井上尚弥vsドネア予想。ドネアはぶん回しの1発を当てるしかなさそうだけど…。開催地なんて日本以外ないのに何やってたんだろな【展望・予想】

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埼玉海イメージ
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WBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥とWBA世界同級スーパー王者ノニト・ドネアによるWBSSバンタム級決勝戦が、2019年11月7日にさいたまスーパーアリーナで行われることが公式サイトで発表された。


2019年5月にエマヌエル・ロドリゲスをKOで下し、決勝進出を決めた井上尚弥。対するドネアも同年4月のステフォン・ヤング戦をこちらもKOでクリア。
 
ともに勢いに乗る両者の顔合わせとなったWBSSバンタム級決勝戦。
開催地の候補としては米国、英国、中東、マカオなどが挙がっていたものの、なかなか正式決定には至らず。業を煮やしたドネア陣営がトーナメントからの離脱を示唆するなど、再び大会存続への不安も広がっていた。
 
だが8月に入ると日本開催の噂がちらほら出始め、ついに日本時間8月8日、さいたまスーパーアリーナでの開催が公式に発表された。
 
 
なお、さいたまスーパーアリーナでのボクシング興行は2010年12月の亀田興毅、亀田大毅によるW世界タイトルマッチ以来となる。
 
「信じる心が拳に宿る。ドネアが井上尚弥に敗れるも、12Rの大激闘。敗者なきリングに感動しました」
 

やっと決まったか決勝戦。日本以外での開催なんてあり得ないのに、何をグダグダやってたんだろな

ようやく正式決定したWBSSバンタム級決勝戦。
11月7日にさいたまスーパーアリーナ開催とのことで、恐らく今回も多くのボクシングファンが現地に集まるものと思われる。
 
僕は今回、あまり運営の動向を追っていなかったのだが、ちらほら聞こえてきた情報によると米国西海岸やスコットランド・グラスゴー、中東のサウジアラビア、中国・マカオなど、さまざまな地名が開催地候補として挙がっていたとのこと。
 
中には「サウジアラビア開催が濃厚!!」といった声も聞かれ、準決勝に続いて再びモンスターが海外上陸か? 的な空気も流れていた(気がする)。
 
「井上拓真vsウーバーリ。クッソ厳しそうな相手だけどがんばれ拓真。統一王座戦で初の兄弟W世界戦が実現」
 
そして、僕自身は割とガチで意味がわからなかった
表題の通りなのだが、WBSS決勝の開催地など日本以外にあり得ない。
 
一時期「大阪開催か?」「京セラドームでボクシング興行実現?」などの噂もあったようだが、少なくともサウジアラビアよりははるかにいい。現実的に考えれば当然だろという話である。
 
いや、だってそうでしょ。
せっかく日本人初のPFP No.1を狙えるような選手が親日家のレジェンドと対戦するのに。しかも、2008年のパッキャオvsデラホーヤ戦並みの世代交代マッチになる可能性すらあるのに。
わざわざ日本以外でやる理由なぞどこにもない。
 
ボクシング後進国の開拓?
第三国でボクシングファンを増やす?
モンスターの知名度向上のため?
 
いやいやいやいや。
そういうイキった戯言は運営がしっかりできてるヤツが使うセリフだから。
資金難やファイトマネー未払いの噂が立ったり、離脱云々で選手と揉めたりしてるヤツらが考えることじゃないから。
 
目の前に成功への一本道が見えてるのに、わざわざ迂回する必要はない。
 
アメリカ?
サウジアラビア?
 
これまで散々グダグダしといて、今さら変化球とかいらんから。
 
素直に置きにいけばええんやで?
もともとお前らに選択肢なんて存在せんのやで?
 
「井上尚弥w 理不尽な左と意味不明なタイミングでロドリゲスを片付ける。パワー勝負に切り替えた瞬間だったな」
 
マジな話、最初から日本開催で話を進めていれば、もっと早く公式発表できたのではないか。
首都圏開催ならさいたまスーパーアリーナのほかに横浜アリーナ、有明コロシアム、日本武道館あたりが候補になるのか?
 
恐らくWBSSの設備が使用できる会場は限られるはずで、それこそ普通にやっていれば9月開催も可能だったんじゃないの?
 
