アメフト初観戦おもしれえww ライスボウルin東京ドームがご機嫌な体験だった件。来年はXリーグを現地観戦しよう【2019.1.3感想】

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アメフトQB
表題の通りですが、2019年1月3日に東京ドームで行われたアメリカンフットボールの日本一決定戦「ライスボウル」を現地観戦してきました。
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出場チームは社会人優勝を決める「JAPAN X BOWL」トーナメントを制した富士通フロンティアーズと、学生日本一決定戦「甲子園ボウル」を制した関西学院大学の2チームです。


結果は52-17で富士通フロンティアーズが勝利。


3年連続の日本一を決定しました。


今回は、この試合を現地観戦してきた感想をあれこれ述べてみようと思います。
 
「ライスボウル不要論? 意義? ど素人の僕が解決策を提示してやんよw まあ、会長はやめたくないんだろうな。儲かるから」
 

アメフト初観戦よかった!! 知識もクソもないけど、来年はXリーグも観に行きたい

まず大前提として、僕はアメフトの知識はほとんど皆無です。現地観戦どころか、ルールもよく知らない人間です。
 
・オフェンス側の攻撃権は各4回で、その間に10ヤード前進すると新たに4回の攻撃権が得られる
・タッチダウンは6点、トライ(ゴールキック)は1点
・オフェンスとディフェンスが入れ替わるたびに全選手が交代する
・キック専門の選手がいる
 
うっすら知っているルールとしてはこの程度でしょうか。
 
そんなクソ初心者状態での初観戦だったのですが、はっきり言って楽しかったです
 
実は1月4日の新日本プロレスとどちらにするか迷ったのですが、どうせなら観たことのないスポーツにしてみようと。プロレスも好きだけど、ほとんど知らないアメフトもいいな。


結果的には正解でした。
 
うん、アメフトの現地観戦いいっすよ。
この内容でチケット代3500円ならお得感は高い。
 
よし、来年はXリーグにも行こう。
 
「鈴木悟サイコーだぜww ベストボディ・ジャパンプロレス第3戦 in 新宿FACE。やっぱりプロレスおもしれえなw」
 

客入りすげえww そして、初心者にも優しいイベントでしたね

では、ここから先は撮った写真を適当に載せつつ。
 
まず、何よりとんでもない客入りでした。
Xリーグのサイトによると、来場者数は33242人
 
しかも、なぜか入場ゲートが制限されており、入り口付近には長蛇の列が……。冗談でも何でもなく、最後尾まで200mくらいあったんじゃないの? という。三が日の東京ドーム、普通にヤバかったです。
両チームの関係者がどの程度いたのかは不明ですが。
 
外野席も内野席もビッシリです。
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試合が始まりました。
両チームの選手たちが激しくぶつかり合います。
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反則が発生すると、黄色いフラッグ? ファールマーカー? が投げ込まれます。
見えますかね。アンツーカーとの境目のあたりに落ちてる黄色い物体。
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セットプレー。
「スナップ」と呼ぶみたいです。
股間を通して後ろの味方にパスを出してプレースタートです。
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そして、試合開始後にすぐ気づいたのが、説明が多くてめちゃくちゃ親切ということ。
プレーが止まるたびに今起きたプレーの簡潔な解説が入るので、開始数分でだいたいのルールが把握できるという。
 
電光掲示板に下記が表示されているのですが、各表記の意味がすぐに理解できます。
「TIME」:時間
「QUARTER」:クォーター
「DOWN」:攻撃回数
「TO GO」:残りヤード数
「BALL ON」:現在の位置
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つまり上記は、
・第2クォーター残り5分11秒
・3回目の攻撃で残り14ヤード
・36ヤード地点からのスタート
という意味になります(間違ってたらすみません)。
 
以前、アイスホッケーの現地観戦に行った際に「反則やルールの説明があまりに少なすぎる」と申し上げましたが、アメフトに関してはそういうことはまったくなく。
 
「イチロー引退。スカした言動と態度とは裏腹に人一倍暑苦しくて泥臭いヒットマン。競技性orエンタメなんていう議論が全部不毛に思える」
 
確かにルールはややこしいですが、それを補う工夫がしっかりとなされていると思いました。
 

踊る踊るチアリーダー。試合中、マイクで観客を煽り、常に踊り続ける。これ、選手よりもハードじゃねえの?

