「コンフィデンスマンJP ロマンス編」感想。長澤まさみがキッツい。上手いか下手かは知らんが、とにかくキッツい。感情の起伏の激しい役がキッツい
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映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」を観た。
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「コンフィデンスマンJP ロマンス編」(2019年)
百戦錬磨のコンフィデンスマン(信用詐欺師)・ダー子は大きなターゲットが見つからない毎日に退屈していた。
地道に小さな獲物を狙うようにとちょび髭に諭されるものの、その言葉に耳を貸す気はない。
何気なくテレビをつけると、そこに映っていたのは香港マフィアの女帝ラン・リウ。
彼女は“氷姫”の異名を持ち、かつての夫にすら心を開かない冷酷な女性。そして、彼女が所有すると言われる伝説のパープルダイヤは数百億円の価値があるという。
久しぶりの大物に色めき立つダー子。
次なるターゲットをラン・リウに定めたダー子は、相棒であるボクちゃん、リチャード、五十嵐たちを集めて香港へ向かうのだった。
香港でラン・リウとの接触に成功したダー子一向は、さまざまな罠を仕掛けてラウ・リンを陥れようと画策する。だが、彼女は一向に食いつく気配がない。
そんなある日、手詰まりで困り果てるダー子の前に天才詐欺師ジェシーが現れる。ジェシーはかつてダー子が愛した相手で、ダー子と同じくラン・リウに取り入ろうとしていたのである。
元恋人との突然の再開にダー子は激しく心を乱されてしまう。
その様子に危険な匂いを感じ取ったボクちゃんは、何とかジェシーを諦めるように説得を試みるのだが……。
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「コンフィデンスマンJP」をたまたまWOWOWで観たぞ。全然知らなかったけど。ビビアン・スーに会いに新作を観に行くぞ
長澤まさみ主演の映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」。
もともとは2018年4月~6月までフジテレビ系「月9」で放送されたドラマで、スペシャルを挟んで映画化された作品である。
とはいえ、例によって僕はこれまでこの作品を観たことはない。それどころか存在すら知らなかったほどで、たまたまWOWOWにチャンネルを合わせたら出くわしたといういつものパティーンである。
また、2020年5月には第二弾として映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」が公開されるとのこと。
しかも今回はビビアン・スーが出演するという。
これを聞き、僕の心はあっという間に映画館での鑑賞に傾いている。
いやだって。
ビビアン・スー(44)、クッソ綺麗ですからね。久しぶりに日本の映画に出るってんなら、そらテンション上がりますよw
ついでに言うと、その頃には東出昌大兄さんへの憎悪も多少は収まってるんじゃないですかね?
知らんけど。
映画「BLUE」感想。後楽園ホールの試合シーンがリアル過ぎて最高に不愉快。あと、やっぱり俳優のスキャンダルってマイナスだよな
わかりやすいストーリーとクセの強い配役、無駄に豪華な出演陣。気楽に観る作品としてはよかった
いっさいの予備知識ゼロで観た「コンフィデンスマンJP ロマンス編」だが、率直な感想としては「まあまあ」。
とりあえず、全体的な出来はかなりよかったと思う。
ストーリーも「チームプレーで追い詰める」→「仲間が裏切る」→「一発大逆転」という王道の流れ。
申し上げた通り僕はドラマ版すら知らない超初心者だが、「あ、これは最後に大逆転するヤツ」というのは途中で気づくことができた。
モナコがジェシー側のスパイであること、ラウ・リンがフェイクであること。そして赤星栄介が絶叫するラストまで。未視聴の人間でもだいたいの結末が読めるくらいわかりやすい構成なのだが、このとっつきやすさこそが本作の持ち味と言えるのではないか。
また、ボクちゃん役の東出昌大、リチャード役の小日向文世、五十嵐役の小手伸也といった主要メンバーの適度な軽さもいい。
特に胡散臭いおっさん役をやらせたら右に出る者がいない小手伸也はハマり役。序盤から小物感満載の五十嵐は個人的に作中No.1のお気に入りキャラである(いつも通りの小手伸也ではあるが)。
その他、前田敦子や佐津川愛美、岡田義徳、山口紗弥加、西村雅彦、小栗旬らがチョイ役で出演していたり。生瀬勝久や和田聰宏などに至っては、名前を見てもどこにいたかがわからないほどの扱いの小ささ。
無駄に豪華な出演陣を揃えたことを含め、相当気合いを入れて作られた作品なのは一目瞭然である。
まあ、さすがに東出昌大兄さんが「人の心だけは踏みにじったらいけない」とおっしゃったシーンはいろいろとタイムリー過ぎて笑ってしまったがww
