JBCはフリーランスボクサー中村優也選手を大至急海外担当のマネージャーとして招聘するんだ。そして豪快に断られろ

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先日ちょろっと申し上げたが、フリーランスボクサー中村優也選手の自己プロデュース力がとんでもない。
 
2019年2月のレイマート・ガバリョ戦で注目を集め、AbemaTV「那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円」企画に「ボクシングをなめるな」の言葉とともにいの一番で名乗りを上げる。
 
そして、ネットニュースや動画インタビューで自らの名前を売り、大いに注目を集める。
同時に4月の復帰戦では見事に2RTKO勝利を挙げ、本業での健在ぶりも見せつける。
 
那須川天心企画に食いつくタイミングや言葉のチョイス、テンションなど。世間の目を自分に向けさせるための行動力や周到さはマジで凄まじい。
 
レイマート・ガバリョ戦での思いきりのよさを観て「フリーランスという立場が本人をタフにさせたのかも」と申し上げた覚えがあるが、行動一つ一つの逞しさに感心するばかりである。
 
「中村優也vsレイマート・ガバリョ戦に感動した話。あの舞台で初回から勝負をかけられるって、めちゃくちゃすごいことだと思った」
 
ちなみにだが、僕自身はAbemaTVの企画についてどうこうはない。
2018年大みそかの那須川天心vsフロイド・メイウェザー戦も大いに楽しんだし、そもそも僕は異種格闘技戦のごちゃ混ぜ感が好きで初期のK-1やPRIDE、UFCを観ていた人間。なので、ああいう試合は決して嫌いじゃない。
 
正直「ボクシングをなめるな」「神童はキックボクシングに集中していた方がいい」といった中村選手の考えに完全に同意しているわけでもない。
 
「メイウェザーvs那須川天心…。すまん、素直に謝る。この結果は予想してなかった。でもこの2ヶ月ホントに楽しかったわ」
 
ただ、それを踏まえた上ですげえなと。
一連の自己プロデュースによってすでに知名度は日本人選手の中でもトップクラス。
先日、某世界王者がSNSで「選手個人の持つストーリーにもっとスポットを当てれば、ファン拡大につながるはず」旨の発言をしていたが、いやいや、中村選手が現在進行形で体現しとるやんけと。
 
しかも、この流れで6月に興行を開催するとのこと。
 
フリーランスの強みもあるとは思うが、それ以上にいろいろなことを考えながら行動しているのが感じられておもしろい。
 

フリーにはフリーの、JBC管轄にはJBC管轄のメリットがある。身軽さと引き換えに大きなリスクを背負っていると想像する

以前にも申し上げたが、僕はJBC管轄の選手とフリーの選手でどちらが上とか下とかはないと思っている(当たり前だけど)。
 
JBCという組織がしょーもないという話は僕のような素人の耳にも入ってくるが、一国一コミッションが健全なのは明白。方向性が違うからといってボコボコ団体を立ち上げていたら、あっという間に収拾がつかなくなる。そういうのはあくまで最終手段であって、「気に入らないなら自分でコミッションを作ればいい」と軽々しく言うのは違う。
 
また、JBCが微妙といっても、選手側には「組織に守られる」メリットが存在する。
連敗が続いてもある程度の間隔で試合は組まれ、体重超過で試合をトバした場合も最悪何とかなる。反省してほとぼりが冷めれば、再びリングに上がれる可能性は高い。
 
「近藤まさかのKO負け。コーンソーンのアッパーに沈む。てか、ボクシング興行って中止率高杉君じゃない?」
 
それどころか、勝手に想像を巡らせた一部のファンが「体重超過は選手だけの責任なのか」「ジム側の管理責任は?」「身体が無事ならよかった」などとかばってくれたりもする。
 
中には、
「こちらは選手に与えてもらってる側」
「余計なことを考えずに目の前の試合に喜んでろ」
「プロのすごさがわかればあれこれ批評なんかできない」
と、思考停止を強要する声まで聞こえてきたりもする。
 
正直、ここまで極論になると意味不明ではある。
そもそもプロがすごいのは当たり前で、観ている側がその中で順位付けをするのは普通の話。「雑魚」や「ゴミ」など悪意のある言い草で過度に貶すのはアウトだが、「今回の出来では◯◯は厳しいかな?」「××選手に勝つのは難しい?」という妄想を口にすることすら禁止されるのはあまりに息苦しい。
 
