エキサイトマッチ総集編2108の感想&自分的に度肝を抜かれた試合ベスト3を発表していく。第1位は思い入れの強かったあの試合

NO IMAGE

ベストイメージ
「ボクシング記事一覧リンク集」へ戻る
 
2018年12月24日に放送されたWOWOWエキサイトマッチ総集編2018。毎年恒例のベストマッチ20~1位&ベストKO集をようやく観たので、その感想を。
 
まず、ベストマッチランキングのトップ10は以下。
といっても、実は番組中盤こっくりこっくりしながら観ていたので、8位~5位あたりの順位に自信がないww
 
◎エキサイトマッチ2018年総集編「ベストマッチランキング」
10位:〇井岡一翔vsマックウィリアムズ・アローヨ×
9位:〇エロール・スペンスJr.vsレイモント・ピーターソン×
8位:〇カラム・スミスvsジョージ・グローブス×
7位:〇ハイメ・ムンギアvsサダム・アリ×
6位:〇テレンス・クロフォードvsジェフ・ホーン×
5位:〇マニー・パッキャオvsルーカス・マティセ
4位:〇伊藤雅雪vsクリストファー・ディアス×
3位:△デオンティ・ワイルダーvsタイソン・フューリー△
2位:〇サウル・アルバレスvsゲンナジー・ゴロフキン×
1位:〇ワシル・ロマチェンコvsホルヘ・リナレス×
 
もし間違いがあったらすみません。後日確認して訂正しておきます。
 
パッと見の印象としては、やっぱりパッキャオ人気すげえなと。
 
「まだやるの?」「晩節を汚した」などと言われつつも、試合があれば結局みんな観る。
この辺はカネロとも共通する部分だと思うが、さすがの求心力、商品価値である。
 
解説の浜田剛史氏が言うには10代、20代、30代、40代での世界王者を達成したとか。
うん、ちょっと意味がわかりませんねw
以前、歌手の中島みゆきが全世代でチャート1位を達成したと聞いた覚えがあるが、それと似たようなイメージか。
 
てか、マティセ戦は文句なしでカッコよかったからな。
いずれはフィリピンの大統領になるのかな? とは思うが、仮にそうなれば「世界一強い大統領」。これまた失禁するほどカッコいいww
2019年のエイドリアン・ブローナー戦も楽しみやね。
 
 
そんな感じで、ここからは僕の自分的2018年ベスト3を発表していく。
 
「エキサイトマッチ総集編2019感想。どれも印象深かったけど、え? この試合が? ってのもあったかな」
 

自分的ベストマッチ第3位:〇エレイデル・アルバレスvsセルゲイ・コバレフ×

8月4日(日本時間5日)に米・ニュージャージー州で行われたWBO世界L・ヘビー級タイトルマッチ。
同級8位のエレイデル・アルバレスが王者セルゲイ・コバレフと対戦し、7R2分45秒TKOでアルバレスの勝利。3度のダウンを奪う快勝で初の戴冠を果たした一戦。
 
まずはコレ。
優位に試合を進めていた“クラッシャー”コバレフが中盤からガクッと失速し、「このまま引退か?」と思わせるほどの豪快なKO負けを喫した試合である。
エキサイトマッチ総集編でのランキングは15位だったのだが、コバレフファンの僕にとってはダントツの衝撃度だった。
 
序盤は持ち前の爆発力でアルバレスを圧倒するコバレフ。
だが、要所で決定打を外すアルバレスをなかなか倒しきれない。
 
中盤以降、コバレフの失速を確認したアルバレスが一気にペースアップ。
都合3度のダウンを奪い、完膚なきまでに叩きのめして見事に勝利を飾る。
 
アンドレ・ウォードとの2戦で接近戦での弱さを露呈し、ローブローへのトラウマを植え付けられたコバレフ。
序盤の圧力は確かに凄まじいが、そこをしのげば必ず後半にチャンスがくる。
恐らくこの試合のアルバレスも後半勝負を考えていたはずで、その作戦がモロにハマった感が強い。
 
「ウォードが再戦に完勝!! コバレフがキャリア初のKO負けでリベンジ失敗。ちょっと差があり過ぎた」
 
また、敗れたコバレフもすでに35歳。
P4P常連だった頃に比べれば、さすがに多少の陰りが見られたことも事実な気がする。
 
ふてぶてしさと殺気が同居したような立ち振る舞い。
ロイ・ジョーンズ、内山高志と同様、心底「カッコいい」と思わせてくれたのがセルゲイ・コバレフという選手。
全盛期の圧倒的でクールな勝ちっぷりを覚えているだけに、下降線に入った今の姿はちょっと寂しかったりもする。
 

