ダニエル・ローマンと松本亮のタイトルマッチを予想。松本亮という選手にビックリするくらい思い入れがないんだが、どうなるかね【予想・展望】

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東京渋谷イメージ
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2018年2月28日、東京・後楽園ホールで行われるWBA世界S・バンタム級タイトルマッチ。同級王者ダニエル・ローマンにランキング11位の松本亮が挑む一戦である。
 
 
2017年9月に久保隼を9RTKOで下して戴冠したダニエル・ローマンが、初の防衛戦を迎える。
 
挑戦者は同級11位の松本亮。
21勝1敗19KOの戦績を持つオーソドックスのファイターで、173cmの長身からの打ち下ろしを得意とする選手である。
また、バンタム級進出を表明した井上尚弥や元3階級制覇王者の八重樫東と同じ大橋ジムに所属し、アマチュア時代は高校三冠やインターハイ連覇を達成するなどの実績を持つ。
 
対する王者ローマンは前戦こそKOで勝利したものの、通算23勝のうちKOは9。パワーやサイズで松本に劣る分、どんな試合運びを見せるかが重要になる。
 
「圧勝ダニエル・ローマン。松本亮手も足も出ず。誰だ松本が勝つとか言ってたヤツは? 僕だけどww まあ相手が悪いよ」
 
なお、この試合はフジテレビでの録画放送が決まっており、放送日程は下記の通り。


 

松本亮という選手の印象が薄く、まったく思い入れがない。パワフルなワンツーを打つ選手だなぁという程度で

まず表題の通りなのだが、僕は松本亮という選手にまったく思い入れがない。
というか、そもそもよく知らない。
 
唯一観た試合が2016年末の有明コロシアムでの興行なのだが、そのときもあまりピンとこず。
 
「ボクシングはテレビで観るものだと確信した夜。有明コロシアムで「ボクシングフェス2016 井上尚&八重樫 W世界戦」に行ってきたぞ」
 
173cmとS・バンタム級としては長身で、それがそのままディフェンスになるタイプ。
長身を目いっぱい活かした打ち下ろしのワンツーで相手をねじ伏せるのが基本のスタイル。
 
だが、とにかく防御が緩い。
確かに拳は固そうなのだが、それ以上に顔面のお留守っぷりが目立つ。
パンチの戻り際に距離を詰められ、大振りのフックをアゴに被弾。
観ていてハラハラするというか、大ざっぱに言うと、サイズと身体の強さですべてを補う選手という印象を持った記憶がある。
 
そして、それ以上でもそれ以下でもない。
 
思い出もなければ思い入れもない。
なぜなら松本選手に関する情報が、1年以上前のフワッとした記憶のみだから。
 
「感動しちゃったよシーサケットvsエストラーダ。引き出しの多いエストラーダをシーサケットがテーブルごとひっくり返した」
 
なので、予想と言いつつ自信はまったくない。まあ、いつも自信などないのだが、今回は輪をかけて自信がないww
 
しかもテレビ放送は数日遅れのド深夜。
リアルタイムではキツいし、観るとしたら録画になるのだがどうするか……。
 
もはや感想記事を書くかもわからないレベルでテンションが低いww
 
「大竹秀典vs丸田陽七太感想。丸田はちょっと期待はずれだったなぁ。てか、大竹vs臼井なんて試合があったんかい!」
 
実を言うと、僕はこの試合を現地観戦するかをかなり迷っていた。
そして、チケットを買おうと思って調べたのだが、「ファンクラブ会員限定先行販売!!」などとやっていて一気に冷めてしまった次第である。
 
ほほう……。
ファンクラブ会員の先行販売ねぇ。
そんな小細工しなきゃ世界タイトルマッチで後楽園ホールも埋まらんのか。
だったら素直に亀田和毅に譲っておけばよかったじゃねえか。
そんな感じ。
 
「亀田和毅が余裕の勝利! イバン・モラレスとの3兄弟対決を制す。てか、世界前哨戦だったのね」
 

お気に入りのダニエル・ローマン。前回の久保隼戦の勝利はお見事過ぎた。今回もがんがれ

対する王者ダニエル・ローマンだが、僕はこの選手のことがかなりお気に入りである。
 
理由はもちろん前回の久保隼戦。
サウスポーの久保をしっかりと研究し、作戦通りに圧倒してのKO勝利はお見事の一言だった。
 
以前にも申し上げたように、あの試合のダニエル・ローマンはマジですごかった。
イキった言い方をすれば、久保隼とのインテリジェンスに差があり過ぎたというヤツ。
 
「久保隼陥落…。ダニエル・ローマンすごかった。こりゃ勝てんわ。まるでゴロフキンじゃねえかww」
 
パワー、スピード、センス。
秀でたものはどこにも見当たらない。
すべてが平均的で特徴がなく、一見するとまったくいい選手とは思えない。
なおかつ、L・フライ級のガニガン・ロペスのようなやりにくさもない。
 