「映画「アイアムアヒーロー」の進撃の巨人感w 説明不足が却ってミステリアスな恐怖を生む」
長澤まさみが唯一最大の欠点かなぁ…。感情の起伏が激しい役どころだと一気にボロが出る
ストーリーのわかりやすさ、各キャラクターの軽妙さが魅力の「コンフィデンスマンJP ロマンス編」。
だが、その中で唯一最大の欠点が、主人公ダー子役の長澤まさみ。
この人はもともと「演技が下手」と言われることが多く、非常に評価の難しい女優である。
「いつまで経っても上手くならない」
「脚本はいいのに長澤まさみが残念」
出演作品に特別詳しいわけではないが、そんな僕でもこの人に対する辛辣な評価は何度も目にしている。
その反面、「上手い」とおっしゃる方もいたりと、どうにも“評価が定まらない人”という印象が強い。
とはいえ、演技の上手い下手に関しては正直よくわからない。
誰の意見が正しいのか。あれこれと賞を取っているのは実力なのか、それとも見えない力が働いた結果なのか。僕のようなパンピーには理解が及ばない部分である。
何となくだが、役どころによって視聴者に与える印象が大きく変わるタイプなのかもしれない。
感情の起伏が激しい役やコメディタッチのオーバーな演技の際に思いっきりボロが出るイメージ。具体的には「銀魂」の志村妙や今回のダー子がそれに当たる。
逆に感情を押し殺した役柄だとそこまでヤバいことにはならない。「アイアムアヒーロー」の小田つぐみ役は普通によかったし、前回申し上げた通り「キングダム」の楊端和役は僕の中では長澤まさみ史上最強と断言できる。
「映画「キングダム」感想。山崎賢人が超カッコいいw 長澤まさみの背筋ピーンと大沢たかおのキャラ」
あとはまあ、出演者が多いとヤバさが中和されるというのもあるかな?
未視聴だが、木村拓哉とのW主演となった「マスカレードホテル」はそういう意味ではぼちぼちよかったんじゃないの? などと勝手に思っている。
長澤まさみが昔から苦手。どうも直視できないというか、首筋がぞわぞわする
表題の通りなのだが、僕は昔から長澤まさみが苦手である。
この人の出ている作品を直視できないというか、観ているだけで首筋がぞわぞわするというか。
上述の「感情の起伏の激しい役どころ」「コメディタッチのオーバーな演技」バージョンの長澤まさみを観ると、どうにもこうにも「んがぁ!!」となって目を背けてしまう。
そして、今回のダー子はその傾向がかなり強い。
冒頭のアイマスク+変顔から始まり、テレビでラウ・リンの存在を知ってほくそ笑む表情、ボクちゃんやリチャードに抱き着くシーンなど。しぐさやセリフ回しがいちいちクサくて胸焼けが止まらない。
中盤からはシリアスモードに突入してオーバーな演技は影を潜めるのだが、冒頭の不快感をかき消すほどではない。それどころか、ラストの大逆転が見え隠れする分、いずれ訪れるであろうはっちゃけタイムに先走りでうんざりするという。
正直に申し上げて、この人のオーバーな演技は僕にとってはストレスでしかない。
上手いか下手かはどうでもいい。顔面偏差値の高さでカバーしてはいるが、残念ながら持って生まれたポテンシャルではとうてい追いつかないほどの不快感。それほど僕はこの人が苦手である。
子どもの頃に親と一緒に観ると気まずくなる番組ってあったじゃないですか。アレと似た感覚なんですよね長澤まさみって。
いや~……。
繰り返しになるが、「キングダム」の楊端和はマジで最高だったんです。
はっきり言って、ここまで(僕の中で)演技に幅のない女優というのも珍しい。
同年代のコメディエンヌとしては綾瀬はるかや新垣結衣には遠く及ばないし、もっと言うとこの年代最強(僕が決めた)の木南晴夏パイセンとはあまりにもモノが違う。
ストーリーや配役等、作品自体はかなりよかったのだが、残念ながら主人公長澤まさみのおかげで「まあまあ」の評価に落ち着いてしまっている。
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でも、世の中ではダー子はハマり役と評価されてるんですよね……。
我ながら世間一般とのズレが激しくて凹みます……。
ちなみにだが、ジェシー役の三浦春馬が(僕には)まったく印象に残らなかったのだが、これはいったいどういうことか。
ラウ・リンを口説き倒し、赤星栄介に取り入り、主人公ダー子を騙す超一流イケメン恋愛詐欺師。余裕綽々の中盤からネタバレ以降の小物感に至るまで、おいしい要素がフルコースで揃っていたのに。なぜかほとんど印象に残らない。
三浦春馬自身の存在感が薄いのか、周りの面々が濃過ぎたのかは不明だが、あれだけおいしい役どころで爪跡を残せないのはさすがに厳しいと言わざるを得ない。
申し訳ないことに、ラストの江口洋介の高笑いによって存在自体がかき消されてしまったことを報告させていただく。
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