井岡一翔vsエストラーダが交渉難航? エマヌエル・ロドリゲスが音速で引退撤回、統一戦を呼びかける。武居由樹vsマリオ・ディアス戦が楽しみ
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締結間近と言われていたS・バンタム級4団体統一戦、WBC/WBO王者井上尚弥とWBA/IBF王者マーロン・タパレスの一戦が正式発表された。
𝐔𝐍𝐃𝐈𝐒𝐏𝐔𝐓𝐄𝐃 𝐆𝐋𝐎𝐑𝐘@NaoyaInoue_410 & Marlon Tapales will collide for the Junior Featherweight crown 👑#InoueTapales | TUE DEC 26 | @ESPNPlus pic.twitter.com/kS3ZIzOWR8
— Top Rank Boxing (@trboxing) October 25, 2023
日時は2023年12月26日、場所は東京・有明アリーナ。
これで井上の試合は2022年12月のポール・バトラー戦から3戦連続で有明アリーナ開催となる。
この試合の展望はそのうち考えるとして、今回はそれ以外のネタを。
ここ数日で僕の興味をひいた&個別に取り上げるほどでもない話題に触れていくことにする。
そういえばヘビー級王者タイソン・フューリーとMMAファイター、フランシス・ガヌーのボクシングマッチが近づいてますね。
どこかで視聴できるのかな? と思って調べたら、
「DAZN、タイソン・フューリーvsフランシス・ガヌーの「人類最凶決定戦」をPPVでライブ配信決定」
ほほう、DAZNのPPVですか。
しかも1500円。
ま~た微妙なところをついてきますね笑
10月29日の早朝スタートなのでリアルタイム視聴は難しい。
じゃあ、後追い視聴のためにPPVを購入する必要があるのか、ないのか。
諸々を踏まえて悩みどころでございますw
フルトンのトレーナーのインタビューが興味深い件。フルトンの動きは悪かったのか。井上尚弥攻略にはポール・バトラーの作戦の進化版ってのはその通りだったんじゃないの?
エマヌエル・ロドリゲスが音速で引退撤回、他団体王者に統一戦を呼びかける
今年8月にメルビン・ロペスとの決定戦を制し、約4年ぶりに王座返り咲きを果たしたエマヌエル・ロドリゲス。
ところが10月17日に自身のフェイスブックで突如引退を示唆する。
だが、その数日後に今度はインスタグラムに王座統一に意欲を示す声明を投稿。WBC王者アレハンドロ・サンティアゴ、WBA王者井上拓真、WBO王者ジェイソン・モロニーらに対戦を呼びかけたとのこと。
井上尚弥とも対戦のIBFバンタム級王者ロドリゲスが引退撤回、他団体王者との統一戦呼びかけ#井上尚弥 #IBFバンタム級 #ロドリゲスhttps://t.co/v6IFyQe0X8
— 日刊スポーツ (@nikkansports) October 24, 2023
これはなかなか驚いたというか、「え? 何で?」というのが率直な感想である。
試合直後のハイテンションな状態での発言ならわかるが、王座戴冠からすでに2か月ほど経っている。トレーナーの言う「WBC王者との統一戦が認められたことで気持ちが落ち込んだ」というのもいまいちピンとこない。
ロドリゲスのキャリアを感慨深げに振り返る日本のファンを(SNS上で)ちょくちょく目にしたが、彼らの気持ちをどうしてくれるんだと。音速で撤回したら情緒もクソもねえじゃねえかと笑
僕も急いでこれ↓を訂正しなければと思ったのだが、
エマヌエル・ロドリゲス引退か。
森川ジョージが井上尚弥vsロドリゲス戦を何のアレンジも加えず鷹村守vsゴート戦でそのままトレースしたのを見たときの絶望はいまだに覚えてる笑
「あ、森川ジョージ完全に終わったわ」って思ったからな。
あの試合は1人の漫画家のキャリアにとどめを刺したんだよw https://t.co/TjxZxO7nXG
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) October 19, 2023
ロドリゲスの引退に関係なく「はじめの一歩」が微妙なことに変わりはないと気づいた笑
西田凌佑の挑戦を受けやがれ。ドネアが脱落して以降、いまいち統一戦にそそられない
もっと言うと、ロドリゲスはまず西田凌佑の挑戦を受けやがれと思っている。
IBFから統一戦が認められたとのことだが、ここから交渉→正式決定までにはそれなりに時間がかかる(はず)。
それなら西田との指名戦を挟んでもええんちゃうか?