あえて言うなら左の多彩さくらいで、無理やり誰かに例えるならパワーのないゴロフキンといったところか。
 
「見どころ満載の拳四朗vsガニガン・ロペス。思った以上におもしろかった試合。拳四朗が大接戦を制して初戴冠」
 
この“ミスター普通の人”ローマンが、長身サウスポーの久保をがんじがらめにしていく過程はちょっとたまらない。持たざる者の知性というか、覚醒した凡人というか。
僕がこの試合を現地観戦しようと思ったのも、ダニエル・ローマンを生で観たかったからというのが大きい。
 
まあ、結果的にはおかしな小細工のせいで行く気が失せたのだがww
 
 
思い入れのまったくない松本亮vs知性的な凡人ダニエル・ローマン。
松本ファンの方には申し訳ないのだが、僕は全力でダニエル・ローマンを応援させていただく。
 

勝敗予想は松本亮の判定勝利。過去の戦績を見て両者のスタイルを想像すると、少しだけ松本が有利かなーと

今回の勝敗予想だが、松本亮の判定勝利でいきたい。
 
申し上げたように、自信はまったくない。
しかも、応援するのは断然ダニエル・ローマン。
それでも勝利予想は松本亮。
 
もはや根拠などどこにも見当たらないのだが、何となく松本亮がフィジカルの差でねじ伏せるのではないかと思っている。
 
「ダニー・ガルシアがリオスをKO! はぁ~、すっごい。パワーレスなくせにカウンターはヤバいw 村田vsカネロもこんな感じ?」
 
ダニエル・ローマンの戦績は、現在23勝2敗1分9KO。
キャリアで喫した2敗は2011年の岡田隆志戦と2013年のファン・レイエス戦で、いずれも判定負けである。
 
ローマンに土をつけた2人の共通点を挙げると、至近距離で力強い連打が打てること(だと思う)。
岡田隆志は攻防分離のマックウィリアムズ・アローヨに絶え間ない連打で反撃の隙を与えず勝ちきり、ファン・レイエスは強靭なフィジカルを活かした接近戦を得意とする選手である。
 
「アローヨvsクアドラスはKOか判定で逃げ切るかの2択だよな。そして岡田隆志とかいう隠れ名選手」
 
恐らくダニエル・ローマンは、こういう相手との近場での打ち合いが苦手なのだと思う。
前戦ではインファイトがダメダメな久保隼を圧倒できたが、もしかしたらアレはローマン本来の距離ではなかったのかもしれない。
 
 
そして松本亮についてだが、この選手は2014年に久高寛之に3-0の判定で勝利している。
久高寛之は井上拓真ともインファイトで大激戦を繰り広げた選手で、正直松本亮がワンツーだけで何とかできるとは思えない。
 
「井上拓真vs久高寛之感想。久高がクソよかった。井上は1年ぶりの復帰戦でベテラン強豪に判定勝利」
 
そう考えると、実は松本亮にはインサイドでの回転力がそれなりにあるのではないか。
あのガバガバのディフェンスで久高寛之に打ち勝つのだから、そこそこ多彩な連打が打てるのではないかと思うのだが、どうだろうか。
 

インファイトで松本がローマンを上回るのでは? と思っております。自信はないです。あ?「日本人は基本に忠実で器用」だって? んなアホなww

・接近戦での打ち合いが苦手なダニエル・ローマン
・長身からの打ち下ろしのワンツーが得意な松本亮
・しかも、意外とインファイトもいける
・フィジカルでは明らかに松本の方が上
・ディフェンスはガバガバ
 
ダニエル・ローマンが「今回は接近戦になる」とコメントしていた通り、試合はローマンが松本の懐に潜り込む展開になるはず。
要は接近戦でどちらが上回るかの勝負になるわけだが、上記を加味すると、わずかに松本亮が有利なのではないか。
 
「比嘉vsロサレス予想。って、もう防衛戦やるの?! ああ、村田諒太と拳四朗を抱き合わせでトリプル世界戦にするのね」
 
もちろんローマンの知性が松本のフィジカルを凌駕する可能性も十分あり得るし、そうなってほしいとも思っている。
 
何度も申し上げているように、自信はまったくない。
過去の戦績とうっすらした記憶で妄想しているに過ぎず、もはや予想にすらなっていない。マジで五里霧中であるww
 
「井上尚弥がマクドネル兄と交渉中だってさ。いいんじゃないの? これに圧勝しちゃうと英国でも道が閉ざされるけどね」
 
というか、よく言う「日本人は基本に忠実で器用」「フィジカル面で敵わない分、綿密な作戦とテクニックで対抗する」って、絶対ウソだよね。
今回もそうだし、日本のボクシングってスピード&パワーでぶち抜くタイプの選手が多いっすよね。
長谷川穂積、山中慎介、井上尚弥、ホルヘ・リナレスなどなど。
 
そう考えると、やっぱり井岡一翔の知性の高さは突出してたなぁと。
 
 
いや、どちらが正解という話ではなく。
 
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