歴代クソヒロインランキング。総じて僕をイラつかせる歴代ヒロイン5人の発表である。心して聞くがよろし(ん?
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先日からスタートした「有能ヒロイン/イラつくクソヒロインランキング」企画。
前回、前々回と「有能ヒロインベスト6」を発表したわけですが、今回はその続き。「イラつくクソヒロインランキング」でございます。
「有能ヒロイン/イラつくクソヒロインランキング。まずは歴代ヒロインの中から有能ヒロインベスト6を発表するぞ」
僕はアニメやマンガにそこまで詳しいわけではないですが、それでもおもしろいと思う作品は数多くあります。
そして、中でも前回の「有能ヒロイン」と並んで作品を際立たせるための「クソヒロイン」も大事な要素だと思っています。
性格や立ち位置、言動など。
ことあるごとに我々オーディエンスをイラつかせ、結果的にそれが主人公の活躍を生む。
クソヒロインが絡むシーンが重要であればあるほど「てめえ、何してくれてんねん。邪魔すんなよw」と怒鳴りたくなり、ウッキー!! と発狂する。
ただ、あとで読み直してみると、実はクソヒロインのおかげでストーリーに奥行き、深みが増していることに気づかされたりします。
いわゆるクソヒロインが作品を名作へと昇華させていくパティーン。
腹立たしいけど欠かせないというか、ムカつくけどいなきゃいないで困るというか。クソヒロインの存在は作品のスパイスとして本当に重要だと思います。
いやまあ……。
妙にマジなトーンで申し上げておりますが、基本的には単なるランキング遊びです。なので、いつも通り興味があれば気軽にお付き合いいただければ幸いかなと。
なお、例によって選出の条件は以下。
・僕の知っている作品
・少年向け? 作品
となっております。
歴代クソヒロインランキング:第5位
ユウナ(ファイナルファンタジーX)
人気RPG「ファイナルファンタジー10」のヒロインで、大召喚士ブラスカを父に持つ召喚士。
自身の命と引き換えに「シン」を倒すための究極召喚を習得することを目的に旅に出ますが、それには自分のほかにもう一人の仲間の犠牲が必要になることを知り、習得を拒否。究極召喚を使わずに「シン」を倒すことを決意します。
回復系や召喚系の魔法を得意とし、HPや攻撃力は低いがMPや魔力が高いのが特徴のキャラ。戦闘では基本的に後列でのサポート役や回復が中心になります。
まず第5位はこの人、FF10のユウナです。
個人的にFF10はおもしろいと思うのですが、歴代屈指の名作とまではいかず。正直、世間で言われているほど突出しているようには感じませんでした。
その理由の一つが、僕がユウナを嫌いだから。
最初に「クソヒロインの存在が主人公の活躍度を高め、ストーリーに奥行きを生む」などとほざいておいてアレですが、僕の中ではこのキャラのせいでいまいちストーリーに没入しきれなかった印象です。
具体的には、無理した作り笑顔がキモい。
本当はこれからも生きていたいのに、偉大な父親の意思を継ぐべく召喚士としての運命を受け入れる。
実は直情的なティーダを羨ましく思っているのに、「自分は全然大丈夫ですけど、何か?」な態度に終始。でも、そこに辛さが見え隠れしちゃってますみたいな。
ああいうのがどうにも受け付けなかった次第です。
しかも中盤以降はいつの間にかティーダと立場が逆転して、やたらと前向きな「私、生きる! ウーマン」へと変貌する。
なーんかちげえんだよな。
僕が求めてるのはそういうのじゃねえんだよ……。
あの「落ち込んだりもするけど、私は元気です」的な、ジブリ感満載の雰囲気に僕は最後まで慣れなかったです。
というか、僕の中ではリュックの方がよっぽど魅力的でしたけどね。
宗教上の理由で迫害を受けるアルベド族であることを隠してパーティに同行しつつ、持ち前の明るさでみんなを元気づける最年少キャラ。幼い頃のトラウマで雷が恐いとか、めちゃくちゃええやないっすかww
歴代クソヒロインランキング:第4位
レオナ姫(ダイの大冒険)
大人気RPG「ドラゴンクエスト」を題材とした「ダイの大冒険」のヒロインで、パプニカ王国の第一王女。デルムリン島で暮らしていた主人公ダイのもとに押しかける形で初登場を果たします。
若いながらも相当なカリスマ性を備え、他国にもその名を轟かせるレオナ姫。
性格は活動的&物事をはっきりと言うタイプで、敵の強さに怖気づくポップに厳しい言葉をかけたりもします。また基礎魔力も高く、回復系魔法ベホマの使い手。序盤はパーティの重要なサポート役としても活躍しました。
続いて第4位はレオナ姫です。
理由は簡単で、これまた僕が嫌いだから。
元も子もないことを申し上げておりますが、僕はホントにレオナ姫が嫌いです。
「ダイの大冒険」は以前「かっちょいい技ランキング」企画をやるくらいには好きな作品なのですが、レオナ姫は別。すべての言動、行動にとにかくイライラしておりました。
「ダイの大冒険かっちょいい技ランキングTOP10。野郎の夢を全部叶えたろうマンガ」
フレイザード戦ではイキった末に氷づけにされるし、バラン戦では一人で戦場に向かうポップにビンタを食らわせるし、ザオラルは失敗するし。ミナカトール習得時の洞窟では余計な宝箱を空けるし、マァムとポップの恋の行方をニヤニヤしながら眺めてるし。
で、最終戦ではほぼ役立たずであるどころか、無駄に大魔王バーンを刺激して「瞳」第一号になっちゃう始末。
能力に不相応な主張の強さによって主人公パーティの危機を招く典型的なクソヒロインに成り下がります。
そもそもお前、ポップにガタガタ言い過ぎなんだよOK?
