ジェシー・ロドリゲス一段覚醒したかもしれん。エストラーダにボディでKO勝ち。これは井岡も厳しそう。むしろフェルナンド・マルティネスの方が…【結果・感想】

ジェシー・ロドリゲス一段覚醒したかもしれん。エストラーダにボディでKO勝ち。これは井岡も厳しそう。むしろフェルナンド・マルティネスの方が…【結果・感想】

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2024年6月29日(日本時間30日)に米・テキサス州で行われたWBC世界S・フライ級タイトルマッチ。同級王者ファン・フランシスコ・エストラーダにジェシー・ロドリゲスが挑戦、7R3分KOでロドリゲスが勝利した試合である。
 
 
井岡一翔が長年対戦を望みながらも叶わずにいるファン・フランシスコ・エストラーダ。
今回も交渉の席についたものの、マッチルームの提示した条件が破格すぎて手も足も出なかったとのこと。
 
そうか、井岡一翔vsエストラーダあかんか。倍額よこせってのはキツいな。PPVの売り上げによる歩合制ならもしかしたら…。
 
個人的には井岡vsエストラーダ戦は何としても実現してほしい。
 
だが、この試合でエストラーダが負けた場合はそのまま引退もあり得る。
しかもここ最近のロドリゲスのパフォーマンスを鑑みるとエストラーダには分が悪そう。
 
エストラーダには長年の経験、勝負強さを発揮して踏みとどまってもらいたいと願いつつ視聴をスタートした次第である。
 

エストラーダにとってロドリゲスは分が悪い。相性もよくない。でも勝敗予想は…

まず僕が適当に考えた展望は下記。
 
エストラーダvsロドリゲスもうすぐ。エストラーダは何としても勝て。相性は悪そうだけど。今年の大みそかが井岡vsエストラーダのラストチャンスぞ
 
ジェシー・ロドリゲスはロマチェンコ風味のある選手で、絶えずアングルを変えながら距離を詰める→空いたところにポンポン打ち込んでくるスタイル。
 
このハイテンポなボクシングにはカルロス・クアドラアスもシーサケット・ソー・ルンビサイも豪快に置いてきぼりを食っている。
 
しかもエストラーダは約1年半ぶりの実戦。
勢い的にも相性的にもエストラーダは分が悪いように思える。
 
 
だが最近のロドリゲスの試合を観ると、多少は攻略法が見えてきた気も……。
 
ロマチェンコと似たスタイルのロドリゲスを攻略するには足を止めてはダメ自分から手を出すことが重要。
 
2023年4月のクリスチャン・ゴンサレスは絶えず足を動すことで最後まで決定機を作らせなかった。
同年12月のサニー・エドワーズは得意のスピード勝負で中盤まで接戦を展開したが、最終的にフィジカル差、パンチ力の差で競り負けた。
 
逆にクアドラスやシーサケットは中盤で足が止まったせいであっという間に手も足も出なくなった。
 
 
なので、今回の見どころはエストラーダがそれをできるかどうか。
 
自分から手を出す&前に出続けることでロドリゲスに勝ちパターンに入らせない。
常に足を動かして防戦一方になる時間をなるべく短くする。
 
十中八九ハイカロリーな打ち合いになるとは思うが、持ち前の器用さとここぞの勝負強さを発揮して何とか勝ってほしい。
 
というわけで勝敗予想はエストラーダの11RKO勝利
 
 
相性的にも勢い的にも分が悪い。
その上年齢やブランクの影響も未知数。
 
散々不利な要素を挙げつつ、勝敗予想はエストラーダ。
これはもはや僕の願いでしかない
 
 
とにかくエストラーダがんばれ。
今年の大晦日に井岡一翔戦を実現させろ。
 
だいたいこんな感じである。
 
井岡一翔vsフェルナンド・マルティネス再戦正式発表。どうやって勝てばいいのかわからないけど勝つのは井岡。僕がそう決めた。でも内山高志の終わり方とそっくりなのが…
 

エストラーダがこんな負け方をするとは。これは井岡一翔も厳しそう。フェルナンド・マルティネスなら…

試合が終わった直後に思ったのが、
「あ〜、ダメかエストラーダ……」
 
ロドリゲス有利だとは思っていたが、エストラーダがこのやられ方をするとは。
もう少し食い下がると思っていたのだが。
 
 
てか、エストラーダのKO負けってキャリア初ですよね。
 
いったん効かされたところから粘る、徐々にペースを引き寄せて鼻差で逆転する、最後の最後で勝ち切る勝負強さが持ち味だったはずが。
あんな悶絶KOで終わる結末は想像を超えていた。
 
