映画「最後の恋のはじめ方」感想。ゴシップ記者の胸糞悪い正義感への後味が最悪。ハートフルなラブコメへの期待感を返しやがれww

映画「最後の恋のはじめ方」感想。ゴシップ記者の胸糞悪い正義感への後味が最悪。ハートフルなラブコメへの期待感を返しやがれww

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映画「最後の恋のはじめ方」を観た。
 
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「最後の恋のはじめ方」(2005年)
 
アレックス・ヒッチの仕事は“デートドクター”。女性関係に悩む男性からの相談を受け、その思いを成熟させる手伝いをする恋愛コンサルタントである。
 
彼の顧客の1人であるアルバート・ブレナマンは、小太りで間の悪い自他共に認めるモテない男。過去の恋愛もすべて失敗に終わり、自分にも自信が持てずにいる。
だが、そんな彼が恋したアレグラ・コールはパパラッチにも追いかけられるほどのセレブで、傍目には高嶺の花としか思えない相手だった。
 
彼らの接点といえば、アルバートが務める会計事務所のクライアントがアレグラであること。彼女が自分の資産運用の相談をする会議の席が2人が空間を共有できる唯一の場所となっていた。
 
かなり手強い依頼ながらもヒッチに焦りはない。
「いい兆候だ」と、自信たっぷりに彼の依頼を引き受けるのだった。
 
 
一方、仕事終わりにバーへ向かったヒッチは、目の前で美しい女性がナンパされている光景に出くわす。
持ち前の巧みな会話術で女性と話す機会を得たヒッチは、彼女の名前がサラであること、職業がゴシップライターであることを知る。
 
後日、ガードの硬いサラを何とかデートに誘い出いすことに成功したヒッチ。
自らの仕事で培ったテクニックでサラの気を引こうと努力するが、なぜかすべてがうまくいかない。ジェットスキーでサラを川に落としてしまったり、思い出したくない彼女の思い出を掘り返してしまったり。
 
やることなすことがことごとく裏目に出て落ち込むヒッチだが、当のサラは不器用に努力するヒッチに好感を抱いていた。
 
 
そんなある日、サラのもとにセレブのアレグラ・コールが冴えない小太りの男とデートをするというスクープが舞い込む。
ヒッチの存在をまったく知らないサラは、同僚とともに張り切って彼らのデート現場に潜入するのだが……。
 
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ないな。この映画はない。「人生の特等席」や「ニューイヤーズ・イブ」と同じノリで観たけど…

「メン・イン・ブラック」シリーズや「バッド・ボーイズ」シリーズでおなじみのウィル・スミスが主演を務めた恋愛コメディ。相手役に「ワイルド・スピードX2」「トレーニング デイ」に出演したエヴァ・メンデスを迎え、2005年に公開された作品である。
 
 
これはもう、「ウィル・スミス主演のコメディ」という触れ込みのみで手を出した映画。
 
基本、恋愛映画にそこまで興味がない人間なのだが、映画のレビューも概ね好評価が多く、内容もハートフルなコメディとなれば観て損はないだろうと。
クリント・イーストウッドの「人生の特等席」や群像劇「ニューイヤーズ・イブ」と似たようなノリで気楽に観てみた次第である。
 
ないな。
 
いや〜、ないわ〜。
これはないわ〜。
 
観て損したとは言わないが、あえて観る必要性も感じない。
心がほっこりするコメディの傑作とはほど遠い、僕の中では中の下くらいの作品だったことを報告しておく。
 
人生の特等席感想。データvs感覚じゃないんだよ。両方「ほどよく」取り入れるんだよ。でも映画自体はよかった。隙のない女が心を開くところにグッとくる
 

出演陣はみんないい仕事をしていた。ストーリーもよかったし、アルバート役のケヴィン・ジェームズは最高だった

一応言っておくと、ストーリーの流れやそれぞれの出演者は総じていい仕事をしていた。
 
主人公ヒッチのサービス精神旺盛な少し気取った男という役どころはウィル・スミスにぴったりだったし、ヒロインのサラを演じたエヴァ・メンデスは個人的にかなりタイプだったりする()
 
また、アレグラ役のアンバー・ヴァレッタは今回初めて観たのだが、これまたパリス・ヒルトン的な雰囲気がセレブっぽくてよかった。どうやら「トランスポーター2」にも出演していたらしいが、残念ながらあまり記憶に残っていない。
 
そして、何よりアルバート・ブレナマン役のケヴィン・ジェームズは素晴らしかった。
小太りでメガネの典型的な冴えない男。電話の最中に誤って花瓶をぶちまけたり、物を食べようとするたびに服を汚してしまったり。自分も彼ほどではないにせよ間の悪い人間なので、ああいう光景は既視感もあって心を和ませてくれた。
 
そのアルバートが好きな女性のために勇気を振り絞り、自分をさらけ出して素の自分で勝負する。
恥じらいや自尊心が邪魔して踏みとどまってしまうところを勢いで突っ走るアルバートの姿は、微笑ましくもあり心動かされるものもあった。
 
映画「ニューイヤーズ・イブ」感想。自分の心に素直になれば、ほんの少しの奇跡が起きる。ヒラリー・スワンクの借りはヒラリー・スワンクで返せ
 
その他、サラを気遣う上司や親友、悪役のヴァンスなど。脇を固める出演陣も概ね悪くない。
脚本を含めて、多くの方に支持されていることも納得の作品である。
 

ゴシップライターの身勝手な正義への嫌悪感。ゴシップライターのゲスい仕事っぷりに辟易したせいでいまいち乗れず

じゃあ、なぜ「ない」の? という話なのだが、理由はめちゃくちゃ簡単。
 
ゴシップライターの身勝手な正義への嫌悪感が凄まじかったから。
 
 
申し上げたように今作のヒロインであるサラの職業はゴシップライター。親友を傷つけたヴァンスから恋愛を指南するデートドクター”の存在を聞かされ、ヒッチがその張本人だったことを知ってショックを受けるところからストーリーが展開していく。
 
