井岡vsスタンプ・キャットニワット予想。18歳の暫定王者は強いぞ? 井岡伝説の幕開けか、それとも統一王座交代か? まあ、井岡が勝つと思うけど
2016年12月31日に島津アリーナ京都で行われるWBA世界フライ級タイトルマッチ。
同級王者井岡一翔が暫定王者でランキング1位のスタンプ・キャットニワットを相手に4度目の防衛線に挑む。
タイ出身のスタンプ・キャットニワットは15戦無敗6KOの18歳の新鋭である。
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正規王者と暫定王者の統一戦となった今回。
当初はスーパー王者フランシスコ・エストラーダとの一騎打ちが期待されていたが、エストラーダがローマン・ゴンサレスへの挑戦を優先してS・フライ級に階級アップしたため、暫定王者との一騎打ちが決定した。
「エストラーダがタブゴンを一蹴!! S・フライで準備万端か。井上尚弥、ロマゴンをパワフルに蹴散らす?」
なお、この試合はジョタサン・グスマンvs小國以載のIBF世界S・バンタム級タイトルマッチ、リー・ハスキンスvs大森将平のIBF世界バンタム級タイトルマッチとのトリプル世界戦として開催される。
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- 1. 井岡の実力を証明するためにはエストラーダ戦は理想的なマッチメークだった。スタンプ・キャットニワットの物足りなさにファンはがっかり
- 2. いやいや、スタンプ・キャットニワットはいい選手ですよ。あれだけのカウンターセンスとパワフルさを持ち合わせた18歳はいないでしょ
- 3. 勝敗予想は井岡の11RKO勝利。スタンプ・キャットニワットは強いが、井岡の抜群の安定感を脅かすほどではない
- 4. スタンプが勝つには井岡が距離感を掴む前のKO勝利。3Rまでにクリーンヒットでダウンを奪え
- 5. いい試合になるとは思うが、井岡有利は動かない。というか、井岡は今後どうするの? このままボチボチの相手との防衛戦を続けていくのかな
井岡の実力を証明するためにはエストラーダ戦は理想的なマッチメークだった。スタンプ・キャットニワットの物足りなさにファンはがっかり
「唯一無二の存在になる」「伝説になりたい」と言ってはばからない井岡一翔が6年連続で大晦日のリングに登場する。
相手はタイからの刺客、暫定王者の18歳スタンプ・キャットニワットである。
当初、大晦日の目玉として機運が高まっていたフランシスコ・エストラーダとの統一戦だが、エストラーダの階級アップによって事実上消滅。代替の世界戦として暫定王者との一騎打ちが決定した形である。
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この対戦が発表された際のファンの反応は散々で、
「結局こうなるのか」
「ファンが求めている対戦を組むのが仕事だろ」
「井岡陣営にはガッカリした。わかってはいたけど」
と、一様に厳しい言葉が並んでいる。
確かに最強王者ロマゴンに肉薄したエストラーダとの統一戦が流れたのは残念である。代わりの相手が18歳の若造なのだから文句を言いたくなるものわかる。
期待していたファンもそうだが、陣営としてもぜひとも実現したかった試合だったのではないだろうか。
何かと批判される井岡の実力を世間に知らしめるためにも、エストラーダは格好の相手だったはずである。
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いやいや、スタンプ・キャットニワットはいい選手ですよ。あれだけのカウンターセンスとパワフルさを持ち合わせた18歳はいないでしょ
ただ僕個人としては、相手がスタンプ・キャットニワットでも特に問題はない。井岡との対戦は普通に好試合になるのではないかと楽しみにしている。
以前の記事でも申し上げたが、スタンプ・キャットニワットはいい選手だ。
・18歳と若いこと
・これまで強豪との対戦がないこと
・タイがかませ犬ボクサーのお得意先であること
こういった要素だけを見れば微妙な選手という印象を受けるかもしれないが、決してそんなことはない。持っているポテンシャルは高く、S・フライ級で井岡以外に勝てる日本人はいないのではないだろうか。
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この選手を観た印象をひと言で申し上げると、「剛腕のカウンター使い」。
ガードを上げ、相手のパンチを叩き落としながらじりじりと前進し、自分の距離になるまでプレスをかける。
ジャブを出しつつ距離を詰め、射程内に入ったところで相手のパンチにカウンターを合わせる。相手の右には左、左には右。向き合った側の腕でフックを被せてカウンターを狙う。
腰を鋭く回転させて1発1発打ち込むパンチは迫力十分で、ガードの上からでも相手の身体が流れるほどの威力を持つ。なおかつ左右のフックは一見大振りに見えるものの、独特の軌道を描いて斜めから飛んでくるので非常に避けづらい。
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強烈なパンチと圧力の強さで相手をコーナーに追い詰め、ガードの間からフックをねじ込む。類まれなカウンターセンスとパワフルな前進で相手を圧倒するスタイル。つまり「剛腕のカウンター使い」である。
もう一度申し上げるが、スタンプ・キャットニワットは間違いなくいい選手だ。
身体の線も太く、フィジカル面の強さもある。
あれだけ両腕を強振しても軸がぶれず、相手のパンチにカウンターを合わせるセンスは文句なしにすばらしい。
エストラーダ戦が消滅してがっかりしている方は多いと思うが、この選手も十分な強敵である。
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勝敗予想は井岡の11RKO勝利。スタンプ・キャットニワットは強いが、井岡の抜群の安定感を脅かすほどではない