 
正直、これは井岡一翔も厳しい。
 
中間距離での差し合いが得意なタイプがロドリゲスを抑え込むのはかなり困難。
相当対策して挑まない限り今回のエストラーダと似た流れになるのではないか。
 
むしろIBF王者フェルナンド・マルティネスの方が可能性はありそう。
 
井岡一翔vsフェルナンド・マルティネス正式決定。フランコ戦、ペレス戦同様、“前”で勝負するのがよさそう? お見合いする時間を長く作れれば
 
前に出る馬力と連打を両立できる上にある程度の被弾も気にしない。
ロドリゲスに対抗できるネタは井岡よりも多い。
 

エストラーダの出来は悪くなかった。1、2Rはジャッジ2人がエストラーダを支持

一応言っておくと、この試合のエストラーダは悪くなかったと思う。
 
角度を変えた左で距離を取りつついきなりの右をヒット。
ロドリゲスが前に出る瞬間にバックステップで距離を取る。
 
近場での打ち合いでも置いていかれることはなく。
 
頭を下げたところにロドリゲスの左を食う→一瞬動きが止まるシーンもあるが、全体的には互角。ブランクや加齢の影響を感じさせなかったのはさすがである。
 
ジェシー・ロドリゲスvsペドロ・ゲバラ。ゲバラじゃキツいと思ったけど想像以上のやられ方。勝てるとしたらフェルナンド・マルティネス一択か? 井岡一翔じゃ難しい気が…
 
スコアカードを見ると1、2Rはジャッジ2人がエストラーダを支持している。


なるほど。
リアルタイムで観ていたときはどっちかわからなかったが、それも十分あり得る。
そのくらいエストラーダはいい動きをしていた。
 
テレンス・クロフォードvsイスラエル・マドリモフおもしろかった。横の動きといきなりの右。クロフォードの苦手なタイプだったかも。ダイレクトリマッチもありじゃない?
 

開始直後からフルパワーのエストラーダと余裕があるロドリゲス。このままいくとマズいと思っていたら…

同時にこのままだとマズいと思ったことも事実。
 
確かにエストラーダのコンディションはいい。
自分から手を出す、打ち合いで亀にならない、適度に距離を取る等のロドリゲス対策もやれている。
 
だが、ここから優位に立つにはもう一段ペースアップが必要になる。
 
開始直後からフルスロットルのエストラーダに対し、ロドリゲスは動きの端々から余裕を感じさせる。
 
これだといずれ高確率でエストラーダが息切れする。
その前にはっきりとダメージを与えてロドリゲスを失速させないと、と思っていると……。


3Rにロドリゲスの猛攻で明確にグラつくエストラーダ。
ただ、ここは持ち前の粘りを発揮して立ち直しを図る。
 
そして迎えた4R。
若干押され気味の中、終盤に左アッパーをもらったエストラーダがダウンを喫する。
カウント10以内に立ち上がるものの、前のラウンドからのダメージがはっきりと見て取れる。
 
僕もあの瞬間は「うーわ、アカン!!」と叫んだことをお伝えする。
 
シャクール・スティーブンソンvsアルテム・ハルチュニャン、オシャキー・フォスターvsロブソン・コンセイサンのTOPRANK興行。フォスターvsコンセイサンはいい対戦だね
 

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4Rのダウンで大勢が決した。ロドリゲスは一段レベルアップしたかもしれませんね

この試合は4Rのダウンで大勢が決した気がする。
 
3、4Rに明確なダメージを負ったエストラーダに序盤のキレはない。
ロドリゲスの機動力、連打についていけずにそのつど打ち負ける。
 
で、だんだんと手が出なくなる→どこかで決壊する流れ。
要するにクアドラスやシーサケットと似たパティーンである。
 
6Rの悶絶KOはむしろエストラーダの粘り強さが招いた印象。
ひたすらガードを固めるだけならもう少し延命できたと思うのだが。
 
 
マジな話、ジェシー・ロドリゲスは一段レベルアップしているかもしれない。
 
アウトボクシングに徹したクリスチャン・ロドリゲスに大差判定で勝利し、直近のサニー・エドワーズ戦では相手の土俵でもあるスピード勝負で競り勝った。
 
ジェシー・ロドリゲスvsサニー・エドワーズおもしろかった。ロマチェンコvsラッセルJr.を思い出した。自分の得意分野で完敗したエドワーズはプライドがズタボロじゃない?
 
対策が進んだ中で決して相性がいいとは言えない相手に連勝した。
これで一皮剥けたというか。
 
今回のエストラーダは逆にやりやすかったまである。
 

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エストラーダはもう少しアクティブに活動してれば…。でも条件のいい試合はあの4人しかなかった

しかし、改めてエストラーダはもったいない。
 
ピンチを切り抜けてから徐々にペースを引き寄せる粘り、ここぞの勝負強さは相変わらずだったし、いきなりの右で奪った6Rのダウンはやはりすごい。
クアドラス戦でもそうだったが、相手が隙を見せた瞬間にスパッと打ち抜く1発はこの選手の持ち味だと思う。
 
 
今回もジェシー・ロドリゲスがすごすぎただけで決してダメだったわけではない。
もう少しアクティブに(相手を選びすぎずに)リングに上がっていればよりキャリアに箔がついたと思うのだが。
 
井岡一翔vsフェルナンド・マルティネス大晦日に再戦? やるなら応援するけど…。復帰後の井岡の試合で好きなのはあの試合。実は田中恒成より強敵だったんじゃ?
 
SuperFlyまでの扱いの低さ、そこからの反動で自分を高く売ることに注力しすぎた分、クアドラス、シーサケット、ロマゴンの4人でグルグル回していた印象が先行するのは非常に残念である。


まあでも、現実的に金になる相手が彼らしかいなかった(お互いに)ことも確かだが。
 
井岡一翔はいまいち知名度がない、井上尚弥は階級が合わない。
結局条件のいい試合を選ぶと上記4人にいきつくわけで。
 
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