奥山貴大vs海飛。奥山の開始直後の右で大絶叫。でも海飛の対策がよかった。MMAファイター奥山貴大たまらん【DEEP 124 IMPACT結果・感想】

2025年3月15日に東京・後楽園ホールで開催された「DEEP 124 IMPACT~フェザー級GP2025一回戦~」。第8試合で現シュートボクシング日本ウェルター級王者奥山貴大と海飛が対戦、5-0(29-28、29-28、30-27、30-27、29-28)の判定で海飛が勝利したわけだが。
【DEEP】海飛、SB王者・奥山貴大に競り勝ち準決勝へ=フェザー級GP#海飛 #奥山貴大 #DEEP124https://t.co/FwgS75T2SO
— eFight(イーファイト)格闘技&フィットネス情報 (@efight_twit) March 15, 2025
2024年12月のMMAデビュー戦で白川陸斗に一本勝ちした奥山貴大。
僕はたまたまこの試合を現地観戦しており、全試合中No.1の衝撃を受けた。
白川陸斗vs奥山貴大、一点買いで起こしたアップセット。登場時から強者感が漂ってたしタックルへの対処で「ただ事じゃねえぞ」ってなった
その奥山がDEEPのフェザー級トーナメントに出場すると聞いて「うおおお!! マジか!!!」と。
DEEPフェザー級GP2025が開幕、注目の相本宗輝に中村大介、芦田崇宏、高橋遼伍、海飛、五明宏人、水野新太が参戦。白川ダーク陸斗を腕十字で破ったSBの奥山貴大も電撃参戦!
2025年3月15日(土)後楽園ホール
宗明建設Presents DEEP 124 IMPACThttps://t.co/J9Yd0Bu3YP pic.twitter.com/3B6EG68IiO— DEEP/DEEP JEWELS OFFICAL (@jewels_deep) January 15, 2025
いきなり(MMA選手として)RIZIN出場もあるかと思っていたが、先にDEEPが唾をつけたか笑
これは現地観戦せなアカン。
奥山のMMA2戦目はもちろん、DEEPを生で観るのも初めて。
ところがどうしても外せない用事が入り、泣く泣く断念することに……。
しかもそれがわかったのがチケット発売の前日という。
だがトーナメントは準決勝、決勝と続くのでまだ現地観戦のチャンスは残されている。
そのためにも奥山には何としても勝ってもらわなければ笑
そんな感じで血の涙を流しながら配信を視聴した次第である。
奥山貴大の勝利を願って過去の試合を漁った。可能性があるとすれば…
まず現地観戦できないとわかった直後から奥山の勝利を願って過去の試合を漁ったところ……。
奥山の試合でもっとも印象に残ったのが右ストレート。
前回の白川戦でも開始直後にこの右が白川の側頭部を捉えている。
また2022年6月の村田義光戦でも長身サウスポーの村田の顔面に右がたびたびヒットしている。
外旋回の軌道&変なタイミングで飛んでくる右はこの選手の持ち味なのだろうと。
さらに2021年10月の平松翔vs海飛戦。
この試合では海飛が平松に右のカウンター1発でKO負けを喫している。
海飛も村田義光と同じ長身サウスポー。
おいおい、マジか。
これはちょっと期待できるんじゃねえか?
正直、奥山貴大がこの試合に勝つのは難しいと思う。
前回は情報がほぼゼロの中、白川が「コカせば終わる」と無防備に飛び込んできたおかげで極めることができた。
だが今度は
・柔道がバックボーン
・スタンドの組みに慣れている
・グランドもできる
ことがバレている。
当然相手も対策をしてくるわけで、そう簡単にはいかないはず。
その中でチャンスがあるとすればやはりあの右ではないか。
タイミングを覚えられる前、序盤のどこかで1発ぶち当てれば。
僕が現地観戦するためにも(笑)何とか勝て奥山。
ちなみに僕は前回の白川戦、テイクダウンを防ぐ→アームバーでのフィニッシュを狙っていたと思ったのだが、試合後のコメントによるとそうではなかったらしい。
あくまで流れの中で出たものだったと。
開始直後の右に近所迷惑なほど叫んだ。でも、やっぱり研究されてたよね
上述の通り奥山貴大は前回の勝利によって“MMAをやれるヤツ”だとバレている。
その中で勝つのは難しいとは思うが、可能性があるとすればやはりあの右……。
で、開始直後のコレ↓ですよ。
🏆#DEEP124 フェザー級GP1️⃣回戦
海飛、準決勝進出💥@kit_tsd
.
