「はじめの一歩」1483話感想。やりやがったよ森川ジョージ。それだけはやめてって思ってたヤツ。過度なリアリストへの傾倒はキャリアを重ねた影響も? シリアスなトミ子なんか1mmも求めてねえんだよw

「はじめの一歩」1483話感想。やりやがったよ森川ジョージ。それだけはやめてって思ってたヤツ。過度なリアリストへの傾倒はキャリアを重ねた影響も? シリアスなトミ子なんか1mmも求めてねえんだよw

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2025年1月12日発売の週刊少年マガジン11号に掲載された「はじめの一歩」1483話。
 
試合後に担架で運ばれた間柴了の容態は思いのほか深刻で、脳および頚椎に損傷の恐れがありいまだ(試合翌日)意識が戻らないとのこと。
 
病院で容態を聞かされた一歩は妹の久美に付き添おうとするが、「一歩がいると久美にボクシングを連想させてしまう」という理由で追い返されることに。
 
そして翌日。
一歩は鴨川会長とセコンドとして選手とどう向き合うべきかについての意見を交わす。
 
 
今週はそこまでで「次号へ続く!!」となったわけだが。
 
“本物”のはじめの一歩ファンなら間柴がロザリオをダウンさせるところまで予想できたはず。だって井上尚弥vsルイス・ネリだし。休載にイラつくようではまだ甘い
 

感想は「ホントにやりやがったわ」。試合中から薄っすらと堤vs穴口戦を感じてはいたんだよ…

表題の通りだが、今週の1483話を読んだ感想は「あ~あ、ホントにやりやがったわ」
 
前回、1481話の感想記事で
・間柴が負ける結末はある程度想定していた
・こうなるフラグは随所にちりばめられていた
・今さらはじめの一歩に王道のカタルシスは期待してない
・数年前から“ネタ漫画”として楽しんでいる
・ただ、本当に大事なのは次回以降
・間柴が無事かどうかが重要
・重い障害が残ったり死亡したりは絶対にやめて
と申し上げている。
 
「はじめの一歩」1481話感想。間柴了vsマーカス・ロザリオ戦の誰も喜ばない決着。ネタ作品として読んでいる僕はあまり驚かなかったけどw 間柴にはとにかく無事生還してほしい
 
ここまでの流れや最近の傾向を考えれば間柴の負けは想定内。
さらにこの試合での引退も確定っぽい。
 
あとは間柴が五体満足かどうか、せめて普通の生活が送れる状態で復活してほしい。
重い障害が残ったり、間違っても息を引き取るような鬱展開はご勘弁願いたい。
 
一つ希望を言うなら、2023年12月の堤聖也vs穴口一輝戦を思わせる描写だけはやめて。
もしそれをやった場合、僕はこの漫画をネタとしても楽しめなくなってしまう。
 
やりやがった……。
 
ホントにやりやがったわ森川ジョージ。
ガチで堤vs穴口戦を放り込んできやがった……。
 
正直に言うと、試合中から薄っすらと感じてはいた。
何度ダウンしても立ち上がって激しく打ち合う両者、ヤバい角度でマットに落下する間柴、過剰に兄の身体を心配する久美、などなど。
間柴の負けフラグとともに堤vs穴口戦がチラついたことをお伝えする。
 
そして、「頼むからそれだけはやめて」という僕の願いは豪快に打ち砕かれた次第である。


 

ここまでやる必要あります? シリアスなトミ子なんて1mmも求めてないけど笑

マジな話、作者は何がしたいのだろうか。
 
別に読者の希望をすべてかなえろなどと言うつもりはない。
予想の斜め上をいく、裏切るのもテクニックの一つではあるのだと思う。
 
王座戴冠を果たした沢村竜平が帰り道に事故を起こして再起不能になったり、スピードスター速水龍一が顎のダメージで尋常じゃなく打たれ弱くなっていたりとしんどい描写はこれまでにもいくつかあった。
 
でも、ここまでやる必要あります?
連載初期のヒールキャラが重い生い立ちを乗り越えて人気キャラとなった結果、晴れ舞台でどん底に落とされるという。
負けるだけならまだしも、実際に直近で発生したリング禍を想起させる超絶鬱展開である。
 
ある程度心の準備ができていた(笑)僕ですら今回はキャパオーバーを起こしているわけで。
高い熱量で読んでいた方が我慢ならないのは容易に想像がつく。
 
 
“トレーナーとしての”一歩、選手との向き合い方や実際の現場で起きている問題? を浮き彫りにする意図があったのだと思うが、いらんよそんなもん
 
過酷な現実よりもハッピーなフィクションを見せやがれ。
シリアスなトミ子なんて1mmも求めてねえんだよ笑
久美に告白するかしないかを腕相撲で決めてたあの頃のわちゃわちゃはどこにいったんだよ笑
 
「はじめの一歩」が細切れすぎてちっとも乗れない。毎回盛り上がりそうなところで休載、ページ減の繰り返し。これはもはや作者の計算なのか? とすら…
 
作者の過度なリアリストへの傾倒はキャリアの長さも関係しているのだろうか。
年齢を重ねたことでロマンや成功、青臭い勝利を描くことが薄っぺらく感じるようになってきたとか?
 

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今後は“トレーナー”一歩のターンに突入すると予想。宮田一郎は階級を上げそうだし、一歩の現役復帰はまた遠のいた…

今後の展開だが、恐らく一歩はトレーナーとしての自分を見つめ直すターンに突入する。
また間柴にもしものことがあった場合(死亡or障害が残る)は久美との関係にも亀裂が入る。
 
一方、試合後の宮田一郎の表情を見る限り階級を上げてロザリオへの挑戦を目指す可能性が高そう。
 
そんな感じで千堂武士vsリカルド・マルチネス戦と一歩のトレーナー編が同時進行、少し遅れて階級を上げて勝負をかける宮田一郎のターンが続くと予想する。
どこかで鷹村守の世界戦を挟みつつ……。
 
「はじめの一歩」の盛り上がらなさが異常。マーカス・ロザリオはルイス・ネリがモデルだと思うけど、個人の憎悪を盛り込みすぎでワロエナイ。せめて笑いを交えてだな…
 
つまり、間柴の負けによって一歩の現役復帰は大きくずれ込んだ
次に何かが動くとすれば千堂vsリカルド戦の後だが、じゃあそれは何年後になるんですか?笑
 
ここまでくるとあれこれ予想するのもアホらしい。
もはや作品が終わるのが先か、作者の寿命が尽きるのが先かという段階。
 
 
まあ、その前に僕自身が作品から離れそうなのだが……。
 
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