やっべえw 巨人ムンギアがアリを爆撃。ムンギアなんだコイツ。プロレスラーみたいだな。は? これでもハードの方がデカいの?【結果・感想】

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2018年5月12日(日本時間13日)、米・ニューヨークで行われたWBO世界S・ウェルター級タイトルマッチ。
同級王者サダム・アリとランキング4位のハイメ・ムンギアが対戦し、ムンギアが4R1分2秒TKOで勝利。初の戴冠を果たした試合である。
 
 
いつも通り距離をとって軽快に動くアリに対し、開始直後から前に出て圧力をかけるムンギア。
1Rの序盤に左フックでダウンを奪うなど、いきなり主導権を握る。
 
その後もアリの渾身の連打をものともせず、打ち終わりに強打を返して王者を何度もマットに這わせる。
 
そして4R。
ここまで3度のダウンを喫し、すでにボロボロのアリ。だが、力を振り絞って全力のカウンターを打ち込んでいく。
対するムンギアはアリの反撃をものともせずに前進し、最後は左フックをヒット。
アリがこの日4度目のダウンを喫したところで、レフェリーが試合をストップする。
 
2017年12月にミゲール・コットに勝利し念願の戴冠を果たしたアリだったが、圧倒的体格差を埋められずにわずか1試合での王座陥落となった。
 
「サダム・アリがコットに勝利!! よっしゃあぁぁボケェエ…! 終わる気満々のヤツに負けんなって思ったけど、ホントにヨカタw」
 

ムンギア何ですかこれww プロレスラーみたいじゃないっすか。リング上で向かい合った両者の縮尺がおかしい

つか、何ぞこれww
ムンギアさん、デカ過ぎませんかね?
 
開始直後にアリが奥、ムンギアが手前のカットが映し出されたのだが、完全に縮尺がおかしい。
大人と子どもというか、何じゃこりゃ? と。
 
「ムンギアvsリアム・スミス感想。巨神兵ムンギアがスミスのガードをぶっ壊し。スミスもよかったけどねじ伏せられた」
 
よく目を凝らしてみても、やっぱりおかしい。あまりにもムンギアがデカ過ぎるし、相対的にアリが小さ過ぎる。
普通に2、3階級くらいは差があるんじゃないの?
 
何となく、WWEのリングでビッグ・ショーと向き合ったメイウェザーを思い出したのだが、どうだろうか。


うん。
こりゃアカンですね。
 
「ムンギアvsホーガン感想。ホーガン大健闘! まさかの展開にビックリした。苦戦と聞いたのでてっきりインファイトかと…」
 

試合はサダム・アリvsジェシー・バルガス戦の進化版かな。アリの連打に耐えて、近場でフルスイング一閃

実際の試合内容としては、2016年3月のサダム・アリvsジェシー・バルガス戦に近かった気がする。
 
左ボディとフックでアリの進行方向を限定。アリのステップを左回りのみに抑え込み、体格差を活かして距離を詰める。
至近距離でアリの得意なカウンターや連打に耐え、打ち終わりを狙ってフルスイング。
 
スピーディな動きが持ち味のアリだが、連打型のために危険地帯にとどまる時間は比較的長い。
至近距離で相手を怯ませられればいいが、バルガス戦ではそれができずに打ち終わりの無防備な瞬間を狙われてしまった。
 
そして、今回のムンギアがやっていたのも基本的には同じ。
試合を観なおすと、実はアリのカウンターがいいタイミングで何発かヒットしていることに気づく。
だが、ムンギアは被弾を気にするそぶりも見せず、何食わぬ顔で前進して左を振るう。
 
これはアリにとっては地獄に近い。
どれだけフルスイングしてもビクともせず、無遠慮に距離を詰められる。全力のパンチが当たっても効果なし。
ロープを背負わされ、身体の大きな相手に気持ちよく腕を振られる状況はどう考えてもキツい。
 
