田中恒成vsプメレレ・カフ、中谷潤人vsペッチ・ソー・チットパッタナ。カフはこの日のMVP。ペッチもよかったけど…。中谷はバンタム級卒業でもよくない?【2024.10.14現地観戦感想】

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2024年10月14日に東京・有明アリーナで開催された「Prime Video Boxing 10」2日目。セミファイナルの那須川天心vsジェルウィン・アシロ戦を目当てに現地観戦してきたわけだが。
那須川天心vsジェルウィン・アシロ。アシロが強かった&遠間からすっ飛んでくる剛腕との相性もよくない? 天心の調子も悪かったかもね
今回はそれ以外、
・田中恒成vsプメレレ・カフ
・中谷潤人vsペッチ・ソー・チットパッタナ
の2試合についてである。
全編視聴は下記↓
なお第2試合のWBO世界フライ級タイトルマッチ、アンソニー・オラスクアガvsジョナサン・ゴンサレス戦はまさかの負傷無効試合に。
楽しみにしていた試合なので「うわぁ……」となったことをお伝えする。
またあまりの幸先の悪さに前日とは真逆の“ハズレ”の日になるかも? という不安も……。
堤聖也が井上拓真に勝利!! 「足を入れ替えるだけがスイッチじゃない」みたいなファイト。あの位置、タイミングで飛んでくるの? ってパンチが山ほどあった【
×田中恒成vsプメレレ・カフ○(判定2-1 ※113-114、114-113、114-113)
まずは第3試合のWBO世界S・フライ級タイトルマッチ。王者田中恒成vs同級5位プメレレ・カフ戦についてである。
表題の通り結果はカフの僅差判定勝利。
僕の何となくの勝敗予想は田中だったのだが、それを覆すカフのがんばりに驚いた&一気にカフのファンになった笑
すまん田中恒成。
僕は完全にカフのファンになった。またAmazonイベントに出場しろよ。
オラスクアガに続くジャパニーズドリーム野郎になれ。ホントに最高だった。
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) October 14, 2024
下記の展望記事で「プメレレ・カフはいい選手だけど田中には及ばないのでは?」と申し上げている。
タナンチャイ・チャルンパックが嫌いじゃないのとオラスクアガvsジョナサン・ゴンサレスが楽しみ。ユーリ阿久井、拳四朗、中谷潤人、田中恒成Amazon中継
リーチが長く前後左右に動く足もある。アウトボクサータイプで実力も高いが、田中とは基礎能力に差がありそう。
特に中に入られるとタジタジになるシーンが目に付く。
これだと田中の出入りと連打についていくのは難しいのではないか。
ただ、田中に関しては正直よくわからない。
前回のクリスチャン・バカセグア戦でのディフェンス重視のファイトは確かに安心感があったが、カフ相手にはむしろ従来の爆発力で勝負した方がよさそう。
本人は仕上がりに自信を持っているようだが、果たして……。
だいたいこんな感じである。
プメレレ・カフがすごかった。接近戦でタジタジ→何度も持ち直す。僕の中ではこの日のMVP
いや、すごかったですねプメレレ・カフ。
「東洋王者よりも少し上、世界王者レベルからはやや落ちるくらい」などとほざいたことを全力で謝罪したい笑
接近戦でタジタジになるのは過去の映像通り。
エンジンを吹かした田中のボディ攻撃に苦しめられ、このまま押し切られるか? というところまで疲弊するのだが、そこから落ちない。
落ちそうで落ちない。
それどころか連打の合間に得意の右を合わせてそのつど田中の勢いを止めてみせる。
ペース配分としては「ラウンド序盤~中盤をがんばる→終盤は攻められながらもどうにか粘る」の繰り返し。
ジャッジにいい印象を与えるために終了間際にがんばるのが定番だと思うが、カフの場合は逆。元気な時間帯にできるだけリードを奪ってそのまま逃げ切るやり方を徹底していた。
しかもアレだ。
いっぱいいっぱいなはずの接近戦で田中を押し返していたのが……。
連打でねじ伏せようとした田中が近距離に留まれずに逆に後退させらされる。終盤などは田中の勢いが露骨に弱まっていたのはマジで驚きである。
正直、プメレレ・カフはもっと淡白な選手だと思っていたこともあってピンチの局面でのメンタルの強さに感動してしまった。
僕もラウンドが進むごとにいつの間にかカフ応援に回っていたことを報告する。
マジでよかったぞプメレレ・カフ。
僕の中では文句なしにこの日のMVP。異論は認めない。
またすぐ日本に来いよ。
で、アンソニー・オラスクアガに続くAmazon中継イベントにおける海外選手の成功例になれ。
田中恒成vsクリスチャン・バカセグア。1Rで「田中が勝ちそう」ってなった。でもバカセグアの粘りもよかった。田中vsフェルナンド・マルティネスは実現してほしい
○中谷潤人vsペッチ・ソー・チットパッタナ×(6R2分59秒TKO)
お次はメインイベントのWBC世界バンタム級タイトルマッチ。王者中谷潤人がペッチ・ソー・チットパッタナと対戦、6RTKOで勝利した試合である。
バンタム級に階級を上げて以降、ドン引きする強さを発揮している中谷潤人。
中谷潤人vsビンセント・アストロラビオ。今回も中谷がやヴぁいw アストロラビオもいい動きしてたのに。今すぐ階級アップして井上尚弥戦目指すのもアリ?
