「NBA Fan Night」感想。会場の雰囲気の非日常感と、イベントの残念感。行くなら試合にしとけってことかな【2019.10.9】
表題の通りですが、2019年10月9日にさいたまスーパーアリーナで行われた「NBA Fan Night Presented by Rakuten」に行ってきました。
「『NBA Fan Night Presented by Rakuten』の詳細決定、豪華ゲストも登場予定」
今回、16年ぶりにNBAが日本にくるということで、僕自身、結構楽しみにしていたイベントです。
しかも来日するのは2018-2019シーズン王者のトロント・ラプターズと、ラッセル・ウェストブルックを獲得してジェームズ・ハーデンとの二枚看板が形成されたヒューストン・ロケッツ。
本当は8日or10日のプレシーズンマッチを観たかったのですが、残念ながらイベントの存在を知ったときにはすでに応募期間を過ぎておりました。それでも生のNBA選手を観る機会はそうそうないだろうということで、この「NBA Fan Night Presented by Rakuten」に応募した次第です。
というわけで、今回はそのイベントの感想を述べていきたいと思います。
「にわかファン獲得に一番成功してるのはラグビーじゃなくてバスケだから。川崎ブレイブサンダースvs三遠ネオフェニックス」
18000円のチケット当選したどー!! と思ったら無料キャンペーンだ?
まず、僕が今回応募したのは18000円のチケット。スタンド席ではありますが、かなりいい席だと思います。
で、応募数日後に当選のメールがきて無事にチケットを入手しました。
が!!
イベント数日前の10月3日にこんなメールが。
んん?
どういうこっちゃ。
「NBA Fan Night Presented by Rakuten」の無料抽選キャンペーンを実施中だけど、すでに購入した方には全額返金してくれるってこと? でも、返金を受けるにはチケットの半券がないとダメですよって意味かな?
よーわからん。
日本語ムツカシネ。
サスガハ公用語ガ英語ノ楽天ネ。
まあでも、はっきり言って売れてないんでしょうね。
僕も18000円払いましたが、率直に申し上げて単なるファン感謝イベントにこの金額を出すって相当ですよね。それもこんなド平日に。
熱狂的なラプターズorロケッツファンか、僕みたいに生のNBA選手を何としても観たいという酔狂な人間か。
で、実際そんなヤツが日本にどれだけいるの? って話。
僕のチケットがあっさり当選したのもめちゃくちゃ納得できちゃいます。
「やっぱり3×3.EXE楽しいなww 大森ベルポートで今回は女子カンファレンスを観戦してきた」
場内で食い物の販売がない? 飲み物持ち込み禁止だし、まさかの飲食禁止?
とまあ、いきなりケチがついた「NBA Fan Night Presented by Rakuten」ですが、いよいよ当日を迎えます。
NBA FAN NIGHTはじまりましたー!#NBAファンナイト #NBAStoreJP #NBA pic.twitter.com/mFhYcalq5v
— NBA Store Japan (@NBAStoreJapan) October 9, 2019
Fan Night festivities ??#WeTheNorth | #NBAJapanGames pic.twitter.com/0A5nFTUdVF
— Toronto Raptors (@Raptors) October 9, 2019
今回のイベントは16:00開場、18:00スタート。
僕が会場に着いたのはだいたい18:30過ぎくらいでした。
荷物検査を終えてチケットを見せ、場内に入ります。
ちなみにですが、さいたまスーパーアリーナに来たのは生涯2度目。今年7月の「RIZIN 17」以来となります。
「RIZINいいとこ一度はおいで。RIZIN17の現地観戦でさいたまスーパーアリーナに僕初上陸」
で、座席番号と入口を確認しながら席に向かうわけですが、あれ? おかしいぞ。
食い物が売ってない。
売店は出ているのですが、売られているのはNBA関連のグッズばかり。
ゲームのブースとかもあるけど、いや、そういうのじゃないんですよ。
2K、「NBA JAPAN GAMES 2019 Presented by Rakuten」のブースレポートを公開―ディケンベ・ムトンボさんが登場 https://t.co/b5HxJMap4L pic.twitter.com/OS1UYTXtIs
— Gamer@ゲーム情報 (@GamerNeJp) October 9, 2019
僕が今この瞬間欲しいのは何よりメシ。脂っこくて身体に悪~いヤツをガッツリ食いたいわけですよww
結論を申し上げると、場内で食べ物の販売はありませんでした。
僕の席の周りでも飲み食いしている人は見当たらず。
下記のページを見ると、飲み物持ち込み禁止とのこと。どうやら場内は設置してある自販機以外は飲食禁止? だったのかもしれません。
「NBA Fan Night」
マジか。
キッツいなこれは。
ゴミを放置する人間が多過ぎるってことか?