親友を傷つけられた怒り、惚れた男が原因を作った張本人だった戸惑いから、サラの感情は暴走を始める。
“女性を汚い男の手から守るため”という名目のもと、アルバートとアレグラの馴れ初めやその背後にあるヒッチの存在をスクープ記事として新聞に載せてしまうのである。
 
 
これねぇ……。
文春砲やら○○新潮やらが有名人のゴシップをすっぱ抜いて話題を提供することは多々あるが、本当に最悪だと思う。
先日も不倫記事を書かれたお笑い芸人が表舞台から姿を消したが、果たしてあそこまでする必要があったの? という話。
 
確かに結婚して子どもがいる身でありながら、複数の女性と付き合っていたことはしょーもない。
彼のやったことがゲスいというのは動かしようのない事実だが、だからといって××の現場が多目的トイレでしたとか、そこまで調べ上げてバラす必要があるとは思えない。
 
アンジャッシュ渡部建にはこうして復活してほしい。とことんゲスい方向で開き直れ。中途半端な未練を見せずに
 
以前にも不倫相手とのLINEやメールの内容を公開したり、某ホテルのポイントを貯めていたことを暴露したりと、わざと恥をかかせて当人を追い込む記事もあったが、それって誰得なの?
 
バラされた本人、その家族、仕事関係者その他。恐らく記者から金を受け取ったであろう情報提供者以外、誰も幸せになっていないという地獄絵図。ここまで世の中のためにならない仕事があっていいの? というくらいの嫌悪感である。
 
 
繰り返しになるが、彼ら、彼女らがやったことは確かにゲスい。
だが、それで人生をめちゃくちゃにされていいほどのことだとはとてもじゃないが思えない。しかも無関係であるはずの他人の手によって。
 
その記事が原因で離婚したり、仕事をいっさいがっさい失ったり。そこまでする権利がお前らにあるの? それで満足なの? と僕などは思うのだが。
 

“子どもがかわいそう”“女性のため”←これを言う人間は信用しないことに決めてる。自分がムカつくからという単純な理由をそれっぽく言い換えてんじゃねえよ

中でも僕が許せないのが、あいつらの中にある自分勝手な正義感
今作でのサラも「女性を汚い男の手から守るため」と言っていたが、諸々の記事からはあいつらのくだらない主張が見え隠れする。それが何とも許しがたいのである。
 
「健気に家庭を守る奥さんがかわいそう」
「身勝手な親に振り回される子どもがかわいそう」
「こんなクズに騙される女性がかわいそう」
成敗せねば!!
 
いや、うるせえんだよ。
 
逢瀬の現場を事細かに説明したり、LINEやメールでの恥ずかしい言い回しを暴露したり。
やり過ぎとも思えるほどの徹底した調査結果からは、彼らの「本人を成敗してやる」という怨念のようなものが色濃く感じられる。そして、僕はそれが心底嫌いである。
 
そもそも論として、誰かを批判する根拠に“女性”や“子ども”というフレーズを用いる人間を僕は信用しないことにしている。
 
ああいうのは基本、“自分がムカつくから”という理由にそれっぽい理屈を後付けで並べているだけ。自分がムカつくというだけでは説得力が足りないので、手っ取り早く同意を得られそうな場所から手軽なツールを引っ張ってきているに過ぎない。
 
ただ「自分がムカつくから相手をイワしたい」と言えばいいのに、それでは同意を得られない。そこで卑怯な手を使ってでも相手を奈落の底に叩き落とし、何となく正義感ぶっていい気持ちになろうとする。こんな人間は論外もいいところである。
 
映画「ラッシュアワー」感想。ジャッキー・チェンの香港映画のノリをそのままハリウッドに持ち込んだヤツ。クリス・タッカーのコメディな演技もピッタリだった
 
何となくのイメージだが、
・ひん曲がった正義感、怨念を持って記事を書くのはアウト
・“仕事”と割り切って淡々と記事にするのはセーフ
・ゴシップ大好きで楽しんで記事を書くのはギリギリセーフ
というのが僕の中でのルールかなと。
 
サラの一連の行動からそんなこんなが一気に思い出された結果、今作にあまり乗れなくなったというのが僕が「ない」と感じた一番の要因である。
 
 
しかもアレだ。
何で最後、ヒッチの方が告白してんの?
 
アルバートのまっすぐな言葉に触発されたヒッチがサラの部屋に押しかけて告白するという、それなりに感動的なクライマックスなのだが、サラのそれまでの行動、言動のせいでいっさい感情移入できず。
 
それどころか、自分の商売をめちゃくちゃにされ、顧客でもあり親友でもあるアルバートを傷つけられたヒッチがなぜその張本人を追いかけているのかが不思議なくらい。
 
これだけいい男なのに、こんな女にマジになる必要なんてどこにもないでしょ。
と、僕なんかは思ってしまったのだが。
 
いや、エヴァ・メンデス本人はめちゃくちゃ綺麗でどストライクなんですけどね()

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ストーリーや出演陣は総じてよかっただけに、ゴシップライターの役どころだけが圧倒的に残念だったなと。
 
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