今回は同じ長身サウスポーのペッチ・ソー・チットパッタナとの対戦である。
しかもペッチは以前井上拓真とも対戦しており、その際もなかなかいい動きをしていた。なので、この試合にも(ちょっとだけ)期待感があった。
・サウスポー同士
・ペッチは接近戦が得意
・打たれ強さもある
長身サウスポー同士の対戦ということで恐らく中谷も過去2戦ほどやりやすくはない。
またペッチの接近戦&打たれ強さはもしかしたら中谷をモタつかせる要素になるかもしれない。
正直中谷が陥落することはないと思うが、多少苦戦する可能性はある(かも?)。
ということで、勝敗予想は希望込みで中谷潤人の判定勝利とさせていただいた。
ちなみに今回も入場時の表情を観て「体調よさそうだなオイ」と思ったことをお伝えする。
てか、ペッチはずーっと陽キャでしたね。
見るからに性格もよさそうだし。
人柄などはまったく知らないが、仕草や立ち振る舞いだけで勝手に好感度が上がっていった笑
ペッチは思った通りのいい選手だった。中盤に「あれ? 中谷効いたか?」というシーンすらも
実際の試合だが、思った通り(思った以上に)ペッチはがんばったと思う。
接近戦での強さはもちろん、遠い位置でも。
ジャブの長さ、懐の深さはほぼ互角。
長身ながらも低い構えで頭もよく動く。
似ているとまでは言わないが、広いスタンスで動き回る中谷との共通点が多かった。
1発1発の精度や機動力で一歩ずつ上を行かれたものの、中谷の過去2試合(アレハンドロ・サンティアゴ、ビンセント・アストロラビオ)に比べればはるかにいい。
それこそ4Rあたりに「あれ? 中谷ちょっと効いたんじゃない?」というシーンすらも。
本人は試合後のインタビューで「前半はディフェンシブにいく作戦だった」とコメントしていたが、いや、ホントか?
明らかに打ち合いを嫌がって後退する時間帯があったと思うが。
この人は案外負けず嫌いな性格なので、言葉通りに受け取るのも考えものだったりする笑
中谷潤人vsダビド・クエジャル。クエジャルもペッチと同じサイズで劣らない選手。相性はよくなさそうだけど少しだけ期待感も…
しかし、Day2に出場した海外選手は全員強かったですよね。
プメレレ・カフ、ペッチ・ソー・チットパッタナ、ジェルウィン・アシロ。
それぞれ違う特徴を持った3人でめちゃくちゃ見応えがあった。
結局「中谷ヤバい」で終わった。ああいう荒っぽいファイトもできるんだな。もうバンタム級卒業でよくね?
上述の通りペッチはがんばったが、最終的には「中谷ヤバい」に着地する。
特に今回は強引さ、豪快さが目立つ勝ち方だった。
ペッチがわずかに怯んだ瞬間に上から押し潰すようなラッシュで無理やり膝をつかせる。
また勝負を決めた2度目のダウンはぶん回しの左で薙ぎ払ったというか。腕力で無理やり吹っ飛ばした印象である。
勝負どころでのペースアップはもちろん、ああいう荒々しいファイトもできるのがヤヴァい。荒々しいくせに1発1発の精度が高いのがもっとヤヴァい。
西田凌佑vsアンチャイ・ドンスア。U-NEXTボクシング始動だって。西田が帝拳プロモーションと絡むのはいいよね。中谷潤人vs西田実現ある?
西田凌佑vsアンチャイ・ドンスア。序盤はおっかなびっくり。でもボディのタイミングを掴んでからはよかった。勝負どころでの力強さは武居由樹や那須川天心にはないもの
さらに最近は見た目も精悍になってきて、数年前の草食系ヒョロガリ男子からの脱却が著しい笑
この辺は“地位が人を作る”の典型かもしれない。
てか、中谷はこの試合でバンタム級卒業でもいいのではないか。
統一戦が見込まれていた井上拓真も負けたし、すでに証明するものが見当たらないのだが。
「今すぐ返上→S・バンタム級で調整試合→2025年秋に井上尚弥に挑戦」の流れが一番スムーズに思える。
井上尚弥が2025年にフェザー級進出? 中谷潤人戦は間に合わないかね。中谷の階級アップが統一戦のあとならギリギリぶっつけ本番しかないけど
なお今回のペッチを踏まえて「西田凌佑ならどう戦うんだろう」という興味がわいたが、別に無理してやる必要はないと思っている。
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