ダイの大冒険隠れ名勝負ベスト3。王道の名勝負もいいけど、これをなくしてダイの大冒険は語れないでしょランキング

ダイの大冒険隠れ名勝負ベスト3。王道の名勝負もいいけど、これをなくしてダイの大冒険は語れないでしょランキング

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僕が好きな漫画作品の一つに「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」があるのですが、2020年からスタートしたアニメもなかなか出来がよくご機嫌で楽しんでいます。
 
現在40話を越えたところですが、いったいこれは何話までの予定なのか。しっかりと大魔王バーンとのラストバトルまで完結できるのか。
 
開始からそろそろ1年が過ぎようとしているものの、ストーリー的にはまだまだ半分程度。ここから佳境に入っていくわけですが、中途半端なところで打ち切られないかが目下の心配ごととなっています。

 
で、表題の件。
アニメの盛り上がりに乗じて、今回は久しぶりに「ダイの大冒険」のランキングを。
 
題して「ダイの大冒険隠れ名勝負ベスト3」
誰もが思いつくような王道の名勝負(ダイvsハドラー、ダイvs竜魔人バラン、ダイ&ポップvs真・大魔王バーンなど)ではなく、「実はこれもよかったよね」というバトルをランキング形式で発表していく企画でございます。
 
実はあのバトルもよかったよね。この戦いなくして「ダイの大冒険」は語れないよねという、いわゆる“痒いところに手が届く”的なバトルです。
 
少々マニアックかもしれませんが、それでも「ダイの大冒険」好きな方にとっては納得度の高いランキングになっていると思います。
 
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ダイの大冒険隠れ名勝負ベスト3:第3位

「ポップvs獣王クロコダイン」
 
まず第3位はコレ。
魔王軍百獣魔団団長・獣王クロコダインと魔法使いポップのバトルでございます。
 
“ポップの成長物語”という裏テーマがある「ダイの大冒険」。
特にこのポップvsクロコダイン戦はポップが勇気を振り絞って強敵に立ち向かった初めてのバトルという意味でも大きなインパクトを残しました。
 
 
動き出した鬼岩城を止めるために故郷ランカークスを発つ際に気合いを入れ直したり、バラン率いる竜騎衆をたった一人で足止めに行ったり。大魔王バーンに負けて逃げ出したダイに「逃げることに関しちゃ俺の方が先輩」だと自虐的に語ったり。
 
どんな困難に直面してもクロコダイン戦で振り絞った勇気がポップの支えとなるとともに、情けないヤツだった時代の象徴的な出来事にもなっている。
中盤以降のポップの行動原理というか、すべてのスタート地点となったバトルなのだろうと。
 
 
僕自身、以前にも申し上げたように「ダイの大冒険はポップそのもの」だと思っていますが、それもあのクロコダイン戦があったからこそ。
 
ダイの大冒険は結局ポップなんだよな。かっちょいい技ランキングTOP10第2回。名言自動販売機と化したポップの活躍に震えろ
 
今作におけるトップクラスの名言

残りの人生が、50年だって、5分だって同じことだっ!!
一瞬…!!
だけど閃光のように!!
まぶしく燃えて生き抜いてやるっ!

それがおれたち人間の生き方だっ!!
よっく目に刻んどけよッ、このバッカヤローッ!

も、クロコダインとの一騎打ちがなければ生まれていなかったと断言できます。
 
 
ついでに言うと、この時期のポップの最強呪文がメラゾーマというのもよかったですよね。
 
ゲーム版のドラゴンクエストではメラ系最上位呪文&単体最強呪文として登場するメラゾーマ。惜しくもクロコダインの真空の斧に防がれはしましたが、あの情けないポップがこんな大呪文をマスターしているという事実にゾクゾクさせられましたww
 

ダイの大冒険隠れ名勝負ベスト3:第2位

「マァムvs妖魔学士ザムザ」
 
続いて第2位はこのバトル。
 
超魔生物と化したザムザに苦戦を強いられるダイ一行。竜闘気(ドラゴニックオーラ)が底をついたダイを飲み込んだザムザはポップがいくら呪文で攻撃してもすぐに再生してしまいます。
 
ですが、マァムの武神流最大の秘奥義“閃華裂光拳(せんかれっこうけん)”だけは別。バイオプリズンを破壊して脱出に成功したマァムは奥義を駆使してザムザを追い詰めていくわけですが……。
 
 
何と言うか、このバトルはジャンプ全盛期の少年漫画っぽさが山ほど詰まった戦いでした。
 
腕試しのために武術大会に出場、そこに姿を変えた師匠が参戦するというのはドラゴンボールの天下一武道会にそっくりだし、200種類以上のモンスターの長所を集めて作られた超魔生物は“俺たちが思い描く悪の最強幻想”そのものと言っても過言ではない。
 
