カーン様がクロフォードに勝つ日がやってきたぞw アミール・カーンは打倒クロフォードの可能性を持った数少ない1人【予想・展望】
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2019年4月20日(日本時間21日)に米・ニューヨーク州で、WBO世界ウェルター級王者テレンス・クロフォードが元S・ライト級王者アミール・カーンを相手に2度目の防衛戦を行う可能性があることが報じられた。
Amir Khan to face Terence Crawford on April 20 at MSG https://t.co/VO56qLEGMz
— Boxing News 24 (@boxingnews24) 2019年1月5日
報道によると、トップランク社のボブ・アラムがクロフォードの次戦が合意間近であるとし、その相手がアミール・カーンになる確度が高いことを中継を担当するESPNが明かしたとのこと。
「アミール・カーン レペゼンイングランドがクロフォードに歯が立たず。なるほど、ダメだったか。ヤバい倒れ方したな」
2018年6月にジェフ・ホーンを下し、ウェルター級初戦で戴冠に成功したクロフォード。前戦ではホセ・ベナビデスとの全勝対決を12RKOでクリアし、この階級でもトップクラスの実力を証明している。
対するアミール・カーンは2016年のサウル・アルバレス戦から約2年後の2018年4月に復帰を果たし、現在2連勝中。この試合に勝利すれば、2014年以来の王座復帰となる。
PFP上位の常連であるテレンス・クロフォードと人気者アミール・カーン。正式に決まれば、2019年の注目試合となることは間違いない。
「井岡完敗やな。ニエテスが凄すぎた。個人的には111-117かな。インファイトで歯が立たないのは予想外だった」
テレンス・クロフォードvsアミール・カーン戦決まれ!! 人気者カーンさんの久しぶりの晴れ舞台()
昨年末からちょいちょい話が聞こえてきたこのマッチメーク。
アミール・カーンの対戦候補としては、クロフォードのほかにケル・ブルックの名前も挙がっていたとのこと。
そして、悩んだ末に最終的にはウェルター級王者クロフォードへ挑戦する意思を固めたとかなんとか。
さすがの人気者というか、こういう引く手数多な感じはやはりすばらしい。アミール・カーンの集客力、ネームバリューはマジで侮れない。
「パッキャオ圧勝w ブローナーをまったく問題にせず。おかしいだろコイツ。議員との二刀流のルーティーンを掴んだっぽい」
てか、決まりますよねこれ?
正式決定したらテンション爆上げ間違いなしなんですが、期待して大丈夫っすよね?
那須川天心vsフロイド・メイウェザー戦にカリカリしてるのは見かけたけど、そんなことはどうでもいいから本業の方も頼むぜオイww
Amir Khan: Mayweather-Nasukawa is a Joke, Hurts Boxing https://t.co/J2dJmPqBKo pic.twitter.com/mwgeM0Si1v
— BoxingScene.com (@boxingscene) 2018年12月6日
といった感じで、この試合の正式決定を心待ちにしている次第である。
数少ない打倒クロフォードの可能性を持った1人だよな。ネタキャラ扱いされるけど、スペック自体は凄まじい
以前、アミール・カーンについては「クロフォードに勝てるヤツが1人いるだろw」「カーンさんならワンチャンあるんでねえか?」などと冗談っぽく言ったが、個人的にはそこそこ真剣に可能性はあると思っている。
「最強クロフォードがホーンに圧勝で3階級制覇。ん? 最強? クロフォードに勝てそうなヤツが1人いる」
踏み込みの鋭さと超絶ハンドスピード、さらに12Rを通して動き続けるスタミナ。
ネタキャラとしていじられることが多い選手ではあるが、スペック自体は文句なしに凄まじい。冗談抜きで、難攻不落のテレンス・クロフォードにも対抗できる才能の持ち主だと思うのだが。
あとは純粋にウェルター級でしっかり動けるかどうか。
減量前の姿を見ると、とにかくデカい。
カネロ戦に向けて増量したせいだとは思うが、そこからウェルター級に戻した場合に果たしてどうなるか。前戦のサミュエル・バルガス戦では勝利こそしたものの、正直あまり出来がいいようには見えなかった。
「カーンとダウンはセットや!! アミール・カーンvsバルガス、ポーターvsガルシア振り返り」
あのコンディションのままだと、クロフォードが相手ではちょっとキツいかな? と思ったり。
まあ、アミール・カーンさんなら大丈夫だとは思うけどね。
なぜならアミール・カーンさんだから。
「オスカー・デラホーヤvsアイク・クォーティ。観ないと人生損する名試合。スーパースターのベストバウト」
超絶ハンドスピードで襲いかかれ。フルスロットルの接近戦で前半勝負しろ
で、カーンがクロフォード戦に向けてどんな作戦でくるか? という話だが、これを想像するのは結構難しい。
一番あり得るかな? と思っているのが接近戦。
遠い位置から一気に距離を詰め、ハンドスピード全開で襲いかかる。
クロフォードに反撃の余裕を与えず、序盤から一気に勝負をかける。
短距離走というか、カウンター狙いの相手に手を出す暇がないほどの連打を浴びせてペースを奪う作戦。
イメージ的には2018年12月のジョシュ・ウォーリントンvsカール・フランプトン戦が近いか?
