ルイス・アルベルト・ロペス陥落。アンジェロ・レオの左カウンターでアディオス。亀田和毅の言うロペス対策をまんま実行してたな【結果・感想】

ルイス・アルベルト・ロペス陥落。アンジェロ・レオの左カウンターでアディオス。亀田和毅の言うロペス対策をまんま実行してたな【結果・感想】

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2024年8月10日(日本時間11日)に米・ニューメキシコ州で行われたIBF世界フェザー級タイトルマッチ。同級王者ルイス・アルベルト・ロペスと同級10位アンジェロ・レオが対戦、10R1分16秒KOでレオが勝利した試合である。
 
 
今年3月に日本の阿部麗也を8RTKOで下したロペスの防衛戦。
挑戦者アンジェロ・レオは元S・バンタム級王者で、井上尚弥と対戦したスティーブン・フルトンとも対戦経験がある。
 
2023年11月の階級アップ後に4戦をこなして今回のタイトルマッチを迎えたわけだが。
結果は左のカウンターによる凄まじいKO勝利。
 
ロペスは阿部戦後に井上尚弥の名前を出すなど、日本でも名前が知れてきたところだったのでこの負けはなかなかの衝撃である。
 
また8月24日にレラト・ドラミニとの再戦を控える亀田和毅も標的がロペスからレオに代わることになる。
 
平岡アンディvsイスマエル・バロッソ、佐々木尽vsカミル・バラが楽しみ。大橋プロモーションのイベントでは久々に納得感がある笑
 

ロペス陥落は驚いた。でも、井上尚弥vsロペス戦には現実味がなかったよね

ルイス・アルベルト・ロペス陥落。
 
阿部麗也に圧勝し、井上尚弥のライバルと目されていたロペスの負けはかなりの驚きである。

ただ僕の中でロペスvs井上戦はいまいち現実味がなく。
先日井上本人が「あと2年はS・バンダムにとどまる」と宣言したことで僕の興味は中谷潤人vs井上尚弥に移っている。
 
中谷潤人vsビンセント・アストロラビオ。今回も中谷がやヴぁいw アストロラビオもいい動きしてたのに。今すぐ階級アップして井上尚弥戦目指すのもアリ?
 
むしろレラト・ドラミニとの再戦を控える亀田和毅がロペスをどう攻略するか? を考える方が楽しい。
 
 
またロペスがアンジェロ・レオの挑戦を受けると聞いても「へえ〜、そうなんだ」程度。
展望を考えるほどではなかったことをお伝えする(僕にとっては)。
 
そんな感じで「どっちが勝ってもいいや」「でも、まあロペス有利じゃない?」とクッソ低いテンションで当日を迎えたのだが……。
 

アンジェロ・レオのロペス対策がよかった。被弾に耐えながら中に入ってカウンターを合わせる

感想としては、アンジェロ・レオの対策がよかったなぁと。
 
ルイス・アルベルト・ロペスは強フィジカルの剛腕タイプで1発1発のパンチが強力&多彩。
太い腕を思い切り振って相手を下がらせ、自分はどんどん勢いに乗っていく。
 
前回の阿部麗也もこの勢いに飲まれてフルボッコにされた。
開始直後に何もしていないうちからコーナーまで後退したところを見ると、対峙した瞬間にロペスの馬力に気圧されたのだと思う。
 
阿部麗也がルイス・アルベルト・ロペスに8RTKO負け。ちょっと失望したな。久しぶりに「値しない」「ふさわしくない」って思っちゃった
 
その反面ディフェンスには粗さがあり、一つ一つのモーションが大きいために打ち終わりから復元までに時間がかかる。
動き出しの“溜め”も大きくあの瞬間にカウンターを狙われるのでは? とも言われていた。
 
