だが、ジムの移籍がままならないボクシング選手こそ、こういうサイトの利用価値はありそうな気がする。
 
現役は引退したが、後進の育成に興味がある。
でも、ジムを開いて大々的にやるほどじゃない。
普段は本業もあり、そこまでガッツリ携われるわけでもない。
そんな人が、無理のないスケジュールで適度に競技に携われる。しかもそれが適度な収入になる。
 
それこそ試合までの2か月を専属契約でお願いしたり、体格が合わずに練習相手が見つからない選手を集めて、一定期間合同練習したり。
当たり前だが、契約前にお試しでお互いの相性を確認したり。
 
「意外と楽しみなアンドレ・ベルトvsデボン・アレクサンダー。どっちが勝ってもスペンスには歯が立ちそうにないけど」
 
ジムの環境が合わずに移籍したいが、法外な移籍金によって諦めざるを得ないというどん詰まりの選手にとっても、コーチとアスリートのマッチングはいいように思える。
 
極論、こういうサイトを独自に進化させてマッチメークに利用したりね。
 
 
もちろんこれは僕の思いつきに過ぎないし、実際にはいろいろな障害があるとは思う。
 
ただ、井岡一翔の復帰宣言によって、今後はこういうフリーの活動が活発になって移籍のゴタゴタが少しでも減ればいいよねという話。
 
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