強敵の暫定王者スタンプ・キャットニワットとの統一戦に臨む井岡一翔。
今回の勝敗予想だが、井岡の11RKO勝利でいきたい。
はい。
井岡さんの勝ち予想です。
スタンプ・キャットニワットをさんざん上げておいて何だが、それでもこの選手が井岡に勝つのは難しいと思う。
前回のキービン・ララ戦同様、前半はスタンプがいい動きを見せて「おおっ」と思わせるが、徐々にペースを取り戻した井岡が最後はKO勝ちを飾るのではないだろうか。
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健闘したが、惜しくも及ばず。
一瞬期待はさせるものの、最後は井岡の盤石の強さだけが際立った。
そんな結末が待っているような気がする。
何度も言うがスタンプ・キャットニワットはいい選手である。それは間違いない。
だが、まだまだ荒削りな部分も目立ち、抜群の距離感と安定感を持つ井岡の牙城を崩すまではいかないと言わざるを得ない。
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攻めながらパンチを被せるカウンターのセンスや、相手を後退させるフィジカルには目を見張るものがある。それでも井岡の距離感を攻略できるほどだとは思えない。
スタンプの得意とする距離は中間距離。
だが、そこに井岡が長くとどまることはない。もう一歩間合いを詰められた状態でボディを叩かれ、大振りのフックにはコンパクトな右でカウンターを合わせられるのではないだろうか。
そして、あの追い足では井岡のフットワークにはついていくことは難しい。
この選手の攻撃力はあくまで相手と中間距離で正対してこそ発揮されるもので、身体の強さを活かして強引にその間合いを作ってこそのものである。
だが、そこは距離の達人井岡。
2、3Rあればスタンプの距離感を掴み、左右への細かいポジションチェンジでスタンプに攻撃姿勢に入らせることすらさせないのではないだろうか。
しかも、この選手は中盤から後半にかけて失速する癖がある。
序盤のキレのある動きが影をひそめ、絶妙なカウンター使いからジャブとストレートのみの選手に様変わりするのである。
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自分の得意な間合いを作ることができず、中途半端にパンチを出せばカウンターが飛んでくる。
ガードを固めても至近距離でボディを打たれ、離れ際に外側から右を打ち込まれる。
徐々に攻め手を失い、ボディへのダメージが蓄積して前に出る力も弱まる。
完全に手詰まりの青色吐息になったところで、とどめのボディから右ストレートを被弾してダウン。
膝をついたまま立ち上がれずに試合終了。
そんな感じで井岡がKO勝ちすると予想するが、いかがだろうか。
もしくは「レッスンする」というコメント通り、井岡が最後まで安全運転を貫いて大差判定勝ちというパターンも考えられる。
スタンプが勝つには井岡が距離感を掴む前のKO勝利。3Rまでにクリーンヒットでダウンを奪え
逆にスタンプが勝つとすれば、井岡に距離感を掴まれる前。序盤の3Rまでに井岡をKOするしかないだろう。
試合開始直後から全力で襲いかかり、力の限り両腕を振り回す。
コンパクトな井岡のパンチにカウンターを合わせまくり、クリーンヒットでの1発KOを狙うのである。
「井上尚弥が拳を痛めないために? 井岡スタイルに変更すればいいんじゃない? それでロマゴンに勝てるかは知らん」
ペース配分などを考えていては井岡の思うつぼである。
とにかく井岡の度肝を抜くほどのスタートダッシュをかまし、全身全霊の1発を叩き込む。そうすれば何かが起こる可能性があるのではないだろうか。
難しいとは思うがやるしかない。
井岡にスカされて終わる確率の方がはるかに高いが、そんなことは関係ない。
わざわざクソ寒い年末の日本に来るのだから、そのくらい一か八かの勝負を賭けてもいい。
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いい試合になるとは思うが、井岡有利は動かない。というか、井岡は今後どうするの? このままボチボチの相手との防衛戦を続けていくのかな
さんざん申し上げてきたが、あえてもう一度言う。スタンプ・キャットニワットはいい選手だ。
何かきっかけを掴めば一気に怪物化するポテンシャルを持った選手ではないかと思う。
だが現時点の実力では、安定感抜群の井岡に勝つのは難しい。
序盤から中盤までは一進一退の好試合になったとしても、徐々に均衡が崩れて終盤は井岡が一方的に勝ちきると予想する。
ちなみにだが、井岡はこの試合をクリアしたとして、次はどうするのだろうか。
前回のキービン・ララもそうだが、今回のスタンプ・キャットニワットのような若い選手に世間の厳しさを教える防衛戦を繰り返すのだろうか。親ライオンのような防衛ロードというか。
まあ僕個人としては、才能がありそうな選手を素材の段階から観られるという意味ではまったく問題ないのだが。
ただ、それが多くのボクシングファンを納得させられるかと言われればちょっとどうなの? という話である。
ポテンシャルで採用した若手をOJTで叩き潰し、試合後に「伝説」だの「唯一無二」だのと香ばしい言葉を並べて嘲笑されるまでがワンセット。このパターンが常態化しなければいいのだが。
そう考えると、やはりエストラーダ戦こそがボクシングファンに認めてもらう最後のチャンスだったのかもしれない。あえなくそっぽを向かれてしまったわけだが。
「井岡vsレベコ決着!! やればできるじゃねえか井岡おいww ボディ一閃!! 11R壮絶TKO」
おまけに身内のゴタゴタが意外に深刻だという噂も聞く。
もしかしたら、本人の実力とは別の場所で行き詰まってしまうのではないだろうか。
せっかくこれだけの実力があるのに本当にもったいない限りである。
まあ、僕があれこれ心配しても仕方ないので止めておくが。
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