ゲンナジー・ゴロフキンは覇王色の覇気の持ち主()内容ペラッペラの杓子定規なコメントが最高すぐるw 支配層のみに許されたエレガントさ
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2022年4月9日にさいたまスーパーアリーナで行われるミドル級2団体統一戦。WBAスーパー王者村田諒太とIBF王者ゲンナジー・ゴロフキンの一戦である。
だが先日も申し上げた通り僕はこの試合にかなり冷めており、ここまであまり情報も追ってこなかった。
とは言え、セミセミで予定されているライト級2冠戦、吉野修一郎vs伊藤雅雪戦には興味があり展望を考えたりもしている。
吉野修一郎vs伊藤雅雪はこの日のベストバウト。日本のてっぺんってすげえんだよな。剛腕吉野にロマンチスト伊藤が真っ向勝負。伊藤は自分の役回りをよく理解してた
その流れ? で村田vsゴロフキン戦のネタも後追いで漁ってみた次第である。
というわけで、今回は間近に迫った村田諒太vsゲンナジー・ゴロフキン戦の印象を適当に言っていきたいと思う。
日本ボクシング史上最大の一戦と言われる試合へのワクワク(どの口が言うんだよ笑)を少しでもお伝えできれば幸いである。
ゲンナジー・ゴロフキンさんから感じる覇王色の覇気。これまでとはひと味違うマジの王者
まずゴロフキン関連の記事を一通り読んで思ったのが、改めてこの人はマジの王者やなぁということ。
普段日本にくる海外選手とはひと味違う、文句なしのキング・オブ・キングス。
その一番の理由が下記。
最終調整に入った時点でのインタビュー記事である。
【ボクシング】決戦まであと3日。ゴロフキンが仕上げの調整
#ゴロフキン #GennadiyGolovkin #村田諒太 #RyotaMurata #世界ミドル級王座統一戦 https://t.co/kibLSVlBE9— ボクシング・マガジン(毎月15日発売❗) (@boxing_magazine) April 6, 2022
・受け入れ態勢は万全
・バブルでの調整に不便を感じることはまったくない
・日本の印象は素晴らしい
・気配りやサービスはこれまでで最高
・試合展開は予測できない
・一つだけ約束できるのは見応えのある試合になるということ
・この試合の実現にこぎつけたことにお礼を言いたい
何かを言っているようで実は何も言っていないペラッペラのコメント笑
杓子定規かつ模範的な対応、すべての言葉にまったく体温を感じない。
来日してから(正確には日本へのフライトから)の動向をざっと追ってみたが、見事に本音が見当たらない笑
一挙手一投足、あらゆる行動、言動が報道陣用の“公務”と化している。
いや、素晴らしいなゲンナジー・ゴロフキン。
支配層のみに許されたエレガントさというか、王の気質というか。
ONE PIECE風に言うならゲンナジー・ゴロフキンさんから覇王色の覇気を感じる()
一連の対応について“紳士的”だとか“誠実さが感じられる”といった声を多数見かけたが、アレはそんな生易しいものではない。
村田諒太vsゴロフキン正式発表。予想云々はともかく勝つしかねえよ。厳しい試合になると思うけど、最初から攻めるしかないんじゃない?
てか、実際そういうのってありますからね。
もともとの素養に潜り抜けた修羅場の数、重ねた経験が上乗せされ、ナチュラルに表の顔を“演じる”ことを覚える。
機械的な対応にはいっさい体温を感じないが、その反面佇まいや表情、適度な緊張感と余裕を漂わせた雰囲気には自然と目を奪われてしまう。
上述の通りこれまで来日した選手とはひと味違う、本当の意味での王者。文字通りのキング・オブ・キングスである。
だって、この佇まいですよ。
4 days to go! #GGGMurata pic.twitter.com/asCbEnzAzH
— Gennadiy Golovkin (@GGGBoxing) April 5, 2022
まったく血の通っていない笑顔にいつの間にか釘付けになるww
ゴロフキンと似た空気感を持った選手はアイツ。日本人選手だと誰だろう? と思ったけど…
なお、今回のゲンナジー・ゴロフキンと似たような空気感を持った選手を挙げるとすれば、2019年12月のBELLATOR JAPANで来日したマイケル・チャンドラーがそれに近かった記憶がある。
BELLATOR JAPAN(ベラトール・ジャパン)現地観戦感想。ケージファイトを初めて現地で観たけど、アリやなこれは
その他、ラグビーW杯2019に出場したNZ代表、オールブラックスの面々が見せた佇まいも“本物の王者”と呼べるものだった。
