マービン・ハグラーvsトーマス・ハーンズ初視聴。“黄金のミドル級”を知らない僕がハグラーのファンになる。右利きサウスポー+スイッチ使いのインファイター、クソかっこいいw【結果・感想】

マービン・ハグラーvsトーマス・ハーンズ初視聴。“黄金のミドル級”を知らない僕がハグラーのファンになる。右利きサウスポー+スイッチ使いのインファイター、クソかっこいいw【結果・感想】

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たま~に過去の試合を振り返ったりするのだが、夏なので(?)久しぶりにやってみようと思う。
 
該当試合はマービン・ハグラーvsトーマス・ハーンズ戦
1985年4月に米・ネバダ州で行われたWBA/WBC/IBF世界ミドル級タイトルマッチ。3R1分29秒KOでハグラーが勝利した一戦である。
 
この時代は“黄金のミドル級”と呼ばれ、マービン・ハグラー、トーマス・ハーンズ、シュガー・レイ・レナード、ロベルト・デュランといった面々がしのぎを削ったことが有名。
 
 
と言いつつ僕は彼らの試合をほとんど観たことがなく。
「すごかった」という話は山ほど聞こえてくるが、なぜかこれまで食指が動かないでいた。
 
ただ、夏なので(?)「たまにはいいか」と思って探したところ、トップランクの公式に全編がアップされていた次第である。

 

いきなりフルスロットルで殴り合う両者。ハグラーはすべてに正面突破なヤツだったっぽい

試合の感想としては、すごかった
 
 
開始のゴングとともにいきなり両者がフルスロットルで殴り合う。
特にハグラーは判定などいっさい考えていない。
という話は聞いていたが、マジでそんな感じ。
 
“黄金のミドル級”同士のハイレベルなファイトどうこうはともかく、試合としておもしろい
伝説として語り継がれるのも納得である。
 
 
またこの時代は統一戦自体が珍しかったと聞く。
ところがマービン・ハグラーのキャリアを見ると1980年以降は統一戦だらけ。不自然に試合間隔が空くこともなく、やるべき試合に躊躇なく飛び込むタイプだったと想像する。
 
シュガー・レイ・レナードとの再戦が実現せずに引退したのも交渉が難航して面倒臭くなったからだとか。
実際のところは不明だが、試合に向き合うスタンスもファイトスタイル同様に正面突破な印象を受けた。
 
低調なメイウェザーvsローガン・ポール。想定していた中で一番無難で望まない展開だった。メイウェザーにとっても痛い結果じゃない?
 

マービン・ハグラーのファンになったw 右利きサウスポーでスイッチ使いのインファイターってカッコいいよね

しかもマービン・ハグラーは右利きのサウスポーとのこと。
2Rからはオーソドックスで対峙しているが、こういうスイッチも頻繁に使っていたと。
 
なるほど。
右利きサウスポー+スイッチ使いのインファイターはめちゃくちゃカッコいい笑
 
こういう突貫系の選手は精神が肉体を追い越す瞬間がちょいちょいあるが、この試合のハグラーは開始直後からすでにスイッチが入っていた印象。
 
ゴング後のファーストコンタクト、最初の1発目であそこまで右をぶん回せるのはちょっととんでもない。
「ここから先は気持ちの勝負」をいきなりやれるメンタルがこの選手の持ち味なのだろうと。
 
 
いや、マジでかっけえっすよね。
 
スタイル的にある程度の被弾は織り込み済み。
顔面を血に染めながらハーンズを追いかけ回す姿にクソほど惚れる笑
 
 
うん。
これはレナード、ハーンズ、ハグラー、デュランの中で誰が最強か? という問いに「ハグラー」と答える方が多い(気がする)のも理解できる。
 
思い出補正というか、ファイトスタイルに魅了されて上方修正が働いている部分は大いにありそうである。
 
そして、それが悪いとも思わない。
なぜなら僕も一発でマービン・ハグラーのファンになったから笑
 
最強PFPロイ・ジョーンズのベストバウト。悶絶ボディKOのヴァージル・ヒル戦は候補の一つだと思うの。衰えてから14年も現役にしがみついた姿も人間味があっていい
 

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真正面からの打ち合いに応じたハーンズ。ハグラーに触発されたのもありそう

一方のトーマス・ハーンズだが、こちらはよく真正面からの打ち合いに応じたなと思う。
 
向き合った瞬間に「全力で腕を振らないと止まらない」と感じたと想像するが、同時にハグラーに触発されたのもあったのではないか。
 
実際、ジャブ中心のアウトボクシングに切り替えた2Rはそこそこうまくいっている。
 
恐らくいきなりフルスロットルで“かまし”て打ち合いに巻き込むのがハグラーの作戦だったはず。
それをわかっていながら「おう、いいぜ」「やろうぜ」と全乗りしたハーンズも同じくらいすごい。
 
 
なお調べてみるとハーンズは1Rに右拳を負傷していたとのこと。
 
確かに2R以降は右の打ち方がおかしい上に力も乗っていない。
スローを観るとガードの外側から打った瞬間に右手がグニャッとなっていて「あ、これか?」と。
 
またジャブと足を駆使してうまく捌いているものの、突然“カクっ”と膝が落ちる瞬間が何度かある。
 
右拳の負傷に甚大なダメージ。
やはり初回の打ち合いによる代償はハーンズの方がはるかに大きかった。
 
ファーストコンタクトで“かまし”たハグラーの作戦勝ちと言えそうである。
 
ジュリアン・ジャクソン←アホみたいなパンチ力で対戦相手を全員アミール・カーンにする男。攻撃にパラメータを振り切ったグラスジョー
 

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開始直後の打ち合いに巻き込んだ時点でハグラーの勝ち確だった? 僕の好きな選手に仲間入りです

あとはアレだ。
両者のパンチの違いが随所に表れているのもおもしろい。
 
同じ打ち合いでも軌道がやや外旋回なハーンズに対してハグラーのパンチは内側をまっすぐ通過する。
その上、スパッと切るようなハーンズのパンチよりもドスドスと重そうなハグラーのパンチの方が接近戦での効果は大きい。
 
2R終了間際にハグラーの左にハグラーがカウンターの左を合わせるシーンがあるが、先に動いたハーンズよりも後から動いたハグラーの方が先にパンチが届いている。
 
繰り返しになるが、やはり開始早々に打ち合いに巻き込んだ時点でハグラーの勝ち確だったのかもしれない。
 
 
 
いや~、おもしれえわマービン・ハグラー。
 
アイク・クォーティのバズーカが朴政吾を粉砕。寒気がするほどの一方的なタコ殴りに絶望した話
 
往年の名選手で僕が好きなのはロイ・ジョーンズJr.、アイク・クォーティ、ジュリアン・ジャクソンがパッと思いつくが、今回のハグラーもそこに入ったことをお伝えする。
 
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