全盛期にMLBに行ってほしかった選手3名(ピッチャー)。あの頃の球なら通用したのではないか、どこまでやれたか興味が尽きないピッチャーたち
プロ野球の各球団の編成が固まりつつある。
ポスティングシステムを利用してMLB挑戦を目指した選手の移籍先も決まり、各チームの主力選手も概ね契約更改を終えている。
村上宗隆、岡本和真、今井達也のMLB移籍先決定。全員当初の予想よりも低い年俸、年数だが地に足のついた現実的な契約に思える。村上<<岡本の評価は納得だけど村上にはそれを覆してほしい
FA宣言後に移籍先が決まらない選手も何人か残っているが、裏では交渉が進んでいるのかな? と勝手に思っている。
なお阪神の佐藤輝明が来年オフのポスティング容認を球団に求めているとか。
どこかの段階で打撃タイトル獲得orそれに準ずる成績を残せればという条件付きでOKが出ると予想しているが、ファンの声は反対の方が多い印象である。
正直、主力選手のMLB挑戦の流れは止められないと思う。
今後大学や高校から即渡米する選手は確実に増えるし、あまり縛りすぎるとNPB自体が敬遠されかねない。スペシャルな才能を持った人間がより大きな舞台を目指すのは当然である。
そんな中で表題の件。
全盛期にMLBに行って欲しかった選手3名(ピッチャー)を挙げてあれこれ言っていく。
かつてはチームの中心&侍ジャパンに名を連ねた実力者だが、今はベテランの域に差し掛かって力も落ち始めている3選手。
当時の衝撃を思い出しつつ語ってみたいと思う。
全盛期にMLBに行ってほしかった選手3名:その1
「則本昂大(楽天イーグルスからFA宣言)」
まずは楽天からFA宣言した則本昂大。
報道によるとMLB移籍を見送って今は国内球団に絞っているとか。
個人的には巨人がいいのでは? と思っているが、そうすると再び田中将大とチームメイトになるのか。
山本由伸、菅野智之、田中将大2025年シーズン振り返り。期待には及ばなかった山本由伸、だいぶ攻略された菅野智之、200勝達成の登板で最適解にたどり着いた? 田中将大
則本昂大の全盛期は2014〜2017年あたり。
2014年は田中将大の抜けた穴を埋めようと気負いすぎた感もあったが、それ以降はしっかりとエースに定着している。
この人の持ち味は浮き上がる系のまっすぐと横滑りするスライダー、大きく落ちるフォークの3球種。
全力のまっすぐは糸を引くような軌道でバットに空を切らせる上にスライダーは場面によって数種類の使い分けができる。
好調時の凄みは田中にも匹敵するほどで、この時期ならMLBでも十分通用したのではないか。
ただランナーを背負う(セットポジション)とフォームが緩む、球速が2km前後落ちる悪癖があり、そこさえ改善すれば!! とも思っていた。
侍ジャパンでリリーフ起用された際もランナーがいない場面では付け入る隙を与えなかったが、回跨ぎ+ランナーが出た途端に球威がガタ落ちして連打を許している。
先発ではランナーを出すと安定感を欠く、リリーフでは回の頭からの登板が必須。
投げている球は文句なしにすごかったが、田中将大やダルビッシュ有といった一線級と比べるともう一つ足りない印象だった。
ちなみに2025年シーズンはまっすぐの勢いがだいぶ落ちていた。ランナーを出すとフォームが緩む悪癖もそのままで、正直あの状態でMLBで活躍するのは厳しい気がした。
全盛期にMLBに行ってほしかった選手3名:その2
「山﨑康晃(横浜DeNA)」
このピッチャーの全盛期は恐らくルーキーイヤーの2015年から2019年くらいまで。
個人的には則本以上にMLBでやれる可能性があったと思っている。
1年目にピッチングを観たときは冗談抜きで度肝を抜かれた。
本人がツーシームと呼ぶフォークは衝撃的。「こんなの誰が打てんねん」というほどの変化で打者を軒並み腰砕けにしていた。
まっすぐのスピードはそこまででもないが、あのツーシーム(フォーク)との二択で威力は十分。
実はスライダーもいい変化をしているのだが、ツーシーム(フォーク)がよすぎるせいでほとんど投げる機会はなかった。
はっきり言って僕は山﨑康晃のことが好きではない。
・どう見てもフォークなのにツーシーム呼び
・隔年で成績を落とす
・ハマスタが本拠地なのにハマスタが苦手
・リリーフのくせにランナーを背負った場面が苦手
などなど。
面倒臭い属性が多く好不調の波も激しい。
ただ、好調時のピッチングはため息が出るほどすごかったしプロ11年で通算232セーブは文句なしに素晴らしい。
37セーブ、防御率1.33を記録した2022年シーズンオフが実質MLB挑戦のラストチャンスだったと思うが、その年に6年契約を結んだと聞いてがっかりした覚えがある。
まあ、それ以降の下降っぷりを考えると日本に残って正解だったが。
全盛期にMLBに行ってほしかった選手3名:その3
「栗林良吏(広島カープ)」
ラストは広島カープの栗林良吏。
3人の中ではもっともMLBで通用したピッチャーだと思っている。
この人が一番よかったのはルーキーイヤーの2021年。
53試合に投げて37セーブ、防御率は驚異の0.86。しかもセーブ失敗なしである。
真上から投げ下ろす角度のあるまっすぐに縦の軌道のカッター、落差の大きいカーブで緩急をつけることもできる。
そして何と言っても意味不明な落ち方をするフォークである。
あのフォークは本当に衝撃的だったし、驚きで言えば2015年の山﨑康晃を超えていた。
マジな話、このときに栗林良吏はMLBでもトップクラスのクローザーになれたと思う。
何が改善されればとか、数年経験を積めばとかではない。
何も考えずに着の身着のまま渡米するだけでいい。メジャー球であのクオリティを出せれば即クローザーになれたのではないか。
ただ、いかにも燃費の悪そうなフォームやルーキーイヤーでいきなりクローザーを務めた疲れもあってか、翌年以降(2021年シーズン終盤から)はそこまでインパクトを残せていない。
2023年の侍ジャパンでは球が走らずに打ち込まれ、腰の状態の悪化により途中離脱。
さらに2024年10月には肘の手術を受けるなど万全とは言えないシーズンが続いている。
WBCの余韻がすげえw 「日本野球が世界最強」ってドヤるための大会。課題が山積みなのはわかってるし収益構造の歪さなんて10年以上前から承知してんだよ笑
そして2026年シーズンは先発に転向するとのこと。
これで実質栗林のMLB挑戦はなくなったと言えそうである。
大谷翔平背番号17 野球 Tシャツ ジャージ ユニフォーム 野球ユニフ半袖
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