有能ヒロインベスト6完結編。歴代ヒロイン中、No.1有能なのはもちろんアイツ。番外編も発表するからまあ聞いてよ

有能ヒロインベスト6完結編。歴代ヒロイン中、No.1有能なのはもちろんアイツ。番外編も発表するからまあ聞いてよ

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先日からスタートした「有能ヒロイン」ランキング。
(僕の知っている作品の中での)歴代ヒロインから、もっとも有能だと(僕が)思うヒロインベスト6を発表していく企画でございます。
 
前回は6位~3位までいきましたので、今回はその続き。2位、1位と番外編を発表したいと思います。
 
ちなみに前回までのランキングはこちら。
 
「有能ヒロイン/イラつくクソヒロインランキング。まずは歴代ヒロインの中から有能ヒロインベスト6を発表するぞ」

毎度申し上げているように需要があるかどうかは非常に怪しいのですが、もし興味があればお付き合いください。
 

歴代ヒロイン“有能”ランキング:番外編その1

たま(銀魂)

 
2位、1位の前に番外編の発表です。
まず番外編その1として、「銀魂」に登場する“たま”を挙げさせていただきます。
 
主人公坂田銀時率いる「万事屋銀ちゃん」の1階にある「スナックお登勢」の従業員であり、からくり技師・林流山によって生み出された美少女型のからくり人形。
 
殺人の濡れ衣を着せられ逃走していた際、ボディを壊され首だけの状態でゴミ捨て場に転がっていたところを神楽に発見されます。
江戸をからくりの支配から守るために一度は自爆しますが、平賀源外の手によって復活。それ以降は「スナックお登勢」で従業員として働くことになりました。
 
 
立ち位置的にこのキャラをヒロインと呼ぶのはちょっと難しいのですが、個人的にどうしても外せなかったために「番外編」として取り上げることにしました。
 
そして、銀魂をご存知の方であれば納得していただけると思います。
 
「映画「銀魂2」感想。前作を超えようとして空回りしまくったな。詰め込み過ぎて食傷気味。将軍イジリは完全にいらないヤツ」
 
というか、たまはヤバいですよね。
 
「人の役に立ちたい」が行き過ぎて融通が利かない部分はあるけど、それがいい。
からくりのために世間の常識からは若干ズレてはいるけど、それがいい。
感情の起伏もなく表情に乏しいけど、やっぱりそれがいい。
 
特に銀時と休日を過ごす回はたまらなかったです。
服や食べ物、遊びにはちっとも興味を示さないのに、ネジにはめちゃくちゃ食いつく。
公園で子どもたちとモグラ叩きで遊びながらの笑顔には自然とこちらも笑顔になってしまう。
 
そして、銀時に買ってもらったネジをかんざし代わりにして「スナックお登勢」で働く姿にほっこりさせられます。
 
「人の役に立ちたい」という願い? がかなったときに見せるたまの笑顔は、問答無用で世界を平和にします()
 
ラストバトルで「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング源外砲」を放った際に流した涙は「銀魂」の全ストーリー中、ダントツに切ない涙だったのではないでしょうか。
 

歴代ヒロイン“有能”ランキング:番外編その2

朱沢江珠(グラップラー刃牙)

 
主人公範馬刃牙の母親である朱沢江珠。
ですが、江珠は息子の刃牙を夫勇次郎の気を引くための道具として扱うばかりで、母親としての愛情を与えることはいっさいありません。
一方の刃牙は、勇次郎に勝てば江珠の愛が自分に振り向くことを信じ、日々厳しい修行を繰り返します。
 
そして迎えた父子の決闘の日。
圧倒的な力量差で勇次郎に痛めつけられる刃牙を前に、初めて江珠の中に母性が芽生えます。
 
刃牙を守るため、躊躇なく勇次郎に立ち向かう江珠。
 
ところが、勇次郎は自分の妻である江珠を容赦なく叩きのめします。
背骨を折られ、もはや動くこともできない江珠は、刃牙を抱えたまま静かに息を引き取りました。
 
「刃牙(バキ)シリーズかませ犬ランキング1位の発表(歴代トップ6)!! 惜しくもランク外のツワモノ2人も紹介するお」
 
続いて番外編その2は「グラップラー刃牙」の朱沢江珠です。
この人も「銀魂」のたまと同様、ヒロインとは言い難いのですが、個人的に忘れられないキャラです。
 
基本的に女性キャラを描く才能がいっさい感じられない板垣恵介氏ですが、この朱沢江珠も例外ではありません。
 
家柄もよくナイスバディで容姿端麗。
性格はややキツめですが、惚れた男に対する一途な愛は全世界を敵に回しても揺らぐことはない。
 
プロフィールだけ見るとめちゃくちゃ魅力的に感じるのですが、実際にはそんなことはなく。刃牙の初体験の相手である松本梢江もそうですが、女としてはミジンコほどもそそられるものがありません。
 
