カネロvsゴロフキン3展望。ゴロフキンが案外がんばると思うねんな。技巧満載の初戦、両者の意地がぶつかり合った2戦目を受けてどんな試合展開になるかが楽しみっす【予想・展望】

カネロvsゴロフキン3展望。ゴロフキンが案外がんばると思うねんな。技巧満載の初戦、両者の意地がぶつかり合った2戦目を受けてどんな試合展開になるかが楽しみっす【予想・展望】

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世界S・ミドル級4団体統一王者サウル・“カネロ”・アルバレスに現IBF/WBAスーパー世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキンが挑戦することが正式発表された。
日時は2022年9月17日(日本時間18日)、開催地は未定とのこと。


この両者は過去2度の対戦があり、2017年9月の初戦は1-1(118-110、113-115、114-114)のドロー、2018年9月の再戦では2-0(114-114、115-113、115-113)の判定でカネロが勝利している。
 
またカネロは前戦でWBA世界L・ヘビー級王者ディミトリー・ビボルに挑戦したものの、3-0(115-113、115-113、115-113)の判定で敗戦。約9年ぶりの黒星を喫しており連敗は許されない状況。
一方のゴロフキンは今年4月に日本の村田諒太とのミドル級2団体王座統一戦に勝利し、今回は初めて階級をS・ミドル級に上げての一戦となる。
 
適正を超えた階級で思ったようなパフォーマンスが出せなかったカネロと、ブランクと加齢の影響か、やや低調だったゴロフキン。どちらも直近の試合が不安を残す内容だったことも含めて注目である。
 
僕のセルゲイ・コバレフの帰還。テレベル・プーレフに判定勝利。クルーザー級の耐久力とサイズに戸惑ってたな。相変わらずの前半型だし被弾するたびに動きが止まるのも…
 

カネロvsゴロフキン3戦目決定。カネロはビボルとの再戦に進むと思ってたからこの展開はちょっと嬉しい

カネロvsゴロフキンVol.3。
 
カネロとマッチルーム+DAZNが締結した2試合契約の第2戦目。
5月にvsディミトリー・ビボル、9月にvsゲンナジー・ゴロフキンという当初のスケジュール通りのマッチメークである。
 
ただ、僕はてっきりカネロはビボルとのダイレクトリマッチに進むと思っていたのですんなりゴロフキン戦が発表されたことにはちょっと驚いている。
一戦挟んで勝ち癖をつけておきたかったのか、もしくはビボルとは何度やっても分が悪いと判断したのか。何とも言えないところだが、“ゴロフキンに引導を渡すカネロ”を期待していた僕としてはこの展開は嬉しい。
 
「カネロはビジネスパートナー」と公言するゴロフキンにとっても現役最終盤の儲け話としてvsカネロ3は美味しい。
お互いに嫌い合う同士だが、同時に金づるとして不可欠な存在でもあるのだろうと。
 

僕がこの試合に乗れる理由? カネロがゴロフキンに引導を渡すところが観たい&試合展開を想像するのが楽しい

僕が両者の第3戦目を楽しみにしている理由だが、一つ目は上述の通りカネロがゴロフキンに引導を渡すところを観たいから。
1戦目、2戦目の判定に対してといまだにあれこれ言われているが、いいかげん終わりにしてほしい。そして、それを解決する一番手っ取り早い方法がカネロの完勝だと思っている。
 
もう一つの理由はどんな展開になるのかを想像するのが楽しいから。
僕の中では初戦はドロー、第2戦目はギリギリでカネロ勝利かなぁ? と思っているのだが、どちらの試合もまったく違う展開だったのが興味深い。
 
1戦目は序盤はカネロ優位→中盤からゴロフキンが盛り返したが、カネロが持ち前のディフェンスを発揮してクリーンヒットを回避しまくる→終盤に再びカネロがペースアップしてこの日のベストショットを叩き込むが、ゴロフキンはケロッとして打ち返すという。
試合を通して流れをつかんでいたのはゴロフキンだが、クリーンヒットの数はそこまで変わらない(ようにカネロが見せた)。
一流同士の技術の応酬という意味でもめちゃくちゃおもしろい試合だった。
 
物議を醸したカネロvsゴロフキンVol.1から3年。改めて観てみたけどおもしろい試合。ゴロフキンのジャブのすごさとド派手なカネロのカウンター
 
それを受けての第2戦。
初戦はディフェンス重視の立ち回りを見せたカネロがこの試合では序盤から足を止めてリング中央で打ち合う。ゴロフキンも真っ向から受けて立つが、時おりカネロのボディに顔を歪めるシーンも。
ところが後半以降はカネロが失速。ゴロフキンの反撃を許すシーンが目立ち始め、序盤の貯金を食いつぶす展開に。
最終的にカネロが僅差判定で逃げ切ったものの、両者のプライドと意地がぶつかり合う12Rは目が離せないものとなった。
 
中盤の失速をディフェンス力で誤魔化したカネロがギリギリ引き分けに持ち込んだ初戦。
ゴロフキンの圧力を真っ向から受け止め、意地の張り合いを制した2戦目。
 
じゃあ3戦目はどうなるの? という話。
あれからさらに月日は流れ、村田戦でのゴロフキンは全盛期に比べて下降線に入っていたように思える。
対するカネロは階級アップにともなうビルドアップで本来のカウンターボクシングからガードを上げてプレッシャーをかけるスタイルに傾倒中。
 
普通に考えれば初めてのS・ミドル級+40歳のゴロフキンの勝ち目は薄いと思うが、それでも……。
 

ゴロフキンが案外がんばると思うのよ。村田戦は実は減量苦だったんじゃないか? とか

今回の第3戦、意外とゴロフキンががんばるのではないかと思っている。
 
申し上げたように直近の村田戦は絶好調時に比べてやや精彩を欠いたが、実はあの試合のゴロフキンは減量苦だったのではないか。
 
報道によると前日計量に時間がかかっていたようだし、計量をパスした直後もあまり調子がよさそうには見えなかった。


で、今回のカネロ戦は階級を上げて臨む試合となる。
案外村田戦よりも良好なコンディションで登場する可能性も……?
 
