木村翔がサルダールをボディでKOして2度目の防衛に成功。中国の英雄がまたやったぜ!! 次は田中恒成戦か?【結果・感想】
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2018年7月28日、中国・青島で行われたWBO世界フライ級タイトルマッチ。
同級王者木村翔がランキング4位のフローイラン・サルダールと対戦し、6R54秒KOで勝利。2度目の防衛に成功した。
2017年大晦日以来、約7か月ぶりのリングとなった木村翔。
相手は28勝2敗1分19KOの強豪フローイラン・サルダール。2016年には日本の井上拓真からダウンを奪うなど、抜群の破壊力を持つ挑戦者である。
「そして伝説()へ…。 田中恒成が木村翔に判定勝利で最速3階級制覇。至近距離での打撃戦と駆け引きがすごかった」
王者木村はガードを上げてプレッシャーをかけるいつものスタイル。開始直後から積極的に前に出て腕を振る。
対するサルダールも、ガードの上から強烈なパンチを浴びせて木村の身体を揺らす。
序盤2Rまではサルダールのパンチがガードの間からヒットするが、しつこく追い回す木村のプレスを徐々に抑えきれなくなる。
「フューリーがピアネタを寄せ付けず。陽気なクズが蝶のように舞い、蜂のように刺した10R。睡魔との戦いこそが神の御心」
3R以降、サルダールがコーナーで連打を浴びるシーンが目立ち始める。
完全に試合の流れを掴んだ木村が5Rに強烈なボディでダウンを奪うと、6Rにも再びボディでサルダールをダウンさせる。
がっくりと膝をついたサルダールはそのまま立ち上がることができず、カウント10を聞いて試合終了。
見事2度目の防衛に成功するとともに、海外のリングで王座戴冠&防衛を果たした2人目の日本人となった。
「ムンギアvsリアム・スミス感想。巨神兵ムンギアがスミスのガードをぶっ壊し。スミスもよかったけどねじ伏せられた」
木村翔圧勝だったね。パワフルなサルダールにも自身のスタイルを貫いてのKO勝利
木村翔勝利!!
サルダールにほぼ何もさせず。
2017年7月にゾウ・シミンに勝利し、一躍中国での知名度を上げた木村翔。
今回、2度目の防衛戦が中国で開催されるということで、日本のファンの間でも期待感が高まっていた。
「木村翔はワシが育てたww ゾウ・シミンにアウェーでジャイアント・キリング!! 大観衆の前で中国の英雄にTKO勝利」
しかも相手はフローイラン・サルダール。
井上拓真戦では強烈なダウンを奪うなど、凄まじいパンチの持ち主。木村翔のスタイルがこれまでと同じように通用するかにも注目が集まっていた。
そして、結果的には文句なしの快勝。
フルスイングと小さい振りをうまく使い分けて距離を詰め、ボディを叩いて疲弊させる。
サルダールのパワフルなワンツーにもひるまず前進を続け、コーナーに追い込んでの連打。
だんだんとサルダールが追い込まれ、根負けしていく様子は本当に痛快だった。
「亀海完敗…。グレグ・ベンデティとのカウンター勝負で歯が立たず。今回はどうにもならなかったな。動きは落ちてないと思うけど」
どんな状況でも前に出続け手を出し続ける根気。
それを失速せずに1試合続けられるスタミナ。
練習量の賜物というか、今回もマジで木村翔らしい一戦だった。
「まんまだったなウシクvsガシエフ。無策のガシエフが12R空転させられ大差判定負け。WBSS優勝のウシクはヘビー級?」
相手の得意な距離で圧倒し、至近距離で仕留める。疲弊していくサルダールの表情が印象的だった
というか、普通によかったですよね木村翔。
相手のサルダールは弟と同様、中間距離での打ち合いを得意とする選手。
突き刺すようなジャブでスペースを作り、伸びる右を被せるようなフォームで打ち込む。
身体の強さもあり、インファイトに持ち込みたい木村翔にとってはかなりの難敵だと思われていた。
「山中竜也、サルダールに判定負け。足がちっとも動いてねえなオイ。アレしかなかったんだろうな」
だが、そのサルダールを中間距離で圧倒し、微妙に歩幅を変えながらあっさり自分の距離まで侵入。
スペースのある位置ではジャブを打ちながら前進し、サルダールがロープを背負った局面では無遠慮に腕を振り回す。
前回の五十嵐戦では、打ち終わりにカウンターをもらうシーンが目立ったが、今回はそういう場面はほとんどなく。
「「日本人はフィジカルが弱い」←これホントなの? そんなことないんじゃない? むしろスピード&パワーで勝負するべきな気が」
バックステップの効かないサルダールが相手だったのもあると思うが、木村翔自身の成長もあったのかもしれない。
ちょっと強化版ルーカス・マティセみたいな感じというか。
「パッキャオがマティセを寄せ付けずに9年ぶりKO勝利。僕たちの英雄は世界一強い大統領(予定)。最高にカッチョいいだろ?」
自分の得意なパンチはガードで防がれ、ヒットしてもケロっとして向かってくる。
近場でボディを山ほど叩かれ、顔面が空いたところに飛んでくる大振りのフック。
しかも、サイドへ逃げてもすぐさま方向転換してしつこく追いかけてくる。
「ビボルvsチレンバ感想。おいおい、チレンバ次は勝てるんじゃないか? いい試合だったな。ビボル勝利は文句ないけど」
パワーでは勝てず、至近距離での回転力でも歯が立たず。
顔の前を通過するフルスイングで精神を削られ、ボディの連打で足を止められる。
サルダールにとっては地獄のような試合。マジで手も足も出ない6Rだった(気がする)。
繰り返しになるが、木村翔のプレスに徐々に根負けしていくサルダールの姿は観ていて痛快だった。
「「ONE Championship」でシーサケットが防衛戦やるってさ。ようやくボクシングとMMAの選手が同じ日に同じ舞台に上がるんだね」
木村翔vs田中恒成戦は本当によくわからんです。実は田口良一vs田中恒成戦よりもおもしろいんじゃない?
