リナレスvsルーク・キャンベル予想。濃い顔族か平たい顔族か。強化版阿部寛の顔力で英国の英雄を吹っ飛ばせリナレス【予想・展望】

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2017年9月23日(日本時間24日)に米・カリフォルニア州にあるザ・フォーラムで行われるWBA世界ライト級タイトルマッチ。
同級王者ホルヘ・リナレスがランキング1位の挑戦者ルーク・キャンベルを迎えて2度目の防衛戦に挑む。
 
 
今年3月にアンソニー・クローラとの再戦を制したリナレスが、2度目の防衛戦のリングに上がる。相手はロンドンオリンピック金メダリストのルーク・キャンベル。ここまで17勝1敗14KOの戦績を誇る長身サウスポーである。
 
「今年一番興味の薄い再戦リナレスvsクローラ。無理ゲー? リナレスのとびっきりの才能がクローラの努力をまたしても凌駕する」
 
ケビン・ミッチェル、アンソニー・クローラを下して英国人キラーぶりを見せるリナレスか。2015年にイヴァン・メンディに敗れたものの、その後は5連勝4KOと波に乗るキャンベルか。
 
「リナレスはキャンベルに二度と関わるなww 2-1の判定でスレスレ勝利。危ない試合だった。再戦したら負けるんでない?」
 
リナレスのハイスピードとキャンベルのテクニック。より相手を窮地に陥れるのは果たしてどちらか。
マイキー・ガルシアとの統一戦も視野に入れるリナレスに大注目である。
 
「マイキー・ガルシアがブローナーに判定勝利。階級の壁をちょっと感じたかな。ブローナーもよかったよね?」
 

ホルヘ・リナレス出陣!! 金メダリストを敗り、帝拳ジムの負の連鎖を止められるか

日本でもおなじみのホルヘ・リナレスvsロンドンオリンピック金メダリストのルーク・キャンベル。
身長175cm、リーチ180cmの長身サウスポーを相手にリナレスがどう戦うか。
 
村田諒太、三浦隆司、山中慎介、亀海喜寛、ローマン・ゴンサレス、カルロス・クアドラスと、帝拳ジム所属の選手が立て続けに負けている状況に待ったをかけられるか。
 
いろいろな期待と重圧を勝手に背負わされて若干気の毒な気もするが、何とかがんばっていただきたい。
 
「ロマゴンの手詰まり感ぱねえっす…。シーサケットのカウンターで大の字KO負け。PFP No.1の伝説に終止符?」
 

挑戦者ルーク・キャンベルはやっかいな選手。距離感とポジショニングが持ち味のカウンター使い

とりあえず今回のルーク・キャンベルだが、結構やっかいな相手に思える。
過去の試合をいくつか観ると、距離感とポジショニングに優れた選手という印象が強い。
 
基本的には待ちのスタイルでのカウンター使い。
 
相手が前に出た分だけ後退し、相手が下がれば自分が出る。
相手の踏み込みに合わせてバックステップしつつ左フックを合わせる。右ジャブで距離を測りながら、左ストレートを打ち込むタイミングを測る。
1発の威力はそこまでではないものの、鞭のようにしなるパンチで相手を削るイメージ。
 
「ギャビン・マクドネル敗北!! レイ・バルガスがポイントゲームを制して初の王座奪還!! 手がなが〜〜い!! 動きがはや〜〜い!!」
 
自身のサイズと高く上げたガードで急所を遠ざけ、一定の距離を保ちつつポイントをピックアップする。ロープに詰められても冷静に右を引っ掛けながら身体を入れ替え、リング中央で対峙。
 
