亀田興毅現役最後の復帰戦を観に後楽園ホールに行ってきた。あ、目的は亀田和毅の試合です【2018年5月5日感想】
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はい。
というわけで、表題の通り「亀田興毅現役最後の復帰戦」を現地観戦してきました。
といっても、先日申し上げたように亀田興毅vsポンサクレック戦にはあまり興味はなく、目的は亀田和毅の試合です。
前回のイバン・モラレス戦から約10か月。
なかなか次戦の情報がない中、突然今回の興行への参戦が発表されたので、これは行かなきゃアカンなと。もともとAbemaTVで観ればいいやと思っていたのですが、急遽現地観戦を決めた次第です。
「亀田和毅が余裕の勝利! イバン・モラレスとの3兄弟対決を制す。てか、世界前哨戦だったのね」
全体的な感想としては「普通に楽しかった」ですね。
時間調整したりコーナーを入れ替えたりと妙な休憩がちょくちょく入りましたが、まあ、あの程度ならね。
以前行った大橋ジムの興行では、30分以上放置された上に八重樫東のドキュメンタリーを延々リピートされるという。あの地獄に比べれば全然許容範囲でした。
おかげで八重樫東一家の家族事情には無駄に詳しくなりましたがww
客層も前回や前々回行ったときよりもかなり若かったんじゃないでしょうか。
ボクシング興行は基本的に年齢層が高めのイメージですが、今回はそんなことはなく。
若い男女や女の子だけのグループも多かったし、有名人もちょいちょい見かけました。
どちらかと言えばKnockoutの客層と近かったのかな?
石原裕次郎みたいなバカでかいグラサンしたおねーさんとか、なかなかの威圧感でしたねww
そして、試合後の辻よしなりのナルシストっぷりがうっとーしくて途中退席したところ、ラストの「ロマゴン戦やりたい」発言を聞き逃すという失態ww
「拳四朗忘れんなよ。ロペスとの再戦をボディ一撃で終わらせる。北斗一烈拳炸裂()でパーヘクツ勝利」
帰りの電車でニュースをザッピングして「ああ? 何だってww」と。
いや、辻よしなりうっとーしかったですよね?
自分間違ってないっすよね?
まあ、亀田興毅のロマゴン戦希望の賛否についてはみなさんご自由にどうぞ。
僕はおもしろそうだったら観るし、現地観戦したい選手がいればまた行くかもしれないです。
ちなみに今回、写真は撮っていません。
後楽園ホールがパッツンパッツン過ぎて、どの角度を向いても他の人の顔が写り込んでしまうので。当たり前ですが、他人の顔を無断でアップするのはよろしくないので。
「亀田興毅vsロマゴン戦実現の可能性は? どのくらい積めばアイツは亀田の目の前に立つんだオイ? 勝手に金額を計算してみる」
◯亀田和毅vsダニエル・ノリエガ×
では試合の感想を。
3-0(110-88、110-88、110-88)の判定で亀田和毅が勝利した試合ですが、なかなかよかったですね。
とりあえず開始直後に思ったのが、
「ノリエガいい選手だな」。
ガードが固く、身体が意外と柔らかい。
ボテッとした体型のせいか、和毅がいくらボディを打ってもケロッとして向かってくる。
しかも、和毅の連打の後にしっかりと打ち返す。
個人的なイメージですが、村田諒太のプロ7戦目の相手だったガナー・ジャクソンと似ている気がしました。タイプは若干違いますが。
「亀田和毅国内復帰初戦を判定で飾る!! 後楽園ホールに行ってきたぞ。天笠、赤穂も揃い踏みの豪華興行の感想」
そして、そのノリエガに何もさせずに完封した和毅。
フェザー級契約ということでややパワーレスも感じましたが、あのスピードはやっぱりすばらしい。
階級アップによってフィジカルも上がり、左リードで正面から試合を支配できるようになった? のかな?