💬|1回ヒザつかされてから踏み込みが甘くなってしまった。勝ちにいっちゃった。
💬|盤石に優勝して次のステップへすすみたい!
.
⏺️SB王者の奥山貴大との打撃戦に判定勝利! 大会は現在見逃し配信中 ▶️https://t.co/l3krnyNm3m pic.twitter.com/AJe3wUj8ze— U-NEXT 格闘技 公式 (@UNEXT_fight) March 16, 2025
近所迷惑なほど絶叫した僕を許してほしい笑
それくらい、いきなり右を当てた奥山には興奮した。
だがそれ以降はキャリアの差というか、ばっちり研究されていた印象。
長身サウスポーの特徴を活かして離れた位置から蹴りを出す海飛。
間接蹴りやカーフを中心に前蹴り、ミドル、顔面と多彩に打ち分ける。
奥山のスタンドでの組みを警戒していたのだと思うが、これはなるほどと思った。
過去の試合を観る限り、奥山は勝った試合でも打撃で圧倒しているわけではない。
2018年8月のRIZINでもキックルールでKO負けを喫しているし、むしろ組み、投げありきの選手なのではないか。
一方の海飛はバックボーンが極真とのこと。
MMAの経験値を考えても打ち合いで押されることはない。
白川陸斗の負け方と過去の映像を参考に、とにかくスタンドの組みを避ける作戦だったと想像する。
クレベル・コイケvsシェイドゥラエフにテンション爆上がり。こういう試合があるからRIZINは目が離せない笑 その他白川陸斗、鶴屋怜の感想を…
2R以降はなかなか自分の距離に入れず。あの右も1発で終わらせる感じではないのが…
海飛の多彩な蹴り、前手のジャブに邪魔されて奥山はなかなか自分の間合いを作れない。
2Rからは遠間で見る時間が増えて明確にポイントを取られてしまう。
1Rは開始直後の右と終了間際の連打でポイントを取ったと思うが、流れはよくない。
3Rもこのままズルズルいくかも? と思った次第である。
奥山の右は当て勘はいいが1発で終わらせるパンチではない。
開始直後や1R終了間際もすぐに立たれているし、過去の試合でも鮮やかなKO勝ちは見当たらなかった。基本はそこから畳みかける、ペースを引き寄せるための打撃なのだろうと。
MMAファイター奥山貴大たまらんね。どこかで現地観戦したいっす
何となくだが、奥山は距離を詰める→組む流れを身につけることが重要かもしれない。
シュートボクシングよりも距離が遠いMMAでは遠間からの打撃やバックステップに対応する必要がある。
だが、今のところテイクダウン等はなく前後に動きながらにじり寄るのみ。
3Rは開き直って前に出ていたものの、打撃にこだわる海飛を最後まで捕まえきれず。
ケージ際で組んだ際も大外刈りの態勢に入ったときもすぐに引き剥がされている。
逆に言うと距離を詰める方法さえ見つければ。
シュートボクシングの立ち回りをうまく応用できるようになるのではないか。
というより、それができないと今後も同じパターンで負ける可能性も?
完全な素人考えなのでアレですが。
クマンドーイ応援でRISE現地観戦。YURAの強さに戦慄。野性的な宇佐美秀メイソン。会心の勝利で希望を見せた那須川龍心。直後にトリンダーデに絶望する
いや、たまらんですね奥山貴大。
MMA2戦目だから~とかを抜きにめちゃくちゃ注目している。
マジでMMAを続けてほしいし、どこかで現地観戦もしたい。
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