やっぱりレブロン・ジェームズがオールタイムベスト? キャバリアーズが歴史的逆転劇でウォリアーズを下してNBA優勝!! やべえ、鳥肌が止まらねえよ

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コロンバスイメージ
2016年6月19日(日本時間20日)、米バスケットボールリーグNBAの2015-2016シーズンファイナル第7戦がオークランドにあるオラクル・アリーナで行われた。

3勝3敗の五分で迎えたファイナル第7戦。敵地に乗り込んだクリーブランド・キャバリアーズがホームのゴールデンステイト・ウォリアーズを93-89で下し、見事初優勝を果たした。

2014-2015シーズンからキャブスに復帰し、これまでチームをけん引してきたレブロン・ジェームズは大粒の涙を流して喜びを爆発させた。

オハイオ州アクロン出身のレブロンにとっての地元球団であるキャブス。

「故郷に優勝をもたらすために帰ってきた」
「I’m coming home(僕は家に帰ります)」

「王の帰還」と呼ばれた2014-2015シーズンの電撃復帰から2シーズン目で果たした念願の初優勝。
「自分の目標は多くの優勝を手にすることだが、オハイオ州に勝利をもたらす方がはるかに重要なこと」との思いを胸に走り抜けたレブロンのシーズンは、最高の形で幕を閉じた。

マジですごい試合だった。1勝3敗の時点で絶対キャブスの負けだと思ってました

キャブス優勝!!
絶体絶命の1勝3敗からの大逆転劇!!

それもアウェイのサンフランシスコで、しかも相手はレギュラーシーズン歴代勝利数No.1の73勝を記録したウォリアーズ。

僕自身、バスケットボールにそこまで詳しいわけではないのだが、この逆転優勝は本当に痺れた。

そもそもそこまで熱心に見ているわけではなく(NBA観戦歴2年)、1勝3敗になった時点で「ああ、決まったな」と早合点してニュースすらチェックしていなかった。
そして、たまたま見つけた「キャブス逆転優勝!!」の記事に目ん玉をひんむいたわけである。
冗談でも何でもなく、マジのテンションで記事を二度見したのは久しぶりだった。それくらい今回のキャブス優勝には度肝を抜かれた。

「こりゃいかん」ということで、大急ぎで最終7戦目をチェックしたのだが、あまりの壮絶な試合にまたまた度肝を抜かれた次第である。

特に攻守にわたってチームをけん引した「キング」ことレブロン・ジェームズのプレーは本当に胸にくるものがあった。

キャブスからヒートへの移籍、そしてキャブス復帰までのストーリーの濃厚さをニワカwなりに知っていたこともあり、今回の優勝の裏にある思いはひしひしと伝わってきた。
普段は特定のスポーツ選手に強い思い入れを抱く方ではないのだが、レブロンに対しては特別な感情が湧いていたことは確かである(1勝3敗の時点で1回見捨てたけど)。

「2015 NBAオールスター戦に便乗してレブロン・ジェームズ移籍のエッセイ(声明文)を今さらながらほじくり返してみる」

鳥肌が止まらない。“キング”レブロン・ジェームズという稀代のスーパースターの躍動

しかし本当に鳥肌が止まらない試合だった。
結果を知っている状態で観たのだが、次の展開がまったく読めない文字通りのシーソーゲームである。
神がかり的なプレーを連発するキャブスのカイリー・アービングと気合満点のウォリアーズ、ドレイモンド・グリーン。
絶好調の両雄によるスーパープレイの中、要所で流れを変える1本を沈めるレブロン。

スクリーンとリバウンドに全身全霊をかけるケビン・ラブにステフィン・カリーとのマッチアップを任されたシャンパート。そして飛び道具としての役割をまっとうしたJR・スミス。

誰もが勝利の立役者であり、誰もがヒーローだったこの試合。

それでもやはりコート上で強烈なリーダーシップを発揮し続けたレブロンこそ、まさしくキングの名にふさわしい。

89-89の同点で迎えた残り2分50秒のタイムアウト開け。
試合の流れはわずかにキャブス。

1分半以上得点が入らない時間帯が続く。
ジリジリとした緊張感の中、ウォリアーズのエース、ステフィン・カリーがドリブルで抜け出す。
ゴール前でパスを受けたアンドレ・イグダーラがJR・スミスをかわす。そしてとどめのジャンプシュート!!

