不遇な知将キャラランキングTOP10その2。5、4位と番外編を発表する。キャラ立ちは凄まじかったし能力も高いのに、扱いが雑すぎて切ないアイツ笑

不遇な知将キャラランキングTOP10その2。5、4位と番外編を発表する。キャラ立ちは凄まじかったし能力も高いのに、扱いが雑すぎて切ないアイツ笑

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先日からスタートした「不遇な知将キャラランキング」
今回はその第2弾となります。
 
少年誌を中心としたバトル作品はヒーローと悪の二極化で描かれることが多く、参謀タイプの知将キャラはどうしても扱いが悪くなりがちです。
 
その中でも特に不遇な扱いを受けた&雑な退場をさせられた(と僕が思う)キャラをランキング形式で発表していくのが今回の企画でございます。
 
ちなみに前回までの順位は下記。
 
不遇な知将キャラランキングTOP10。正義と悪の二極化の世界では卑怯な小者として雑に扱われる知将キャラ。もっとも不遇を受けた参謀役を発表するぞ
 
今回と併せてお読みいただければ幸いです。
 
 
というわけで、前置きが長くなる前に本題にいくことにします。
 

不遇な知将キャラランキングTOP10:第5位

「Mr.サカグチ」(はじめの一歩)
 
Mr.サカグチは僕の中では典型的な不遇キャラ。「はじめの一歩」という作品の土台が青春、友情、根性である限り、どれだけ高い能力を有していても正当な評価を受けることは100%ないと断言できます。
 
 
実際、この人の能力はめちゃくちゃ高かったんですよね。
東洋王者のアーニー・グレゴリーや宮田に挑戦したランディ・ボーイ・ジュニアといった強豪をプロモートしている上に相手の弱点や体調、調子、性格等を見抜く観察眼もある。
 
アーニー・グレゴリーに試合中に解雇を言い渡されたり、相手陣営と軋轢を起こしたり。セコンドとしてはやや不適切な人間でしたが、マッチメイカー、プロモーターとしては間違いなく有能。宮田一郎に対する私怨もビッグマッチのきっかけになるのであれば大歓迎です。
 
まあ、結果的にMr.サカグチの策略のおかげで幕之内一歩vs宮田一郎戦が消滅し、実質漫画「はじめの一歩」は終焉となったわけですが。
 
「はじめの一歩」が酷すぎる。マンガ史に残る汚点。まさか井上尚弥の試合を丸パクリするとは…。森川ジョージは完全に終わったんだな
 
鷹村の振り回した拳が偶然クリティカルヒット→作品から退場という雑な最期を含め、とにかく評価されにくいキャラだったなぁと。
 

不遇な知将キャラランキングTOP10:第4位

「Dr.イチガキ」(幽遊白書)
 
狂信的な科学者&研究のためなら平気で相手の弱みに付け込む、他人の人生を屁とも思わないクズっぷりはまさに今回のテーマ「不遇な知将キャラ」にぴったりです。
 
 
病気の肉親を抱える貧乏な3人組を言葉巧みに誘導、洗脳し、自らの実験台として主人公と戦わせる。
さらに相手との戦力差を瞬時に割り出し作戦を構築する狡猾さ、計算高さを兼ね備えたデータマンでもある。
 
体型は猫背で小柄、常時薄笑いを浮かべたハゲという容姿からも、作者が主人公の当て馬にするためにこのキャラを登場させたことは明白すぎるくらい明白です。
 
実際のストーリーもマジでその通り。
結果として浦飯の怒りを買ったり桑原の覚醒を促したりと、少々やっかいな中ボスとしての役割を見事に果たしてくれました。
 
で、ラストは自らが開発した“戦闘妖液”でドーピングし巨大化→自信満々に襲いかかるも案の定瞬殺される流れ。
 
読者/視聴者を山ほどムカつかせ、主人公チームの成長に一役買った上でフルボッコにされて退場するという、何とも声のかけにくい最期を遂げております笑
 
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まあでも、コイツはね。
さすがに使いようがなかったですよね。
 
鈴駒や酎ほどキャラも立っていないし、凍矢や陣、死々若丸のようなイケメンでもない。そもそも参謀タイプならすでに蔵馬がいる。
どちらにしろああいう雑な扱いを受ける運命だったのかもしれません。
 
 
ちなみに美しい魔闘家鈴木が最終盤まで退場させられなかったのは僕としては結構意外でした。
 

不遇な知将キャラランキングTOP10:番外編

では、ここからは一旦ランキングから離れて番外編を。
ランク入りするには少々物足りないけど、スルーしてしまうにはもったいないキャラをいくつか紹介させていただきます。
 

不遇な知将キャラランキング番外編:その1

「ザエルアポロ・グランツ」(BLEACH)
 
まず番外編その1は「BLEACH」のザエルアポロ・グランツです。
十刃の一員であり、霊性兵器開発の研究者かつマッドサイエンティストな弟キャラ。他人の命をクソ扱いする点などは「幽遊白書」のDr.イチガキと共通する部分があります。
 