正直、ここまで女性キャラを描くのが下手なのは感動的ですらある。率直に申し上げてこの作者は福本伸行と双璧をなすクソ女性キャラ生産機と言えるのではないでしょうか。
 
 
ただ、刃牙vs勇次郎戦ですべてが覆りました。
 
勇次郎に一方的になぶられる刃牙を見ていた江珠は突然、
「勇次郎ォォォォォ!!!」
と叫び声をあげ、地上最強の生物を相手に拳を繰り出します。
 
そして勇次郎の眼前でひと言。
「あたしが相手だッッッ!!」
 
自分の息子が殺されそうになるのを目にしたことで、母親としての愛情が勇次郎への恋心を上回った瞬間です。
 
 
江珠「親子の絆なんてメじゃないわ」

刃牙「オレのこと愛してくれますか」

江珠「お父さんを喜ばせなさい!!!!!!」

江珠「勇次郎ォォォォォ!!!」

江珠「あたしが相手だッッッ!!」

江珠「なぁんだ……。ぜんぜんたいしたことないじゃん…」

勇次郎「なんていい女なんだ……」
 
完璧です。
文句なしです。
 
朱沢江珠は今、伝説()になったのです。
 
「普段はグータラだけどやるときゃやる!! キャラ」ランキング。名言だらけのMr.無気力はここぞの場面で超カッチョいいw
 

歴代ヒロイン“有能”ランキング:第2位

ライム(セイバーマリオネット)

 
番外編が終わったところでようやくランキングです。
 
歴代ヒロイン“有能”ランキング第2位は「セイバーマリオネット」のヒロイン、ライムです。
 
この作品は戦闘能力を持った女性型アンドロイド「セイバーマリオネット」の活躍を描いた作品で、男性のみが生きる世界「惑星テラツー」を舞台に物語が展開します。
 
かさはり長屋に住む少年、間宮小樽はある日、廃棄されたジャポネス資料館の地下でセイバーマリオネットのライムを目覚めさせます。ライムにはどういうわけか過去に廃止されたはずの「乙女回路」が搭載されており、彼女は幼いながらも感情、パワー、スキルの増幅機能を有します。
 
そして同時に目覚めたチェリー、ブラッドベリーとともに小樽を慕い、困難を乗り越えるたびに徐々に“人間”へと近づいていきます。
 
 
この「セイバーマリオネット」は「新世紀エヴァンゲリオン」「スレイヤーズNEXT」「機動戦艦ナデシコ」とともに90年代後半を代表する作品で、僕が観たのは確か2000年代の半ばだったと思います。
 
今振り返ると絵柄も古く「ん~」という感じなのですが、とにかくストーリーの切なさが尋常じゃなかった記憶があります。
 
本来あるはずのない「乙女回路」が搭載されたライム、チェリー、ブラッドベリーの三体。
初期のころは常識もなく、的外れな言動、行動が目立った彼女たちですが、小樽の助けもあって徐々に社会性を身につけていきます。
 
と同時に自分たちがセイバーマリオネットであることを自覚し、人間である小樽との違いに悩むようになります。特にライムは性格が無邪気な分感情表現が直接的で、小樽のことを思えば思うほど落ち込んでしまう。
 
で、ついにライムは「人間になりたい」と小樽に訴えるのですが、かなわぬ思いに胸が張り裂けそうになるわけですww
 
ライムがリスを拾って飼う回とか、もうたまらんかったですよね。
生き物に対する愛情が芽生え、自分を慕ってくれる喜びを知るセイバーマリオネット。ラストの別れで自分の頬を伝う涙に戸惑うライムに対し、小樽が「それが愛情だよ」と優しく教える。
 
こんなもん、どう考えても惚れますわ。
 
 
声優の林原めぐみさんもよかったですよね。
少し鼻にかかった無邪気ボイスであの“僕っ子”キャラをやられたらね。
 
そりゃあなた。
一発でファンになっちゃいますよ。ええ。
 
というか、この時期の林原めぐみさんと言えば完全に無双状態で、第5位のフェイ・ヴァレンタイン(カウボーイビバップ)を含めて声を聴かない日はないというくらい。
 
土曜日の夕方などは、林原めぐみ主演のアニメが終わると同時に林原めぐみ出演の歌番組が始まり、それが終わったところで林原めぐみのラジオがスタートするとか、そんな状態だったと聞きます。
 
