RIZIN22感想。イベント自体はおもしろかった。いろいろふざけたクラウドファンディングだったけど、KO決着量産ってのはいいよね【2020.8.9感想】
2020年8月9日、神奈川県のぴあアリーナMMで開催されたRIZIN22。
先日申し上げたように僕はこのイベントをクラウドファンディングによるオンライン視聴チケットを購入して観た。
RIZIN22、23のクラウドファンディングが成功した件。僕もRIZINは好きだけど、あの舐め腐ったリターンじゃそりゃ苦戦するだろなというお話
その際、リターン内容のしょーもなさや会場観戦のチケットの高額さに「舐め腐っている」と喚き散らし、なおかつ全9試合中4試合が無料で視聴視聴できることを当日知った。
このあまりに支援側をバカにした運営のスタンスに笑いすら漏れる心境だったことをお伝えしている。
RIZIN22 四試合目まで無料視聴OKってw
散々舐め腐ってるって言いまくったけど、さらに上があんのかよ。
今朝きたログインお知らせメールもその前にきてたヤツと内容微妙に変わってるし、ホントに最初から最後までとことん舐めてんな。
ここまで舐められるとだんだんオモロくなってくるわ^_^ https://t.co/BA95wIC89F
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) August 9, 2020
まあ、ガタガタ文句を言っていても仕方ないので気を取り直して視聴をスタートしたところ、
なかなかおもしろかったww
うん、やっぱりRIZINおもしれえわ。
舐め腐った運営の態度にあれこれ言いたいことはあるが、イベント自体は普通におもしろい。
全9試合8試合がKO決着。これなら会場に行ってもよかったかな? と思うほど充実した時間を過ごすことができた。
ただ、会場の環境はどうだったんでしょうか。
解説席の石渡伸太郎ができたての小籠包並みに汗だくだったのを見ると、場内はだいぶ蒸し暑かったのかな? という印象だが。パンフレットをうちわにしてパタパタやってる人も結構いたみたいだしね。
14:00開始でメイン終了まで約4時間。できれば空調が効いた場所で観たいというのが僕の希望なのだが、そういう意味ではあまりいい会場とは言えない? のかも?
というわけで、ここから先は個人的に印象に残った試合の感想を述べていこうと思う。
朝倉未来vs斎藤裕感想。斎藤の勝ちやな。空間支配とカウンター戦術を突破された朝倉未来はちょっとヤバい?
×山本アーセンvs加藤ケンジ○(第1試合 1R3分32秒KO)
山本美憂の息子で山本KID徳郁の甥、山本アーセンの1年2ヶ月ぶりの復帰戦だったのだが……。
結果は残念ながら加藤ケンジの打撃に歯が立たずに1RKO負け。総合参戦以降4年半で戦績2勝5敗と、なかなか厳しい状況が続く。
まあ、アーセンはねぇ。
もともと“山本家”のブランド+レスリングエリートの看板を背負う立場の選手。段違いな注目度のせいで初戦からクロン・グレイシーを当てられたりと、明らかに分不相応なマッチメークが続いている。
言葉は悪いが格下相手に無双して自信をつけるべき時期に無茶な試合を強いられたおかげで、いまいち突き抜けられない感が強い。
向き不向き、サポート体制、選手層の厚さが大前提として。
キャリア初期に格下との試合をどんどん組んで身体能力全開の脳筋ファイトで自信をつけさせるってのは効果があるんだろうな。
メキシコ中量級以上のボクサーがそれやってるイメージ。
カネロ、チャベスJr.、ムンギア、アンディ・ルイス。
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) May 22, 2020
特にスタンドでの対応力が不足しているのは僕にもわかる。
今回もいきなり加藤ケンジの左をモロに食ってダウンを喫しているが、あのタイミングであんなもらい方をする光景はあまり観たことがない。
レスリング出身だけあって組みからのテイクダウンはさすがだが、そこでの決定力のなさは相変わらず。スタンドに戻った際の弱さもどうにもならない。
今回の加藤ケンジや2017年10月のマネル・ケイプのように、一定以上の打撃レベルの相手にはどうしてもこうなるのかなと。とはいえ、所英男戦や宮田和幸戦のように、いわゆる“MMAのグランド技術”にはまだまだ対抗しきれない。
現在23歳ながらも何とも微妙な感じになってしまった。
ただアレだ。
山本家の血筋だけあって、全身から発するオーラというか、持って生まれた華やかさはとんでもないですけどね。
余談だけど、やっぱりRENAって華があるよな。
その場にいるだけで雰囲気がパッと明るくなるのは完全に天性のものですよね。
○浜崎朱加vs前澤智×(第8試合 2R1分6秒1本)
元RIZIN女子スーパーアトム級王者浜崎朱加とDEEP JEWELSアトム級王者前澤智によるワンマッチ。
だが結果は浜崎朱加の貫禄勝ちというか、スタンド、グランドともに浜崎が終始前澤を圧倒しての1本勝ちである。
まあ、この試合に関しては正直予想通りではあった。
2019年7月の前澤智vsハム・ソヒ戦、2019年12月の浜崎朱加vsハム・ソヒ戦を観る限り、前澤が浜崎を何とかできるとは思えない。むしろ2Rまでよく粘ったなという印象の方が強い。
盛りだくさんの大みそかRIZIN20感想。美憂、ハム・ソヒ、未来、天心、ケイプ。今までで一番の見ごたえ
てか、浜崎朱加ってスタンドでも普通に強いですからね。
前回のハム・ソヒ戦でもストライカーのハム・ソヒに打ち勝ってたし、あの思い切りのよさはめちゃくちゃすごい。