また、これは一番びっくりしたのですが、チアリーダーがすげえ踊る
 
アメフトはボールを持った選手が倒れた瞬間にプレーが止まるので、基本的にオンプレーの時間は短いです。
「タックル→プレー止まる→フォーメーション形成→リスタート」の繰り返しなので、ぶっちゃけプレー以外の時間が半分以上を占めると言っても過言ではありません。
 
「大坂なおみ全豪オープン優勝。グランドスラム連覇が異次元過ぎてしっくりくる例えが見つからない件。あえて言うならバロンドールか?」
 
そして、そのたびにチアリーダーのパフォーマンスが入る。
音楽に合わせてキレッキレのお姉さんたちが跳ね回り、マイクで客席を煽る。
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以前の記事で「バスケットボールのBリーグはすげえぞ」「ずっと音楽が鳴り響いてチアリーダーが踊りまくるから楽しい」と申し上げましたが、アメフトはちょっと桁が違う。
冗談抜きで、試合によってはチアリーダーの方が過酷なんじゃねえか? と思うくらい。
観戦時間約3時間、ホントに観客を放置する時間というものが一切見当たりません。
 
「アメフトにどハマりしそうw 電通キャタピラーズvsブルザイズ東京戦生観戦。このイベントが1100円」
 
また、社会人と学生のチアリーディングの違いもあっておもしろかったです。
マイクとプレートやチアスティック等で観客を盛り上げる社会人に対し、学生側はどちらかといえば規律のとれたアクロバティックさを重視。
 
吹奏楽の演奏に合わせて組体操的なポーズを決めたりジャンプしたり。
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立ち姿もバッチリ揃っております。
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いわゆる「コンテストに勝つためのパフォーマンス」というイメージ。
僕は社会人側の席に座ったのですが、学生側のチアリーディングも近くで見たいなとも思いました。
 

ハーフタイムショーから後半開始。富士通フロンティアーズが地力の違いを見せつける


前半を終わり、24-10で富士通フロンティアーズリード。
後半開始までは20分です。
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ハーフタイムショーが始まりました。
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いや、荘厳すぎるww
ちょっとだけ「不思議の国のアリス」を思い出しました。
 
普段のレギュラーシーズンでもこういう演出があるのかな?
さすがにここまで大掛かりではない気はするけど。
 
「アメフト現地観戦、この安さとユルさがいいね。アサヒビールシルバースターvsAFCクレーンズを富士通スタジアムで観てきた」
 
後半に入ると、富士通フロンティアーズの攻撃が爆発します。
前半は何とか持ちこたえていた関西学院も、体力的にもメンタル的にも徐々に厳しくなってきた感じでしょうか。
 
すさまじいランでのタッチダウン。今日一の大歓声が沸き起こります。
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それに伴い、関西学院側にケガ人が続出します。
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後半に主力が負傷交代するってマジでキツいんだよな。戦力的にはもちろん、集中力を根こそぎ持っていかれるんだよね。
 
出たビデオ判定。僕の大っ嫌いなヤツ。
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第4クォーター残り5分半で得点52-10。
これ、ビデオ判定する意味あります?
 
こんな勝負が見えた状況で、そこまで厳密にやる必要性を感じないんですよね。
 
そこは審判の判断に任せて、試合の流れを優先しろよと。
暴論かもしれないですが。
 
「【ラグビー】TMOって必要? テレビジョンマッチオフィシャル不要論を唱えてみる。暴論かな?」
 

富士通フロンティアーズ3連覇達成!! アメフトファンの空気感にも触れられた。そうそう、俺らって知識を見せびらかしたいんだよww

で、結局試合は52-17で富士通フロンティアーズの勝利。見事に3年連続日本一を達成しました。
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試合後のセレモニーです。
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MVPのニコラス・トラショーン選手のインタビュー。カタコトの日本語がかわいいww
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せっかくなので、グランド近くまで寄ってみた。
って、え? これ試合見えるの?
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外はすでに暗いし寒い。
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まあ、1月の19:00前なら当たり前か。
 