ダメージを受けたそばから傷口が再生していったり、超魔生物化すると呪文が使えなくなったり。その他、戦いに負けると身体が炭クズになるといった、最強の肉体を手に入れる代わりに払う代償も中二病全開で素晴らしい。
 
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中でも僕が好きなのが、マァムの“閃華裂光拳”がホイミの原理を応用しているところ。
 
過剰な回復促進で生命組織を破壊するホイミ系の攻撃呪文マホイミ。生命活動を行なっている肉体であればどんな相手だろうが効果を発揮する希少呪文で、高い再生能力を持つ超魔生物も例外ではありません。
“閃華裂光拳”を受けたザムザの肉体がビシビシと音を立てて崩れるシーンは僕にとっての今作屈指のお気に入りとなっています。
 
凍れる時の秘法をかけられたまま戦うことができるミストバーンやザムザの父ザボエラの超魔ゾンビなど。終盤のチートキャラには通用しなくなった“閃華裂光拳”ですが、とにかく何から何までいい味を出していたなぁと。
 

ダイの大冒険隠れ名勝負ベスト3:第1位

「ビースト君vsミストバーン」
 
はい、いよいよ発表です。
「ダイの大冒険隠れ名勝負ベスト3」、堂々の第1位はビーストくんvsミストバーンでございます。
 
闇の衣を脱いだミストバーンの圧倒的戦力の前になすすべがないパーティたち。
地上トップクラスの戦士であるラーハルトやヒムでも今のミストバーンにはまったく歯が立ちません。
 
最後の手段として、ポップのメドローアにかけることにした一行はパーティ全員で一斉攻撃を仕掛けます。
ですが、どれだけ攻撃してもミストバーンの身体には傷一つつけられず、逆に甚大なダメージを負うばかり。
 
この状況を覆すべく立ち上がったのが、チウ率いる獣王遊撃隊11号のビーストくんだったのです。
 
 
はっきり申し上げます。
僕はこのビーストくんvsミストバーンのバトルを涙なしで読むことができません。
 
毎回容赦なく僕の涙腺をぶっ壊しにくる「ダイの大冒険」ですが、その中でもこのバトルは作中トップクラス。上述したポップが大魔王バーン相手にメンチを切るシーンと同レベルの涙腺崩壊ポイントと言っても過言ではありません。
 
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マジな話、このバトルはちょっとすごかったですよね。
ビーストくんことブロキーナ老師がかつてアバンとともにハドラーと戦ったことが判明し、そのときアバンがパーティから外したロカとレイラの娘がマァムだったことも知らされる。
 
そして、ポップにメドローアのチャンスを与えるため、ブロキーナ老師は全盛期の力でミストバーンを圧倒します。

ほんの一瞬だけで良い…!
あの日の力よ 甦れっ!!

今再び…!
次なる世代を救うためにっ…!!

こういう「老兵がかつての力を一瞬だけ取り戻す」描写はグッとくるものがあるし、

おれたちの勝ちとった平和を老師や先生に味わってもらうんだっ!!

というポップのアンサーも素晴らしい。
 
過去から現在、現在から未来へ。
偉大な先人たちによって守られた世界を今度は自分たちが受け継ぎ、その世界でかつての先人たちに幸せになってもらう。
 
残念ながら(物語上仕方ないけど)ポップのメドローアは不発に終わりましたが、それでも覚醒したビーストくんがミストバーンを圧倒→ポップがルーラでビーストくんを救出→メドローア直撃? までの流れは非の打ちどころがないくらいの完璧さでした。

やっぱりメチャクチャ凄かったんだよな
先生の仲間ってみんな!

おれたちはその偉大な先輩たちのおかげでこうして生まれてきたんだっ…!!

アバン先生、マトリフ師匠をはるかにしのぐ「普段はとぼけてるけどやるときゃやる」キャラのブロキーナ老師。
天然の天才系がマジになったときのギャップというのは本当にたまりません。
 
 
でもアレですよね。
凍れる時の秘法を打ち破るためにマトリフ師匠が編み出した呪文がメドローアで、それをミストバーン打倒の切り札にするってのもオツですよね。
どこまで中二病を発動させたら気がすむんだよという話で。
 
 
王道のバトルだろうが隠れ名勝負だろうが、中二病を刺激してくることに余念がない「ダイの大冒険」。
改めて僕は今作が大好きだし、このビーストくんvsミストバーン戦がアニメでどんな感じで描かれるかが楽しみであり少々不安でもあります()
 
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