日本でやればメルビン・ロペス戦より実入りもよくなるだろうし。
何より僕が楽しみなんだよね笑
エマヌエル・ロドリゲスは西田凌佑の持ちネタをまるっとスケールアップさせた印象。比嘉大吾戦の再現が理想? そんなことができるの? 亀田興毅は交渉がんばれ
あとはアレだ。
バンタム級の統一戦にあまりそそられないのも大きい。
ジェイソン・モロニーは既出、アレハンドロ・サンティアゴは申し訳ないけど地味、タクマイノウエは絶対に眠い試合になる。
ノニト・ドネアが脱落した今、日本人選手と絡む方がよっぽど興味深い。
武居由樹vsマリオ・ディアス(54.5kg契約8回戦)
次はコレ。
井上vsタパレス戦のアンダーで行われる試合。
現OPBF S・バンタム級王者武居由樹が戦績21勝6敗のメキシカン、マリオ・ディアスと対戦する。
契約体重は54.5kgとのことで、S・バンタム寄りのキャッチウェイトである。
以前から階級を下げると言いつつOPBF王座を手放さないことを考えると、要するに井上の4団体統一→返上待ちなのかもしれない。
今月末にTJ・ドヘニーのWBO-AP王座に挑戦するジャフェスリー・ラミドと決定戦を分け合うとか、そんな感じで。
と同時に、井上バブルに全乗りしてやりたい放題のコイツらを誰か止めてくれねーかな? とも思っている笑
これ、ラミドが勝てば井上がタパレスしばいたあとに返上した王座を取らせようって魂胆が透けて見えるんだよな。
武居由樹も階級下げるよりも早くチャンスがくるまである。もうアレだ。
ドヘニーでも下町でも天心でも小國でも誰でもいいから、やりたい放題のコイツらの計画に風穴開けてくんねーかな笑 https://t.co/Ovy2ldhUB7— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) August 22, 2023
まあ、実際にどうなるかは不明ですが。
武居由樹vsマリオ・ディアス。早い段階で「あ、武居勝つわ」ってなった。でも若干フワフワして見えたな。移籍して井上尚弥と真っ向勝負しちゃえ笑
試合についてはわからない。マリオ・ディアスが謎過ぎて
試合についてはよくわからない。
マリオ・ディアスの過去の試合が見当たらず、どんな選手なのかは不明。
21勝のうちKOが9、ここ数戦は勝ったり負けたりなことを考えると調整試合として“ちょうどいい”と判断したのではないか。
また6敗のうちKO負けが3度あるので決して倒れないタイプではなさそう。
前回、前々回とディフェンスのヌルさが見え隠れした武居だが、今回は攻撃力をフルに発揮できるかもしれない。
強かったロベイシ・ラミレス、厳しかった清水聡、期待通りの武居由樹、期待外れの今永虎雅。放置タイム約2時間、スポーツイベントとしてはクソ中のクソでしたね
てか、武居由樹にはずっと期待してるんですよね。
OPBF王座を保持し続けるならどこかで日本王者との統一戦をやってくれねえかな? と思うくらいに。
絶叫し過ぎていい加減しつこいのだが、下町俊貴vs武居由樹は至高()のマッチメークだと断言させていただくw
井岡一翔vsファン・フランシスコ・エストラーダ戦、交渉難航? 決裂?
そして、ここ最近もっとも僕の興味をひいたのがこの話題。
WBA世界S・フライ級王者井岡一翔とWBC同級王者ファン・フランシスコ・エストラーダの対戦交渉が難航しているとのこと。しかも一部ではすでに決裂したという情報も。
あくまで噂レベルなので何とも言えないが、続報がないことを踏まえると決して順調ではないのだろうと。
しかも井岡側はすでに大晦日の大田区総合体育館を予約済みだとか。
仮にエストラーダと決裂した場合は普通の防衛戦になるわけか。
うん、これは参ったね。
わざわざWBO王座を返上してまでエストラーダ戦にこだわったのに。
2022年大晦日にジョシュア・フランコと引き分けた時点で中谷潤人の挑戦を受けるしかない、ここまでお膳立てしてもらって結果を出せなかったのなら仕方ないと思ったのだが、王座返上→即再戦のウルトラCを発動してWBA王座をもぎ取ってみせた。
ジェシー・ロドリゲス一段覚醒したかもしれん。エストラーダにボディでKO勝ち。これは井岡も厳しそう。むしろフェルナンド・マルティネスの方が…
なるほど、その手があったか。
弟のジェシー・ロドリゲスと違って帝拳がジョシュア・フランコにノータッチだったおかげで首の皮一枚つながったと感心していたのだが。
ラスボス前の村にたどり着いたら今度はラスボス側が「やらねえ」と言い出すとは。
2020年末の田中恒成戦から思い入れが強くなった
井岡に関しては現役復帰を果たした2018年9月から特に注視してきたが、2020年大晦日の田中恒成戦で思い入れがより強くなっている。
あの試合はコロナの影響+田中側の駆け引きによって組まれた印象。
井岡への挑戦ありきの王座返上、外堀を徐々に埋めていくやり口がどうにも好きになれなかったことを覚えている。
それを乗り越えた井岡はマジでお見事だったし、どうにかエストラーダ戦にこぎ着けてほしいと思うようになった。
井岡一翔vs田中恒成。井岡の重ねてきたものの重さが桁違い。ホントに勝ってよかった。黙して語らぬ視聴率大正義時代の最後の生き残り
で、その一歩手前で交渉が難航? 決裂?
シャレにならないっすね。
今度ばかりはさすがの井岡も力尽きるパティーンもあるんじゃないの?
エストラーダは何に難色を示してるの? 開催地や日時の問題なら望みはありそうだけど…
そもそもエストラーダ側は何に難色を示しているのだろうか。
こちらも井岡同様(以上に)キャリアの集大成というか、旨味のある相手のみに照準を絞る段階だと思うのだが。
たとえば開催地、日時が理由ならまだ望みはある。
無理に大晦日にこだわる必要はないし、エストラーダが日本以外がいいというならそこに出向くのも問題ないはず。
今回の防衛戦をクリアして交渉を再開すればいい。
エストラーダも年末年始は家族でゆっくりしたいだろうしね。
井岡一翔vsホスベル・ぺレス。ラスボス(エストラーダ)戦が消えた直後の代替試合、結構危ない? 対策はフランコVol.2と同じでよさそう
ただ、ファイトマネーに不満を持っている場合はちょっとおかしなことになる。
正直、大晦日の日本開催+Abema TVのPPV以上に井岡側が好条件を提示できる感じはしない。
それこそG.W.開催+Abema TVに身を切ってもらうくらいか……。
北米で開催するにしても、井岡の知名度でロマゴン並みの集客が可能なのか。
考えれば考えるほどこのまま流れる事態もありそう。
まあ、ここまで想像を巡らせて「実はゴネてるのは井岡側です」だったら大爆笑なのだがww
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