自分的ベストマッチ第2位:△デオンティ・ワイルダーvsタイソン・フューリー△

12月1日(日本時間2日)、米・カリフォルニア州で行われたWBC世界ヘビー級タイトルマッチ。
同級王者デオンティ・ワイルダーが元統一王者タイソン・フューリーの挑戦を受け、1-1(115-111、110-114、113-113)のドロー。ワイルダーが辛くも8度目の防衛に成功した一戦。
 
続いて第2位はこの試合。
40勝39KOの倒し屋ワイルダーに2年半のブランクを経て復帰したタイソン・フューリーが挑み、結果は一進一退の攻防の末に引き分けという。
 
個人的にはタイソン・フューリーの勝ちかな? とは思ったが、ダメージ面では2度のダウンを含めてワイルダーがフューリーを上回った感じ。
 
試合を通してペースを支配したフューリー。
1発の破壊力で無理やり流れを引き戻したワイルダー。
どちらにしろ、「これぞヘビー級」という試合だった。
 
特に最終ラウンドのフューリーはすごかった。
 
ワイルダーの左右フックを被弾して大の字でダウンを喫するフューリー。
あの瞬間、誰もが終わったと確信したのではないか。
 
ところが。
失神したフューリーの顔前で、レフェリーが大声を張り上げてカウントを数える。
すると、カウント5を過ぎたあたりでフューリーの目が「パチッ」と開き、横目でレフェリーを確認。
 
「おっと、いかんいかん」とのっそり立ち上がり、何事もなかったようにノープロブレムをアピールするのである。
 
このシーンを観て、僕は思わず大声を出してしまったことを報告しておくww
「いや、うっそだろww」
 
「野獣ワイルダーがオルティスを豪快KO!! やべえ、おもしろかったww」
 
前回も申し上げたが、あの12Rを観られただけでもこの試合を楽しみにしてきた甲斐があった。
 
今後は再戦に向かうとのことだが、個人的にはそれでいいと思っている。
だって、どうせアンソニー・ジョシュアを引っ張り出すのはめんどっちいんでしょ?
 

自分的ベストマッチ第1位:〇井岡一翔vsマックウィリアムズ・アローヨ×


2018年9月8日(日本時間9日)、米・カリフォルニア州で行われたSuperfly3。
WBC世界S・フライ級3位のマックウィリアムス・アローヨと元3階級制覇王者井岡一翔が10回戦で対戦し、3-0(97-92、97-92、99-90)の判定で井岡が勝利した一戦。
 
はい。
第1位はこの試合。
日本の井岡一翔が2017年4月以来の現役復帰を果たし、シルバー王者マックウィリアムス・アローヨを終始圧倒して勝利した試合である。
 
「俺たちの井岡一翔(SANKYO)が帰ってきたぞ。強豪アローヨに何もさせずに圧勝!! 待たせんじゃねえよボケがww」
 
いや、この試合はホントにすごかった。
エキサイトマッチ総集編では10位だったが、僕の中では文句なしの1位。2位以下を大きく引き離しての2018年ベストマッチと言える。
 
 
まあ、この試合はね。
1年半ぶりの井岡がビルドアップして戻ってきたとか、パワフルなアローヨに真正面からパワーで対抗したとか。
諸々の理由はあるのだが、それ以上に思い入れの強さがほかの試合とはちょっと違ったかなと。
 
僕はもともと井岡のファンでもアンチでもなかったのだが、2017年4月のノクノイ・シットプラサート戦後の扱いの酷さには心底辟易していた。


世間の酷評はともかく、ボクシングの記者ってこんなのしかおらんの? と真剣に思うような記事。
 
確かにフラストレーションが溜まる試合ではあったが、それでもね……。
「さすがにその言い草はねえだろ」という批評(もはや単なる罵声)があまりに多過ぎた。
 
ついでに言うと、これね↓


試合後の比嘉大吾に、インタビュアーと具志堅がうながして言わせたヤツ。
 
現状、井岡一翔は統一戦どころじゃない。
そんなことは周知の事実だった中で発せられた、あまりにデリカシーのないひと言。
ちょっと躊躇いながら「井岡さん、統一戦お願いします」と絶叫する比嘉の姿も印象的だった。
 
その後の体重超過に関しては責任云々を言う気はないのだが、師弟愛を全面に出すやり方に違和感を感じたのはこの頃だった記憶がある。
「世界チャンピオン会」とかいう何してんだかよくわからん会の発足メンバーなら、むしろ井岡を手助けしてやれよ。みたいな。
 
 
などなど。
「ノクノイ戦の防衛→酷評の嵐→所属ジムとのゴタゴタ→引退」までの流れがあまりに理不尽だったせいで、僕の中での井岡一翔を応援する気持ちが一気に高まったという。
 
で、そのテンションのまま復帰初戦であの試合を見せられりゃあね……。
 
そりゃあ、あなた。
文句なしに年間ベストバウトですわww
 
「ボクシング記事一覧リンク集」へ戻る
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 
 

 
 
【個人出版支援のFrentopia オンライン書店】送料無料で絶賛営業中!!