“スウィフト”ガルシアvs“ワンタイム”サーマン予想!! 興味ないけど展望を。ガルシアの鬼フックとサーマンの高速コンビネーション勝負か?

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スウィフトイメージ
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2017年3月4日(日本時間5日)に、WBC世界ウェルター級王者ダニー・ガルシアvsWBA世界同級正規王者キース・サーマンの王座統一戦が行われる。
場所は米・ニューヨークにあるバークレイズ・センター。無敗のウェルター級王者同士による大注目のビッグマッチである。
 
「ガルシアvsサーマン感想!! 才能の塊キース・サーマンがパワーでダニー・ガルシアを置き去りにする」
 
27戦全勝の“ワンタイム”サーマンと32戦全勝の“スウィフト”ガルシア。ともに28歳と、脂の乗り切った両者によるウェルター級頂上決戦。
戦前から激しい舌戦が繰り広げられる中、期待通りの大激戦となるか。
また、この試合の勝者は、5月に行われるケル・ブルックvsエロール・スペンスの勝者との一騎打ちが期待されているとのこと。
 
「スペンスがブンドゥをKO!! アカン、こりゃぁガチだ。絶対キース・サーマンより上でしょ? 」
 
メイウェザー引退後、やや動きの鈍かったウェルター級戦線。だが、無敗王者同士の対決の実現によって本来の輝きを取り戻すことができるか。
2017年、スピード&パワーの激戦区ウェルター級ウォーズから目が離せない。
 
「今さらメイウェザーとパッキャオを語る。アルバレスvsカーン戦を観て、この2人が唯一無二の存在だった」
 

あまり興味が沸かない一戦。ガルシアvsキース・サーマンのビッグマッチ。でも観るよ? だってミーハーだから

ダニー・ガルシアvsキース・サーマン!!
大注目のウェルター級頂上決戦の行方は?

 
ビッグマッチ目白押しの2017年の中でもひときわ注目度の高い一戦。ダニー・ガルシアvsキース・サーマン戦が近づいている。ともに28歳、無敗の倒し屋ということで、長く続いたメイウェザー時代の残り香を忘れさせてくれるほどのマッチメークと言えるのではないだろうか。
 
そして、あらかじめ申し上げておきたいのだが、実を言うと僕はこの試合にあまり興味がない
理由は……よくわからない。
 
ネームバリューやマッチメークのタイミングなど、ベスト対ベストのビッグマッチということはわかるのだが、なぜかテンションが上がらない。
両者のフェイスオフ映像も何度も目にしたのだが、それでも今のところ気持ちが動く気配はまったくない。
本当に自分でも意味がわからないのだが。
 
じゃあなぜ、この試合に触れようと思ったのか。
興味ないならシカトすればいいじゃないか。
 
はい、ごもっともでございます。
 
なぜ、興味がない試合についてわざわざ書こうと思ったか。
 
それは僕がミーハーだから
話題に乗っかりたかったから。
 
マジでそれだけである。
 

勝敗予想はダニー・ガルシアの10RKO勝利。サーマン有利予想が多いが、ガルシアのKO勝ちも十分あり得ますよね?

では、とりあえず勝敗予想から。
ダニー・ガルシアの10RKO勝利。
今回はこれでいきたいと思う。
 
この試合に際して、海外のサイトを含めていろいろなニュース記事を漁ってみたのだが、全体的な予想としては「キース・サーマン有利」説が多数派となっている。
 
ダニー・ガルシアのカウンターは脅威だが、ナチュラルなウェルター級のキース・サーマンが体格とスピード差を活かしてヒット&アウェイで逃げきるのではないか。機動力の面で劣るガルシアはサーマンのフットワークに追いつけないのではないか。
結果的に12Rを通じて的確にパンチをヒットし続けたサーマンが中差〜大差判定で勝利するのではないか。
そんな感じの予想がされているようである。
 