俺たちのポップのポテンシャルに気づかないボンクラのくせに生意気なんだよww
一応言っておくと、お前が“アバンの使徒”に選ばれたのだって僕は納得してねえからな。アバン先生からもらったゴールドフェザー&シルバーフェザー、ほとんど役に立ってねえからな。
まあ、無駄に動き回ってパーティの足を引っ張った結果、主人公の潜在能力を引き出したという意味では立派に“クソヒロインの役割”をまっとうしたと言えるのかもしれませんが。
歴代クソヒロインランキング:第3位
井上織姫(BLEACH)
主人公黒崎一護のクラスメートで、オレンジ色のロングヘアの女の子。
幼い頃に暴力を振るう両親から離れ、唯一の家族だった兄を交通事故で亡くした過去を持つが、それをまったく感じさせない明るさの持ち主です。
一護にひそかに思いを寄せているが、なかなかそれを表に出せずにいる。ことあるごとに一護を鼓舞する朽木ルキヤの逞しさ、積極的な姿勢に嫉妬してしまうことも。
また「盾舜六花」を操る防御、回復技を得意とし、特に回復技に関しては愛染に「神の領域を犯す能力」と称されるほどの稀有な能力でもあります。
なお物語の最終盤には一護と結婚し、息子の一勇が生まれています。
歴代クソヒロインランキング第3位は井上織姫です。
もう、これはね。
多くの方にご納得いただけるのではないかと。
・主人公の足を引っ張る
・言動がイラつく
・終盤空気
個人的なクソヒロインの条件は上記の3つだと思っておりますが、そのうちの上2つ「主人公の足を引っ張る」「言動がイラつく」に関しては満点と言っても過言ではない。ここまでパーフェクトに条件を満たしたキャラが過去にいたの? というくらいのクソヒロインっぷりでございます。
それが顕著だったのが破面篇。
愛染の言う「神の領域を犯す能力」に目覚めたおかげでサクッと連れ去られ、一護や尸魂界の面々に大いに迷惑をかける。
しかも、その直前に浦原喜助に「役立たずはおとなしくしとけ」と忠告されたにもかかわらず朽木ルキヤと無駄な修行をしたり、松本乱菊とウザい恋バナをしたりとフラグ立てに余念がありません。
また、敵と戦う前にいちいち相手の安否や立場を気遣うなど、とにかくめんどくさい。
序盤に石田雨竜の「井上さんは絶望的に戦闘に向いていない」というセリフがありましたが、向いていないどころか邪魔くさくてしょうがないわけです。
で、挙句の果てに虚化した一護を見て「黒崎君じゃないみたい」などと信じられない言葉をほざくという。
いやいや、それはダメでしょ。
散々苦労してここまでたどり着いたってのに。
惚れた男が助けに来てくれたのに。
何で恐れおののいてんだよ。
「黒崎君じゃないみたい」じゃねえんだよww
お前みたいなヤツは黙ってさらわれて、大人しく助けられてりゃいいんだよ。
それを変に自己主張するからおかしなことになるんだよ。ストーリーのテンポも悪くなるし。
てか、このキャラって要するに「うしおととら」の井上真由子ですよね?
明るい性格でおっとり型の天然。
主人公にひそかに思いを寄せる大和撫子タイプだけど、ここぞの場面では芯の強さを見せる。
名前もそうだし、ストーリーの流れを左右するようなポテンシャルの持ち主でもある部分も含めて、明らかに井上真由子にインスパイアされてるなぁと。
まあ、作者は最初“村人その1”的なモブのつもりで登場させたと思うのですが、いつの間にか路線変更してヒロインポジションに収まっちゃいましたよね。
「男性声優「この声は卑怯だろ」ランキング。一度聞いたら忘れない、耳に残るイケボベスト7」
・四方院夜一
・志波空鶴
・伊勢七緒
・涅ネム
・ティア・ハリベル
・ネリエル・トゥ・オーデルシュヴァンク
・毒ヶ峰リルカ
などなど。
魅力的な女性キャラが多数登場する「BLEACH」ですが、ストーリーを円滑に回すには井上織姫みたいなタイプをヒロインに据えるのが得策なのかもしれませんね。
「三天結盾、私は拒絶する」
俺はお前を拒絶するわww
よりにもよって、俺たちのネルとリルカを当て馬にしやがってゴルァ(ん?
第2、1位の発表は次回です
またしても長くなってきましたので、第2、1位の発表は次回にさせていただきます。
「歴代クソヒロインランキング完結編。結局第1位はアイツしかいないんだよな。過去、もっとも僕を悶絶させたクソヒロインは誰?」
毎回同じことを申し上げてアレなのですが、引っ張るつもりもなければこんなに長くなる予定もない。でも、やってるうちに楽しくなって結局こうなっちゃうという。
いやまあ……。
今回に関しては長くなる予感はしたかな……。
「僕をイラつかせるクソヒロイン」なんて、どう考えてもテンション上がりまくるネタなんでね。
そんな感じで、次回も引き続きお付き合いいただければと思います。
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