何となく、非力でスピーディな徳山昌守とかそんな感じですかね(適当)。
目標にしているダニエル・ローマン戦は、ん〜〜、どうなんでしょうか。
勝てる要素もありそうだし、負けそうでもある。
マジでわからないです。
「「那須川天心に勝ったら1000万円」企画は正解だったのか? プロ崩れとパンチの得意なキックボクサーのスパーリング風景を見せられて楽しいの?」
◯亀田興毅vsポンサクレック・ウォンジョンカム×
この試合はねえ……。
亀田興毅が2RTKOで勝利したわけですが……。
ポンサクレックがちょっとキツかったなと。
「亀田家大復活の日、亀田和毅vsアビゲイル・メディナ in後楽園ホールを現地観戦してきた。いい試合だったので感想を」
とにかくアレです。
足がちっとも動かない。
というより、上半身の動きに下半身がまったくついてこない。
そのせいでパンチに力が乗らず、当たってもほとんど効果がない。
KOの恐怖がないため、興毅は大胆に距離を詰めて力いっぱい腕を振れる。割と早い段階であの結末は予想できた感じです。
もともと下半身のバネを活かした踏み込みが信条の選手なので、足がポンコツになればこうなりますよね。
というか、やっぱり現役と引退した選手の一番の違いは下半身だなと。
マクレガー戦のメイウェザーも足が全然動いてなかったし、現役終盤の山中慎介も踏み込みの鋭さが失われて左のキレが鈍った。
「ジョシュ・テイラーvsポストルうおお!! 期待のテイラーが虚弱内山ことポストルに挑む。WBC世界S・ライト級挑戦者決定戦」
よく計量などでバキバキに割れた腹筋に対する賞賛を耳にしますが、実は重要なのはそこじゃない。
ブランクがあっても上半身はある程度ビルドアップできますが、下半身はどうしても年齢とともに衰える。あのイチローですら、ここ数年は足腰の粘りがなくなってましたからね。
そもそも論として、腹筋が割れてるヤツほど強いなら「最強はジャニーズ」ってことになっちゃいますよ? みたいな。
まあ入場から笑顔満開で、リングに上がってからも声援に手を振って答えるポンサクレックの姿に「あっ……(察し)」とはなりましたけどね。
正直、今の亀田興毅の実力がどの程度かは僕にはわからなかったですが、今回は「ポンサクレック、わざわざ来てくれてありがとう」でいいんじゃないでしょうか。
「ネリ再起。WBSS参戦目指してパブスタンとの10回戦に挑む。今後、ネリが体重超過をしない理由」
ロマゴンと交渉? それもいいけど、その金と交渉術で和毅の世界戦を組もうぜww あと、どうせなら井岡一翔を協栄ジム入りさせちゃえよ
なお最初に申し上げたように、ロマゴン戦の賛否についてはどちらでもいいです。肯定派否定派が入り乱れて好き勝手に議論すればいいと思っております。
あえて何派? と聞かれれば、「おもしろそうなら観に行きたい派」と答えます。
「那須川天心vs中村優作感想。中村の動きが完全にMMA選手だった。RIZINはMMAの大会? そんなこと誰か言ってたっけ?」
ただ、ロマゴンを連れてくる金があるなら、和毅の世界戦を組んでやれよとは思うかな。
日本復帰後の戦績がタワッチャイ、イバン・モラレス、ダニエル・ノリエガに3連勝なら、咬ませ路線でも何でもない。
兄貴の引退ビジネスもいいけど、もっと優先することがあるでしょ。大橋ジムに横入りされてる場合じゃねえでしょ。
「井岡一翔の倒し方? ノクノイ戦の感想を含め井岡に勝てそうな選手を考える。まあ、アイツしかいないけど」
あとはまあ、この際だから井岡一翔をサルベージしたれよと。
以前、井岡が移籍するにはどのジムがいい? という話題を耳にしましたが、そんなの協栄ジム以外にないでしょと思っていたのは僕だけでしょうか。
あの会長のいい意味でのチャラさと節操のなさを発揮して、ドル箱スターの井岡一翔を獲得しろよと密かに思っていたのですが。
それこそ、ロマゴンと交渉するより多少は可能性あるんじゃないの?
井岡一翔のセコンドに亀田大毅がつくとか、ちょっと胸熱じゃないっすか?
いや、知らんけど。
そういえば金平会長、大丈夫なんすかね。
異様に巨大化なさって動きもモッサリされてましたが。
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