侍ジャパン準々決勝敗退。ベネズエラの強打、激強リリーフ陣に完敗。山本由伸が打たれて想定が狂ったよね。日本が勝つならロースコアの接戦だと思ってた【WBC2026.3.15結果/感想】

侍ジャパン準々決勝敗退。ベネズエラの強打、激強リリーフ陣に完敗。山本由伸が打たれて想定が狂ったよね。日本が勝つならロースコアの接戦だと思ってた【WBC2026.3.15結果/感想】

開催中のWBC2026(ワールド・ベースボール・クラシック)。
日本時間3月15日の準々決勝でベネズエラと対戦した日本は8-5で敗戦、2006年の第1回大会以来初めてベスト4進出を逃している。


 

日本の負けは十分あり得たよね。ベネズエラを挑戦者扱いしてるのが謎だったし

侍ジャパンの準々決勝敗退はそれなりに衝撃が大きく、SNS上ではいまだに野球ファンによる敗因分析? 戦犯探し? が続いている。
 
また日本プロ野球選手会が公式アカウントで注意喚起するなど、選手個人への誹謗中傷も頻発しているらしい。


ただ、僕は今回の結果はぼちぼち妥当だと思っている。
 
プールD最終戦、ドミニカ共和国vsベネズエラ戦のあまりのハイレベルさに「こいつはやべえ」「日本が負ける可能性も全然あるぞ」となった。
 
侍ジャパンの準々決勝、ドミニカ共和国、ベネズエラどっちも強い。普通に日本敗退もありそう。大谷翔平、鈴木誠也、吉田正尚に依存してのロースコア勝負?
 
試合前は「○○が世界にバレた!!」とはしゃいだりレギュレーションを勘違いして一次ラウンドで消えそうなアメリカを弄ったりと話題も多かったが、正直そんなことをやっている場合じゃない、この相手に勝つのは大変だぞと危機感ばかりが募っていた(部外者だけど笑)。
 
なので現時点で批判的なことを言う気にならないというか。
日本が負けたのは残念だが、純粋にベネズエラが強かったという現実を受け止めている笑
 
 
この記事↓なんか本当に謎でしたからね。


終始日本が有利、ベネズエラが挑戦者みたいなトーンで話が進んでいる。
 
いやいや、違うぞと。
ベネズエラはちゃんと強いし日本はかなり危ないぞと。
 
かるーくイラつきながら読んだことをお伝えする笑
 

日本が勝つならロースコアの接戦。ベネズエラのゴツいリリーフ陣を初見で打つのは厳しい

先日も申し上げた通り僕は日本が勝つにはロースコアの接戦だと思っていた。
 
日本の準決勝の相手はベネズエラに決定。やばい、ベネズエラが強い。落ちる球のごり押しでロースコア勝負に持ち込むしかなさそう?
 
ベネズエラの投手はみんなハイレベル。
当たり前のように150km半ばのまっすぐに140km超えのスライダー、150kmに迫るチェンジアップを投げ込んでくる。
左投手も150km超えは当たり前、横滑りするスライダーにまっすぐと同じ球速で食い込むシンカーを操る。
 
しかも彼らは必ずしもMLBで突出した成績をあげているわけではない。
経歴を調べるとMLBでちゃんと投げた年が2025年だけだったり、通算防御率が4点台だったり。意味不明な化け物が出てきたと思ったらオリックスのマチャドだったり。
 
名前負け以前に日本のバッターがこいつらを初見で打つのはまず無理。大谷翔平、鈴木誠也、吉田正尚以外は空気になる可能性が高い。


9回を絞めたダニエル・パレンシアなんて明らかに無理ゲーの球を投げてましたけど、こいつでもMLBでは絶対的守護神ではないんですよね。
 

攻撃陣もプールCとは格が違う。日本はとにかく縦変化(フォーク)のゴリ押しでしのぎたい

投手陣同様、攻撃陣もプールCの各国とは格が違う。
スイングの鋭さはもちろん、スイングアークの大きさ、横変化への対応力が凄まじい。
 
侍ジャパン1次ラウンド首位通過!! 大谷翔平がチャイニーズタイペイを粉砕、山場の韓国戦で菊池雄星が打たれる、オーストラリアの弱者の兵法、さすがの菅野智之
 
はっきり言って「少し芯をズラす」「フォームの割に球が“ピュッ”とくる」程度のピッチャーではこいつらのバットから逃げ切るのは不可能。
とにかく縦変化(がっつりフォーク)でゴリ押しする以外にないのではないか。
 
現状日本の投手陣でそれができるのは種市篤暉、藤平尚真、高橋宏斗の3人。
報道にあった菊池雄星の第2先発などもってのほか。種市篤暉と高橋宏斗の間に左の宮城大弥を挟んでしのぎまくるのがいい気がする。