途中コンビニに寄るか、会場メシにするかを迷った末に「現地で買えばいいや」と思った僕の判断は見事に外れたわけです。いや、コンビニに寄ったとしても荷物検査で引っかかった可能性も?
席に到着。ムトンボとクリス・ボッシュに倉科カナもいたぞ
そんなこんながありつつ、ようやく席に座ります。
って、おお、近いな。
黒いポロシャツ着たクソデカいおっさんがいきなり3ポイント打ちまくっとる。
って、ディケンベ・ムトンボじゃねえか!!
そういえばゲストで来てるって言ってたな。
で、白いTシャツにハーフパンツの人がクリス・ボッシュ。
2011-2012シーズンにレブロン・ジェームズ、ドウェイン・ウェイドと形成した元祖BIG3は衝撃的でした。
各ポジションの第一人者が結託して1つのチームに集結するやり方には大きな批判もありましたが、オールスター級のラインナップを毎試合観られるのは問答無用でワクワクします。実際、あのシーズンからNBAを観始めたという方は僕も含めて多いのではないでしょうか。
「八村塁の目指すべきはコイツ。NBA1巡目9位指名でワシントン・ウィザーズへ」
「スキルズ・チャレンジ」がスタートしました。
NBA選手がゲストとチームを組んでタイムを競います。
倉科カナいた。
何かね、やたらと妖艶な姉ちゃんがいるな~とは思ってたんですよ。「運動大好きでーっす!!」な人たちの中で1人だけ空気感が違うなぁ。みたいな。
選手退場に場内は大盛り上がり。バスケのこういうノリはいいよね
イベントは「スキルズ・チャレンジ」「スリーポイント・シュートアウト」と進み、Tシャツ投げ入れタイムとなります。
うおお!! すげえ雰囲気。
会場が総立ちです(僕も)。
こういうバスケのノリってやっぱりいいよね。
日本最年長バスケットマンの方によるシュートチャレンジです。
2本目? で決まったときの盛り上がりはクッソすごかったです。
そして大歓声の中、選手たちが退場します。
場内みんなが立ち上がって拍手を送っていました。
って、短っ!!
NBA選手の出番、短っ!!
このときがだいたい19:30前後。僕が席に座ってから40分程度です。
僕の到着が遅かったせいかもしれませんが、それでも選手がコートにいたのは賞味1時間半弱?
う~ん……。
どうなんでしょうかこれは。
さすがにもう少しゆっくりしてもいいかと……。
選手が退場した後に到着した人とかもいたし、マジで最悪じゃねえかww
NBAで活躍する日本人チアの紹介&WANDSキター!!
ただ、選手がコートから引き揚げたあともイベントは続きます。
NBA会場でパフォーマンスをしている日本人チアの紹介です。
1人ずつインタビューに答えますが、みなさんそれぞれに華がありますね。
ダンスコンテスト。
拍手の量で優勝者が決まりました。
おおう、玉入れ始まったよ。
ムトンボとクリス・ボッシュも参加しております。
NBAレジェンド達による紅白玉入れ合戦!#NBAファンナイト #NBAStoreJP #NBA pic.twitter.com/wb2AY9uJGu
— NBA Store Japan (@NBAStoreJapan) October 9, 2019
元WANDSの上杉昇キター!!