その瞬間。
背後から猛然と迫った23番、レブロン・ジェームズの右手がイグダーラの手を離れたボールをはたき落とす!!

レブロンのブロオオオオォォォォック!!!!

地鳴りのような歓声。
すかさずリターンに走るキャブス。

アービングのスーパー3ポイントが決まる。
これで勝負あり!!

実質優勝を決めたレブロンのワンプレー。故郷に優勝をもたらす最後の一手となった神がかり的ブロックである。

レブロン・ジェームズはマイケル・ジョーダンを超える? このシリーズで確信した。レブロンは僕の中ではオールタイムベスト

何度も言うが、本当に鳥肌が止まらない試合だった。
こんなおもしろいシリーズをなぜまともに観ようとしなかったのか。我ながら痛恨の判断ミスである。ぜひあの熱狂をリアルタイムで感じたかった。

と同時に、レブロン・ジェームズという選手の偉大さをまざまざと見せつけられた試合でもあった。

観戦歴2年の僕が思うに、レブロン・ジェームズはNBA史上でもオールタイムベストの選手ではないかと思う。

現状、歴代No.1プレイヤーの称号は当然マイケル・ジョーダンなわけだが、ニワカwな僕に言わせればレブロンは向こう1、2年でジョーダンを超えるほどの壮大なスケールを持った選手である。

ジョーダンとレブロンの比較に関してはすでに様々な方がやられているので触れることはしないが、スタッツを比べても両者のプレースタイルには共通点が非常に多い。

大舞台に強いジョーダンに対し、ここぞの試合で力を発揮できないと言われていたレブロンではあるが、正直僕はレブロンに対してそんな印象を抱いたことはない。

想像するに、2010-2011シーズンファイナルのマーベリックス戦、2013-2014シーズンファイナルのスパーズ戦あたりを差しているそう言っているのだろう。
だが、僕ははっきり言ってそんな話に興味はない。なぜなら観戦歴2年だから。

つまり、僕にとってのレブロンは2014-2015シーズンファイナルの鬼神のごとき活躍、そして今シーズンのファイナルMVP。現NBA No.1プレイヤーの実力を余すところなく発揮したレブロンの姿しか知らないのである。

特に2014-2015シーズンファイナルのレブロンは今思い出しても震えがくるほどすごかった。
アービング、ケビン・ラブという主力を欠いた状態で歴代最強と目されるウォリアーズに2勝4敗と肉薄してみせたキャブス。
あのシリーズは実質レブロンvsウォリアーズだったと言っても過言ではない。常識外れの飛び道具2人、ステフィン・カリーとクレイ・トンプソンのスプラッシュブラザーズ擁するウォリアーズを相手にシリーズ平均35.8得点、13.3リバウンド、8.7アシストである。まさに最強の巨人を相手にレブロンはたった1人で立ち向かっていたのだ。

あの強烈なリーダーシップや存在感、カリスマ性、支配力。レブロンはマイケル・ジョーダンと比較しても決して引けはとらないと断言できる。

ともにチームを引っ張るリーダーシップを持ったオールラウンダー。
共通点の多い両者だが、あえて違いを挙げるのであればパワフルなレブロンに対して、しなやかさのジョーダンといったところだろうか。

スピード、テクニック、跳躍力、シュート力、ディフェンス力。すべての数値が10点満点の8.5以上のジョーダンと、スピード面をやや引いてその分をパワーに割り振った感のあるレブロン。体格的にも何となくそんな感じがするのだが、どうだろうか。
これは完全に僕の印象だが、レブロン・ジェームズはマイケル・ジョーダンとチャールズ・バークレーのいいとこ取りというイメージの選手である。