僕自身、声優には全然詳しくないですが、それでも「林原めぐみ」という名前だけはよく耳にしておりました。
 
その中でもやはり「セイバーマリオネット」のライムは最高です。
 
キモいと言われようが知ったこっちゃない。
もしアレだったら試しに観てもらいたいくらい。

中盤まで観れば、この作品がいかに傑作かがおわかりいただけると思うので。
 

歴代ヒロイン“有能”ランキング:第1位

ブルマ(ドラゴンボール)

 
はい、やっとたどり着きました。
歴代ヒロイン“有能”ランキング、堂々の第1位に輝いたのは「ドラゴンボール」のブルマです。
 
7つ集めると神龍が願いを1つだけ叶えてくれるというドラゴンボール。
そのドラゴンボールを集めるために主人公孫悟空と一緒に旅に出る少女で、世界的な会社カプセルコーポレーションの令嬢でもあります。
 
性格は好奇心旺盛で男勝り。自分勝手でわがままな振る舞いで周りを振り回し、孫悟空にも邪魔くさがられるケースも多々。
 
その反面、頭脳明晰で発明の天才でもあります。
手元にある材料だけであっという間に手作りの電話を完成させるなど、作中でもその能力を何度も発揮しています。
 
また、ドラゴンボールのありかを見つける「ドラゴンレーダー」を発明したのも彼女で、性能はレッドリボン軍の技術を結集したレーダーをはるかにしのぐほど。
悟空が「ペンギン村」に漂着した際、レーダーを修理しようとした海苔巻きせんべいがまったく構造がわからず固まったというエピソードもあります。
 
「「ドラゴンボール超 ブロリー」感想。過去最高にブロリーがカッコいい。小物感満載のフリーザが1時間以上ブロリーにボコられる」
 
まあこれはね……。
どうしようもないですよね。
 
“有能”なヒロインのランキングということなら、第1位はこの人以外には考えられない。
 
第2位のライム(セイバーマリオネット)は僕の好みが大きく反映されてのランクインでしたが、ブルマは別。僕がドラゴンボール好きというのを差し引いても、2位以下を大きく引き離してのトップに異論を挟む余地はありません。
 
理由?
そりゃもう、「天才だから」ですべての説明がつくでしょ。
 
「ホイポイカプセル」を発明したブリーフ博士はもちろんですが、何と言っても「ドラゴンレーダー」を発明したのがデカい。アレがなければこの作品は何も始まらないわけで、すべての礎を築いたキャラといっても過言ではありません。
 
その他、自分の身体を小さくできる「ミクロバンド」やレッドリボン軍本部を偵察した「ドローン型偵察機」、ピッコロ大魔王の部下に殺されたクリリンたちを冷凍保存するための「冷凍カプセル」など。
仮に現存すれば、間違いなく「天才少女」の名をほしいままにしたであろう発明の数々です。
 
そして、挙げ句の果てにはタイムマシンまで完成させてしまうという。孫悟空のいる過去に向かうためとは言え、最強有能ヒロインはついに時間の流れまで操ってしまいましたww
 
マジな話、その気になればセルくらいなら作れるんじゃないの?
 
 
しかも実家はクッソ金持ちで、なおかつ夫は宇宙最強の戦闘民族サイヤ人の王子様。それも過去に元カレの命を奪った一団の大ボスでもあります。
 
どうっすか? この圧倒的プロフィール。
それこそ命がけでドラゴンボールを集めて願いを叶えるより、ブルマに土下座した方が手っ取り早いんじゃねえの? 思うほど。
実際「ドラゴンボール超」内でも「神龍よりも神龍みたいなヤツ」と言われていたし、ビンゴ大会の賞品が“城”とか意味わからんでしょww
 
散々悟空一向に楯突いてきたピラフ一味も、雇われとしてブルマ邸で働いた方が割りがいいことに気づいちゃいましたからね。
 
好きか嫌いかではなく、“有能”ヒロインランキングをやるならブルマを1位にするしかない。残念ながらそういうことになっているのです。
 

ようやく終わりました。次回は「イラつくクソヒロインランキング」です

いかがだったでしょうか。
前回から発表してきた「歴代ヒロイン“有能”ランキング」もようやく終わりました。
 
まあ、いかがだったも何も、需要があるかすらも怪しいのでアレなのですが。
何度も申し上げているように、僕が楽しいから別にいいや精神でここまで進んできた次第です。
 
 
そして、次回からは「イラつくクソヒロインランキング」がスタートします。
 
今回は“有能”なヒロインをランキングしてきましたが、今度は逆。僕が心底クソだと思うヒロインを歴代の(僕が知っている)作品の中から選んで発表していこうと思います。
 
例によって長文になる可能性が高いですが、興味があればぜひ! ということで。
 
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