那須川天心vs井上拓真11月開催見込み? 決まれば久しぶりにテンションが上がる。両者にとってメリットもリスクも大きい試合。天心は“無敗ビジネス”がとん挫する。拓真はキャリアにとどめを刺される可能性。天心が拓真の接近戦に対応できるかが見どころかな?

那須川天心vs井上拓真11月開催見込み? 決まれば久しぶりにテンションが上がる。両者にとってメリットもリスクも大きい試合。天心は“無敗ビジネス”がとん挫する。拓真はキャリアにとどめを刺される可能性。天心が拓真の接近戦に対応できるかが見どころかな?

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那須川天心と井上拓真の対戦交渉が進行中らしい。
 
現在天心がWBC世界バンタム級1位、拓真が2位につける。
またWBC/IBF同級統一王者中谷潤人は階級アップを予定しており、王座返上となればWBCとIBFが空位になる。
 
記事によるとそのWBC王座決定戦として天心vs拓真戦を実現する見込みだとか。


 

噂は聞こえてたけど確度は低いと思ってた。本当にやるなら久しぶりにテンションが上がりそう

那須川天心vs井上拓真。
 
うっすら噂は聞こえていたものの、正直確度は低いと思っていたマッチメーク。
さらに日本での第一報が本郷陽一だった(と思う)せいで信頼が乏しかったことをお伝えする(だって本郷だし)。
 
ところが数日後に「交渉が最終段階に入った」との情報が。
11月開催という具体的な日付も出て「おお、マジでやるのか!!」と。
 
先日、将来的な天心戦について聞かれた武居由樹が「いったん置いておく」とコメントしたのもこれでつながった。


突然トーンダウンしたから何ごとか? と思っていたら。
そりゃ同僚が交渉中の選手に対して「絶対に対戦したい!!」「王者になってくれると思う」とは言えないですよね笑
 
 
 
何度か申し上げている通り僕は立て続けに起きたリング禍により国内ボクシングに興味がわかなくなっている。
間近に迫った井上尚弥vsムロジョン・アフマダリエフ戦も無理やりテンションを上げてみたものの、完全には乗りきれていない。
 
井上尚弥vsアフマダリエフ戦まで1週間を切った。井上の出来次第だと思うけど、あの程度のコメントに言い返しちゃうマインドのヤツが“KOにこだわらず勝ちに徹する”なんてできんの?
 
その中で那須川天心vs井上拓真戦は久しぶりに「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」となりそう(決まれば)。
 
この両者であれば命を削るような激闘には恐らくならない。
安心と言ったらアレだが、いわゆる“死の臭い”を感じずに済むのではないか。


 

両者にとってメリットが大きい。天心はカマセ路線呼ばわりされるキャリアを逆転できる。拓真は王座返り咲きと天心アンチからの称賛

この対戦が決まれば両者にとってメリットが大きい(と思う)。
 
那須川天心はカマセ路線という雑音(実はキツい相手ばかり)を一掃できるし、仮に勝利すれば将来的な井上尚弥戦も視界に入るかもしれない。
 
武居由樹との統一戦に進むためにやりやすい相手を選ぶと思われていた(僕もそう思ってた)中での拓真戦はかなりの急転直下。前回のビクトル・サンティリャン戦後の落ち込みっぷりは何だったの? と笑
 
那須川天心vsビクトル・サンティリャン。「天心ナイスファイト!!」と思った直後の落ち込み具合に驚いた。天心が一番力を発揮できるのはパーネル・ウィテカーだと思うけど燃費が悪い&両立が難しいんだよな
 
一方井上拓真は2024年10月の陥落からの王座返り咲きとなるだけでなく、アンチの多い天心に勝てばそちら側からの称賛も得られる。
3戦連続で世界戦のチャンスが巡ってきた比嘉大吾同様、大手プロモーションのパワーをフル活用しやがれと思っている笑
 
中谷潤人と西田凌佑がいなくなった今、こういう試合が組みやすい。
大手プロモーションが王座を独占する状態はどうかな? とも思うが、今回は「おう、やれやれ」である笑
 
 
まあ、天心の能力の高さなんてデビュー戦ではっきりしてるんですけどね。
真のボクシングハァン()どもが「日本ランカーに勝てば認めるうぅぅぅ!!!」とかほざいてたアレは完全になかったことになってますからね。
 