 
その点、中村選手のようなフリーランスはすべてを自分で受け止める必要がある。
「しがらみのないフリーランスだからこそ言いたいことが言えるし、やりたいことができる」反面、責任はモロに自分に降りかかってくる。
 
この人はどうやら試合交渉も自分で行っているとのことで、ジムの管理責任もクソもない。当たり前だが、体重超過や禁止薬物陽性などはもってのほか。練習中の怪我や風邪で欠場しただけでも信用はガタ落ちで、二度と声がかからなくなる可能性も?
 
JBCの横槍云々の話はよくわからないが、身軽さと引き換えに大きなリスクを背負って活動していることは間違いないと思う。
 
「アミール・カーン レペゼンイングランドがクロフォードに歯が立たず。なるほど、ダメだったか。ヤバい倒れ方したな」
 

JBCは中村選手に海外担当のマネージャーとしてオファーを出せ。大至急出せ。今後必要になると言っただろww

そして表題の件。
JBCは中村選手に海外担当のマネージャーとしてのオファーを出すべきだと思う。可及的速やかに。
 
僕は以前「ボクシング界で稼げる部分が残っているとすれば、海外担当のマネージャー業じゃないの?」と申し上げたことがある。
今後は海外進出する選手が増えるはずで、それに伴い交渉役も必要になる。いつまでもカイチョーHONDAの独壇場なのもよろしくないし、どう考えても強化すべきはここでしょと。
 
さすがにHBOの撤退やストリーミングサービスの台頭がここまで進むとは思わなかったが、内山高志や山中慎介の末期を見れば需要が高まることはある程度想像できた。
 
そして、適任なのは亀田兄弟ではないかとも申し上げている。
 
タレント性があり、三兄弟とも元世界王者。
アル・ヘイモンとのパイプもあって三男和毅はスペイン語が堪能。奥さんはメキシコ人。
どう考えても海外担当のマネージャーになる要素満載のプロフィールである。
ボクシングの交渉がどの程度困難なのはか素人の僕にはまったく想像がつかないが、一考の価値はあるんじゃないの? みたいな。
 
まあ、そのときは結局5ちゃんねる(当時は2ちゃんねる)でいじられて終わったのだがww
 
「ゾラニ・テテvsノニト・ドネア予想。さすがにテテが無難に勝つんじゃないの? ドネアがムザラネになれるとは思えないのが…」
 

選手引退後はマネージメント? プロモート? の方向に進もうとしてるのかな? だったらなおさらですよ。JBCは横槍なんぞを入れてる場合じゃない


ただ、中村選手に関しては「適任」以外の言葉がない。
 
アジアを中心に海外でキャリアを重ね、試合交渉も自分で行う。
また一連の動きから、この選手は引退後はマネージメント? プロモート? の方向に進むための準備をしているように見える(違ったらすみません)。
 
あとはアレだ。
何気にレスポンスもめっちゃ早いしかなりマメなんだよな。
それが選手に必要な要素かは何とも言えないが、ビジネスマンとしては間違いなく重要な要素である。僕のようにズボラな人間は見習わなくてはいかんとも思う。
 
「「山中慎介バンタム級トーナメント(仮)」開催決定。結構大変そうな大会だけど、優勝賞金100万円か…」
 
なので、JBCは大至急中村選手に海外担当のマネージャーとしてのオファーを出すべき。
「これまで通り試合に出場するのも自由、フリーの選手をマネージメントするのも自由です。空いた時間にJBC管轄の選手のマネージメントもしてくれませんか」と。
 
この選手のこれまでの経験値はマジで凄まじいと思うし、お互いにメリットさえあれば意固地になる必要もない。本人の選手活動や自主興行に横槍を入れている場合でもない。有能な人材として三顧の礼で迎え入れるべきである。
 
無理してどこかのジムに所属しなくてもいい。極端な話、代理人として選手と個人契約を結ぶ形でもOK。この人ならスコット・ボラスのような強欲敏腕代理人になれる(は?)。
 
 
そして、豪快に断られるがいいww
 
いや、適当なことを言っているのは自分でも理解しておりますが。
 
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