堤駿斗vsハイメ・アルボレダ現地観戦。階級をアップして力強さが一段増したよな。全身からパワーがみなぎっているというか。「ラモント・ローチに勝てる」発言からも充実度が伝わってくる【結果・感想】

堤駿斗vsハイメ・アルボレダ現地観戦。階級をアップして力強さが一段増したよな。全身からパワーがみなぎっているというか。「ラモント・ローチに勝てる」発言からも充実度が伝わってくる【結果・感想】

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2025年5月11日に東京・大田区総合体育館で開催された「Lifetime Boxing Fights 27」を現地観戦してきたのは下記の通り。
 
井岡一翔vsフェルナンド・マルティネスVol.2現地観戦。井岡の工夫とマルティネスの踏ん張り。どうなんだ? 井岡。完全燃焼できたのか? 内山高志の二の舞は回避したのか?
 
少し時間が経ってしまった、今回はセミファイナルの堤駿斗vsハイメ・アルボレダ戦(133ポンド契約10回戦)についてである。
 
3R2分39秒TKOで堤が勝利したわけだが、その感想を言っていく。


 

前回のレネ・アルバラード戦がよかった堤駿斗。今回も期待してたぞ

2024年大みそかにレネ・アルバラードに勝利しWBA王座挑戦権を獲得した堤駿斗。
 
堤駿斗が超強かった。レネ・アルバラードを8RTKO。階級アップで力強さも。井岡一翔vsマルティネス戦の中止で気合いも入ってたんだろうな
 
今回のハイメ・アルボレダ戦は“世界前哨戦”と銘打たれた一戦だが、下記のコメント「毎試合自分が望む相手とやれるわけではない」を見る限り本人としてはやや不満な相手だったっぽい。


確かに前回は階級を上げた影響か、力強さが一段増していた印象。
あの勢いのままタイトルマッチに進みたいのもわかるし、今回もいいパフォーマンスを期待できるのでは? と思った次第である。
 

1R中盤あたりで「これは早いかな?」って思ったよ。ハイメ・アルボレダはぼちぼちいい選手だったけど

感想としては、今回の堤駿斗もすごかった
 
前回同様、力強さと正確さを両立したファイトでアルボレダを寄せ付けず。
ほぼ何もさせずに見事なTKO勝利を挙げている。
 
 
恐らくハイメ・アルボルダは“ぼちぼち”の選手。
ぶっ飛んで強いわけではないがカマセというほど弱くはない。
腕が長くジャブも鋭い。打ち下ろし気味のストレートにも威力を感じる。
調整試合としては必要十分というか、堤が力を示すのにちょうどいい相手だった(と思う)。
 
展開的にもそんな感じで、ジャブ、ワンツーの差し合いからスタート→長い腕をしならせて打つアルボレダのジャブを堤がガード、パリングで弾いていく。
逆に堤のジャブは最短距離を通ってアルボレダの顔面を揺らす。
 
さらに外側から右フックを顔面に、左斜め下からボディを突き刺す。
上と下、対角線からのパンチでアルボレダを怯ませ注意が散漫になったところで再びど真ん中からジャブを通す。
 
申し上げたようにアルボレダはいい選手だったが力の差は歴然。
1Rの中盤あたりで「ああ、これは早そうだな」「6Rくらいまでもつかな?」と思ったことをお伝えする。
 
井上尚弥がダウンを喫しながら8RTKO勝ち。危ねえ! カルデナスと同じ時代に生まれたことを感謝しそうになったよw 「井上はパンチをわざと受けてる」とかいう識者(笑)の謎理論
 

打たれても止まらなくなったのがいいよね。以前は1発返されると「うっ」ってなってたけど

繰り返しになるが階級アップ後の堤は一段力強さが増している。
減量苦が軽減されたからか、前に出る足取りや1発1発に力感がある。
 
特に変わったのが打たれても止まらなくなったこと。
デビュー当時はいいパンチを当てて相手が失速してもラッシュの最中に1発返されると「うっ」となって攻撃を止めていた。
もうひと押しで倒せるところまでいっても決めきれない、チャンスの局面であえて仕切り直すシーンが目についた。
 
堤駿斗vsペテ・アポリナルは大晦日のもう一つのお目当て。でもスポーツイベントとしては…。RIZINが楽しそうで完全に選択をミスったとオモタ
 
そのせいで「めちゃくちゃうまいけど何となく物足りない」という印象だった。
 
デビュー数戦であの相手(ペテ・アポリナルやジョー・サンティシマ)にああいう勝ち方をするのは文句なしにとんでもない。
 
ただ、いまいち突き抜けないというか。
ド派手なKOでなくても「おお、すげえな」と思わせるファイトがあれば、みたいな。
 

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この2戦で自信をつけたっぽいね。日本で世界戦をやるなら現地観戦したい

だが前回のレネ・アルバラード戦、今回のハイメ・アルボレダ戦ではキャリア最初期の頼りなさ、物足りなさが一気に解消している。
 
流れの中で1発2発もらってもお構いなしに腕を振り続ける、身体の大きな相手を馬力でねじ伏せにいく。
試合を決めた3Rの左カウンターも反撃に怯まず“中で”勝負した結果。
相当コンディションがいいのだと思うが、うまさと強さが高次元で両立してきた印象である。
 


 
インタビューの際に改めて身体つきを眺めたが、適度にガッシリしてパワーもありそう。マジで今が充実しているのだろうと。

 
「WBA王者ラモント・ローチに勝てる」旨のコメントからもこの2戦で自信をつけたことがわかる。

現実的にローチとやれるのかは何とも言えない(ジャーボンティ・デービスとの再戦が先)が、もし実現すればめちゃくちゃ楽しみである。
 
ジャーボンティ・デービスvsラモント・ローチ。序盤から集中力を欠いたデービス。覚悟を持ってリングに上がったローチ。まあ調査はするべきですよね
 
なお日本に呼ぶなら暫定王者アルベルト・バティルガジエフの方が交渉しやすそう。
ファイトスタイル的にも堤とは噛み合うのではないか。
 
だからアレだ。
交渉がんばれ、Abemaマネー爆誕しろ。
 
堤の世界戦が日本で開催されるならぜひとも現地観戦したい。
 
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