屋号で銀行口座キター
屋号での口座の準備ができたと電話をもらった数日後、僕は銀行に向かった。身分証と銀行用の印鑑を持って。これでようやく屋号の口座開設だというワクワクと、まさかの土壇場逆転でのポシャりがあるんじゃないかという不安を抱えつつ。 入り口を通る。 受け付け係の人に声をかける。 「すみません。屋号での口座開設を申し込みした者なんですけども。準備ができたという連絡をもらいまして」 「あ、はい。ではこちらの番号札の […]
屋号での口座の準備ができたと電話をもらった数日後、僕は銀行に向かった。身分証と銀行用の印鑑を持って。これでようやく屋号の口座開設だというワクワクと、まさかの土壇場逆転でのポシャりがあるんじゃないかという不安を抱えつつ。 入り口を通る。 受け付け係の人に声をかける。 「すみません。屋号での口座開設を申し込みした者なんですけども。準備ができたという連絡をもらいまして」 「あ、はい。ではこちらの番号札の […]
翌日にかかってきた電話に狼狽しまくった週末。 あーでもないこーでもないと思いを巡らせるものの、何も思いつくことはなくどんよりとした無限ループ。吐き気をもよおすような二日間。 チキンハートな自分には苦行そのものであった。 そして月曜日。 朝9:30。 震える指で番号を押す。 トゥルルル……。 トゥルルル……。 「はい、三井住友銀行○○支店でございます!!」 電話に出た人に担当者の名前を告げる。 「少 […]
屋号名義で銀行口座を申請したところ「審査結果が出るまで一週間ほどかかります」とのことだった。 おお、なるほど。そのくらい審査期間があるのか。 「審査」。 うん、緊張感が高まる言葉である。誰かに自分の価値を査定してもらうという行為はやはりストレスが尋常じゃない。ノミの心臓には定評のある自分には耐えがたい。 そして、こんな緊張感が向こう一週間も続くのか。果たして耐えきれるのだろうか。精神崩壊しないだろ […]
銀行用の印鑑を作った。 さて、次は銀行だ。 どこの銀行で口座開設するかはもう決めてある。いろいろ世の中のみなさんの意見を総計した感じだと、三井住友銀行だと手続きがスムースに進むらしい。 よし、「この銀行じゃなきゃイヤだ」とかのこだわりは特にないので、三井住友銀行にしよう。 とりあえず役所で住民票の写しをもらい(お金かかるけど)、開業届のコピーを持って地元の三井住友銀行に向かう。 入ると、案内係の人 […]
三井住友銀行で屋号名義の口座を開設するにあたり、必要な書類は開業届のコピーと住民票、そして当然ながら口座用の印鑑である。 ん? 印鑑? そういえば、印鑑どうしよう。 今までの個人名義の口座で使ってた印鑑でも全然構わないんだけど、やっぱりここは新しいものが欲しい。専用の印鑑があった方が、何となく「事業主だぜ!!」って言えるような感じがするじゃないっすか。 え? しない? いや、いいんですよ。何度も言 […]
ともかく優先順位は屋号を決めること。 そう判断した僕はさっそく屋号を考えてみた。 そしてまったく思いつかなかった。 Oh!! どうすんだコレ。 ちっとも出てこない。 頭の中が真っ白すぎて笑う。 いや、我ながら自分のボキャブラリーのなさを改めて実感する。よくこんなんで本書いてやろうとか思うものである。情けないやら恥ずかしいやら。 というか開業すると決めてからこっち、自分の力のなさを思い知らされてばか […]
「個人事業主登録して自分で執筆した本を屋号名義で売る」と決めた日から数日。ボチボチ準備を始めるかと、重い腰を上げた次第である。 とにかく必要な項目を箇条書きで書き出してみることにする。 ・屋号 ・個人事業主としての開業届 ・振込口座 ・ホームページ ・ドメイン ・執筆ネタ 思いつきで書き出してみたが、だいたいこんなもんだろうか。 まあ他にも思い浮かべばその都度追加していけばいいだろう。当面はこれで […]
一人で出版社始めればいいんじゃね? 安易にそう考えた僕は、まず手始めに理想を追ってみることにした。 いや、理想を追うというよりも「理想を叶えるにはどれだけの障壁が待っているわけよ?」という疑問を解決するところから入ってみることにしたわけである。 とりあえずの理想 ・出版社を立ち上げる ・自分で執筆した本を市場に流通させる ・原稿を募集して作家デビューしたい人の道を開く ・ちょっと儲ける まあ、こん […]
100%自業自得のグロッキー状態で開業宣言してしまった翌日。 実のところ、この状況になってもまだ中止する理由をでっちあげるべく、ない頭をあれこれ働かせている自分がいた。往生際が悪いことこの上ない話である。 そして出た結論が、 「無理!」 ……はい。 やらざるを得ません。 いや、わかってたよ? わかってたけど、最後にほんの少しだけね。 粘ってみたかったんです。無駄だったけど。 とまあいろいろあがいて […]