アニメ「スラムダンク」のエンディングテーマ「世界が終わるまでは」を熱唱します。
この辺はさすがバスケファン。「スラムダンク」への反応はすこぶるいい。
会場の一体感がすごかったですね。
NBA FAN NIGHTの締めはスラムダンク?ファン胸熱の「世界が終わるまでは・・・」を元WANDSの上杉昇さんが大熱唱?
会場のJKちゃん達がスマホ?のライトをつけて振り出すと、会場も一体となって光るスマホを掲げステージを盛り上げました?
「令和はバスケだ?!!!」 pic.twitter.com/JzAlIVS36L— NBA Store Japan (@NBAStoreJapan) October 9, 2019
残念感満載のイベント。選手のやる気のなさが尋常じゃない。会場の雰囲気はすごかったけどね
以上でございます。
個人的な感想としては、率直に申し上げてめっちゃ微妙でした。
場内で飯が食えない、NBA選手の出番が少ないなど、細かいあーだこーだはありますが、一番は選手のやる気のなさ。
3ポイントシュートで自分の番ではない選手が突然シュートを打ち始めたり、ゴールが入っていないのに次のステージに進んでしまったり。
プレシーズンマッチの合間に行われるファン感謝イベントなので、ある程度は仕方ないというのは僕も理解しております。こういう余興で身体がちぎれるほどがんばれとは言いませんが、それでもせめてルールくらいは覚えてこいよと。
MCの佐々木クリスが「ちょっとトラブルがあったんですが……」などとフォローしておりましたが、ちげえから。トラブルとかじゃなく、単純に舐められてるだけだから。
出場予定選手に記載されていたジェームズ・ハーデンやラッセル・ウェストブルックに関しては最初から影も形もなく。僕も含めてハーデンを観るためにこのイベントにきたファンはかなり多かったと思うので、せめて顔出しくらいはしてもよかったんちゃうの? とも思ったり。
しれっとラグビーのオールブラックスとコラボしてやがったww
? ➕ ? What an honour to meet @JHarden13 @russwest44 and the @HoustonRockets in Tokyo today. pic.twitter.com/Ty16I3QLng
— All Blacks (@AllBlacks) October 9, 2019
返金対応があるっぽいのでアレですが、これが当初の18000円のままだったらと考えると……。割とガチで2度とNBA関連のイベントには関わりたくないレベルです。アジア市場開拓のプロモーションで来日してるのに、この残念感(僕だけ?)はちょっとどうなんでしょうか。
なので、僕の中での結論としては
「行くなら試合にしとけ」
「チームの熱狂的な信者でないならファン感謝イベントは止めとけ」
ってことですね。
「歴代最高オールラウンダーはジョーダンorレブロン論争にケリをつける」
一応言っておくと、会場の雰囲気はめちゃくちゃよかったです。
選手や参加者の一挙手一投足に歓声が沸き、縦ノリのBGMに観客と出演者が騒ぎまくる。
もともとバスケ会場のノリは大好きなのですが、あのノリをさいたまスーパーアリーナのような大会場に持ち込むとこういう雰囲気になるのかと。個人的にこの非日常感は初めての体験でした。
やってることは単なる大人の運動会なのにね。
てか、スポーツイベントって基本、縦ノリのBGMと照明効果である程度までは誤魔化せちゃうからな(暴論)。
この日は麒麟の田村裕も会場にいたようで、下記の動画でイベント全体の雰囲気がわかると思います。
ついでに言うと、バスケのイベントだけあって観客の平均身長が高かったです。
帰りの電車でも175cmオーバーの女性が普通にいたしね。