「ウォーリントン圧勝! フランプトンを終始コントロールして初防衛成功。思った以上にウォーリントンがすごかった」
ただ、この作戦は相手の対応力によっては前半勝負になる可能性が高い。
特にクロフォードはカウンターのタイミングを掴むのが恐ろしく早く、カーンとしてはスピードに慣れられる前に勝負を決める必要がある。
2018年6月のジェフ・ホーンも序盤から接近戦を挑んだが、そのつど動き出しを狙われてのカウンターで撃沈した。アミール・カーンの踏み込みはジェフ・ホーンよりもはるかに鋭いが、少しでもスピードが落ちればあっという間に対応されてしまう(と思う)。
それこそ、2012年のダニー・ガルシア戦ばりのKO負けという結末も……。
「井上浩樹の試合を初めてちゃんと観たけどいい選手。細川バレンタインに大差判定勝利。手数が少ない? あれでいいんじゃない?」
いいから逃げ回れ。動いて動いて、遠い位置から当て逃げ判定を狙うんだ
もう一つの方法としては、足を使ってひたすら動き回る作戦。
2016年のカネロ戦のように、持久走での当て逃げ判定を狙う方法である。
そして、個人的にはこちらの方が勝利する確率は少しだけ高いと思っている。
常にサイドに動き続けて正面を外し、射程の半歩外から左ジャブを打ち込む。
連打は3発までに限定し、すばやく腕を引いてガードを固める。
カネロ同様、カウンターの得意なクロフォードの反撃に備える。
カネロ戦では最終的に冗談みたいなワンパンKOで沈んだが、試合の流れとしてはマジで悪くなかった。
「久々のサーマンがロペスに大苦戦。2-0の判定で防衛成功。2年間、水道橋とNYの往復しかしてないからなw」
恐らくだが、テレンス・クロフォードは自分よりも上背のある相手が苦手。
前戦では長身のホセ・ベナビデスの手数を抑えた圧力に後退させられたし、2016年のビクトル・ポストル戦では中間距離での差し合いを早々に諦めている。
え?
ジュリアス・インドンゴ?
ちょっと何言ってるかわかんない。
「田中恒成vs田口良一決定か。どうなるかがまったくわからん。今回はTBSで全国中継されるってさよかったな」
クロフォードの身長が173cmなのに対し、アミール・カーンは174cm。
数字上はほとんど変わらないが、広いスタンスで構えるクロフォードに比べて足を使うカーンの方がサイズ感では上回る。
しかも、カネロ戦と違ってフィジカル面でもカーンが上(たぶん)。
12Rをノーミスで走り切れば、ギリギリ判定勝利に持ち込める気がしないでもない。
この試合とか、結構よかったんですよね。パワーとサイズ差でねじ伏せられたけど。
勝敗予想はクロフォードの9RKO勝利。カーン様には期待してるけど「勝つのはどっち?」と聞かれれば…
今回の勝敗予想だが、クロフォードの9RKO勝利でいきたい。
あれこれとアミール・カーンが勝利するパターンを考えてきたが、どちらが勝つか? と聞かれればやはりクロフォードかなと。
初回からカーンがフルスロットルで襲いかかった場合はクロフォードの5~7RKO。
足を使っての持久走を選択した場合はクロフォードの9、10RKO。
どちらにしても、カーンが勝つ確率は低いように思える。
「ライアン・ガルシアvsホセ・ロペス、小原佳太vsアブドカクロフ、カバラウスカスvsロビンソン。スター候補と中量級ウォーズ振り返り」
というか、カーンが前半勝負を仕掛けた場合は2014年のダニー・ガルシア戦。
判定逃げ切り狙いを選んだ場合は2016年のカネロ戦。
本音を言うと、カーンさんの瞬間芸術()に期待する気持ちもあったりなかったりww
いや、それでもがんばるとは思いますけどねアミール・カーン。
たとえ負けるにしても、多少は「お!!」と思わせる展開を作ってくれるのではないかと。
いやマジで。
「パッキャオvsブローナー予想。何気にブローナー応援の僕がいるw 理由はないけどアップセットを起こしてほしいぞ」
とりあえずはこの試合の正式決定を待ちますか。
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