天心vsメイウェザー実現するってよ。よかったな、みんなが望む形になって。メイウェザーに振り回された1ヶ月【RIZIN14】

天心vsメイウェザー実現するってよ。よかったな、みんなが望む形になって。メイウェザーに振り回された1ヶ月【RIZIN14】

RIZIN14イメージ
2018年12月6日(日本時間7日)に米・ネバダ州で、日本時間12月31日にさいたまスーパーアリーナで開催される「RIZIN14」に出場するフロイド・メイウェザー、那須川天心両選手の会見が行われた。


飛行機の影響で約30分遅刻して姿を現したメイウェザー。
試合に向けて気合の入った言葉を並べる那須川天心を尻目に、「この試合はエキシビションマッチ」「どちらの戦績にも残らない」「ファンを楽しませる9分間」と、ひたすらエンターテイメントであることを強調する。
 
約30分にわたり、自分がいかに稼ぐか、ファンを喜ばせるかをたっぷりと語ってみせた。
 
特に「真剣勝負ではない」「エキシビションマッチ」の部分を繰り返し、この試合に対する那須川サイドとの温度差を感じさせる会見となった。
 
 
「世界一稼ぐスポーツ選手」であるフロイド・メイウェザーが2018年大晦日に日本のリングに上がる。
「茶番」「ジョーク」等の批判もある中、RIZINにとっても間違いなく勝負のイベントとなる。

 
「メイウェザーvs那須川天心…。すまん、素直に謝る。この結果は予想してなかった。でもこの2ヶ月ホントに楽しかったわ」
 

那須川天心vsメイウェザー@RIZIN14、マジで実現するらしいぞオイ。相変わらずのメイウェザーに振り回された1ヶ月

2018年大晦日に行われる(予定の)那須川天心vsフロイド・メイウェザー戦。
 
11月5日にRIZINがこの試合をぶち上げて以来、情報が二転三転していたが、どうやらマジで実現するらしい。
 
11月5日:RIZIN14での那須川天心vsフロイド・メイウェザー戦を発表
11月6日:メイウェザーが「真剣勝負だとは聞いていない」と試合中止を示唆
11月16日:実行委員長の榊原信行氏がメイウェザー陣営と会談。ミスアンダースタンディングは解決したと宣言する
12月7日:試合は3分3Rのエキシビションで実現すると発表←イマココ


「やる」と言ったり「やらん」と言ったり、相変わらずのメイウェザー。
 
この1ヶ月で「RIZINとメイウェザー陣営、どちらが正しいのか」といった議論も方々で見かけたが、最終的にはメイウェザーの思惑通りに着地したということか。
 
いやでも、まだ予断は許さないのか?
何と言っても、世界一の気まぐれマンだからな。
 
「那須川天心vsメイウェザー戦中止ww 相手がメイウェザーだってことを忘れてたなw」
 

よかったな。誰もが望む形になって、しかも全員がハッピーになれる

今回の会見を観て僕が思ったのが、「ああ、よかったな」と。
 
試合は3分3R、8オンスグローブ着用、攻撃はパンチのみ(ボクシングに準ずる)。体重は147ポンド(約66.7kg)でジャッジはなし。KOはあり。


体重差やグローブを考えると、那須川天心にとっては絶望的としか言いようがないルールとなっている。
 
ただ、それでもメイウェザーの口から「KO」という言葉が出たのは大きい。
 
「日本相撲協会の暴力禁止規定要旨がオモロ過ぎませんかねw 足りなかったのは自覚じゃなくて一般常識()だろ?」
 
名目上は「エンタメ目的のエキシビション」だが、本気で倒しにいっても問題はない。那須川サイドが求める「ガチの勝負」を仕掛けることが許された。これは歓迎すべき事実だと思う。
 
だってそうでしょ。
この試合に否定的だった人はエキシビションかどうか、本気かどうかにこだわっていたわけだから。今回、その人たちが望む形になったわけだから。
 
「格闘技で久しぶりにウルっときた。那須川天心vs堀口恭司感想。盛り上げたるテッペンとったる!!」
 
リングに上がるスタンスがどうであれ、真剣にぶっ倒しにいくのは構わない。
たとえメイウェザーが遊び半分だとしても、那須川天心は間違いなく本気。この選手の実力がメイウェザーに通用するかどうかの興味は確実に満たされる。
 
