ロマゴンサスペンド!? 神経学的検査って? その他、エスカンドンvsニャンバヤル、京口vsパラス、アンカハスvsスルタン振り返り【結果・感想】

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元4階級制覇王者ローマン・ゴンサレスが、米・カリフォルニア州アスレチック・コミッションよりサスペンドを受けているとのこと。


神経学的検査をパスしない場合、今後リングに上がることができないとか何とか。
 
ん?
どうしたロマゴン。
というか「神経学的検査」って何?
 
「神経学的検査チャート作成の手引き」
「神経学的検査チャート」
「神経学的検査」
 
ちょっと詳しい健康診断みたいなもんか。
 
とりあえず「ロマゴンがメンタルをイワした」みたいな話で界隈がざわついていたが、そういうことではないように思える。
 
てか、後遺症の疑いでもあんのか?
大丈夫かマジで。
 
それはそうと、先週末も変わらずボクシングの試合は行われている。
 
と同時に、元気に体重超過をやらかす選手も後を絶たない。
カリド・ヤファイに挑戦したダビド・カルモナや2017年12月にビリー・ジョー・サンダースに敗れて以来の再起戦を迎えたデビッド・レミューなど。
 
井上尚弥の挑戦を受けたジェイミー・マクドネルは必死のパッチで減量を果たしたというのに。
いちいちツッコむ気すら失せるほど、ナチュラルに体重超過を受け入れている僕がいる。
 
「ラッセルさんを過労で潰す気か。無敗のニャンバヤルとのタイトルマッチを2月だと!? 労働への意識が低すぎる」
 
まあ、そういう話はともかく。
例によって、先週末に行われた試合の中でおもしろいと思ったものを挙げて、適当に感想を言っていこうと思う。
 

○ツグスソグ・ニヤンバヤルvsオスカル・エスカンドン×

フェザー級10回戦。
ツグスソグ・ニヤンバヤルの3R1分18秒TKO勝利。
 
まずはこれ。
2017年5月にゲイリー・ラッセルJr.に敗れ、暫定王座を失ったエスカンドンの約1年ぶりの再起戦。
 
対するツグスソグ・ニヤンバヤルはロンドン五輪銀メダルのモンゴル人。
2015年のデビュー以来9戦全勝の選手で、身長173cmとこの階級では長身の部類に入る。156cmのエスカンドンとは、実に15cm以上の身長差である。
 
「はあ、ラッセルたん…。エスカンドンを接近戦で圧倒して勝利!! この試合好き過ぎて、もう5回くらい観てるw」
 
いや、ニヤンバヤル強かったなと。
以前からちょくちょく名前は耳にしていたものの、実際に試合を観るのは初めてだったので、どんな感じかな? と思っていたのだが。
 
身体が大きくフィジカルも強い。
終始エスカンドンの射程の外をキープし、カウンター気味の連打を的確に当てていく。
 
ガードが低く防御は危なっかしいが、よく動く足がそれを補ってしまうイメージ。
 
何となくだが、フレディ・ローチがゾウ・シミンの完成形と考えていたスタイルがこれだったのかな? という印象である。
 
恐らく突進力のある相手を持て余すとは思うが、今のままでも王者クラスにも通用するのではないか。vsアブネル・マレスなどが実現すれば、割といい試合になりそうな気がする。
 
あとは、エスカンドンの脆さがちょっと気になったかな。
もともと被弾前提のスタイルだけに、ダメージの蓄積があるんですかね。
 

○京口紘人vsビンス・パラス×

IBF世界ミニマム級タイトルマッチ。
京口紘人の3-0(117-110、 117-110、 117-110)の判定勝利。
 
続いてこの試合。
田口良一vsヘッキー・ブドラー戦とのダブル世界戦として、東京・大田区総合体育館で行われた一戦。
 
「田口良一陥落。ブドラーに判定負けで統一王座防衛ならず。てか、地上波ボクシング中継なくなるんすかね」
 
うん、いい試合でしたね。
至近距離を得意とする両者が、リング中央で激しく打ち合った大激戦。
京口もがんばったし、挑戦者のビンス・パラスもよかった。
 
京口の勝因としては、左の精度の差だろうか。
多彩な左でじわじわ削っていく京口に対し、パラスはどちらかと言うと単発気味。
 
角度や強弱をつけた左で再三パラスの顔を跳ね上げ、ガードを上げさせておいてから得意のボディ。
ラウンドが進むごとにパラスが疲弊し、右のストレートも当たりやすくなる。
 
僕の勝手なイメージだが、村田諒太vsゴロフキン戦が実現したらこういう展開になるのかな? とも思った。
というか、村田諒太もこういう我慢比べ的な試合をこなしてもらいたいですよね。打倒ゴロフキンを目標にするなら。
 
なお京口に関しては、やはり足を止めての打ち合いでは強いなと。
 
確かにこの選手なら、タイでワンヘン・ミナヨーティンに勝てるかもしれない。
リング中央での打ち合いで怯まず、得意のボディでワンヘンの連打を寸断できれば。
 
恐らく京口のスタイルであれば、ひと回り狭いタイのリングも、滑るといわれる足場の影響も少ない。何よりワンヘンよりも身体が大きいので、正面衝突で当たり負けせずに押し込める可能性がある。
 
暑さ対策さえ万全にすれば、マジで何とかなるんじゃないの? という期待感のある試合だった(気がする)。
 

○ジェルウィン・アンカハスvsジョナス・スルタン×

IBF世界S・フライ級タイトルマッチ。
アンカハスの3-0(119-109、119-109、117-111)の判定勝利。
 
最後はこれ。
IBF王者でパッキャオ二世と呼ばれるジェルウィン・アンカハスが、同じフィリピンのジョナス・スルタンを相手に5度目の防衛に成功した試合。
 
「アンカハス健在!! ゴンサレスを10RKOで下す。パッキャオvsマルケスみたいな試合」
 
ひと言で言うと、完全なる“作業ゲー”だった。
 
スルタンのパンチが届かない位置で対峙し、踏み込みに合わせてサイドに回り込む。
すぐさまリターンの右を当て、バックステップでパッと離れる。余裕があれば、時おり追撃の左をヒット。
 
今回の試合でアンカハスがやっていたのはほぼこれだけ。
どのラウンド、どの時間帯を切り取っても、ほとんど同じようなシーンがリピートされる。
 
遠い位置では連打が出ない。
一足飛びで距離をゼロにする踏み込みもない。
リーチ、上背ともに劣る。
 
長身サウスポーのアンカハスがこの相手を攻略するには、パンチの届かない位置関係をキープし続け、ひたすら遠い距離からコツコツ当てていればいい。
 
盛大に効かせるような1発はないが、致命打をもらう可能性はほぼゼロ。
スルタンも左腕を首に絡めて思いきり右を振るなどの工夫をしていたが、そのつどバックステップでスルスルと逃げられてしまう。
 
マジで“作業ゲー”という言葉がピッタリの試合だった。
 
ちなみにだが、仮に井上尚弥vsゾラニ・テテ戦が実現すれば、高確率でこういう試合になるのかなと思っている。
 
といってもゾラニ・テテが井上の踏み込みに対応できるかについてはかなり怪しい。
むしろマクドネルやヨワン・ボワイヨのように、1発目のボディで委縮させられる可能性の方が高いのではないか。
 
まあ結局のところ、どこまで井上のスピード&パワーに当たり負けせずに粘れるかという原始的な話に着地するんですよね。いつものことながら。
 
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