ちなみに日本人選手だと誰だろう? と思ったのだが、残念ながらすぐには思い浮かばない。
逆にやり過ぎて受けつけない選手なら一瞬で出てくるのだが……。
作り込んで作り込んで、芝居がかったセリフ回しで大物感を演出する姿がしんどいというか。
羽生結弦っていうんですけどね。
ガチの“本物”相手に村田諒太がどう対抗するか。バレバレだろうと関係なく真正面から力勝負するしかない
めったにお目にかかれない真の意味での“本物”に日本の村田諒太がどう対抗するかだが……。
→「【村田諒太vsゴロフキン】井上尚弥がエール「日本史上最大の勝利を」勝つには前半勝負」
→「13年にゴロフキンと対戦した石田順裕さん 攻撃に寸断なし「下がったら負け」」
○井上尚弥
・村田が勝つには前半勝負
・ゴロフキンの試合勘が戻る前に勝負をかける
・フィジカルで攻めて右を当てる
○石田順裕
・下がったら負ける
・勝つためには接近戦しかないと思っていた
どちらの選手も「ゴロフキン相手に勝機を見出すには前半から距離を詰めて圧力で勝負するしかない」という意見。
各所で言われている(僕も似たような意見)ゴロフキン対策とほぼ同じである。
やはり多くの方がロブ・ブラントVol.2やスティーブン・バトラー戦での馬力全開のラッシュに期待しているわけか。
「村田諒太「1R目が勝負になる」 VSゴロフキンへスパー公開、接近戦で強烈ボディー披露」
○村田諒太
・1R目が勝負になる
・下がらせてからのボディが鍵になる
・プレッシャーをかけられればチャンス
アンダードッグの側があえて対策を明かしていくスタイル笑
いやまあ、ホントにそれしかないですからね。
細かい作戦もあれこれ用意しているとは思うが、それはそれ。最終的にはパワー勝負で前半からゴリ押しするしかない。
「相手は格上だから」などという陳腐な言葉では括れないほどの圧倒的な“本物”。
村田にとってはプロ入り当初からの目標でありゴールでもある。同時に何としても越えなければいけない壁でもある。
そのための方法はただ一つ。
見え見えの作戦だろうが関係ない。真正面からぶち当たってやろうという心づもりなのだろうと。
それでも若干明かし過ぎな気はしますが……。
カネロvsゴロフキン2戦目を久しぶりに視聴。両者が憎悪とプライドをバッチバチにぶつけ合った白熱の試合。全3戦に流れがあっておもしろいよね
ゴロフキンさんの別格っぷり。エレガントかついっさい隙のない“公務”
その点、覇王色の覇気をまとったゲンナジー・ゴロフキンさんはやはり別格。
「「私はあえてKO勝ちを選ぶ」 村田諒太との決戦控えるゴロフキンに書面インタビュー」
・あえてKOで勝つことを選ぶ
・日本のファンをがっかりさせない
・日本人の健康こそ優先されるべき
・村田のファンの前で試合をするのは素晴らしい
・諒太はガッツのあるファイター
・ファンの皆さんにビッグドラマショーをお見せしたい
・日本では国民的なイベントとなる
繰り返しになるが、杓子定規で心のこもらない受け答えがあまりに素晴らしい。
訪れた国(日本)のファンの琴線に触れる言葉をよどみなくチョイスし、その実作戦的なものはいっさい明かさない。
普通は「○○は私のようなタイプと戦ったことがない」「彼は勇敢な戦士だが、私には秘策がある」みたいなコメントを挟むところなのに。
ボクシング好きな選手TOP10。普段「選手の人間性には興味がない」とかほざいてるけど、パーソナルな部分が重要なのかも。オレ様気質な選手が意外と嫌いじゃない
貴族階級を思わせる滑らかな所作、流れ作業のような隙のない“公務”っぷりは一朝一夕で身につくものではない。
重厚な経験値によるエレガントさ、かすかに織り交ぜられたエゴは綿密に計算されたもの。
何度も申し上げるが、このレベルの“本物”が日本に来たという事実に僕のテンションも自然と上がってくる。
まあ、冷めてるんですけどね!!
村田諒太以外にゴロフキンをここまで追い詰められるヤツがどれだけおるの? でも引き出しの多さ、経験値の違いが顕著だった。改めてブランクが…
きっしょ。樹液に群がる虫みてえだなコイツら。
#村田諒太〝超厳戒〟公開練習 世紀のゴロフキン戦へ 本田会長「成立することが一番」 https://t.co/psVehIHTGR
— 東スポ (@tospo_prores) March 28, 2022
相変わらず存在そのものが不愉快だわ。
どうせこんなヤツらに大した記事なんか書けるわけないんだから1、2人いりゃ十分なんだよ。
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