なお、木村翔の次戦は9月。田中恒成との3度目の防衛戦が予定されているとのこと。
以前にも言った通り、この組み合わせはどうなるかがちっともわからない。
「田中恒成ええじゃないですか! バルドナドを9RTKOで下し、フライ級初戦を飾る。木村翔戦は…全然わからん」
恐らく田中が木村のプレスから12R逃げ切るのは不可能。
例のロマチェンコもどきのステップでは、どこかで木村に捕まってしまうのではないか。
「ドヘニーに翻弄されて岩佐陥落。戦略負けですかね。持ち味をうまく消されたかな。てか、ボクシング人気すげえ」
12Rの中で必ず木村の強打と打ち合う場面が出てくると思うが、その際、アンヘル・アコスタ戦やロニー・バルドナド戦と同じことができるか。
シフトウェイトで芯を外しながら、ボディで動きを止めて打ち勝つことができるかという話。
ひょっとしたら、幻のvs田口良一戦よりもおもしろくなるんじゃないの? などと期待している。
「マイキーvsイースター感想。イースターがんばった。マイキーは淡々と左を出し続けて勝利。やっぱりイースターじゃ厳しいよな」
木村翔「ファイトマネーが一番高い試合を受ける」←これサイコーだなオイww やっぱり金儲けしねえと
でも、アレか。
まだ木村vs田中戦は決定したわけではないんだよね。指令が出ただけで。
「田中恒成vs木村翔戦の全国生中継がなかったことが問題だけど、CBCテレビが地元のスターを囲い込んだわけではない?」
本人も「ファイトマネーが一番高い試合を受ける」と言っているし、もしかしたら「次も中国で!!」となる可能性も?
待ち構えていたファンからサインを求められる木村翔チャンピオン。今後は「国内外問わず、ファイトマネーが一番高い試合を受けたいと会長には伝えてあります」
取材&写真/加茂佳子 pic.twitter.com/ztd85FqNhH— ボクシング・マガジン(毎月15日発売❗) (@boxing_magazine) 2018年7月28日
木村翔のネームバリューを考えると、日本で大々的に開催するなら田中恒成戦以外は難しい(気がする)。
それなら、むしろ田中恒成をソデにした上で「提示されたファイトマネーに差があったから中国を選びました」などと言えば、それはそれで最高だったりするww
「木村翔が五十嵐を根元から粉砕。大振りで恐怖を植え付けて真ん中を右でドーン。圧巻の五十嵐対策でしたね木村翔」
金のために現役復帰したパッキャオや、露骨な金儲け目的でマクレガーとのボクシングマッチを実現したメイウェザーなど。
キャリア終盤、ファイトマネーで試合を選ぶベテランを「残念」「茶番」と切り捨てる層は多く、相変わらず金儲けに対する拒否反応は強い。
「岩佐亮佑、ドヘニーとのV2戦。なかなか厳しそうだけどがんがれ。前回のサウロン戦はノーカンでいいから」
その中で、木村翔のこういう開けっぴろげな感じはめちゃくちゃ好感度が高いww
そうだよ。
何でボクシングやってるのかって?
そんなの「金が欲しいから」に決まってるじゃんか。
「井岡vsアローヨ予想。すごい試合になりそう。てか、がんがれ井岡一翔。とにかく勝つしかないぞ。めっちゃ期待してる」
金持ちになって、女の子にキャーキャー言われて、いい家に住みたい。
そのために辛くて痛い練習も我慢する。
「自己の証明」とか「男の美学」とか知らんねんww
俗物への欲求で湧き上がるモチベーション舐めんなよ?
硬派な貧乏よりも儲かる茶番ですよ。
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