「だれバト vol.6〜NEW STREAM〜」現地観戦感想。え? これ“だれでもバトル”じゃなくないすか笑 ボクシングイベントで初めて知り合いを誘ってもいいかな? ってオモタ
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2023年2月26日にHYPERMIX門前仲町で行われた「だれバト vol.6〜NEW STREAM〜」を現地観戦してきました。
下記によると「だれバト」とは名前の通り“だれもが参加できる”がコンセプトのイベントで、ヘッドギアを着用したボクシングルールのスパーリング大会とのことです。
「だれバトとは?」
また本イベントはこれまで5回開催されており、今回から会場を門前仲町に移しております。主催者によると今後はこのHYPERMIX門前仲町を拠点として活動していく予定らしいです。
なお僕はもともとヘッドギアをつけた試合にあまり興味がなかったのですが、少し前に現地観戦した屋外ボクシングイベントが結構おもしろかったことで考えが変わりました。
町田シバヒロでの屋外ボクシング・プレ興行がなかなかおもしろかった件。課題も多いと思うけど、あの開放的な雰囲気は好き。いずれ公式戦をやりたいってさ
なので、この日の「だれバト vol.6〜NEW STREAM〜」も楽しみにしていた次第です。
この日の僕は絶不調だったことを報告します。到着した瞬間からHP残量2みたいな状態w
まず最初に申し上げておくと、この日の僕は最初から最後まで絶不調でした。
理由は午前中にあれこれ動いたせいなのですが、具体的には「極度の寝不足を抱えたまま富士山が見える場所で100kgの巨漢と相撲をとった」から。
何を言ってるかわかりませんか?
はい。
僕も自分で言っていて意味不明です。
ただ、事実をそのまま活字にするとこうなります笑
富士山が見える絶好のロケーションの中、100kgの巨漢に投げられまくって雑草まみれにされた挙句に足首を軽くグネる&まあまあ酷い突き指をやらかす。さらに前日夜更かしをしたせいで睡眠時間はわずか3時間半という。
で、疲労困憊のまま約1時間半かけて門前仲町に到着→HP残量2みたいな状態でオールスタンディングのイベントに参加したわけです笑
選手でもないのになぜか満身創痍な上に到着した瞬間からぐったりという体たらく。
我ながらわけがわかりません。
マジでわけがわかりません。
そんな感じで、仮にネガティブなことを言っても「コンディション管理もできないヤツが何か言うとる」程度に聞き流していただければと思います笑
イベントはかなり楽しかった。試合中のBGMとテンポのよさで飽きがこない
「昔は悪かった自慢」と並ぶモテ男の常套句、「寝てない自慢」をたっぷりとかましたところで具体的な感想を。
表題の通りですが、イベントとしてはかなり楽しかったです。
僕は途中休憩→後半がスタートする頃に到着したのですが、その時点でかなりの賑わい。出入り自由とのことで場内には常時50人以上いたのではないでしょうか。
また奥にはDJブースもあり、試合中のBGMが華やかさを演出します。普段のボクシング興行のようにシーンとした中でセコンドの声だけが響き渡るような寂しい状態になることもありません。
何年か前に主催者の土屋修平兄さんが試合中止の代替スパーリングに出た際、「Eye Of The Tiger」をBGMで流したことがありましたが、そのときはあまり評判がよくなかったのを覚えています。
「音楽が邪魔で試合に集中できない」といった意見が多かった記憶がありますが、個人的には好きだったんですよねアレ。
それこそシーンとした中でデカいグローブとヘッドギアの模擬戦を見せられるよりもはるかに。
当時は僕の感覚がおかしいのかな? と思ったのですが、そうでもなかった。
試合の邪魔にならない程度のボリュームでのBGMはめちゃくちゃよかったです。
亀田和毅vsルイス・カスティージョ。和毅今回もよかった。出入りとサイドへの動きが向上。ひょっとしたら井上尚弥の対抗馬の可能性が?
さらに1試合が2分3Rとコンパクトな分、テンポよくサクサク進みます。ラウンド数が少なくお見合いの時間もほとんどない。
普段のボクシング興行は試合が進むにつれて10R、12Rとラウンド数が伸びるのが定石で、正直間延びするケースも少なくない。
それに比べて本イベントは次から次へと選手が出てくるので飽きがこないのもいいなと思いました。
総試合数23試合と聞いて「なっが!!」と思いましたが、あれだけのテンポで出入り自由、途中参加もOKなら問題なしかなと。
少なくとも(後半から観戦した)僕はギリ(?)大丈夫でした。
疲労のせいで最後の方は足がパンパンだったけど笑
ストイックさと気楽さの中間くらい? 出場選手がプロではないからこその雰囲気なのかも
また行く前はどんな雰囲気のイベントなのかな? と思っていたのですが、現地に行ってああ、なるほどと。
キャッチコピーが「1%でいい、昨日の自分を超えろ。」とストイックな割に参加資格は「誰でもOK」。さらにイベントはオールスタンディング&出入り自由、会場はガラス張りと非常にポップなもの。
これは普段のボクシング興行のように「選手を応援するだけでなくその生き様を〜」みたいなノリなのか、そうではなくフラっと立ち寄って好きなときに退場する気楽なものなのか。
どちらのテンションでいけばいいのかがいまいちわからなかったです(過去5回の配信は未視聴。すみません笑)。
そして実際に現地に行ったところ、ストイックさと気楽さの中間? 両立? を目指しているのかなぁと思いました。
出場選手や関係者は当然ながら勝利を目指して練習する。もちろん試合でも全力を尽くす。
観客もそれを目いっぱい応援するわけですが、同時にイベント自体の空気感も楽しむ。
軽く酒を飲んで軽食をつまみつつ、共通の知り合いとワイワイやる。
みたいな。
いわゆる「選手の背負った人生を〜」とか「選手全員に物語がある」的な重いものをなるべく感じさせない方向を目指しているのかもしれません。
もしかしたら出場選手がプロではないことも大きいのかもしれないですね。
1つの敗戦が大ダメージとなるプロとは違い、彼らはたとえ負けても「また次がんばろう」と言える。いい意味での身軽さ? があの雰囲気を作り出している? のかも?