派手さはないが、相手にとっては非常にやりにくいタイプといえるのではないだろうか。
 
「トラメイン(トレメイン)・ウィリアムズ試合し過ぎ問題。ジョエト・ゴンサレスがなかなかよさげ問題」
 

ルーク・キャンベルの理想型はリゴンドー。でも、リゴンドーほどのカウンターもフットワークもない

というか、たぶんこの人がやろうとしてるのってリゴンドーですよね。
 
相手との間合いを一定に保ちつつ、カウンターで迎撃。
強引に詰めてくればサイドステップで身体を入れ替える。
 
体型も違うし、スピードも身のこなしも本家にはまったく及ばないが、向いている方向はアイツと同じである。
 
「グヴォジクすっげえわコイツ。クレイグ・ベイカーを圧倒して6RTKO。何? この内山と井岡とリー・セルビーのいいとこ取り」
 
ただ、この選手にはリゴンドーのような超絶カウンターも、オレクサンデル・ウシクほどのフットワークもない。
石のような拳のカウンターが抑止力となるリゴンドーと違い、キャンベルには踏み込みを躊躇させるほどの脅威はない。また、間合いを詰められてもジャブを出しつつ旋回するウシクのような機動力もない。
 
なので、相手の水準が一定以上になると、どうしても制空圏を突破されてしまう。
 
「リゴンドーに勝てる選手見つけた。リゴンドーの倒し方、勝ち方考えた。無謀な挑戦を前向きな妄想に」
 
敗北を喫したイヴァン・メンディ戦では、自分と同程度の上背と自分以上のフィジカルを持つメンディの突進を止められず。
 
スピード、パワー、体格の3つのうち、どれか2つで上回られた場合に厳しくなるといえばいいか。
劣化リゴンドースタイルを敗られた際のBプランがないというか、全体的な脆弱さがどうにもならないイメージである。
 

リナレスはキャンベルをパワーで上回れるか。懐に入って得意の高速コンビネーションを浴びせられるか

対するリナレスについてだが、上述のスピード、パワー、体格のうち、どの要素でキャンベルを上回っているか。
先ほど申し上げた通り、3つのうち2つでキャンベルを凌駕できれば防衛の可能性は高くなるのではないか。
 
まずはっきりしているのは、スピードではリナレス、体格ではキャンベル。これは一目瞭然である。
 
特に、リナレスの代名詞ともいえるスピードについてはちょっとレベルが違う。
ハンドスピードとコンビネーションの正確性は全階級でも屈指。それこそ、先日ゴロフキンと引き分けたカネロ・アルバレスにも匹敵するのでは? というくらい。
 
「ゴロフキンvsカネロ・アルバレス感想。カネロは初めてゴロフキンの突進を真正面から受け止めて負けなかった選手。まあ再戦だね」
 
リナレスの攻略法としては、ハンドスピードに惑わされずにプレッシャーをかけて懐に潜り込むこと。
そう考えると、前回のアンソニー・クローラはうってつけの選手だと思っていた。だが、リナレスはそれを上回る正確性で、クローラの突進をねじ伏せてしまった。
 
ガードの間を通しまくったのはもちろん、パワー面でもクローラを圧倒したのは驚いた。何度アタックしても、そのつど手数とパワーで押し戻されるクローラ。
ああいうのを観ると、改めてコンタクトスポーツにおけるスピード&パワーの大正義っぷりを思い知らされる。
 
「バドゥ・ジャックはすげえだろ? クレバリーを問題にせず圧勝。どうだ? 驚いたかオイ? 俺は驚いたぞww」
 
つまり、今回の試合でリナレスが勝つには、パワーでキャンベルを上回れるか。
高速の左でキャンベルの右ジャブを止め、懐に入って爆速コンビネーションを浴びせられるか。
 
この選手は、基本的に「左ジャブでガードを崩し、ボディ織り交ぜながら間合いを詰めて〜」というタイプではない。よく動く手足で、バババッと当てては離れる。スピーディな出入りで相手を翻弄するスタイルである。
 
なので、重要になるのは何と言ってもファーストコンタクト。ここでいかにキャンベルを上回れるか。どれだけパワーでキャンベルを圧倒できるか。一気に懐に入り、得意のコンビネーションを浴びせられるかではないかと思う。
 