これについては、僕もそう思う
 
実際両者のスタイルや戦力を見比べると、いろいろな面でキース・サーマン有利。何だかんだでサーマンが無敗を守りきる可能性は高いような気がしている。
 
「サーマン←才能だけでやってる人がポーターに辛勝!! ノンストップのハイスピードバトル!!」
 
それでもあえてガルシアのKO勝ちを推している理由は、僕がガルシアに勝ってもらいたいからである。
本当に単純なのだが。
 
とはいえ、決してダニー・ガルシアのKO勝ちがジャイアント・キリングであるとは思わない。
マジな話、試合中盤から後半にかけてガルシアのフックがカウンターで炸裂し、サーマンがマットを這うシーンは普通にあり得ると思っている。
 

勝敗のカギはダニー・ガルシアのパワー。ヒット&アウェイのサーマンにガルシアのフィジカルが通用するか

大方の流れに反してダニー・ガルシアのKO勝利予想をぶち上げてみたわけだが、実際のところ、それが実現する可能性はどの程度だろうか。
 
やはり、ダニー・ガルシアがキース・サーマンに勝つにはパワー負けしないことだと思う。
 
2015年のウェルター級参戦後、今回が4戦目となるダニー・ガルシア。
だが、階級アップ直後の2戦はポール・マリナッジ、ロバート・ゲレロという比較的パワーレスな相手をチョイスし、直近のサミュエル・バルガスは正直このレベルの相手としては物足りない。
一見順調にキャリアを歩んでいるように思えるが、ガルシアが本当にウェルター級に適応しているかは甚だ疑問である。
 
「マン振り魔人ダニー・ガルシアがサミュエル・バルガスを圧倒! あれだけ躊躇なく振り回せる選手は驚異的」
 
対するキース・サーマンだが、こちらは完全にナチュラルなウェルター級。しかも、Boxrecによると、もともとS・ウェルター級でキャリアをスタートさせているようである。
 
身長171cmのサーマンに対し、ダニー・ガルシアは174cm。
会見の様子を見ても、どちらかと言えばガルシアの方が上背はあるが、それでも純粋なパワーではサーマンが上回ると考えるのが自然である。
 
さらに、申し上げたようにフットワークの面では完全にサーマン有利。
スピードで上をいかれる相手に、どれだけフィジカルを含めたパワーが通用するか。
勝敗のカギはその一点ではないかと思う。
 

2015年のレイモント・ピーターソンはマジでうまかった。あの試合運びができればサーマン勝利は堅い?

今回の試合、流れとしてはサーマンのヒット&アウェイをガルシアが捉えきれるか。激しく出入りしながら細かいパンチを当てようとするサーマンに、ガルシアがビッグパンチを合わせられるか。
恐らく、ポイントアウト狙いのサーマンにガルシアが追いつけるかの勝負になるのではないだろうか。
 
もっとも参考になりそうなのは2015年のレイモント・ピーターソンvsダニー・ガルシア戦。
開始直後からピーターソンがリーチを活かした左で距離をとり、ガルシアのカウンターを封じてみせた試合である。
 
「【優しい世界】久しぶりのピーターソンがアバネシャンを敗って2階級制覇。応援してる選手だから嬉しいね」
 
個人的に、あの試合のピーターソンは本当にうまく試合をコントロールしたと思っている。
 
リーチ差を活かした左でガルシアの前進を止め、正対しないように絶えず動きながらヒットを重ねていく。カウンターの得意なガルシアに先に手を出させ、足を踏ん張って右を振る際は必ずサイドに回り込む。
ガルシアとのコンタクトを極力避け、とにかくカウンターのタイミングを掴ませないことを徹底する作戦である。
 
また、ペースを掴まれそうだと感じれば、ガードを上げてさっと身体を寄せる。相手にもたれかかるように体重を預け、ガルシアに腕を強振するスペースを与えない。ここでも自分からは極力手を出さず、ガードの上を打たせて間合いを詰める、ボディは身体を捻って背中で受ける。
 
思いきり離れるか、もしくは思いきりくっつく。
あの試合のピーターソンは、この辺のメリハリが本当にうまかった。
1発パンチをヒットしても、絶対に深追いしない。
そういった部分の徹底もできていたし、気力と体力が最高潮に充実した試合だったのではないだろうか。
負けちゃったけど。
 