 
ただ、あれだけゴツゴツくる相手にカウンターを合わせるのは相当なリスクがある。
 
ロペスのフルスイングに合わせて踏み込む勇気、被弾に耐える頑丈さ、内側からねじ込むカウンターの精度、などなど。
実際にやれるかどうかは別の話というか。
 
阿部麗也が何もできずに縮こまったことを踏まえると、当然容易くはないと思っていた。
 

打倒ロペスの条件をすべて兼ね備えていた。事前の対策とリング上での選択がハマった気がするよ

だが、今回のアンジェロ・レオはそれらをすべて兼ね備えていた。
 
ロペスのスイングに自ら踏み込み身体を寄せてカウンターを合わせる。
左右どちらでもKOパンチを打てるのがロペスの持ち味だが、レオは両方のパンチにカウンターを合わせにいく。
 
当然、懐に入るまでに無傷では済まない。
危険地帯を通過する際にジャブやアッパー、右で何度も顔を揺らされていた。
 
それでも阿部麗也のように「きゅ〜っ」とはならず、ジャブを駆使しながら身体をくっつけてロペスに糞詰まりを起こさせた。
 
 
またすべてのラウンド、時間帯で接近戦を仕掛けるのではなく。
ラウンド開始から中盤くらいまでアウトボクシングで時間を稼いだりと、省エネの工夫も随所に見られた。
 
最後は左のカウンターで仕留めたわけだが、6Rあたりで左がうまく当たったことで自信を持ったのではないか。
 
ロペスの長所短所を研究し、リング上では自分の耐久力、スタミナと相談しながら最適解を選択する。
マジでアンジェロ・レオのロペス対策がお見事だった。
 
重岡銀次朗vsペドロ・タドゥラン。回転力の違い、vsサウスポーのキャリア、上半身の硬さ。3150fightが今回で消滅だって
 

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亀田和毅が言っていたロペス対策そのまんま。和毅がロペスに勝つのは難しいと思ってたけど…

今回のアンジェロ・レオは以前亀田和毅の言っていた作戦をそのまま実行した印象。
 
下記の通り和毅は阿部vsロペス戦を観ながら
・自分からいかなきゃダメ
・中に入ればカウンターが当たる
・ボディが有効
的なことを言っている。

 


 
僕もこれには賛成で、ロペスに勝つにはとにかく懐で勝負することが重要。
腕が伸びる位置ではロペスはめっぽう強いので、それをさせないために腕を振るスペースを潰す必要がある。
 
逆に阿部麗也のように動き回るだけではどこかで捕まってしまう。
あえて連打の最中に飛び込み、ボディ、カウンターで弱らせるのが打倒ロペスには有効であると。
 
 
と言いつつ、和毅にそれができるかはめちゃくちゃ疑問。


和毅のフィジカル、耐久力は阿部麗也とどの程度違うの?
ロペスの連打に耐えながら近場でカウンターを合わせる、顔面を晒してボディを打つことができるの?
 
正直、仮にドラミニに勝ったとしてもvsロペス戦の勝率はかなり低い気がしていた。
 
亀田和毅vsケビン・ビジャヌエバ。元祖亀田家スタイルで押し潰す。ルイス・アルベルト・ロペスに同じことができるかは…
 

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アンジェロ・レオは階級アップでスケールも一段上がったかも? もともとデカい選手だったけど

逆にアンジェロ・レオは上述の通り打倒ロペスの条件をすべて持ち合わせていた(と思う)。
 
被弾に耐えながら前進する耐久力、フィジカル。
近場で腕を下げてボディを打つ勇気。
ロペスのフルスイングにカウンターを合わせるタイミング。
 
パンチをもらっても怯まない、逆に打ち返すことでロペスの警戒心を煽り、近場のクリンチや揉み合いで体力を削る。
 
(恐らく)亀田和毅の言うロペス対策がまんまアレだったのだろうと。
 
亀田和毅vsドラミニ、健文トーレスvsKJ・カタラジャ。人をぶん殴る才能しかないガチクズの天才が一発逆転を狙えるのがボクシングの醍醐味だよね
 
もともとアンジェロ・レオは身体が大きい(ゴツい)選手だったが、階級アップによって一段スケールアップした印象。


なおルイス・アルベルト・ロペスとアンジェロ・レオならアンジェロ・レオの方がまだ勝率が高い気がしている(和毅にとって)。
 
まあ、アンジェロ・レオが安定王者になるか? と言われるとこれまた微妙ですが。
 
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