スティーブン・フルトンがブランドン・フィゲロアに勝利し2階級制覇。フィゲロアは作戦をミスったの? フルトンは出来がよかったし、井上尚弥はよくこの人を圧倒したな笑【結果・感想】
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2025年2月1日(日本時間2日)に米・ネバダ州ラスベガスで行われたWBC世界フェザー級タイトルマッチ。同級王者ブランドン・フィゲロアに元S・バンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトンが挑戦、3-0(117-111、116-112、116-112)の判定でフルトンが勝利した試合である。
2021年11月以来の再戦となった両者。
フルトンは2023年の井上尚弥戦の印象が強く、一方のフィゲロアも2021年にルイス・ネリをKOしたり最近は頻繁に井上の名前を出すなど日本に馴染みが深い。
ただ僕はもともとフィゲロアにあまり興味がない。
この試合も
「前回のフルトンの出来を考えるとフィゲロア有利かな?」
「でも、フェザー級に上げてからのフィゲロアを観たことがないんだよな……」
「まあ、どっちが勝ってもいいけど」
「どちらかといえばフルトン応援かな」
とめちゃくちゃ適当に考えていたことをお伝えする。
そして例によってリアルタイム視聴はできず。
結果を知った上で試合を観た感想を言っていく。
オレクサンドル・ウシクvsタイソン・フューリー2。判定はわからん。僕は117-111だけど…。“動けるヘビー級”のアドバンテージを崩されたフューリーと重量級のロマチェンコ化が完了したウシク
フィゲロアが立ち上がりをしくった? あの位置で差し合い勝負をしてもフルトンには敵わないでしょ
まず全体の感想としては、フィゲロアが立ち上がりをしくった印象。
序盤から相手を見る時間が長くジャブとフットワークを駆使するフルトンに追いつけない。
距離を詰めてもすぐに身体を入れ替えられてしまう。
もともとブランドン・フィゲロアは身体を寄せて近場で打ち合う選手。
被弾もお構いなしに前進→相手をコーナーに押し付けて連打を浴びせる、ヌルヌルへばりつくファイトが持ち味だったはず。
2021年5月のルイス・ネリ戦でも序盤はネリの猛攻に手を焼いたものの、前に出て腕を振り続けることでネリを息切れさせた。
フルトンとの初戦でも同じパターンで勝負し僅差判定まで追い詰めている。
ジョー小泉を避けることをズミヨケと呼ぶことにする。フィゲロアvsフルトン、ヘイニーvsディアス、アリーム、モンタナ・ラブ振り返り
だがこの試合では中間距離で見合う時間が長く、なかなかいつものパターンに入れない。
逆にフルトンにとってあの位置はめちゃくちゃ有利。
得意のジャブがよく伸びる上にフィゲロアの踏み込みがヌルいせいで足を使いやすい。
入り際のカウンターや近場でのアッパー等、フルトンのよさばかりが出ていた。
マジな話、あれはどういう作戦だったのか。
中間距離での差し合いでフルトンに勝てると考えたのなら「ウソだろ?」だし、“その場で見る”時間が長いせいでスイッチの効果も半減している。
前半のポイントと引き換えにフィゲロア陣営は何を得たのだろうか笑
フルトンはいい動きだった(と思う)。カストロ戦は本当に制限をつけてたのかもしれないね
対するスティーブン・フルトンはなかなかいい動きをしていた(と思う)。
前回のカルロス・カストロ戦は「あえて足を使わず勝負した」と言っていたが、僕は正直「嘘だろアンタ」と思っていた笑
ダウンを取られた悔しさか、作戦失敗を誤魔化したのかは不明だが、とにかくアレが現時点でのMAXだったんじゃないの? と。
スティーブン・フルトンがカルロス・カストロにダウンを奪われて辛勝。戦略をミスったか? 相手が井上尚弥だったら倒されてた気が
だがこの試合では前後左右に動きつつジャブを中心にカウンターを狙うこれまでのスタイルが戻った。
近場でのアッパーやフック等、ガードの間から打ち込むうまさや片手クリンチで打ち合うドロドロの接近戦、その他。
基本はアウトボクサーながらもあらゆる局面に対応できるフルトンだった笑
そう考えると前回は本当にわざと制限をつけていたのかもしれない。
それであそこまで接戦になってしまうのはどうなのよ? とも思うが。
コンディションもよくなかったかも? 得意の接近戦でいまいち迫力が足りない
フィゲロア陣営の作戦がよくわからないと申し上げたが、もしかしたら単純に体調がよくなかったのかもしれない。
5Rあたりから接近戦に移行したものの、いまいち迫力が足りない。
1発目を出してから2発目までが長い、外されると身体が大きく流れる等、“らしくない”動きが目立つ。
最初のアクションで詰めきれない、復元に時間がかかるせいで得意の距離を作るまでに時間がかかる。
その間にジャブをもらって勢いを止められ、連打の局面でも攻めきれない。
フルトンの動きがよかったのもあると思うが、同時にフィゲロアがピリッとしないのもあったのではないか。
と言ってもフェザー級のフィゲロアを観るのが初めてだったので何とも言えないが笑
ルイス・ネリ陥落。フィゲロアとの打ち合いに根負け&ボディを被弾で撃沈。いい試合だったけど何であんなに自信たっぷりだったんだろうな
序盤から接近戦を仕掛けていれば。後半明らかにフルトンが疲れてたしね
僕のフワッとした採点だと序盤4Rはすべてフルトン。
フィゲロアが接近戦に切り替えた5R以降も優勢を保ったフルトンだが、9、10Rあたりでガクッと失速している。
それに伴って残り4Rでフィゲロアが追い上げたと考える(公式スコアカードを見ていない)と、あの流れをもう少し早く持ってきていれば。
やはりフィゲロア陣営が序盤の入りをしくったというのが(僕の中での)ファイナルアンサーである。
ルイス・ネリvs亀田京之介は京之介を応援する。その方がおもしろそうだから。厳しいと思うけどがんばれ。阿部麗也、清水聡をごぼう抜きしてイキり倒す京之介を見たいぞ笑
改めて井上尚弥はよくフルトンを圧倒したよな。フルトンの持ち味をほとんど出させなかった
しかし、改めて井上尚弥はよくスティーブン・フルトンをあそこまで圧倒したなぁと。
中間距離の差し合いを選択したフィゲロアに「それをやってもフルトンには敵わないでしょ」と申し上げたが、井上はそのフルトンをさらに上回っていたわけで。
井上尚弥vsフルトン現地観戦。人外の超人がようやく人里に降りてきた? よくも悪くもノリと勝負勘の選手なんだろうな。“井上は強化版辰吉”説を久々に思い出した
またクリンチとカウンターの組み合わせでフィゲロアの接近戦を持ち堪えたフルトンに井上はほとんどクリンチの機会を与えていない。
フルトンが言うにはあの試合は体調が悪く思い通りに動けなかったらしいが、それを差し引いてもお見事だった。
いずれフルトンvs井上Vol.2があるのか、フィゲロアvs井上になるのか、そんな試合は組まれないのかは不明だが。
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