リスクは拓真の方が大きい? いや、風当たりの強さを考えれば天心も…

リスクに関しては、実は拓真の方が大きい気がしている。
 
王座陥落後即世界戦での敗戦はキツい。かなりキツい。
もう一度復帰するならノンタイトル戦からスタートして順番を待たなければならず、その間に別の選手が台頭する可能性も高い。
特に大橋プロモーションには“小型版井上尚弥”みたいなホープがわんさといる。拓真ばかりに何度もチャンスをあげるわけにはいかないのではないか。
 
年齢的にも負ければ引退がチラつくことを考えれば天心どうこう以前にキャリアにとどめを刺されるかもしれない。
 
堤聖也が井上拓真に勝利!! 「足を入れ替えるだけがスイッチじゃない」みたいなファイト。あの位置、タイミングで飛んでくるの? ってパンチが山ほどあった
 
対する天心のリスクは何といっても”無敗ビジネス”がとん挫すること。
キック時代から無敗を継続中の天心だが、正直無敗の看板を守るためのムーブも少なからずあった。
特にキックの最後の方は自分に有利なウェイトでリングに上がることも……。
もちろん対戦相手の変更やタイミング等、仕方ない部分もあるが、本人以上に周りが負けさせたくない感じがした。
 
 
ただ、本人のメンタル的にはまあ大丈夫だろうと。
もし負ければアンチが「よっしゃー!!」とふき上がるのは目に見えているが、何だかんだで数日後にはケロッと再起を宣言してそうな……。
 
いや、そんなことないか?
メイウェザーとのエキシビジョンの後もだいぶアンチがしつこかったし。
 
ましてや今回は同じ階級の相手との正規のボクシングマッチである。
真のボクシングハァン()の陰湿さを考えればメイウェザー戦よりも大ごとになる? かも?
 
 
キャリア的に追い込まれるのは拓真。
風当たりが強くなるのは天心。
漠然とこんな印象である。
 

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拓真の接近戦に天心がどこまで対応できるか。拓真は実はアウトボクサーを追いかけるのが得意

試合の展望としては、拓真の接近戦に天心がどこまで対応できるかかなと。
 
拓真はアウトボクサーの印象が強いが、実は接近戦がうまい。
戴冠を果たしたジェルウィン・アンカハス戦でもボディでKO勝ちしているし、2022年6月の古橋岳也戦などは近場で“当てさせずに当てる”ファイトが群を抜いていた。
 
堤聖也やノルディ・ウーバーリといったガツガツくる連打型が苦手な反面、和氣慎吾のようなアウトボクサーを追いかけるのは得意なのだと思う。
 
井上拓真vsジェルウィン・アンカハス。いや~、すまん拓真。ナイスファイト。接近戦はオドレエタ。アンカハスは数年前に比べて足が動かなかったな
 
和氣慎吾同様天心もアウトボクサーだが、ここ最近は足を止めて打ち合うシーンが目立つ。
デビュー当時は「触らせない」「打たせない」を優先して一つ一つのアクションが大きかったが、その分消耗も激しく5Rあたりで息切れしていた。
それを踏まえて最近では右ジャブを多用するなど“相手を動かす”方向にシフトしている。
 
ただ、これだと当たり前だが近場での打ち合いが増える上に被弾もする。
ジェイソン・モロニー戦でもサンティリャン戦でも一瞬“ガクッ”とくるシーンが見られた。それも(疲れが出る)後半に被弾が増える印象である。
 
那須川天心vsジェイソン・モロニー現地観戦おもしろかった。適応は進んだけどいい意味での“ボクサーらしくなさ”が薄れた気も…。基本的にメンタルが“こっち側”なんだろうね
 
正式決定もしていないので予想もクソもないのだが、中盤まで互角→最後の最後に拓真がまくる気がしないでもない()
 
 
デビュー当時のパーネル・ウィテカーっぽいファイトなら天心有利だと思うが、とにかく燃費が悪いんですよね……。


 
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