バルガス戦は9RでのTKO負けだったが、今回は4R。
あの試合に比べてもフィジカルが違い過ぎたというか、とにかく悲惨としか言いようがない試合だった。
 
「コットvs亀海感想。あ~、亀海これでいっちゃったか。もう少しやりようがあったような気が…」
 
てか、メインストリームが化け物ぞろいの中、やっとの思いで隙間のWBOを戴冠したというのに。初防衛戦で化け物がきちゃいました(⌒・⌒)ゞイヤァ というね。
リアム・スミスの離脱によって興味を失っていたが、マジでこの階級は油断できないww
 
しかも、残念ながらこれで亀海のチャンスも遠のいた感じか?
負傷欠場以来、ちっとも話を聞かないが。
 

体格的なアドバンテージはデカいよね。ジェシー・バルガスもできればハイメ・ムンギアになりたかったんだろ?

あまりの衝撃的な結末にハイメ・ムンギアの過去の試合を漁ったのだが、なるほど、確かにジェシー・バルガスの上位互換っぽい。
 
というより、ジェシー・バルガスもフィジカルに余裕があればこれをやりたいんだろうなと思う。
 
とりあえず、僕が観たムンギアの試合ではサダム・アリのようなタイプは見当たらなかった。
どちらかと言えば中間距離~至近距離で打ち合う選手が多く、どの選手も身体を寄せてムンギアのリーチを抑え込もうとしていた(気がする)。
 
自ら前に出てスペースを潰し、ムンギアにフルスイングをさせない。
被弾覚悟で近場での打ち合いを仕掛け、耐久力勝負に持ち込む。
 
そして、序盤の数ラウンドで力尽きてKO負けを喫する。
やろうとしていることはわかるが、結局圧力を抑え込めずに押し潰されるパターン。
 
「ハイメ・ムンギアに勝つ方法を誰か教えてください。井上岳志が米国で挑戦。世界王者は化け物だらけ? そんなの当たり前ですよ」
 
ムンギアは2016年からサダム・アリ戦まで計17戦(!!)しているのだが、そのほとんどを序盤KOで終わらせている。唯一判定まで粘られた相手も再戦で3RKOに沈めているし、やはりこの階級ではフィジカルが突出しているということか。
 
そのムンギアにとって、腕が伸びる間合いで勝負できるサダム・アリはいいカモだったのかもしれない。耐久力に差があるおかげでジェシー・バルガスほどガードを意識する必要もないし。
 
毎度似たようなことを申し上げているが、身体のデカさ、フィジカル上位はそれだけで絶対的な優位性を発揮する。
何をするにも余裕ができるし、相手の作戦を根こそぎひっくり返すだけの馬力も生まれる。
 
まあ、今回に関しては「どうやって体重を合わせたの?」と問いたくなるほどの体格差だったが。
 

え? それでもジャレット・ハードの方がデカいの? どうなってんだよコイツら。さっさとWBSS開催しろや

などと思っていたら、実はジャレット・ハードの方がムンギアよりもサイズが大きいという。僕はこの事実に大いに戦慄しているww
 
WBO王者ハイメ・ムンギア:身長183cm
WBA、IBF王者ジャレット・ハード:身長185cm
WBC王者ジャーメル・チャーロ:身長180cm
 
おいおい、どうなってんだよこの階級ww
ウェルター級とS・ウェルター級の壁が厚過ぎやしませんかね。
 
マジな話、先日S・ウェルター級に進出したケル・ブルックでも彼ら相手にはキツそうだし、ウェルター級ではウェイトがカツカツなエロール・スペンスJr.も今のスタイルのままいけるとは思えない。
 
しかも、29戦のキャリアがありながらもムンギアはまだ21歳。
これから身体も大きくなるだろうし、ハードやチャーロを今回のサダム・アリのようにプレスでねじ伏せちゃったりするのか。
 
「タイソン・フューリーが神である理由。セファー・セフェリを4Rノーマス。2年半のブランク明けでロマチェンコ超え」
 
いや、さすがに本人がS・ウェルター級にとどまれなくなる方が先か。
 
要するに、S・ウェルター級でさっさとWBSS開催せぇやってことです。
 
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