 
そんなこんなで、初のアメフト現地観戦はめちゃくちゃ楽しかったです。
来年はレギュラーシーズンの試合も観に行きたいと思わせてくれるイベントでした。
 
もしかしたら観客数3、400人〜2000人程度のレギュラーシーズンと3万人以上を集めるライスボウルを比較するのはナンセンスかもしれないですが。
 
なおこれは余談ですが、客層も結構興味深かったです。
僕はラグビーが好きでごくたまに現地観戦もするのですが、その客層とちょっと似ていたなと。
 
アレなんですよね。
我々ラグビーファンって、めっちゃ語りたいんですよ。
 
連れがラグビーの知識がなければないほど、自分の知識をひけらかしたいんですよww
特に相手が女の子だったりすると、ひときわ口も滑らかになるんですよww
「へえ、すごーい」って言われたいんですよ。ええ。
 
だから、現地に行くといっぱいいますよ。熱っぽくプレーの解説してる人。
「オフサイドライン」とか「ダイレクトタッチ」とか、トーク術の見せどころですからねww
 
で、今回のアメフト観戦でもそういう方がいっぱいいて「なるほど〜」と思わされました。
イカついガタイしたお父さんが唾を飛ばしながら娘にプレーの解説をしてたり、選手のすごさを熱く語って聞かせる声が聞こえてきたり。
 
うん、わかるぞお父さん。
すげえ語りたいんだよな俺らってww
割と早い段階で娘はスマホに夢中になっちゃったけど。
 
まあでも、ボールを持っていない選手同士が無遠慮にぶつかり合う光景は新鮮でしたね。普段観ているラグビーにはない部分なので。
 

ライスボウルの存続危機? 学生と社会人のあまりにレベルの違いに、ケガの危険が大きすぎるんだってさ

そして、どうやらライスボウルの開催意義に対する疑問が噴出しているとか。
 
ここ数年、社会人チームのレベルは飛躍的に上がり、しかも外国人選手の補強も盛んになっている。
対する学生はまだ身体ができていない選手も多く、なおかつ毎年新チームを作り直す必要がある。
 
今回の富士通フロンティアーズの圧勝により、2005年からライスボウルの勝敗は社会人の14勝1敗。学生側はほぼ歯が立たない状況が続いている。
 
関西学院の鳥内監督も、あまりの次元の違いに開催そのものに疑問を呈するコメントを出しています。


これね……。
正直、初観戦の僕の目にも両チームのフィジカルの違いは歴然で、関西学院の負傷者6人というのもわかる気もします。
 
しかも、例の日大のレイトタックルの当事者であるQB奥野選手がタックルで倒された際のスタンドの雰囲気ね。誰1人悪くないのに「あ、アカン」的な空気が流れたのは印象的でした。
 
なるほど。
ラグビーと同様、アメフトもそういう時期にきてるわけですか。
確かにコンタクトスポーツでカテゴリー違いの相手とぶつかるのって、マジでヤバいからな。
学生がトップレベルに挑む機会というのは貴重だけど、安全面を考えると致し方ないのかも。
 
ただ、レギュラーシーズンでの客入りが多くても3000人前後、少ない場合は数百人の状況の中、3万人を超える大観衆を集めるイベントを簡単に切れるものなの? というね。
 
また、JAPAN X BOWLはXリーグ主催、甲子園ボウルは日本学生アメリカンフットボール協会/毎日新聞社主催、ライスボウルは日本アメリカンフットボール協会主催ということで、それぞれの損得勘定や既得権益も関係してきそうな気配が……。
 
 
アイスホッケーやフットサルのときもそうでしたが、「これから観てみようかな」と思うと、すぐに問題山積の状況にぶち当たる。
 
「【アメフト】富士通vsパナソニックのジャパンXボウルが神試合だった。完全体セル「闘いはこうやってある程度、実力が近くなくては面白くない」」
 
スポーツってホントに大変っすね。
 
 

 


 

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