まあ、それでもピーターソンのフィジカル面の脆弱さが出た試合だったよな。
あれだけヒット数を重ねても、ガルシアのパワーパンチ1発でチャラだと判断されちゃったからな。
減量苦でフラフラのガルシアをパワーでまったく圧倒できないのは痛いよな。
 

意外とガルシアがサーマンを追い詰めるシーンが増えるかも? サーマンの動きは速いけど、あまり性能がよろしくない

そして今回のキース・サーマンも、このピーターソンと同じ作戦を実行するのではないかと予想している。
 
ただ、サーマンがピーターソンの作戦をそっくりトレースできるかと言えば、決してそんなことはない。申し上げたようにサーマンは身長171cm。そこまで上背があるわけではない。ところが、ピーターソンは身長175cmでリーチは183cmである。
 
要は、あの作戦はこれだけのサイズ差があってこそ。
両者の体格差が小さい今回、サーマンがピーターソンのように左だけでガルシアを釘付けにできるとは思えない。
 
さらに言うと、サーマンは恐らくガルシアから逃げきることができない。
軽快なフットワークと激しい出入りが持ち味のサーマンだが、実はそこまで足が使えるわけではない。
確かに身体全体のスピードやハンドスピードは目を見張るものがあるが、正直それが効果的に機能しているとは思えない。
 
凄まじいスピードでリング上を動き回り、前後左右に激しくステップを踏み、相手の目の前に着地する
 
足は速い。
手数も出る。
サイドステップしながらの左右のボディ打ちなど、この選手の持つセンスは本当に凄まじい。
 
でも、なぜかさらっと捕まる。
12Rのどこかでしたたかにボディをもらい、苦悶の表情を浮かべて逃げ回る。
無駄な動きが多いというか、この辺はちょっとカルロス・クアドラスと被る部分である。
 
「ロマゴンvsシーサケット予想。これシーサケット勝利あるぞ? 最強ロマゴンがパワフルな挑戦者に敗れる?」
 

ダニー・ガルシアがウェルター級のパワーにどれだけ適応しているか、真価が問われる試合になるぞ。そして僕は用事があってリアルタイムで観られないぞww

なので、カギとなるのはやはりガルシアのパワー。
 
恐らく12Rの中でサーマンの動きを捉えることは可能である。
数少ないだろうと思われるコンタクトの中で、どれだけサーマンに脅威を与えられるか。
カウンターの恐怖をサーマンに植え付けて、守勢に回らせて体力を消耗させられるか。
 
キース・サーマンは基本、打たれるのが嫌いな選手である。
そのサーマンにガルシアがカウンターの脅威を感じさせ、激しく動き回る展開に持ち込めれば最高。ガルシア勝利の可能性はグッと高くなるはず。
サーマンの失速とガルシアの対応力が交差した後半、ガルシアの左フックがモロに顔面を捉えてサーマンが吹き飛ぶ。地球が回ったのか自分が回ったのかがわからず、サーマンが混乱するというシーンが観られる気がするのだが、どうだろうか。
いわゆるプレイバック、アミール・カーンである。
 
「カーン仰向けにバッタリ。“カネロ”・アルバレスが壮絶カウンター一発でカーンを失神KO!!」
 
逆に「これなら多少もらっても問題ない」と判断されれば、ガルシアが勝つのは難しくなる。
フットワークは最小限に、パワー差を活かした省エネの攻防に持ち込まれて大差判定負け。大方の予想通りの結末にたどり着く可能性が高くなる。
 
つまり、ダニー・ガルシアの身体がウェルター級にどれだけ適応しているか。
マニー・パッキャオ戦のオファーを蹴ってまでサミュエル・バルガスを選択した意味はあったのか。
いろいろな面で、ダニー・ガルシアの真価が問われる一戦である。
 
 
う〜ん、どうなりますかね。
やっぱり普通にサーマンの勝ちですかね。
マジでわかんないっすわww
 
ちなみにこの試合はDAZNでオンデマンド配信される予定でございます。
なお、僕はこれだけ語っておきながら用事があってリアルタイムでは観られないというまさかの事態ww
 
「DAZN for docomoを契約。利用した感想は? Jリーグファン激怒のDAZNはあり? なし? 使える? 使えない?」
 
どうよ? この意識の低さww
 
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