また護廷十三隊の隊長涅マユリとの狂科学者対決、科学による化かし合いは作中屈指の名勝負であるとともに、“超人薬”で時間を引き伸ばされたザエルアポロが100年間分の苦しみを味わいながら心臓を貫かれていく光景は読者/視聴者に強いインパクトを残しました。
 
ただ、マユリの到着前に阿散井恋次と石田雨竜のコンビを圧倒したり、ネムを機能停止に追い込んだりと活躍シーンも多い。
さらに上述の通りマユリ戦での決着シーンは作中屈指のインパクト。
 
Dr.イチガキと違って見た目も悪くないとなれば、残念ながら“不遇な知将”とまでは言い切れない気がします。
 
クセが強すぎてグリムジョー・ジャガージャックのように再登場とはなりませんでしたが、個人的にはあそこで退場させるには惜しかったとすら思っているキャラでございます笑
 
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不遇な知将キャラランキング番外編:その2

「魘夢」(鬼滅の刃)
 
番外編その2は「鬼滅の刃」の魘夢。
下弦の中でも最上位格とされる“下弦の壱”に数えられ、百年以上顔ぶれが変わらない上弦入りのチャンスを虎視眈々と狙っています。
 
この魘夢は劇場版「無限列車編」に登場したわけですが、とにかく扱いが悪かったなぁと。
 
・眠らせた人間に幸福な夢を見せて協力させる
・自らを電車と同化し再生能力アップ+弱点である首を隠す
 
能力自体も高い上に“人の弱みに付け込む”性格の悪さ、上弦への異常な執着も兼ね備える。キャラ造形は文句なしに秀逸です。劇場版においても中ボスとしての役割を十分果たしたと言えるのではないでしょうか。
 
 
とは言え、煉獄杏寿郎vs猗窩座戦の前座にされてしまったのが何とも残念でした。
 
以前にも申し上げましたが、僕は「無限列車編」は劇場版として大々的にスポットを当てるようなパートではないと思っています。
 
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編感想。映画に向いてないでしょこのエピソード。メインの前のアクセント用のヤツじゃん。煉獄さんの退場にも驚いた
 
どちらかと言えば次の「遊郭編」を盛り上げるためのフック的な役割。FF6で言うところの「迷いの森と魔列車」みたいなもの。
 
あそこで煉獄さんを退場させたのももったいなかったし、その相手がポッと出の猗窩座というのも納得いっていません。
 
それならキャラ立ちしている魘夢をもう少し引っ張ってもよかったんじゃないの?
わざわざ家族愛ごっこをやるために煉獄さんを退場させなくても……。
みたいな。
 
まあ、9人の柱にそれぞれ見せ場を作るには早い段階で1人退場させておく必要があったのかもしれませんが。
 
 
しかもアレなんですよね。
魘夢にはまったく感情移入するところがなかったのが……。
 
これまで登場した鬼は基本的に哀しい生い立ちやのっぴきならない事情を抱えており、消滅間際に回想シーンを差し込むことでそれなりに感情移入することができました。
 
「そうか。お前にもそんな出来事があったんだな」
 
この世界が単純な善悪だけで成り立っているわけではないことを痛感させられ、そのたびに主人公一行への思い、禰豆子復活の願いが深くなっていく流れになっていました。
 
ところが魘夢の場合は鬼化に関する事情、生い立ち等はいっさい語られず。
 
「万全の準備をしたのに」
「炭治郎たちが予想外に強かった」
「これだけがんばっても上弦入りはかなわないのか」
「やり直したい」
「悪夢だ」
 
いやいやいやいや。
さすがにこれは薄っぺらすぎませんかねOK?
 
事情もクソもない、自らの失敗を悔いるだけというのはちょっとどうなのよ?
“悪夢”で締めるのはいいけど、扱いが雑すぎて切なくなってきますよボカァ笑
 
同じく登場シーンが少ない煉獄さんはあれだけ華々しく散っていったのに。
極論、車内で魘夢に従っていた顔色の悪いガキどもの方が印象的だったまでありますからね。
 
 
要するに魘夢をランキングから外した理由は「扱いが雑すぎて直視できないレベルで切ない」から。
 
キャラ立ちしていて能力も高い、使い勝手もよさそう。見た目も悪くない。
ところが作中では何の爪痕も残せず、猗窩座とかいうポッと出に食われてはい、おしまい。
 
この切なさに耐えきれず、泣く泣く番外編での紹介とさせていただきましたw
 
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次回はベスト3の発表です

表題の通りですが、次回はいよいよベスト3の発表となります(そんなに引っ張るほどか?)。
 
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正直「不遇な知将キャラ」などという地味ランキングにどこまで需要があるかは不明ですが、僕が楽しいのでよしとします笑
 
気が向いたら引き続きお付き合いください。
 
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