前澤智が弱過ぎるという声もあったようだが、断じてそういうことではない。単純にこの階級のトップがハイレベルなだけで、DEEP JEWELSの王者が弱いわけはない。とにかく今回は浜崎朱加が強過ぎたなと。
何となくだが、現状の女子アトム級は浜崎朱加、ハム・ソヒが頭一つ抜けていて、そこに山本美憂が続くイメージ。浅倉カンナやRENAがその少し下くらいにいる感じで、石岡沙織や長野美香あたりは完全に旧世代に追いやられてしまった気がする。
皇治が那須川天心に宣戦布告
続いて第5試合の開始前に行われたセレモニー? 的なヤツ。
7月にRIZIN参戦を表明した元K-1の皇治が自身の入場曲「スーパースター」をBGMに登場し、リング上から那須川天心を呼び出し宣戦布告する一幕があったわけだが……。
スーパースター
強
レゲエ
¥255
この選手は要するにアレですよね。
「武尊と那須川天心、両方と拳を交えた唯一の男」という称号がほしいんだろうなと。
唯一の男かどうかはよく知らないが、“挑戦”やら“約束”やらと言いつつ基本的には自分が損をしないように振る舞っているイメージ。K-1を抜けてRIZINに来たのもいろいろな選手にちょっかいを出しているのも、すべて自己プロデュースの一環に決まっている。
そして、別にそれが悪いとも思わない。団体を移籍しただけでここまで話題になるのは普通にすごいし、何を言われても挫けないメンタルもなるほどと思う。
大きなリスクを背負っているように見せるのもうまいしね。
実際には微妙に階級差のある相手に「勝って当たり前」「KOが最低条件」という試合を強いられる那須川天心の方がよっぽどハイリスク・ローリターンなのだが、それを感じさせないように振る舞う計算高さはさすがとしか言いようがない。
那須川天心vs皇治感想。リスクを背負ったのは那須川天心だし、皇治はホントにおいしい試合だった。K-1を離脱した行動力は素晴らしいけど
もちろんK-1に違約金を払ってRIZINに移籍した行動力が素晴らしいことは大前提で。
×矢地祐介vsホベルト・サトシ・ソウザ○(第9試合 1R1分52秒TKO)
そしてラストはこの試合。
メインイベントでボンサイ柔術のホベルト・サトシ・ソウザに山本KIDのKRAZY BEE所属の矢地祐介が挑んだ一戦。
矢地祐介は自身のYouTubeチャンネルでジークンドーや躰道に触れて以降、その成果に対する期待感が高まっていたのだが……。
ホベルト・サトシ・ソウザに打撃→タックルの流れで転がされ、パウンドの嵐を浴びて何もできずにTKO負けというまさかの結果に。
開始直後にジークンドーのサイドキックをジャブ代わりに使っていた矢地を観て「お、これは」と思ったのもつかの間。
右のオーバーハンドと右のハイキックで矢地を怯ませたサトシが、次の瞬間にスルッと腰を落としてコーナーでテイクダウン。そこからあっさりマウントに移行し強烈なパウンドの雨を降らせる。
サイドに逃げようとした矢地の後ろからチョークを決め、強引に正対させてから追撃のパウンドを浴びせまくってレフェリーストップを呼び込む。
いや〜、すげえわww
矢地祐介、マジで何もできず。
試合前にアップされたYouTubeで「ジークンドーのトレーニングで手応えをつかんだ」「サトシ・ソウザに付け入る隙はある」と言っていたが、そういった諸々をすべて吹き飛ばすほどの実力差が両者にはあった気がする。
特にこの選手のスタンドでの強さは特筆もの。グランドばかりが注目を浴びてはいるが、あれだけ重い打撃を躊躇なく打てる思い切りのよさはどう考えてもヤバい。
ホベルト・サトシ・ソウザすっげw
コイツ、柔術ばっかり言われるけど、実は打撃もすごいんだよな。
高田延彦キャプテンも声量抑えきれなくなっとるやんw
川口春奈の彼氏の彼女は会場のどこかにいるんだろうか。
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) August 9, 2020
グランドと鬼タックルのフィジカルモンスター、山本美憂はスタンドでの打撃を強化して覚醒を果たした。
浜崎朱加は寝業師と言われてはいるが、実は打撃もハム・ソヒに打ち勝つほどの強さを持つ。
カウンターと空間把握を得意とする朝倉未来は、持ち前の腰の強さとボディコントロールで無理やりスタンドでの勝負に引き込むことができる。
それと同様、ホベルト・サトシ・ソウザもグランドの達人の呼び声が高いが、グランドの実力を活かせるだけの打撃技術を兼ね備える。
現状、MMAのトップレベルはすべての技術が85点以上であることが大前提で、どの分野で95点を取れるか、いかに相手を自分の得意分野に引っ張り込めるかの勝負になる。
で、矢地祐介の突出した部分は何? と聞かれると……。
すべてのパラメータが高水準なことには違いないが、85点以上かと聞かれると……。
あえて得意分野を挙げるとすれば打撃だとは思うが、それが95点かと聞かれると……。
今回はそれらを補うためのジークンドーだったわけで、個人的にはちょっと期待していたのだが。
ただまあ、ぶっちゃけ勝敗予想はホベルト・サトシ・ソウザの判定勝利だったんですけどねww
つまり、矢地祐介を瞬殺したホベルト・サトシ・ソウザを瞬殺したジョニー・ケースを瞬殺したトフィック・ムサエフをキャッチウェイトで倒す予定の朝倉未来こそが最強なのである(絶対違うw
サトシ・ソウザがムサエフに速攻一本勝ち。ムサエフが「ヤッパリUFCダヨ! RIZINクソダヨ」にならないといいけど…
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