ウォータースvsロマチェンコだと!? 内山はフォルトゥナ戦を絶対実現せないかんぞ
ニコラス・ウォータースvsワシル・ロマチェンコが対戦合意で正式発表間近?
軽量級ボクシング界に驚きの情報が舞い込んだ。
一部情報によると、WBO世界フェザー級王者ワシル・ロマチェンコと前WBA世界同級スーパー王者ニコラス・ウォータースの対戦が合意したとボブ・アラムが明言したという。
交渉は放映権や開催地など詰めの段階に入っており、正式発表間近とのことである。
ロマチェンコvsウォータース戦がこのタイミングで復活するとはね
ニコラス・ウォータースと言えばご存知のとおり、日本の内山高志が標的として名前を挙げていた選手である。
日本のファンの間でも内山vsウォータース戦への期待感は大きく、内山の実力を世界に見せつけるには絶好の相手だと思われていた。
それがよりによってロマチェンコですか。しかもフェザー級。
ウォータースの体重超過によって一度は立ち消えになったこの話がこのタイミングで復活するとは。
「これが内山高志の進む道? 日本の至宝が海外進出するためのファイナルアンサー」
実質、内山vsウォータース戦はなくなったと考えるしかないのだろうか。
たとえ内山がフォルトゥナを打ち破ったとしても、その時点でウォータースが一階級上の内山に興味を示すかどうか。
内山陣営がモタモタしているうちに先を越されたと言うべきなのか。それともフォルトゥナとの対戦指令が出た時点で縁が切れてしまったのか。内山にとっては残念極まりない展開である。
ちなみにだが、僕は以前から大のウォータースファンである。
内山高志vsウォータースが実現したら、問答無用でウォータースを応援しようと思っていた。
ん? 何か文句あります?
内山陣営は意地でもフォルトゥナ戦を実現させろよ。場所は海外で!!
こうなった以上、内山陣営は絶対にフォルトゥナ戦を実現させなくてはならない。
今まではウォータースとフォルトゥナという2つの選択肢があり、どちらかには決まるだろうとどこかで安心している部分があった。
だが、ウォータース戦が消滅した今、フォルトゥナにまで逃げられるわけにはいかない。
内山陣営は何が何でも海外でのフォルトゥナ戦にこぎつけなくてはならない。
そして試合が実現した暁には、内山はフォルトゥナをリングの端から端までライナーで吹き飛ばすくらいの衝撃的なKO勝利を飾らなくてはならない。
「WBAにキレてるボクシングファンは内山が米国進出で成り上がるところを見たいんじゃないの?」
海外のリングでフォルトゥナにインパクトのある勝ち方をすれば、自然と次の展開が広がる。たとえウォータース戦を実現しなくても、ファイトマネーも爆上げ間違いなしである。
個人的にはWBOのローマン・マルティネスを一方的にタコ殴りにして、格の違いを見せつけてもらいたいところではある。さすがにいきなりの統一戦は難しそうだが。
ウォータースファンの僕にとっては、実はロマチェンコ戦は楽しみすぎる
今回のウォータースvsロマチェンコは日本のファンや内山本人には残念な展開だと思うが、ウォータースファンの僕にとっては実はかなり楽しみである。
「亀田兄弟の今後が見えた? これが亀田の進む道。日本ボクシング界の常識をひっくり返せ」
正直に申し上げて、ウォータースがロマチェンコに勝つのは相当難しいと思う。
スピードとフットワークで圧倒されて、刺すようなボディを打ち込まれて大差判定負け。そんな展開が最もベターな予想ではないだろうか。
「内山国内防衛ワロタ _( ̄▽ ̄)ノ彡 だから言っただろww 大田区総合体育館を想定しておけと」
同じテクニシャンであるギジェルモ・リゴンドーが体重差と報酬を理由に対戦を回避したように、ここのところのロマチェンコは超絶テクニックに加えて力強さも身につけつつある。
オルランド・サリドのダーティさに巻き込まれて敗戦を喫した試合などはややひ弱な印象を受けたが、前回のロムロ・コアシチャ戦を観ると、身体全体にかなりの迫力が出てきている。
「木村悠vsガニガン・ロペス予想!! 悲願の王座を獲得した商社マンボクサーの初防衛戦!!」
あの超絶テクニックに加えてパワフルさを身に付けたロマチェンコは現状敵なし状態だ。この階級では完全無欠といってもいいほど強さが極まりつつある。さすがのウォータースといえどもかなり厳しい試合になるだろう。
だが、この階級でロマチェンコに勝てる可能性があるのもまたウォータースではないかと思う。
ウォータースがロマチェンコに勝っている部分はもちろんサイズだ。身長はほぼ同じだが、リーチは20cmほどウォータースの方が長い。
そして何よりウォータースにはフィジカルの強さがある。S・フェザー級ではやや目減りした感があったが、フェザー級でのウォータースのフィジカルは文句なしである。
しかも、先ほども言ったようにロマチェンコはサリドのダーティなボクシングに屈している。グイグイ前に出られると案外もろい部分もあるかもしれない。
「ウォータースがソーサにまさかのドロー!! S・フェザー級転向初戦で連勝ストップ」
ウォータースが長い腕と強靭なフィジカルでごり押しすれば、もしかしたらロマチェンコを慌てさせる可能性もあるのではないだろうか。
限りなく低い可能性だが。
とりあえずあれこれ予想するのは試合が正式に決まってからにするが、今のロマチェンコに挑戦を決めたウォータースの決断はむしろ称えられてもいいくらいではないかと思う。
「フォルトゥナ陥落!! イキった末にソーサの左フックを被弾してKO負け」
ここ最近の内山界隈スゲー。とうとうロマチェンコと絡むのかよ
まさかの内山vsロマチェンコあるか?
