亀田和毅日本復帰!! また亀田の試合が観られるぞ。協栄ジム所属でライセンス申請。エルメヒカニートが日本で躍動する?
2016年10月7日、元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅が協栄ジムの所属選手となったことが発表された。
「亀田和毅 因縁の協栄ジム所属に!国内復帰&亀田ジム再興へ」
2013年12月にWBA・IBF世界S・フライ級王座統一戦で起きた騒動により、亀田和毅が所属する亀田ジムは国内ライセンスを失効。その後は海外を拠点に活動を続けていたが、今回所属先が決まったことで2013年以来の日本復帰が濃厚となった。
長男興毅、次男大毅はすでに引退し、3兄弟で唯一の現役選手となった和毅。日本の大手ジムである協栄ジムのプロモートを得て再び世界王者に返り咲くことができるだろうか。
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なお和毅の次戦は2016年10月15日(日本時間16日)にメキシコでセシリオ・サントスと対戦することが決まっている。
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亀田和毅の日本復帰は普通に楽しみ。協栄ジムというのはちょっと驚いたけど
亀田和毅、協栄ジム所属で日本復帰決定!!
「亀田和毅が日本のジムに所属するかもしれない」という話はここ最近ちょくちょく耳にしていたが、助け船を出したのが協栄ジムだというのは少し意外だった。
協栄ジムはかつて長男と次男が所属しており、現在はモデルボクサー高野人母美が所属しているジムでもある。
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亀田家と協栄ジムはファイトマネーの未払いなどでもめていた時期もあったが、和毅の日本復帰に向けて両者の間にわだかまりはないという。
なるほど。
亀田和毅の試合が日本で観られる。
これはちょっと楽しみである。
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もしかしたら、亀田家を嫌うファンは今回のニュースを快く思わないのかもしれない。
ただ、僕自身は亀田家に対して何の感情もないし、いつも申し上げているようにスポーツ選手の人間性にはほとんど興味がない。プライベートでどれだけゴミ人間だろうが、法に触れるようなことをやらかさない限りどうでもいい。
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なので、今回の亀田和毅の日本復帰は普通に楽しみとしか言いようがない。協栄ジム所属なら試合も東京で行われるのだろうか。後楽園ホールに和毅が出るのならちょっと観に行きたい気もする。ミーハーなので。
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亀田和毅は間違いなくいい選手だが、パワーレスなのが痛い
亀田和毅については、よく「強いのか弱いのか」「本当に3兄弟の中で最強なのか」といった議論が起こるが、実際のところはどうなのだろうか。
僕個人の意見としては、亀田和毅は普通にいい選手だと思う。
スピード、手数、防御勘に優れ、危険地帯でのガードの意識も高い。なおかつ試合中に我を失うこともなく、あくまで勝ちに徹するリアリストでもある。
長男興毅を攻撃的にしたスタイルというのは確かにその通りで、スピーディな出入りとポジショニングのうまさが持ち味のテクニシャンという印象だろうか。
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3兄弟の中で最強かどうかは定かではないが、和毅の実力がトップレベルであることは間違いないと思う。
ただ、この選手の最大のウィークポイントはパワーレスなところ。
もう本当にパワーレス。
哀しくなるくらいパワーレス。
手数も出るしハンドスピードもある。
相手のパンチに対する見切りもそこそこいいし、攻撃への意識も長男興毅よりも高い。
だがフィジカル的な部分の不足により、相手を体力で押し込むことができないのが痛い。
相手のレベルが一定以上になると、ガードを上げてプレッシャーをかけて自分に有利なポジションで打ち合うという亀田家得意のスタイルを実行することができなくなるのである。
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そのため、距離をとってのポイントゲームを選択するわけだが、これはこれで大きな問題がつきまとう。身長に対してリーチが短いために長身の選手にパンチが届かないのである。
マクドネルは和毅にとっての天敵だった。そしてプンルアンをKOしたのはお見事だった
そういう意味で、2015年に連敗を喫したジェイミー・マクドネルはまさしく和毅にとっての天敵だった。
特にダイレクトリマッチとなった2戦目などは、マクドネルにとってかなりイージーな試合だったのではないだろうか。
1戦目で和毅の踏み込みのレンジとスピードを掴み、2戦目の前半で感覚のずれを調整する。
和毅との距離感を完全に把握すれば、後はマクドネルの独壇場である。危険地帯に踏み込まないことだけを意識して、自分のパンチだけが当たる距離から左を出し続けていればいい。しかもパワーレスな和毅ならロープに押し込まれる心配もない。
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逆に2014年のプンルアン戦。こちらは本当にいい試合だった。恐らく和毅のベストバウトと言ってもいいのではないだろうか。
4Rにダウン寸前まで追い込まれるなど、試合自体は相当危ないものだった。だが、開き直って打ち合い始めてからはさすがのひと言である。
至近距離での細かいポジションチェンジ、高速コンビネーションからの左ボディまでの流れは完全に亀田家最終兵器。フィジカルの弱さを手数でカバーし、プンルアンの前進を止めておいてのとどめのボディである。
やはり亀田家の基本は堅いガードを活かしたポジショニングのうまさ。スピードと手数が持ち味の和毅も、根本的な部分は長男や次男と同様である。
ただ、それだけにこのパワーレスは致命的とも言える。
プンルアン戦、マクドネル戦ともに、和毅にもう少しフィジカルの強さがあれば展開はまったく違うものになっていたはずである。もちろんいい意味で。
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セシリオ・サントスをパワーでねじ伏せろ。そうすれば絶対道が拓ける
協栄ジムの所属選手となることが発表された和毅。
ただ、とりあえずは現地時間10月15日にメキシコでの復帰戦を控えている状況である。
相手のセシリオ・サントスは38歳のベテランだが、過去にはアンセルモ・モレノやリコ・ラモス、フェルナンド・モンティエルといった実力者との対戦経験を持つ選手である。また、2010年には日本で亀田興毅とも対戦している(興毅の4RKO勝利)。
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身長157cmと上背はないがガッチリとした体つきをしており、パンチを被弾しながらも前に出てオーバーハンドの右を振り回すスタイル。
ここ数年は年齢的なこともあってさすがに負けが込んでいるようだが、若い選手の登竜門的な立ち位置でコツコツと試合を重ねる叩き上げといった印象だろうか。
基本的には右のオーバーハンドの1発狙いだが、妙なタイミングと思いきりのよさがあるのでそこは気をつけたい。
とはいえ、和毅のボクシングであれば問題なく勝てる相手だとは思う。
上背もないので普通に打っては離れをしていればポイントはとれるだろうし、チャンスがあればKOを狙ってもいい。
だが、僕はむしろ和毅にはこういう選手を接近戦でねじ伏せもらいたい。1発狙いのファイターをパワーで叩き潰してこそ、和毅の今後は拓けると思っている。
確か今後はS・バンタム級に階級を上げると聞いた覚えがあるが、それならなおさらである。セシリオ・サントスのようなファイターを圧倒できるフィジカルを身につけさえすれば、和毅は一気に覚醒するのではないだろうか。
S・バンタム級で言えば、たとえばジョナタン・グスマンやレイ・バルガスが相手でも十分勝機は生まれる。もちろんパワー負けしないというのが絶対条件だが。
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まあ、実際は無難にスピード勝負に徹してしまうのだろう。リアリストだから。
ちなみに今月11日に勅使河原弘晶と対戦予定の赤穂亮が「1人どうしても対戦したい選手がいる」と口にしたらしいが、僕はひそかに亀田和毅のことを指しているのではないかと思っている(←答えはプンルアンでした)。
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