井上拓真vs ペッチ・CPフレッシュマート予想。セミファイナル出陣で「井上の弟」から卒業だぜ。って、拳四朗じゃなかったんかw【展望・予想】

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ムエタイボクシングイメージ
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2018年12月30日、東京・大田区総合体育館で行われるWBC世界バンタム級暫定王座決定戦。同級5位井上拓真と同級2位ペッチ・CPフレッシュマートの一戦である。
 
 
年末恒例のフジテレビボクシングに井上尚弥の弟、井上拓真が登場する。
2016年に一度世界挑戦が決定したものの、拳の負傷により無念の中止。2年越しで迎える大舞台に、本人も「必ず獲れる自信がある」とコメントするなど自信をみなぎらせている。
 
今回の初挑戦で見事に勝利し、兄弟での4団体王座独占への足掛かりとできるか。
 
「井上拓真は軽量級のキース・サーマン襲名ってことでいいよな? ペッチ・CPフレッシュマートに判定勝利で初戴冠」
 
対する同級2位ペッチ・CPフレッシュマートは戦績48戦全勝33KOの強打者。
長身、サウスポーの技巧派で、現在10連続KO勝利中。井上にとってもやりにくい相手となる。
 
 
なお、この試合はWBO世界S・フェザー級王者伊藤雅雪、WBC世界L・フライ級王者拳四朗の防衛戦とのトリプル世界戦となる。


 
「カネロのボディでロッキー・フィールディング堕ちる。って、久々の「◯◯とは何だったのか?」」
 

井上拓真がセミに繰り上がり? 拳四朗の防衛戦を楽しみにしてた僕はどうすればええのww

井上拓真vsペッチ・CPフレッシュマート。
暫定王座決定戦ではあるが、兄弟での王座独占という井上家の野望に近づくための大一番となる。
 
といいつつ、実を言うと僕はこれまでこの試合にあまり注目していなかった。
理由はペッチ・CPフレッシュマートという選手をよく知らないのと、当日のテレビ放送がないと思っていたから。
 
いや、だって。
もともと拳四朗がセミファイナルだったんじゃないんすか?
個人的にアイツの試合を一番楽しみにしてたのに……。
 
「拳四朗vsサウル・フアレス予想。普通に勝つんじゃねえか? 今の拳四朗って絶好調だからな」
 
いつの間にか井上拓真の方がデカく扱われだして、「あれ? おかしいぞ?」と思っていたら案の定。


マジすか……。
やっぱり拳四朗って人気ないんですかね。
それともテレビ的に「モンスターの弟」「兄弟同時世界王者」の方が売り出しやすいってことか?
 
そんな感じで、拳四朗の防衛戦が井上拓真の暫定王座戦にすり替わったことに割とがっかりしている。
 
「伊藤雅雪vsシュプラコフ予想。勝てるでしょ。初防衛できるでしょ。伊藤がパワーでねじ伏せるんじゃない?」
 

ペッチ・CPフレッシュマートとかいう謎のサウスポー。過去の試合を観ても、いいのか悪いのかがよくわからん

まあ、それはともかく。
せっかくなので、一応井上拓真vsペッチ・CPフレッシュマート戦の展望を考えてみる。
 
でもアレなんだよな。
申し上げたように、ペッチ・CPフレッシュマートという選手のことをよく知らないんですよね。
 
・ノルディ・ウーバーリ
・ラウシー・ウォーレン
・ペッチ・CPフレッシュマート
 
井上拓真と絡む可能性があった3人のうち、過去の試合を観てもいまいち実態がつかめなかったのがこの選手。
どの試合も似たような流れで、いいのか悪いのかがちっともわからん。
 
「ウォーリントン圧勝! フランプトンを終始コントロールして初防衛成功。うん、思った以上にウォーリントンがすごかった」
 
そして、今回の試合がセミファイナルに繰り上がったことで改めて観てみたのだが、依然として謎は謎のままww
長身+サウスポーというスペックから考えるとやりにくい相手なのかな? とは思うが、そんなに強そうにも見えない。
 
それでも戦績は47戦全勝で、現在10連続KO勝利中。
数字だけ見れば12戦全勝3KOのTAKUMA INOUEとは格が違う。
 
「ウォーリントンvsフランプトンは大接戦になりそうだよな。もっと注目されていい試合」
 
うん。
やっぱりわかれへん。
 
てか、今気づいたんですが、ノルディ・ウーバーリvsラウシー・ウォーレンのタイトルマッチが2019年1月19日に決定しとるやんww
暫定王座戦から20日後というのはさすがに短期間過ぎやしませんかねww
 
ちなみにだが、後楽園ホールで行われた亀田和毅vsアビゲイル・メディナの暫定王座戦が2018年11月12日。
で、ケガから復帰したレイ・バルガスの防衛戦は2019年2月9日。
 
「亀田家大復活の日、亀田和毅vsアビゲイル・メディナ in後楽園ホールを現地観戦してきた。いい試合だった」
 
よっしゃああぁぁぁ……!!
 