逆に、ジャブで距離をキープされた場合はあっという間に手詰まりになる可能性が高い。
 
「クアドラス勝てたでしょ。エストラーダに超僅差判定負け。中間距離での正確性と作戦失敗ですかね」
 
何となく、サイドステップからの左ボディ、左フックが当たりそうに見えるのだが、どうだろうか。
 

勝敗予想はリナレスの12R僅差判定勝利。主役顔のリナレスが脇役顔のキャンベルに負けるわけがないんですよ。強化版阿部寛舐めんなよ?

今回の勝敗予想だが、リナレスの12R僅差判定勝利でいきたい。
リナレスのスピード&パワーがキャンベルの距離感を突破できると仮定して。なおかつ、対応された後半に追い上げられると仮定して。
 
再戦したらやべえんじゃねえか?
完全に丸裸にされてたぞ?
今回は何とか逃げ切ったけど、もう通用しねえんじゃねえか?
みたいな。
 
相変わらず予想と言いつつ、ただの願望になっているのだが、どうにか勝利してビッグマッチにつなげていただければと思う。
 
「コバレフvsウォード感想。コバレフ敗れる!! ウォードが3-0の判定で王座奪還!! 神の子がクラッシャーに鼻差で勝利」
 
まあ、何だかんだと言っておりますが、リナレスは勝つでしょ。
 
え? 理由?
そらあなた、リナレスはかっこいいもん
 
あの濃い顔は主役の顔ですよ。
 
 
あ?
ルーク・キャンベル?
あの顔は間違いなく脇役のツラだから。
安心していい。
あんな平たい顔族にリナレスが負けるわけがない。
 
てか、強化版阿部寛を舐めんじゃねえぞ? という話。
 
古今東西、津々浦々。
基本、主役は彫りが深いって相場が決まってんだよww
 
しかも、あの髭を見ろよ。
「防御力が上がる気がする」って村田諒太さんもおっしゃってただろ。
チャンピオンにすらなってないのに、すでにボクシング界のご意見番の雰囲気出してる村田さんがおっしゃってるんだぞ? 正しいに決まってるじゃねえか。
 
「村田ズルいww このタイミングでエンダムと再戦決定って、こんなの村田が勝つに決まってるじゃんか」
 
常識だよ常識。
ジョーシキ!!
 
男は顔だよ(……ええ)。
 

WBO世界S・ミドル級タイトルマッチが楽しみ。ヒルベルト・ラミレスvsジェシー・ハート戦に注目。オスカル・バルデスvsジェネシス・セルバニア戦よりも僕の中ではおもしろい?

ちなみだが、9月22日(日本時間23日)に行われるオスカル・バルデスvsジェネシス・セルバニア戦。
井上尚弥のスパーリングパートナーとしても有名なセルバニアの世界戦ということで、こっそり注目されている試合である。
 
「アントニオ・ニエベスとは何だったのか。井上尚弥の豪打になにもできず6R終了ギブアップ。まさかの真っ向勝負で撃沈w」
 
もちろん僕もそれなりに楽しみにしているのだが、実は同日メイン? で行われるヒルベルト・ラミレスvsジェシー・ハート戦の方により注目している。
 
詳細は省くが、恐らく先日のウィリー・モンローJr.vsビリー・ジョー・サンダース戦並のピースフルなタイトルマッチになるのではないか。
世界平和の担い手として、ウィリー・モンローJr.さんを彷彿とさせる癒し系ファイター同士の優しい世界に浸れるはずww
 
「サンダースvsウィリー・モンローJr.とかいうアラサー大男2人のお見合いが36分間続く地獄」
 
ボクシングの試合で癒されたい方。
争いごとは苦手だけど、ボクシングは好きだという方。
お薦めの試合なのでぜひww
 
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