メイウェザー側にとっても、年末にちょろっと日本に出向いて「健康で文化的な最低限度の生活」を9分間送るだけで10億円? 15億円? のファイトマネーが得られる。
 
また、RIZINにとってもメイウェザーvs那須川天心戦の話題性はめちゃくちゃ大きい。この一戦で視聴者の耳目を集め、地上波打ち切りの危機を脱する起爆剤になるかもしれない。
 
三者三様、みんながハッピー。
いや、ホントによかったよね。
 
そんな感じである。
 
「サイボーグvsヌネスが年末のUFC232で遭遇だとさ。これは女子MMAの一つの終焉かもね」
 
ついでに言うと、あのメイウェザーの独演会は、本人が「すべてを動かしているのは俺である」ことを強調したかったのかな? という印象も受けた。
 
先月日本で行われた会見は、どちらかというとRIZIN主導。

目立ちたがり屋のメイウェザーにとって、非常に不本意な流れだったとも言える。
おまけに「エキシビション」の意味が曲解して伝えられ、自分の意図とは違う方向に話が進んでしまった。
 
今回、それを挽回するために自分のホームで会見を開き、改めて主役が誰であるかを突きつける必要があった。
「わかるか? ニンジャボーイ。そしてMr.サキャキバラ。このメイウェザー様は、極東の島国の君たちが立てついていいような相手ではないんだよ。ああん?」
 
実にめんどくさいww
 
「武尊vs皇治戦の既視感。会場の雰囲気が試合をグレードアップする。武尊はK-1でやること残ってないよな」
 

毎回言うけど、茶番ならよくね? 何でそんなにイライラしたり嘲笑したりするんだろか。茶番なら気にする必要もないと思うけど

あとはまあ、僕が言いたいことは毎回同じ。
「茶番ならいいじゃねえかww」と。
 
2017年のメイウェザーvsマクレガー戦のときも思ったのだが、
「茶番だから批判する」
「茶番だから嘲笑する」
という思考が僕にはどうしても理解できない。皮肉でも何でもなく。
 
「マクレガーvsメイウェザー戦を推す3つの理由。真剣勝負じゃない? 茶番? 税金対策? まあ、ええやんそんな話は」
 
え? 茶番ならよくね?
気にする必要なくね?
 
この試合が茶番なら、イライラする必要も嘲笑する必要もない。
「なーんか向こうの方でワチャワチャやっとんな」とでも思って放っておけばいい。
 
純粋に自分がホンモノ()だと認めるものを信じていればいいわけで、わざわざそこに噛みつく必要ある?
 
「那須川天心vsメイウェザー@RIZIN14。僕はガッツリ乗るよw こういうお祭りは素直に楽しんだ方が幸福度が高い」
 
というか、僕も那須川天心がメイウェザーを何とかできるなんて思ってないからね。
 
10kgの体重差があって、ルールもほぼボクシングで。メイウェザーは遊び半分で。
十中八九、「亀田大毅に勝てたら1000万円」の第一戦目になるんじゃないの?
 
「格闘技に絶対はない」と言っても、「天気予報ではなるべく降水確率0%を使わない」とか「医者は必ず手術前に全身麻酔から覚めない可能性を伝える」とか、そういう話だからね。
 
それを踏まえた上で、「フロイド・メイウェザーが日本のリングに上がる」事実を楽しみにしてるってことですよ。
 
しかも、RIZINのリングではMMA選手相手に有利なルールで無双してきた那須川天心にとって、初めてのBサイド。こういう舐められまくったシュチュエーションも、僕にとっては新鮮だったりする。
 
「亀田興毅現役最後の復帰戦を観に後楽園ホールに行ってきた。あ、目的は亀田和毅の試合です」
 

実はRIZIN14の試合内容がヤバい。那須川天心とメイウェザーに注目を集めさせて、こういう試合を観てもらおうず


というか、今回のRIZIN14って、いい試合が多くないっすか?


佐々木憂流迦がRIZINに初参戦。
堀口恭司も強敵と当たるし、RENAも帰ってくる。
 
那須川天心vsフロイド・メイウェザー戦を人身御供にして、おもしろい試合に目を向けさせる。
この戦略がうまくハマるんじゃねえか? とひそかに期待しているのだが。
 
「RIZINやべえのか? 那須川天心vs堀口恭司戦が決定。まあ、やべえんだろうな。RENAvs浅倉カンナも焦って組んだし」
 
とにかくアレだ。
以前にも申し上げたように、こういうのは素直に楽しんだ方が幸福度が高いからね。
わざわざ粗探しをしてイライラしたり嘲笑するよりもよっぽど。
 
って話です。

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