批判の時間だあああぁぁぁ……!!
 
いくら積んだんだああぁぁぁ……!!
 
ブックはどうしたああぁぁぁ……!!

 
 
いや、どうでもいいんですけどねww
 
「ムザラネvs坂本予想。ムザラネってめちゃくちゃいい選手だからな。坂本真宏は湯船も洗濯機もないホテルで節制・鍛錬」
 

勝敗予想は井上拓真の12R判定勝利。出入りのスピードとカウンターの精度で翻弄できるんじゃないかな

そんな感じで、この試合に関してはいろいろと微妙なテンションなのだが、とりあえず勝敗予想を。
井上拓真の12R判定勝利。今回はこれでいきたいと思う。
 
申し上げたように、ペッチ・CPフレッシュマートの試合をわからないなりにいくつか観たのだが、とりあえず井上の負けはないだろうと。
強敵には違いないが、それでも何とかなるのではないかと思う。
 
 
中間距離で身体を揺らし、ゆっくりと近づく。
長身からの右リードでスペースを確保し、相手の出足を止める。
そして、タイミングを測って打ち下ろし気味の左を顔面に伸ばす。
 
単発の右リードと左の打ち下ろし。
これがこの選手の基本的な攻撃パターンに思える。
 
時おりペースアップして連打を浴びせつつ、相手の踏み込みにはバックステップで対応。
 
ただ、狭めのスタンスでゆらゆらと身体を揺らす構えで、ステップのレンジは短い。相手の踏み込みに対応しきれず、ロープ際で追いつかれるシーンもちらほら見られる。何となく、あの構えからキックも出せそうな……。
 
「ドグボエ完敗。新王者ナバレッテが天笠尚に見えたな。そして、長谷川穂積とかいうドグボエ大好きおじさん」
 
恐らくだが、これだとペッチ・CPフレッシュマートは井上には追いつけない。
 
過去の試合を観る限り、この選手のキャリアに井上ほどの踏み込みとカウンターの精度を持った相手は見当たらない(と思う)。
どの選手も中間距離での差し合いがメインで、前後の動きも少ない。結果的にペッチ・CPフレッシュマートの右リードで距離を封じられ、遠い位置で削られている。
 
そう考えると、今回は井上の出入りとカウンターに翻弄される可能性が高いのではないか。
 
「ハード路線の申し子バドゥ・ジャックが今度はマーカス・ブラウンとノンタイトル戦」
 
単発気味の右リードにそのつど左を被せられ、徐々に手が出せなくなる。
リング中央で待ち構える井上になかなか近寄れず、逆に遠い位置からボディストレートを被弾。
左を出す余裕も失い、置いてきぼりを食う展開。
 
集中さえ切れなければ、高確率で井上のポイントアウトor後半KOという結果になりそうな……。
ぶっちゃけ、相性的にはマーク・ジョン・ヤップでも勝てる感じがしないでもない。
 

井上拓真攻略は接近戦だろうな。久高寛之の作戦はよかったよね。それをペッチ・CPフレッシュマートが再現できれば…


逆にペッチ・CPフレッシュマートが自分のペースに持ち込むとすれば、強引に前に出ることかなと。
 
ここ数戦でカウンター狙いのスタイルへの傾倒が見られる井上拓真。
試合自体はあまりおもしろいとは言えないが、安定感は格段に増した(気がする)。
 
前戦でも、リードに左を合わせられまくったマーク・ジョン・ヤップが出足を奪われ、井上の周りをグルグル回るだけの展開が続いた。
 
「井上拓真がヤップに勝利だって。これ、世界王者なれるんちゃう? ウーバーリ? ウォーレン? ペッチ?」
 
中間距離からやや遠目での差し合いで井上に勝つのは至難の業だと思う。割とガチで。
 
なので、井上攻略にはやはり接近戦ではないかと。
2017年に久高寛之が近場の勝負で井上を追い詰めたが、まさにああいう感じ。
 
「井上拓真vs久高寛之感想。久高がクソよかった。井上は1年ぶりの復帰戦でベテラン強豪に判定勝利」
 
井上に先に手を出させ、パンチの戻り際に距離を詰めて連打を叩き込む。
アングルを変えながらボディと顔面をまんべんなく攻め、井上にカウンターを出す余裕を与えない。
 
しかも、長身のペッチ・CPフレッシュマートなら打ち下ろし気味の左で上から押し潰せる。
2018年4月の比嘉大吾vsクリストファー・ロサレス戦を再現できれば、普通にチャンスはあるのではないか。
 
 
なお、ペッチ・CPフレッシュマートにそんな器用なことができるかは知らん。
 
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