ジャロン・エニスがウイスマ・リマを1RTKO。階級アップでスピードに力強さが上乗せされたエニス。これは一段スケールアップしたかも? でも、ビッグマッチは当分なさそうですよね…【結果・感想】

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2025年10月11日(日本時間12日)に米・ペンシルベニア州で開催されたマッチルーム興行。メインイベントのWBA世界スーパーウェルター級暫定王座決定戦で前IBF世界ウェルター級王者ジャロン・エニスと同8位ウイスマ・リマが対戦、1R1分58秒TKOでエニスが勝利し暫定王座戴冠に成功している。
“ブーツ”エニス本領発揮 リマを初回TKO、S・ウェルター級初陣飾るhttps://t.co/dUDO8WDo9o pic.twitter.com/pGHsmY1iTQ
— ボクシングビート (@beat_macc) October 12, 2025
テレンス・クロフォードのS・ミドル級進出によって暫定王者アバス・バラウが正規王者に昇格、新たに暫定王座戦として組まれたこの試合。
少し時間が経ってしまったが、階級アップ初戦で戴冠を果たしたジャロン・エニスについて感想を言っていく。
あっという間に終わりやがった。どうもYouTubeの再生時間が短いなと思ったんだよ笑
まず僕は例によってリアルタイム視聴できずに後日下記のYouTubeで視聴している。
ジャロン・エニスはテレンス・クロフォードが去ったあとの最注目選手という位置付け(僕の中では)で、階級アップ即タイトルマッチ(暫定)でどんなパフォーマンスを見せるかと思っていたら……。
あっという間に終わりやがった笑
いや、めちゃくちゃあっという間に終わったじゃねえか。
様子見もクソもない、アッパー気味の右を効かせてから一気に決めてしまった。
「ん? ん?」などと唸っているうちにレフェリーが試合を止めるという笑
おおう、マジか。
どうもYouTubeの再生時間が短いなとは思ってたんだよ笑
それでもさすがに1Rで終わるとは思わないだろ(思うだろ)。
ジャロン・エニスvsスタニオニスは相性が悪すぎたな。エニスのディフェンスは盤石ではないけど効いた素振りがまったくない。佐々木尽はこんなヤツにどうやって勝つんだ?
能力差でぶっちぎったエニス。1発1発に運動能力の高さを感じさせるよね
感想としては、ジャロン・エニスが能力差でぶっちぎったなと。
開始直後からリマは上体を振りながら中に入るタイミングを探す。
ガードを上げて近づきつつ、時おりバックステップを入れながら右リードを伸ばす。
一方のエニスはいつも通りジャブで距離を測りながらリングを広く使って距離を取る。
遠い位置からの右、左ボディストレート。
1発1発に運動能力の高さを感じさせる。
リマが入ってきたところにショートのアッパーをカウンターで合わせる。
正面に立てば真ん中から右ボディを通す。
で、リマが離れると同時に右を顔面に。
この右が当たりやすいと感じたか、ラウンド中盤からサウスポーにスイッチするエニス。
リマの左に合わせて再びカウンターのアッパーを打ち込む!!
この一発でリマの腰がガクッと落ちる。
それを見たエニスはすぐさまペースアップし、散弾銃のような連打でダウンを奪う!!
すぐに立ち上がったリマだが足取りが明らかにおかしい。
虚ろな表情でレフェリーの問いかけにうなずくが……。
井岡一翔vsノニト・ドネア? マニー・パッキャオvsローランド・ロメロ? いいじゃんどっちもやれよ。井岡vsドネアが大晦日に日本で実現したら最高だろ。批判的な意見なんか関係ない、僕が観たいんだよ笑
階級アップで一段スケールが上がった印象。クロフォードがいないのが残念ですね
最初のダウンで実質勝負ありとなったわけだが、ジャロン・エニスはやっぱりすげえっすね。
階級アップで動きがよくなったというか、従来のスピードに力強さが上乗せされた感じ。
ウェルター級では減量が厳しかったという話なのでこのタイミングでの階級アップはよかったのではないか(クロフォードがいないこと以外は)。
もともとスピード、運動能力はずば抜けていたが、そこにパワフルさが加わったことで一段スケールアップしている。
1Rで終わってしまったので何とも言えないが、これは王者クラスでないと相手にならないような……。
改めてテレンス・クロフォードとの頂上決戦が実現していれば。
と言いつつ、クロフォードは年齢的にもボーナスステージに入った感がある。
下からの突き上げに付き合うよりも複数階級制覇、ビッグマネーを優先するのは仕方ないのだろうと。
クロフォードよ、お前がNo.1だ(約2年ぶり3回目)。カネロを全局面で上回っての完勝。接近戦で歯が立たないカネロに驚いた。ここまでやられたのはメイウェザー以来じゃない? クロフォードのフィジカルどうなってんの笑
各国を渡り歩いてチャンスを掴んだウイスマ・リマ。ちゃんと強かったけど相手が悪すぎた
敗れたウイスマ・リマだが、この選手はキャリアを振り返るといろいろな国でリングに上がっている(スペイン、ポルトガル、イングランド、ドイツ、南アフリカ)。
今回が初の北米進出とのことで、各国を回りながらコツコツと勝利を積み重ねて得たチャンスだったと想像する。
で、その相手が34戦無敗のジャロン・エニスという。
実際リマは弱い選手ではなかったと思う。
ジャブの鋭さ、ガードの硬さ、エニスのスピードについていく機動力。
WBA8位というランキング通りの実力者だったのではないか。
単に相手が悪すぎたというだけで。
なお唯一の敗戦は2023年6月のアーロン・マッケナ戦とのこと。
このマッケナは2024年7月に大阪の大和アリーナで試合をしていて「え? 何で?」と思ったら……。
ああ、そうか。
あの伝説()のプライズファイター(マッチルーム主催)に出場しとったんか!!
過去の試合を観る限りこちらもぼちぼちいい選手っぽい。
この選手に判定負けのウイスマ・リマも実力者の1人と言えそうである。
ジャロン・エニスvsダビド・アバネシャン。あえて相手の土俵、接近戦で打ち勝ったエニス。クロフォードへのアピールもあったんだろうな
エニスのビッグマッチは当分なさそう? 年明けのセバスチャン・フンドラvsキース・サーマン戦は楽しみですね
ジャロン・エニスの今後だが、残念ながらしばらくビッグマッチはなさそう。
正規王者アバス・バラウはWBO王者ザンダー・ザヤスと統一戦の交渉中だとか。
この試合の勝者に挑戦できればいいが、そう簡単にいくかは謎。
正直、今回の動きを観る限りアバス・バラウにもザンダー・ザヤスにも勝ってしまいそうだが。
なおIBF王者バフラム・ムルタザリエフは年末にジョシュ・ケリーと、WBC王者セバスチャン・フンドラは年明けにキース・サーマンとの対戦を控えている。
長身のセバスチャン・フンドラにジャロン・エニスがどう対抗するかはめちゃくちゃ興味があるが、それもまた先の話になりそうである。
てか、もしかしたらキース・サーマンのフンドラ対策がエニスにとって参考になるかもしれませんね。
そんな感じで、とりあえず2026年1月のセバスチャン・フンドラvsキース・サーマン戦に注目しておく。
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