まあ、ルールも微妙に違う現代バスケと当時を比較するのはナンセンスと言われればそれまでなのだが。

「黒田年俸6億で契約更改!! 広島カープとかいう金満球団、男気黒田の2億円増(推定)」

他に並び立つ者がいないレブロンとジョーダン。他の選手を見れば見るほど彼ら2人の偉大さが際立つ

だが、レブロン・ジェームズという選手がマイケル・ジョーダンに匹敵する選手であることは観戦歴2年の僕が観ても間違いないと思う。

巨漢のセンターがゴール下で肉弾戦を展開することができない現代バスケにおいて、ウォリアーズのチームスタイルはある意味最も効率的なものである。
だが今回のファイナルを観てもわかるように、あのスタイルはあくまで有能なパサーがいて初めて成立する飛び道具である。選手個々の力だけなら、カリーはレブロンのようなオールラウンダーには劣る。

今シーズン限りで引退したコービー・ブライアントに関しても同様である。あの選手はキャリアを通してスコアラーであり続けたが、必ずくさびとなる相棒を必要としている。シャキール・オニールやパウ・ガソルのように、インサイドで身体を張る選手がいてこそ得点力を発揮できる選手である。

よくコービーはジョーダンと比較するには過大評価と言われているが、そういうことではなく単純にタイプが違うだけなのだと思う。
自分だけですべてをコントロールできるジョーダンやレブロン。あくまで得点力にメーターを振り切ったコービー。
比較対象としてはややズレてはいるが、どちらが選手として優れているかと聞かれれば答えはジョーダンでありレブロンということになる。

ちなみにだが、ジョーダンやレブロンに追随する可能性、才能のある選手を挙げるとすると、パッと思い浮かぶのがオクラホマシティ・サンダーのラッセル・ウェストブルックだろうか。
後はタイプが多少異なるが、ペリカンズのアンソニー・デイビスもオールラウンダーの雰囲気を持った選手ではないかと思う。また、引退した選手を含めるのであればやはりハーダウェイを推したい。
特にハーダウェイはジョーダンにも劣らない才能を持っていた選手だと思うが、残念ながら身体の強さがジョーダンとは段違いだった。これはレブロンにも共通することで、やはり怪我をしない身体を持っていることは非常に大きいと思う。
バスケの才能だけでなく、何年も健康な状態を保って試合に出続ける選手というのはそれだけで重宝される。無事是名馬というヤツである。

そういう意味でもシーズンをフイにするほどの故障経験のあるアンソニー・デイビスは厳しいと言わざるを得ない。
また、サイズ的なことを考えてもウェストブルックがこの先どれだけあのパフォーマンスを継続できるかも疑問である。どうもアレン・アイバーソンと同じ道を辿りそうな気がしてならない。

バスケットボールの最大の魅力はわかりやすいド派手なプレー。絶対人気が出ると思うんだよな

しかし観戦歴2年のニワカwのくせによく語ったもんである。
やはりバスケというスポーツの最大のよさはわかりやすさだ。

高く跳ぶ。
速く走る。

超絶ドリブルで相手を置き去りにする。
パワフルなダンクでブロックを吹き飛ばす。
ノールックパスで相手の死角を突く。

ド派手なプレー=最上級のプレー
この図式が成り立つのがいい。

もちろん、細かい戦術や駆け引きがあることは知っている。ド派手なプレーの裏で身体を張ってチャンスを演出している選手がいることも重々承知している。

だが、目の覚めるようなダンクや流れるようなドリブル。プレーの華やかさだけを見れば、バスケットボールは最も観戦素人が入っていきやすいスポーツの1つだと思う。

「バスケットボールbjリーグ初観戦 in 有明「bjリーグファイナルズ2015」! 思ってたより650倍楽しんだぞ!!」

特に今回のような劇的な逆転優勝などはいい機会である。これをきっかけにして、NBAを始めとしたバスケファンが増えてくれることを祈る。

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