井岡一翔vsマイケル・オルドスゴイッティ現地観戦。初のバンタム級でも達人ファイト健在の井岡。だけどちょっとノソノソしすぎな気が…。反応も遅れ気味だったしね【結果・感想】
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2025年12月31日に東京・大田区総合体育館で行われたWBA世界バンタム級挑戦者決定戦。同級9位井岡一翔と同11位マイケル・オルドスゴイッティが対戦し、4R2分42秒KOで井岡が勝利している。
ボクシング、井岡一翔がKO勝ち WBAバンタム級挑戦者決定戦https://t.co/d92lCRbQ5F
— 日経電子版 スポーツ (@nikkei_sports) December 31, 2025
今回はこの試合をお目当てに会場に足を運んだ次第である。
井岡の最後を見届けるつもりがちっとも引退しねえw 今回も謎の使命感だけで足を運んだよ
2025年5月にフェルナンド・マルティネスとの再戦に敗れた井岡一翔。
5階級制覇を目指して階級アップ、バンタム級初戦を迎えたわけだが。
井岡に関しては現役生活が終盤に入ったと感じた2022年から現地観戦を続けてきたが、ちっとも引退しやがらねえ笑
井岡一翔vsフェルナンド・マルティネスVol.2現地観戦。井岡の工夫とマルティネスの踏ん張り。どうなんだ? 井岡。完全燃焼できたのか? 内山高志の二の舞は回避したのか?
いや、現役を続けること自体は嬉しいのだが、“最後を見届ける”意味で会場に足を運んでいたはずがいつの間にか「行かなければ!!」に変わってきている笑
井岡一翔は2021年後半あたりからいつ沈んでもおかしくないと思って現地観戦続けてきたけど、今回でひと段落かな。
でも個人的には納得感がある。
フェルナンド・マルティネスが好きなのもそうだし、アムナット、ニエテスにうまくいなされたときと違って力を出し切った上での負けですからね。 pic.twitter.com/ZSQBMerCyC
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) July 7, 2024
正直、今回は謎外人が相手&堤兄弟はサウジ興行に呼ばれたということであまりそそられなかったのだが、謎の使命感でチケットを購入した次第である笑
大田区総合体育館は座席がカッチンコッチンで座り心地最悪。
スクリーンの角度がキツすぎてタイムが見えない。
セミとメインの間に約50分の時間調整。
などなど。
スポーツイベントとしては(いつも以上に)クソだったが、“大晦日の井岡”という一点のみですべてを受け入れている(我ながらチョロい)。
マイケル・オルドスゴイッティは正直微妙。入場の時点で「井岡の勝ちかな」って思ったよ
試合の感想としては、
「勝つには勝ったけど井岡はバンタム級ではキツいかも?」
対戦相手のマイケル・オルドスゴイッティははっきり言って微妙だった。
過去の試合を漁っても映像が出てこない、キャリアで強敵と呼べる相手もいない。
実況はKO率の高さや序盤KOの多さを強調していたが、井岡を勝たせるために呼ばれた選手というのは容易に想像がつく。
そして入場シーンを観て「あ、これは井岡が勝つな」と。
コンディションがどうこうではなく、何となくの雰囲気が。

貫禄十分の井岡とは“場慣れ感”がまるで違う。


正直、5階級制覇を目指すトップ選手と同じ土俵で語ってはいけない選手に見えてしまった。
やっぱり差があったよね。2Rのダウン以降は「いつ倒すか」に興味が向き…
試合が始まるとやはり両者の差は歴然。
中間距離の差し合いで上回られたオルドスゴイッティは早くも距離をとってリングを回り始める。
一方の井岡は逃げ場を塞ぎながら距離を詰め、得意の接近戦で圧倒。細かい出入りを駆使して力感のないパンチを上下に散らす。
で、2Rのボディでダウンを奪った時点でほぼ勝負あり。
試合後に本人がコメントしていたように会場の興味は「いつ倒すか」「オルドスゴイッティがどこまで粘るか」に絞られている。