攻撃陣は大谷翔平、鈴木誠也、吉田正尚を中心にどうにか4点取りたい。
投手陣は縦変化と高めまっすぐのゴリ押しで3点以内に抑えたい。
 
強化試合からずっと微妙な伊藤大海を第2先発で使うのなら、頼むから調子を上げてくれ。


最終的に4-3くらいのスコアでギリギリ逃げ切れれば。
 

山本由伸が打たれた時点で苦しくなった。序盤を最少失点で切り抜けるのが大前提だったし

表題の通りだが、先発の山本由伸が打たれた時点で厳しくなったというのが(僕の)ファイナルアンサーである。
 
ベネズエラ打線にはとにかく縦変化タイプの投手をつぎ込め。
目先を変える意味でも左の宮城大弥はアリ。
菊池雄星はどう考えても厳しい、伊藤大海は調子を戻してくれ。
 
いろいろと申し上げたが、すべての前提となるのは山本由伸が序盤を最少失点で切り抜けること。
序盤の4、5回(球数制限、回数制限があった?)を無失点、最悪でも1失点でまとめる。
そこからの投手リレーを想定していたのだが、いきなり2点を取られたことで計算が狂ってしまった。
 
山本由伸はドジャースでのOP戦からフォーク(スプリット)の落ちが悪くチャイニーズタイペイ戦でも苦労していたが、この試合でもピリッとせず。
4回に入ってようやくいい高さから落ち始めたものの、立ち上がりのクオリティでベネズエラ打線を抑えるのは難しかった。
 
チャイニーズタイペイ、韓国、オーストラリア、チェコ。WBC1次ラウンドプールC各国の印象。侍ジャパンは韓国戦が山場かな? チャイニーズタイペイ戦はサウスポーが重要
 
ベンチの慌てようは画面越しでも伝わってきたし、あそこから投手起用がワンテンポずつ前倒しになった印象である。
 

打ち合いになったら分が悪いのはわかりきっていた。タラレバを言えばキリがないけど…

1回裏に大谷翔平が先頭打者HRのお返し、3回には森下翔太の3ランが出てお祭りムードになったが、そういうことじゃない。
やりたかったのは投手陣が粛々とアウトを積み重ねる、攻撃陣は終盤に出てくる一段力が落ちるリリーフを捕まえてリードを奪う展開。
 
ところが実際には先発山本由伸が打たれてリリーフ陣も踏ん張れない。打線は中盤以降沈黙が続く。
 
強いて言うなら4回裏の1、2塁のチャンスで追加点が取れていれば……。
大谷翔平、佐藤輝明の両左打者がサウスポーのデヘススに連続三振を食らったことで流れが変わった気がする(次の回に隅田が2ランを被弾)。
 
 
隅田知一郎よりも宮城大弥の方がよかったとか、伊藤大海の調子が最後まで上がらなかったとか、頼みの鈴木誠也が序盤で負傷したとか。
そもそも高橋宏斗投入は選択肢になかったのか? とか。
出塁率の高い源田壮亮を大谷翔平の前に置けばよかったのでは? とか。
 
采配へのタラレバを言えばキリがないが、この試合はやはり山本由伸。
絶対エースが1、2回にポンポンと失点したのがあまりに痛かった。


打ち合いになった時点で日本に分が悪いのはわかりきっていたし、ベネズエラのリリーフ陣は終盤でも力が落ちなかった。
 

打者がピッチクロックに対応できなかったという意見はなるほどと思ったよ

フォークとまっすぐでゴリ押しできる剛腕系が種市、藤平(と高橋宏斗)くらいしかおらず日本はまさかの8失点。
大谷翔平、鈴木誠也、吉田正尚頼みの日本に対してベネズエラは火力の大きさと着火点の多さが顕著だった。
 
投手陣の加速度的な球速アップで日本の打者は(前回大会以上に)まっすぐに差し込まれるシーンが増えた。
打者陣は横、縦変化への対応力の向上によって芯を外す程度のスプリットでは追いつかない、多少“ピュッ”とくる程度のまっすぐでは軽く打ち返されることが実証された。
 
 
そして何よりピッチクロックへの対応の遅れは大きかったと思う。
日本vsチェコ戦の解説を務めた鳥谷敬氏が言うには日本の打者はピッチクロックに間に合っていない(残り8秒までに構えなくてはならない)とのこと。
中でも近藤健介は打席内でのルーティンが多く、それも不振の一因ではないかと。
 
「侍ジャパン・近藤健介、不振の原因は… 「近藤選手はどちらかというと」鳥谷敬さん分析【WBC】」
 
この意見はなるほどと思ったし、岡本和真や村上宗隆の調子がいまいち上がってこなかった理由もここにあるのかもしれない。
合宿等で徹底的に対策していた投手陣よりも実は深刻だったと想像する。
 

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「野球としてどうなの?」という葛藤はともかくピッチクロック対策は急務ですね

国内の行きすぎた投高打低(飛ばないボール)、高校野球で導入された低反発金属バット等、国際的な弱体化が進みかねない施策が目立つ日本球界だが、すぐに実現できる対策はやはりピッチクロック(とピッチコム)。
 
「野球としてどうなの?」「野球の醍醐味をあえて削るの?」という葛藤はもちろんある。
100試合以上を戦うレギュラーシーズンでは「ロボットが野球をしてるのでは?」と思うほどの無機質さだが、世界的にそっちの流れになっている限り日本も従うしかない。
 
僕がMLBを観なくなった理由。単純につまらないよね。熱量がなさすぎて。イチロー「データ偏重によって頭を使わなくてもできる野球になってる」
 
何と言っても野球は日本が世界でデカいツラをできる貴重な競技なのでね。
 

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今永昇太のピッチングバイブル