またカネロがビボルのジャブとフットワークに苦戦したことを考えると、今回のゴロフキンもアウトボクシングを選択するかもしれない。
村田にはボディを効かされ肩で息をしていたゴロフキンだが、何だかんだでジャブと外旋回のフックを駆使して9RTKO勝利にこぎつけた。
カネロのプレスは村田に比べて強弱がなく、基本は真正面からノシノシとにじり寄って左右フックを振り回すだけ。村田に比べて対処しやすそうではある。
 
村田諒太以外にゴロフキンをここまで追い詰められるヤツがどれだけおるの? でも引き出しの多さ、経験値の違いが顕著だった。改めてブランクが…
 
ゴロフキンはビボルほど身体も大きくなくS・ミドル級で試合をするのも初めてだが、その反面膨大な経験値とアドリブ力を兼ね備える。
村田戦では正面衝突では分が悪いと判断してすぐにアウトボクシングに切り替え、村田が失速した中盤以降は近場でのアングルチェンジ+連打で翻弄。最後は狙いすました右カウンターでTKO勝利を挙げてみせた。
 
このあたりの押し引きというか、引き出しの多さ、瞬時のアドリブ力はマジで侮れない。
身体能力の低下は否めないものの、減量苦からの解放+引き出しの多さ、抜群のアドリブ力によってカネロに肉薄するパターンもあり得ると思うのだが……。
 

カネロは自身のプライドをかけて真正面からねじ伏せにかかると予想。そしてゴロフキンを持て余す

対するカネロだが、こちらは前回のビボル戦同様真正面からねじ伏せにかかると予想する。
 
Aサイドを全面に押し出したマッチメークと判定での優遇っぷりを一部から批判されるカネロだが、この選手は実はめちゃくちゃプライドが高い。さらに階級上のビボルに挑むなど、逆境に燃えるタイプでもある。
 
カネロが8年7ヶ月ぶりの敗戦。ビボルのジャブとガードを崩せず。“ロッキー・フィールディングの呪い”を解いたビボルに神の祝福を
 
絶対に勝てると判断するまでGOサインを出さなかったメイウェザーとはこの部分で少し異なる(どちらがいいとか悪いとかではなく)。
 
なので、今年40歳を迎えたゴロフキン相手に策を弄するとは考えにくい。
1勝1分とはいっても2戦とも疑惑の判定、ゴロフキンの勝利だったという声も多く聞かれる。本人のプライドを加味すると、今回の決着戦でアウトボクシングを選択するなどまずあり得ない。過去2戦の評価を覆すためにも真正面からの打ち合いを選ぶのではないか。
 
で、上述の通りゴロフキンのアウトボクシングにモタつく流れ……。
 

勝敗予想はカネロの判定勝利。ゴロフキンはがんばったけど一歩及ばなかったっていう結末が一番きれいなんじゃない?

今回の勝敗予想だが、カネロの判定勝利でいきたい。
 
案外ゴロフキンががんばるかも?
カネロは真正面からねじ伏せにかかって翻弄される?
などとほざいておいてアレだが、何だかんだで最終的にはカネロがゴロフキンを捕まえると予想する。
 
・S・ミドル級のゴロフキンは村田戦よりもコンディションがいい
・アウトボクシングに傾倒してカネロの圧力をいなす
というのが僕の勝手な展望(希望)だが、それでも。
 
確かにゴロフキンは引き出しも多く経験も豊富だが、同時に年齢的な衰えも感じる。村田戦の後半、勝負どころでの出力の上がらなさ、ギアをアップした際の排気量の低さは典型的。加齢による体力(底力)の低下は明らかだった。
 
カネロも後半の失速が目立つ選手だが、ここぞの局面でゴロフキンの馬力が続かなかったこと、全力で動ける時間の短さを加味するとやはりカネロ優位は動かないだろうと。
 
ゲンナジー・ゴロフキンは覇王色の覇気の持ち主()内容ペラッペラの杓子定規なコメントが最高すぐるw 支配層のみに許されたエレガントさ
 
てか、実際それがベターな結末なんじゃないの?
 
ゴロフキンはがんばった。
初のS・ミドル級で4団体統一王者のカネロに肉薄した。
そして、最後の最後で力尽きた。
 
それでもこの選手が偉大な王者であることには変わりない。
階級上のカネロをここまで追いつめる選手など、ゴロフキン以外に誰がおるんよ。
 
などなど。
終わり方としては一番きれいだと思うのだが。
 
 
希望的観測を交えてあれこれ妄想してみたが、とにかく僕は両者の第3戦を楽しみにしている。
 
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