達人ファイトはバンタム級でも健在。大晦日13回目の井岡一翔はもっと評価されるべき
3R開始とともに出てきたオルドスゴイッティにロープを背負わされる場面もあったが、危ないシーンは皆無。
逆に4Rに出力を上げて「ボディ」「上と見せかけてボディ」「もう1回とどめのボディ」みたいな流れでKO勝利。
2023年大晦日のホスベル・ペレス戦以来の勝利を飾っている。
スピード&パワーとは違う達人的なファイトはさすがのひと言。
初のバンタム級でもしっかりと技術を見せる、36歳でもトップレベルを維持し続ける井岡一翔は文句なしにすごい。
先日も申し上げた通り井岡一翔は「“一般人にとっての日常”に到達した数少ないスポーツ選手」。
毎週日曜夕方のちびまる子ちゃん→サザエさんのリレー、イチローの200本安打。そして大晦日の井岡一翔。
毎年(毎週)当たり前にやってくる“恒例”を13回も積み重ねた実績はもっとずーっと評価されるべきである。
井岡一翔大晦日の復帰戦&挑戦者決定戦に思うこと。いつも通り「ボクシングがボクシングしてる」。モンキービジネスの横行と心を動かす熱量が同居するのがボクシング
バンタム級ではキツいかも? 動きがノソノソして反応も悪い。よくバランスを崩すようになったよね
だが、申し上げた通りバンタム級ではちょっとキツいように感じた。
試合が始まって思ったのが
「あれ? 井岡遅くない?」
何というか、全体的に鈍重でキビキビ感がない。
相手を追いかける際の足運びも“ノソノソ”という感じ。
近い位置での差し合い、出入りはさすがだが、いわゆるフットワークがトロい。
また「それをもらうの?」というタイミングで被弾するなど、反応も鈍くなった印象である。


あとはアレだ。
フェルナンド・マルティネスVol.1あたりから差し合いの中でバランスを崩すシーンが増えた気がする。
井岡一翔vsフェルナンド・マルティネス現地観戦。井岡は今できるすべてを出し切っての完敗。個人的にはこれで引退でも納得かな
強引にこられるとタジタジになってボディワークにも余裕がない。
以前は後ろ重心で「おっとっと」となるなどあり得なかったと思うのだが。


もともとスピードで勝負するタイプではないが、それでも下回ってはいけないボーダーラインは存在する。
身体能力の低下に階級アップの影響。
トップレベル相手だと相当厳しくなりそうな……。
ごめんだけど、井岡一翔遅すぎねえか?
そういう部分で勝負するタイプじゃないにしてもちょっとキツい気がする。— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) December 31, 2025
もちろん会場で観た印象なので映像で確認するとまた違った感想になるかもしれない。
来年5月の井上拓真戦は既定路線? 確かに堤聖也よりは可能性がありそう
なお試合後のコメントや会見によると2026年5月の井上拓真戦は既定路線らしい。
【動画🎥】
井岡一翔、改めて井上拓真へ挑戦の意思を明かす
「来年5月、井上尚弥vs中谷潤人の興行を一緒に盛り上げたい」
バンタム級初戦で貫禄のKO勝利🔻動画はこちら🎬https://t.co/Cv4BNEabj1#ボクシング #井岡一翔 pic.twitter.com/nkg54A5NAO
— オリコンニュース【格闘技】 (@oricon_fight) December 31, 2025
これもLeminoに移籍した恩恵だと思うが、だったらなぜWBAの挑戦者決定戦だったの?笑
ただ、堤聖也に比べれば井上拓真の方がまだマシだとは思う。
出入りと連打についていけなくなりつつある井岡にとってフェルナンド・マルティネスの上位互換のような堤聖也とは相性が悪い。
その点、井上拓真なら得意の差し合い勝負に持ち込みやすい。
少なくとも堤に連打でゴリ押しされるよりはやりようがあるのではないか。
もっと言うと、那須川天心vs武居由樹戦が頓挫した中でアンダーカードに目玉がほしい大橋プロモーションの思惑とも合致したと想像する。
那須川天心vs井上拓真現地観戦。最後まで「天心vsボクシング」だった。天心の試合で相手の応援が大きい状況は初めて。両陣営の対策に差を感じた。天心は接近戦の対応が…
どちらにしろ僕は井岡一翔を応援している。
あ、あけましておめでとうございます。
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