なお、僕はこれまでボクシングイベントに知り合いを誘おうとはただの一度も思ったことがないのですが、今回の感じであればそれもアリかな? と思い始めております(片道1時間半の場所に付き合ってもらえるかは不明)。
阿部麗也vs前田稔輝、松村虎太朗vs廣瀬悠斗戦現地観戦。試合はよかったけど、イベントも長いしアングラ過ぎてウンザリした
てか、割と冗談抜きで“だれでもバトル”じゃなくないっすか?
普通にハイレベルな試合が多かったように思うけど。
あそこに参加するとなればそれなりに覚悟が必要な気が……。
いや、素人なのでわかりませんが。
試合を組む人の目利きがすげえ。あれだけの試合数があってミスマッチが見当たらない
あと、試合を組む人の目利きがすごくないっすかね。
あれだけの試合数があってミスマッチがほとんど(皆無?)見当たらない。
これは普通にヤバいと思うのですが。
プロフィールだけで選んでいるとしたら「え? 経験年数と戦績? くらいでそこまでわかるの?」だし、実際に見て選出しているとしたら凄まじい手間暇。
どなたがマッチメークを担当されているのかは不明ですが、とにかくすげえなと。
ちなみに選手名に関しては疲れのせい(これを言えばだいたい許される笑)でほとんど入ってきませんでした。「戦う◯◯さん」が多いなぁくらいで。すみません。
僕はやっぱり立ち見じゃない方が好きかな。特に今の季節は上着が邪魔になる。コインロッカーに預けてくりゃヨカタ
あえてネガティブなことを言うなら、僕はやはり立ち見ではない方が好きです。
正確にはオールスタンディングではなくリング付近に椅子が何列か設置されていましたが、基本は満杯状態。ほとんどの人が立ったままor段差に腰掛けて観戦していました。
立ちっぱなしが疲れるのはもちろんですが、それ以上に荷物が邪魔になるのが……。
特に2月は外と中の寒暖差が大きく上着を着たままだとちょっとしんどい。ところがあれだけ混んでいると脱いで抱えるわけにもいかず。
要するにこの辺は運営側の配慮が足りない(違う)。
睡眠時間3時間半+100kgの巨漢と相撲をしてからくる観客がいることを想定するべきなのです(絶対違う)。
てか、あれだけ駅から近ければコインロッカーにでも入れてくればよかったですね(門前仲町駅にコインロッカーがあるかは不明)。
立ち見イベントが久しぶりすぎたせいでそっち側にも頭が回らなくなっていました。
那須川天心vs与那覇勇気はバチクソ熱い。南出仁戦でアウトボクシングされたのを受けて選んだかな。5戦目でOPBF王座を獲得した武居由樹を意識してる? かも?
タイマー表示があればよかった。ついでに配信中のひそひそ話が筒抜けになっとるぞ笑
あと、時間経過がわかるタイマー表示があるとよかったですね。YouTube配信にも現地にも。
もしかしたら現地にはあったのかもしれませんが、僕には見つけられませんでした。
YouTube配信で言えばもう一つ。
ひそひそ話が筒抜けになっとるぞと。
この日は3、4試合ほど配信を視聴してから家を出たのですが、判定結果が発表される前に実況席で確認しているのが思いっきり聞こえてくる笑
「ん? 3対0?」
「いや、2対1だね」
などなど。
何となく「こっちの勝ちかなぁ〜」と思いながら眺めていると、実況席のひそひそ話が聞こえる→その通りの結果が読み上げられるという。
いや、もう聞こえたしw
勝敗もだいたいわかったしww
アレはあまりよろしくない気がががが。
ネガティブな部分はそんなもので、それ以外はホントによかったです。
次に足を運ぶ際はマジで体調管理をしっかりしたいと思います笑
本当はもう少し長尺なヤツにしたかったんですが、撮影が下手すぎて……。
家で確認したところ、イメージとあまりにかけ離れていてビックリしましたね。
散々撮ったのに使えるところがめちゃくちゃ少ないじゃねえか笑
我ながらジツリキの低さに愕然とします。
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