「転生したらスライムだった件 蒼海の涙編」とかいう童貞の恋愛を延々と見せられる苦行作品。現代知識の応用、多種族共生といった転スラの特色を差し置いてやることなの?【感想】

「転生したらスライムだった件 蒼海の涙編」とかいう童貞の恋愛を延々と見せられる苦行作品。現代知識の応用、多種族共生といった転スラの特色を差し置いてやることなの?【感想】

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アニメ映画「転生したらスライムだった件 蒼海の涙編」を観た。
 
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「転生したらスライムだった件 蒼海の涙編」(2026年)
 
魔導王朝サリオンの天帝エルメシアが治める島に慰安旅行に来たテンペスト一行。
神聖法皇国ルベリオスのルミナスやヒナタ・サカグチ、竜の都を治めるミリムやフレイといった面々を伴い久々のバカンスを楽しむのだった。
 
 
道中、リムルとはぐれてしまったゴブタは青い髪の少女ユラと遭遇する。
謎の一団に追われている彼女をゴブタは流れで手助けすることに。
 
リムルたちの助けを得てどうにか生還したゴブタだったが、ユラの正体が海底の国・カイエン国の巫女だと聞かされ……。
 
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前作「紅蓮の絆編」の流れで(内容も知らずに)映画館に足を運んだぞ

「転生したらスライムだった件」の劇場版第2弾。
 
前作「紅蓮の絆編」は大鬼族(オーガ)のリーダー的存在のヒイロが登場するなど、なかなか楽しめた記憶がある。
 
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なので今作も大きく外すことはないだろうと。
いつも通りのキャラがいつも通りわちゃわちゃ騒ぎつつ、オリジナルキャラとがっつり絡んで楽しく終わるのではないか。
 
100点満点中75点~80点前後の無難なラインを期待しつつ(内容も知らずに)映画館に足を運んだ次第である笑
 

おもしろくなかった。中学2年生の夏みたいな恋愛要素いります?

結論としては、おもしろくなかった
 
いや~、おもしろくなかったっすね~。
世間的な評価もいまいちらしいが、僕としても「ん?」と思う内容だった。
 
 
まず多くの方と同じく恋愛要素が受け付けない
 
たまたま出会ったユラとゴブタがいがみ合いながらも手を取り合って追手から逃れる。その過程で徐々に気持ちが通じ、お互いがお互いを特別な存在として……。
 
何すか? その中学2年生の夏みたいなノリ笑
 
僕は転スラにあんなものは求めていない。
もっとこう、金属バットをフルスイングするような爽快さがほしいのだが。
 
その点、ベニマルの過去を掘り下げた前作は「強者が抱える人間臭さ(魔物だけど)」みたいなものが出ていてよかった。
 
 
ゴブタを中心に据えるならああいう童貞パターンにならざるを得ないのだと思うが、正直そのまますぎてまったくそそられない。
ラストのバッドエンドも意外性ゼロ、そりゃそうなるよね的な終わり方で興ざめである。
 
要するに「僕は何を見せられてるんだ?」状態。
 
どなたかがおっしゃっていたが、アレをやるならOVAくらいでちょうどいい。
わざわざ巨大スクリーンで童貞の失恋を見せられる身にもなりやがれ笑
 
アニメ「スプリガン(SPRIGGAN)」(2022年)をNetflixで3話まで視聴済み。今作に思い入れのない僕が好き勝手に感想を言っていく。“酷い”と“すごい”の両極端な評価が散見されるけど…
 

戦闘シーンが微妙。最初に3班に分かれた時点で予想できちゃった

そして、さらにビミョかったのが戦闘シーン。
 
今作は海底の国・カイエン国が舞台ということで、ゾドンやジースが中ボスとして立ちはだかる。彼らは人間の中では圧倒的強者だが、テンペストの住人や魔王連中と比べれば単なる雑魚でしかない。
 
つまり、戦闘を成り立たせるためにはミリムやヴェルドラ、ルミナス(オーガたちも)といった超人たちとは早い段階で分断する必要がある。
また彼らと同格の強さを持つリムルを脇役に追いやるのも急務(主人公なのでメンバー外とはいかない)。
 
序盤で釣り班と飲み会班、探索班の3班に分かれたわけだが、この時点で戦闘シーンがしょぼいものになると予想できてしまった。
 
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転スラの特色をなくして童貞の恋愛に全振りするならせめて戦闘シーンくらいは…

で、実際ゴブタ&ユラvsゾドン&部下の戦いは迫力があるとは言い難いもの。
曲りなりにもテンペストの四天王があそこまで弱体化させられるとは。
 
水竜とのラストバトルはエフェクトによる大幅な底上げがあったが、ただそれだけ。決め技がランガとゴブタの合体ではまったく物足りない。
 
核兵器レベルのミリムやヴェルドラを絡ませるわけにはいかない、リムルでも強すぎて扱いに困るというのはめちゃくちゃ理解できる。
ただ、現代知識を応用した改革と多種族共生という転スラの特色がほぼゼロ、童貞の恋愛に全振りするなら戦闘シーンくらいはゴリゴリの人外であってほしかった。
 

水竜の存在がいまいち理解できずに終わった。モヤモヤしたままのエンドロール

そもそも論として、僕は水竜がどういう存在なのかがいまいち理解できていない。
 
巫女だけが扱える(と言われる)笛で目覚める?
使い方(吹き方)によっては暴竜にもなる?
実はユラは巫女ではなく水竜そのものだった?(化身って何?)
ゾドンはユラを妻にすることで水竜を支配できる?
目的は地上への進出って何それ?
どうしてユラはあの時点で力尽きたの?
ユラの生まれ変わりが竜の形なのはなぜ?
 
何となく理解できたようでピンとこない、パンフレットを購入すれば解説が載っているのかもしれないが、作品としておもしろくないので買う気にすらならない笑
 
最後までモヤモヤが残ったままエンドロールを迎えたことをお伝えする。
 
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僕の評価は100点満点中35点。OVAなどで数回に分ければ多少はよかったかも?

結論としては、今作は映画でやるものじゃない。
 
ベストはOVAなどで数回に分けること。
そうすれば水竜の説明やカンストキャラの活躍も入れられるし、童貞の失恋もより甘酸っぱいものにできたはず(いらんけど)。
 
それを2時間弱にねじ込んだせいですべてが薄味になった印象である。
 
 
そんな感じで全体を通しての(僕の)評価は100点中35点
わざわざ映画館に足を運ぶ必要のない作品だった。
 
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