などなど。
相変わらずWBSSの運営は謎過ぎてアレだなぁと。
 
「テオフィモvsコミーはテオフィモにも勝機があると思う。ウダウダやってないでさっさと正式決定しれ。コミーvs中谷も観たかった」
 

勝敗予想は井上尚弥の5RKO。でも、僕はドネアの健闘に期待するぞ

では、ここから先は具体的な試合について。
まず勝敗予想だが、今回は井上尚弥の5RKOでいきたいと思う。
 
ここ最近の両者の試合をながめたところ、十中八九井上の勝ちは動かない。相当な事故がない限り、今の井上がドネアに負けることはないと予想する。
 
 
ただ、個人的にはドネアの健闘に期待したい。予想が思いっきり外れて終盤までもつれる展開になることを願っている。
 
いや、別に井上尚弥負けちまえとは思わないのだが、たまには苦戦も観たいよねってことで。前回のロドリゲス戦でも似たようなことを言った記憶があるがww
 
「ロドリゲスが井上尚弥に勝つ姿が想像つかないんだが。5月にグラスゴーで準決勝」
 

ドネアが井上に勝つにはKO一択ですよね。井上の剛腕に耐えながら前に出て左フックをぶち当てろ

とりあえず、今のドネアが井上に勝つにはKO一択。
 
得意の左フックをぶち当てるか、左を囮にして右をねじ込むか。いずれにしても狙うのは1発KOのみ。それも前半から中盤にかけて。
まともに正面から打ち合ってもドネアが勝つ可能性は極めて低いし、判定で逃げ切るのはもっと難しい。
どこかで得意のフックを当てる以外にドネアが勝つ方法はない気がする。
 
 
で、その左フックをどう当てるかだが、ドネアはとにかく近場で勝負した方がいい。恐らく井上に遠い位置での差し合いを挑んでもお話にならないので。
 
「知ってた定期。ドネアがヤングを左フックで粉砕KO。やっぱりスピード&パワーが大正義。1発の威力がすべてをチャラにする」
 
両者の過去の試合を観直したところ、ドネアの得意な距離は井上よりも若干近い。
遠い位置から踏み込んでKOパンチが打てる井上に対し、ドネアが強力なパンチを打つにはしっかりと足場を決める必要がある。
 
また、井上は離れた場所からでもハンマーのようなジャブを打てるが、ドネアのジャブには井上ほどの威力はない。
 
そして井上はボディ、ストレート、フックなど、すべてのパンチでダウンを奪うことが可能だが、ドネアのKOパンチは基本的にフック系のみ。得意の左フックのカウンターを当てるためには、ひたすら近い間合いで腕をぶん回すことが必須となる。
 
だが、申し上げたようにもともとドネアはジャブが少なく、間合いを詰めるための引き出しが少ない。
 
全盛期の頃は凄まじい身体能力を活かしたバックステップ→リターンですべてをチャラにしていたが、ここ最近はそうもいかない。1回戦のライアン・バーネット戦、2回戦のステフォン・ヤング戦と、細かい被弾に耐えながら強引に近づき至近距離で腕を振り回すスタイルで勝利をもぎ取っている。
 
要は、井上のハンマーのような左や遠い位置からのボディに耐えつつ、前に出られるかという話。
 
残念ながら今のドネアが井上にスピードで対抗するのは難しい。判定勝負になれば、井上の勝ちはほぼ動かない(と思う)。
 
その反面、フィジカル面でドネアが井上を上回る可能性は少しはある。それこそフェザー級でも通用したパワーを前面に出せば、かろうじて勝機が生まれるのではないか。
 
「ヘイニーがアブドゥラエフにギブアップ勝利で初戴冠。強ジャブとバックギアのコンボがメイウェザー二世の条件」
 

5年前よりも井上がデカい。ドネアはとにかく下がらないことかなぁ。5Rまでに勝負を決める勢いで


とはいえ、フィジカル面で確実に井上を凌駕できるかと言えば……。


井上が5年前と比べて明らかに大きくなっているのがね。ドネアにとってはキツいなと。
 
そう考えると、やはり井上のKO勝ちが濃厚か?
井上の凄まじい圧力をドネアが抑えきれず、徐々にダメージが蓄積。最後は左ボディで悶絶させられレフェリーが試合をストップ。みたいなパターンがもっとも確率が高い? のかな?
 
「ジョシュ・テイラーvsレジス・プログレイス訴訟で消滅? 実現すると思ってるんですけどね。英国開催一択なのに何やってんの」
 
だからアレだな。
ドネアは絶対に下がったらダメですよね。
 
多少の被弾は気にせず前に出続け、ダメージが溜まる前に何とか得意な位置まで近づき左をブンッ!!
 
5、6Rまでに勝負を決めるくらいの気合いでいけば、「まさか」が起きる可能性もあったりなかったり?
 
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