この記事によると、将来的にロマチェンコがS・フェザー級に転向した場合、内山高志を標的に定めているとのことである。
ウォータースに勝てばなのか、しかるべきタイミングを見てのことなのか。具体的な階級アップの時期は不明だが、内山高志vsワシル・ロマチェンコが実現したらこれまた驚きの展開である。
いや、すごい。
この前も言ったが、ここ最近の内山界隈はマジですごい。世界的なビッグネームが当たり前のように出てくる。
ウォータース、フォルトゥナ、ガンボア。そしてついにロマチェンコである。
正直、いくら内山でもこの選手に勝つのは至難の業だろうが、内山高志vsワシル・ロマチェンコというマッチメークを妄想するだけで卒倒しそうになる。
と、同時に「おせえよ。何でもっと早くやらねえんだよ」という思いも強くなる。もう少し若い時期から海外進出していれば、段階を踏んでビッグネームと対峙することもできたというのに。
何度も言うが、内山が国内で証明することなど5年前に終わっている。ジムのドル箱スターを国内防衛マンにして小金を稼ぎたいのもわかるが、いささか調子に乗ってやり過ぎたことは確かだろう。
「内山がフローレスを粉砕!! 誰がゴリラをリングに上げていいって言ったよww」
ウォータース、内山、ロマチェンコ、今後の理想的な展開
ではロマチェンコvsウォータース戦が正式決定すると仮定して、今後の理想的な展開を僕なりに考えてみようと思う。
まず内山がフォルトゥナに圧勝する。できればアメリカのリングで、それも早いラウンドでのKO勝ちで強烈なインパクトを残す。
「内山がフォルトゥナに勝てるかを予想する。WBA統一戦に勝利し、さらなるビッグマッチに進むのはどっちだ?」
次にウォータースがロマチェンコを相手に奇跡を起こす。
11Rにアッパー一閃、まさかの逆転KO勝利である。
そして衝撃KOで一躍注目の的となった内山に、フェザー級王座を返上したウォータースが階級を上げて挑戦する。
ついにラスベガスのリングで内山vsウォータース戦が実現!!
これである。
当然この試合はウォータースを全力で応援するが、内山絡みでここまでの展開が実現できれば言うことなしではないだろうか。
ウォータース、内山、ロマチェンコ、最悪な展開
一応心の準備として、最悪の展開も想定しておこう。
「タイからの刺客襲来!! 世界タイトル挑戦経験ありのファイター!!
彗星のごとく現れたランキング13位のなんたらプロモーション(32)
日本のKOダイナマイトが未知の強豪を迎え、大田区総合体育館でV12に挑む!!」
フォルトゥナ戦の交渉が決裂し、大田区総合体育館でどこぞのタイ人を迎え撃つ防衛戦だ。ロマチェンコとウォータースの勝者は内山とは別ルートのビッグマッチへ進み、完全に内山の海外進出の道が閉ざされるという結末である。
ここまで盛り上がった状況で考えたくもないが、念のためにこの展開も頭の片隅にでも置いておくべきだろう。
裏切られたときの落差を少なくする意味でも、常に最悪を想定したソリューションの構築を忘れてはいけないのだ。
いや、さすがにこれはマジで笑えないが。
ホントにありそうに思えてくるから困る。